ラヴィプ- LOVE VIP-

1 名前： 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日： 2013/12/04(水) 23:41:07.74 ID:qDYFtIEP0
屋敷には小さな花瓶がありました。
少女は庭で赤い花と青い花を摘んで花瓶にいけました。
「綺麗な花ね」
少女は笑顔でうなずきました。
外に出ると雨が降っていました。
空は晴れているのに、何故かしら。
傘も持たずに少女はパンを買いに行きました。
大きなパンを二つほど買うと元来た道を戻りましたが
そこに屋敷はありません。
傘を広げて少女は言いました。
「狼なんて最初からいなかったのよ」


花瓶フラワーベースガラスベース

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