正樹「阿部さん!久しぶりですね!今まで何してたんですか。あ、もしかしてナニですか?もう!僕ならいつでもお相手してさしあげるのに・・・」
正樹「阿部さん・・・?」
阿部にいつものような元気は無かった。
頭をたれたまま、己の股間をうつろな瞳で見つめ続けているだけだった・・・
阿部「悪いがもう俺にかまわないでくれないか」
正樹「え!阿部さん!どういうことですか、説明してください!」
阿部「触らないでくれ!」
正樹の服の袖が阿部のツナギのファスナーに引っかかった・・・
勢いよくズリおろされるファスナー・・・そこにビッグ・サンの姿はなく、むごたらしい傷跡だけが存在していた・・・
正樹「阿部さん・・・」
阿部「さよならだ、正樹・・・」
半裸のまま阿部は街を駆けた・・・
追いすがる正樹と警察官を打ちのめし、ひたすらに駆けた・・・
阿部の目から零れ落ちる涙は、心なしか精子のように輝いていた・・・
一ヶ月前・・・
阿部「ふう・・・今日は15人も頂点に導いてやったぜ。さすがに疲れたな・・・」
阿部「ヒュウッ!トラックに積まれている資材が崩れて、子供が下敷きになったじゃないの!未来のペニスが危ないぜ!」
子供「痛いよー!痛いよー!」
阿部「両足が下敷きになっただけで、命に別状は無いか・・だが、このままではこの子は両足を失ってしまうかもしれない」
通りすがりのリーマン「大丈夫ですか」
阿部「(救助活動を)やらないか」
通りすがりのリーマン「くっ!重くて持ち上げられませんよ!応援を呼ばないと」
阿部「そんな暇はない・・・いい事を思いついたぜ。お前、俺のペニスでてこの要領で持ち上げろ」
リーマン「そんなことをすれば、ペニスが無事ですまないぞ!」
阿部「かもしれないな・・・だが、一本で二本が助かればもうけものだろう」
リーマン「凄い硬さだ・・・あの重い資材を持ち上げてしまうなんて!」
阿部「出さないか」
リーマン「あ、そうだ!早く子供を引きずりだすんだ!」
リーマン「しかし・・・息子で子供を救うなんて・・・」
阿部「さっさとしろよ!」
リーマン「しーましぇーん!」
リーマン「子供は助けたぞ!もう離していい」
阿部「そう行きたいが、そろそろ限界のようだ・・・ぐおおおーっ!」
勃起したペニスは、ボキッという鈍い音とともにへし折れ、資材の下敷きになった・・・
阿部は激痛で意識を失い、次に目覚めたときは病院のベッドの上だった・・・
医師「どうですか。ご自身の名前をいえますか」
阿部「阿部高和、ガチホモさ。俺はどれぐらい寝ていたんだい」
医師「一週間ほど・・ですね」
阿部「一週間!一週間も寝ていたら、夢精で大変だったんじゃないのか。迷惑かけたな」
医師「いえ・・・それが・・・まことに申し上げにくいのですが・・・」
阿部「・・・?おかしい・・・なんだこの喪失感は・・・」
医師「最善を尽くしましたが・・・陰茎の修復は不可能で・・・切断いたしました・・・」
阿部「なんだって!?」
ペニスを失った阿部は、まるで生きることを放棄したように気力を失ってしまった・・・
阿部高和にとって、ペニスとはまさに相棒であり、愛棒であった・・・
もういい男たちや、ノンケたちを自分のペニスで喜ばせることはできないのだ・・・
悲しい現実に、阿部は打ちのめされた・・・
ガチホモ「うほっ!いい男・・・お前、俺とアナルセックスしろ」
阿部「悪いが、気分じゃないんだ」
ガチホモ「悲しいこと言うなよ。いい体してやがる・・・さぞかし立派なペニスの持ち主なんだろうな」
ガチホモ「な・・・・ないだと・・・!?」
阿部「俺に触るんじゃねぇ!」
ガチホモ「あおおおーーーーーっ!フィスト・ファックだと・・・」
ガチホモの仲間「やりやがったな!俺にもやってくれ!」
阿部「近寄るんじゃねぇ!」
阿部は光速のフィストファックで、無数のガチホモたちを次々に昇天させていった・・・
公衆の面前でのファック行為に阿部は警察につかまり、豚箱にぶち込まれた・・・
もう、ぶち込むペニスもないというのに・・・
警官「出ろ、阿部」
正樹「阿部さん!どうして無差別フィスト・ファックなんて・・・」
阿部「やつらが先に犯してきたのさ」
正樹「でも!阿部さんは確かにどんなノンケでもくっちまう人間だけど、いつもはちゃんとハッテン場に連れて行ってたじゃないか!」
阿部「人は変わるのさ・・・お前も、このポリ公もな・・・」
夕日が沈むころ・・・阿部はハッテン場の公園に生えている木の中で、一番高いものに登った。
夕日を見つめながら、阿部は懐から一つの棒を取り出した・・・
それはアナルセックス1000人目に記念に作った、自分のかつての愛棒とまったく同じサイズ、形のペニスの彫刻だった・・・
阿部は1000人目を犯した際、今上っている木の枝を一本もらい、掘って作ったのだ・・・
阿部はペニスの彫刻にそっと口付けすると、悲しいメロディーをかなではじめた・・・
亀頭笛・・・いい男だけが扱える伝説の笛・・・そのメロディーは全てのものの心に安らぎを与える・・・
しかし、阿部の奏でるメロディーは、阿部の心に安らぎを与えはしなかった・・・
阿部は亀頭笛を口から離すと、アナルに挿入した・・・
阿部「ウッ・・・!」
ペニスがアナルを広げると同時に、たとえようのない快感が体を突き抜けた・・・
阿部「ペニスは無くても、感じることができるのか・・・」
阿部は公園のトイレで、アナルセックスに励むいい男たちの姿を見つめた・・・
湧き上がる嫉妬の、羨望の気持ち・・・阿部はケツに力を込めると、脱糞する要領でペニスの彫刻を夕焼け空に飛ばした・・・
子供「おじさん!」
阿部「ん?君は俺が助けた少年じゃないか」
子供「おじさん、僕、おじさんのおかげでまたサッカーができるようになったよ!」
阿部「そうか、良かったじゃないの」
子供「おじさんどうしたの?元気がないの」
阿部「いや・・・そんなことはないよ。ほらっ」
阿部はファスナーをおろそうとして、はっと思いやった。
この子に何を見せようというのだ。すでに股間には・・・何も・・・ナニもないというのに
リーマン「後悔しているのかい?ペニスであの子を助けたことを」
阿部「そんなはずがないじゃないの。男は過去を振り返らないのさ」
リーマン「なら、どうしてあの子の前で笑顔を見せてやらなかったんだい。君はずっと悲しい顔をしていたよ」
阿部「ちょっと仕事で疲れていたのさ・・・次は気をつけるさ」
リーマン「阿部!君には確かにペニスはない・・・だが、アナルがあるじゃないか!」
リーマン「アナルでノンケたちを包み込んでやること・・・これもいい男の使命じゃないのか!?」
阿部「そうかもしれない・・・だが、俺は弱い男なのさ・・・」
阿部「ビッグ・サンのない裸体なんて、見せることはできないぜ」
サンは、夜の街に沈もうとしていた・・・
次の日・・・
正樹「阿部さんがツナギ以外の服を着ているなんて・・・初めてみましたよ」
阿部「正樹・・・」
正樹「どこに行くんですか、阿部さん」
阿部「聞かないでくれないか」
正樹「僕をおいて行かないでくださいよ・・・阿部さん!」
阿部「やめないか」
正樹「阿部さん・・・!阿部さ・・・ん・・・!バカ野郎・・・!バカ野郎!!」
正樹「僕をガチホモの世界に引きずり込んだくせに・・・!僕に男の味を教えたくせに!」
阿部「・・・やめないか」
正樹「ちくしょう!阿部さん!ちくしょう!」
阿部「俺にはもうペニスが無いんだ。正樹・・・お前を愛してやることはできないのさ」
正樹「なんだって・・・それ、どういうことなんですか・・・!?阿部さん!」
阿部「これが本当のさよならだ・・・」
阿部は愛車の大型自動二輪にまたがると、フルフェイスヘルメットをかぶった・・・
それはもう正樹の顔を見たくないという、阿部の悲しい心のあらわれであった・・・・
正樹の顔を見るともう一度涙を流してしまうかもしれない・・・
阿部は全開で公道を飛ばした・・・
走り去る阿部の姿を見ながら、正樹は精液を飛ばした・・・
正樹「阿部さん・・・」
正樹の目に、小さな包みが目に入った・・・
正樹「『正樹へ』・・・だって?これ、阿部さんから?」
包みの中には、阿部が掘ってつくったペニスの彫刻が入っていた・・・
正樹「うんこ臭い・・・!これ、うんこ臭い・・・・!阿部さん!阿部さんのうんこの匂いだ!・・ああああ・・・!阿部・・・さ・・・ん・・・・!」
正樹「ごめん・・・阿部さ・ん・・・酷いこといって・・・ごめん・・・・・」
正樹「阿部さん・・・大好きです・・・・愛して・・・ます・・・だから・・・いつか・・・」
正樹「いつか帰ってきて・・・ください・・・」
_ -───- _
, '´ `ヽ
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' 「 ´ {ハi′ } l
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_ -‐ '" / | ゙、 ヽ ____ '´ '│ ! | ゙''‐- 、,_
リーマン「阿部君・・・君も気づかなければならないよ」
リーマン「君のペニスは確かにいい男たちや、ノンケたちに悦びを与えたさ」
リーマン「だが・・・多くの人は君のペニスより・・・そう、君の大きな心・・・優しさに感動していたのさ・・・」
リーマン「阿部君・・・君はペニスを失ったことで自分を失ったと勘違いしているようだが、それは誤りだよ・・・」
リーマン「君にはまだ残っているだろう・・・男たちを愛してやれる大きな心が・・・ね」
リーマン「そして正樹君・・・それに彼が気づいたとき、彼はきっと帰ってくるよ」
リーマン「そう・・・『やらないか』・・・こんな感じにね」
一年後・・・
/⌒ ̄ ̄ ̄\ ρ 「う~~トイレトイレ」
/川∥∥| ∥| ゝ 今トイレを求めて全力疾走している僕は
〈巛《〈〈 \巛 | 予備校に通うごく一般的な男の子
│个 个 ヘ | 強いて違うところをあげるとすれば
│┌- )/ 男に興味があるってとこかナー
ヽヽ 丿// 名前は道下正樹
┼┬┼
/┴┴┴┴┴ ̄\
| │ ┤ \
| │ │\ \
| │ │ \ \
| │ /│ │ │
| │ / │ │ │
┌─ヽ 」 │ │
│ ├┴┴┴┴┤ 田田
│ │ ∥ ヽ / │
├-┤ / / LllLノ
;ヾ、,.、,、.、rツ ッッシ、:':' r':' _,、-'゙_, や 公 帰 そ
,、,、,ミッン、,._ _,、-'゙_,、-'゙. っ 園. り ん
、ィッ ,:、 ゙''ゞ=ミ、~.: _,、-'゙_,、-'゙ __, て の 道 な
}; ヾ ゙' {!li;:,. _,、-'゙_,、-'゙ _,、-'゙,::|_| 来 ト に わ
ゞァ''゙ぐ _,、-'゙_,、-'゙ _,、-'゙,、-''" .|_ た イ あ け
,ヘ:'_,、-'゙_,、-'゙..::「┴_,エ ┴ ''"_|_| の. レ る で
└i'゙-ニ,ニエ,.:|ニ「 _エ ┴ ''"_|_ だ に
|エ | ニエ, |ニ「 _エ ┴ __.|_|_
|エ | ニエ, |ニ「 _エ ┴ 「fj.||__|__| _|
|エ | ニエ, |[8] _エ ┴ └‐_|_|__l__,|⊥ |__
|エ | ニエ, |二 _.エ 二.._ |__|__| _|_|_
|エ | ニエ, |┴ _.エ 二.._ |_|__l__,|⊥ |__|
|エ | ニエ, |工 _.エ 二.._ |__|__| _|_|_
|エ | ニエ, |工 _.エ 二.._ |_|__l__,|⊥ |__
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''ーニ_''ー::、_ ゙┷ 工_二'‐-、,_|_|__l__,|⊥ |__
二二二`''ーニ`_''ー-、_¨''━、L|__|__| _|_|_
二二二二二二二`''ーニ_''ー 、_ |⊥ |__
ん | !''! !'''、ヾ "!、 |/ ̄
//ル |.! | | 人 ヽ,,''!,,弋
〃;;;i '!!, 代 !i、\|ヽ!ヾ !
!! ;;;|. 'ヾ、゙ ゙.:;;;;iiiiiiii!!!!!!"" ヾ,
! !,;;ii||i;, ゙ 〃;杰;"ヽ "、
"!?段;, ._ヾシ- !. /
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i、 _,, - _=-
i、ヽ-'''
i、 -‐'' ' /
i、 ,,-'
. / i、 _,.-i;;
〃 ヽ--‐=|!!!;:
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!"
正樹「ここ・・・阿部さんと初めてエッチしたハッテン場じゃないか・・」
正樹「阿部さん・・・阿部さんがいないことはわかっているのに・・・自然と探そうとしてしまう・・・」
正樹「彼の姿を・・・」
,, - ―- 、
,. '" _,,. -…; ヽ
(i'"((´ __ 〈 }
|__ r=_ニニ`ヽfハ }
ヾ|! ┴’ }|トi }
|! ,,_ {' }
「´r__ァ ./ 彡ハ、
ヽ ‐' / "'ヽ
ヽ__,.. ' / ヽ
/⌒`  ̄ ` ヽ\_
/ i ヽ \
,' } i ヽ
排尿行為を行いながら・・・正樹は阿部の姿を思い浮かべた・・・
阿部の優しい微笑み・・・阿部の優しい笑顔・・・
全てが正樹の心を締め付けた・・・
正樹「阿部さん・・・阿部さん・・・!うっ!」
正樹「僕の心を締め付けるのは阿部さん・・・じゃあ、僕のペニスを締め付けるのは・・・だれ!?」
__
,.-''";;;;;;;;;;``'ヽ、
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、
/;;;;、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;、
,!;;;!゙`''~^~ァrr-'゙`'´''ラヘ;;;!
|;;;| ノリ ミ;;;|
正樹「あ・・・・」
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,.-''";;;;;;;;;;``'ヽ、
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、
/;;;;、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;、
,!;;;!゙`''~^~ァrr-'゙`'´''ラヘ;;;!
|;;;| ノリ ミ;;;|
_ゞ;! r─-- 、 ,rェ--- 、ミ;リ
!ヘl;|. ぐ世!゙`` ,ィ '"世ン 「ヽ
!(,ヘ!  ̄'" |:::.`  ̄ ,ドリ
ヾ、! !; ,レソ
`| ^'='^ ム'′
正樹「ああ・・・!」
__
,.-''";;;;;;;;;;``'ヽ、
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、
/;;;;、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;、
,!;;;!゙`''~^~ァrr-'゙`'´''ラヘ;;;!
|;;;| ノリ ミ;;;|
_ゞ;! r─-- 、 ,rェ--- 、ミ;リ
!ヘl;|. ぐ世!゙`` ,ィ '"世ン 「ヽ
!(,ヘ!  ̄'" |:::.`  ̄ ,ドリ
ヾ、! !; ,レソ ニコッ・・・
`| ^'='^ ム'′
,rト、 ー- ─-: /|
_../ i| \ === ,イ.:ト、
/ i| ゙、\ ; /リ.:;!:::\、_
゙! ゙、 `ー─''゙:::;:'::::|::::::::::\
゙、 :::/::::::|::::::
`ヽ、 ゙、 ./ .| ,-、、
正樹「阿部さん・・・!阿部さん!」
阿部「もったいないだろう?俺のケツの中にションベンしろ」
正樹「阿部さん・・・嫌だよ・・・」
阿部「ああん?ずっと待っていたんだろう・・・俺をな」
正樹「違うよ、阿部さん・・・あの言葉を・・・」
阿部「そうだな・・・これじゃただのレイプだぜ」
阿部「やらないか」
多くの男たちと肌で触れ合ううちに・・・阿部は取り戻した・・・
全ての男たちを愛する心・・・そしてなぜか自己再生したペニス・・・
阿部はもう忘れることは無いだろう・・・愛するということが、どれだけ素晴らしいかということに・・・
ハッピーエンド
パソコン立ち上げてふと頭に思い込んだ「阿部さんがペニスを切断されたようです」というスレタイ。
勢いでスレを立てて思いつくままに投下しましたが、わりとすっきり終わってよかったです。
ありがとうございました。
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