我輩は喪女である
- 1 :彼氏いない歴774年 :2008/08/20(水) 10:21:34
ID:943E2WAB
- かのうじはまだない
- 28 :彼氏いない歴774年 :2008/08/28(木) 00:36:56
ID:8K6FVZBj
- かのうじはまだない
膜はまだある
- 31 :彼氏いない歴774年 :2008/08/28(木) 16:52:23
ID:KvG4ecsH
- 「今日は一つ合コンへ行ってみてやろう」そして私は居酒屋にずかずか入って行った。
しかしどうしたことだろう、私の心を充たしていた幸福な感情はだんだん逃げていった。お兄さん系にもおっとりイケメンにも私の心はのしかかってはゆかなかった。
憂鬱が立て罩めて来る、私は周りがリア充だらけのせいだと思った。私は静かめの男の前へ行ってみた。無口な男と会話をするのは常に増してコミュ力が要るな! と思った。
しかし私は一言ずつ話題を振ってはみる、そして一言返事がくるのだが、胸キュンな気持はさらに湧いて来ない。
しかも呪われたことには隣の明るい男の前に座って見る。それも同じことだ。それでいて一度話しかけてみなくては気が済まないのだ。
それ以上は堪らなくなってそこから逃げ出してしまう。以前の席へ戻ることさえできない。私は幾度もそれを繰り返した。
とうとうしまいには座る場所がなくなって、テーブルの脇で突っ立っていた。
――なんという呪われたことだ。足の筋肉に疲労が蓄積する。私は憂鬱になってしまって、自分を抜いたまま盛り上がる合コン会場を眺めていた。
以前にはあんなに私をひきつけた男どもがどうしたことだろう。一人一人に眼を晒し終わって後、さてあまりに尋常な周囲を見廻すときのあの変にそぐわない気持を、
私は以前には好んで味わっていたものであった。
「あ、そうだそうだ」その時私は袂の中の檸檬を憶い出した。料理の色彩をゴチャゴチャに混ぜ合わせて、一度この檸檬で試してみたら。「そうだ」
私にまた先ほどの軽やかな昂奮が帰って来た。私は手当たり次第に料理を集め、また慌しく潰し、また慌しく混ぜた。
追加注文して食材をつけ加えたり、食べ去ったりした。奇怪な幻想的な城が、そのたびに赤くなったり青くなったりした。
やっとそれはでき上がった。そして軽く跳りあがる心を制しながら、その城壁の頂きに恐る恐る檸檬汁を振りかけた。そしてそれは上出来だった。
見わたすと、そのリア充はガチャガチャした声の会話をひっそりと打ち切ってしまっていて、カーンと静まりかえっていた。
私は埃っぽい居酒屋の中の空気が、その檸檬汁と檸檬の搾りかすの周囲だけ変に緊張しているような気がした。私はしばらくそれを眺めていた。
不意に第二のアイディアが起こった。その奇妙なたくらみはむしろ私をぎょっとさせた。
――これをそのままにしておいて私は、なに喰わぬ顔をして外へ出る。――
私は変にくすぐったい気持がした。「出て行こうかなあ。そうだ出て行こう」そして私はすたすた出て行った。
変にくすぐったい気持が街の上の私を微笑ませた。合コンのテーブルへ黄金色に輝く恐ろしい爆弾を仕掛けて来た奇怪な悪漢が私で、
もう十分後にはあの居酒屋がリア充を中心として大爆発をするのだったらどんなにおもしろいだろう。
私はこの想像を熱心に追求した。「そうしたらあのモテかわスリムでスイーツ(笑)なリア充も粉葉みじんだろう」
そして私はエロゲーの看板画が奇体な趣きで街を彩っている秋葉原を下って行った。
- 32 :彼氏いない歴774年 :2008/08/28(木) 19:23:45
ID:Po1i3j19
- >>31ちょwwwwwwレモンの喪女バージョンwwwwwwww
わろたwwwwwwww
- 33 :彼氏いない歴774年 :2008/08/28(木) 20:03:22
ID:nCqJq+3C
- はじめに女があった。女は喪女であった。
- 34 :彼氏いない歴774年 :2008/08/28(木) 20:33:18
ID:CEgxVhCu
- >>31
クソワロタwwwww
- 35 :彼氏いない歴774年 :2008/08/28(木) 20:59:48
ID:yxZNVeZX
- >>31
笑い死ぬわwwうますぎww
- 36 :彼氏いない歴774年 :2008/08/28(木) 22:21:48
ID:V+eIZYQ5
- ある朝、不安な夢から目を覚ますと、喪女は、
自分が友人たちの中で馬鹿でかい腫れ物に変わっているのに気がついた。
- 37 :彼氏いない歴774年 :2008/08/28(木) 22:23:10
ID:VyTlkkTb
- >>31
才能有りすぎww
- 38 :彼氏いない歴774年 :2008/08/28(木) 22:26:26
ID:Po1i3j19
- 有名文学作品パロディ集~喪女ver~
- 39 :彼氏いない歴774年 :2008/08/29(金) 02:02:19
ID:JlNBT2QQ
- >>31
高校の授業で檸檬を読んで絶望的な気分になったのを思い出した
- 40 :彼氏いない歴774年 :2008/08/29(金) 21:29:13
ID:sSSdaw1M
- 我輩の「輩」の意味が気になるのである
- 41 :彼氏いない歴774年 :2008/08/29(金) 21:49:09
ID:XqD6gYMR
- 天は喪女の上に喪女をつくらず、
喪女の下に喪女をつくらず。
- 42 :彼氏いない歴774年 :2008/08/29(金) 22:05:16
ID:gdCTJKYs
- 天は人の上に人を乗せて人を作る
- 43 :31:2008/08/30(土) 12:32:17 ID:8b9eNvG3
- 山路を登りながら、こう考えた。
男を漁れば角が立つ。膣に棹させば犯される。意地を通せば喪女だ。とかくに人の世は住みにくい。
住みにくさが高じると、安い所へ引き越したくなる。どこへ越しても住みにくいと悟った時、諦めが生れて、喪女が出来る。
人の世を作ったものは神でもなければ鬼でもない。やはり向う三軒両隣りにちらちらするリア充である。
リア充が作ったリア充の世が住みにくいからとて、越す国はあるまい。
あればDQNの国へ行くばかりだ。DQNの国はリア充の世よりもなお住みにくかろう。
越す事のならぬ世が住みにくければ、住みにくい所をどれほどか、寛容て、束の間の命を、孤独でも住みよくせねばならぬ。
ここに喪女という生物が出来て、ここに処女という使命が降る。
あらゆる喪女の士はリア充の世を殺伐とし、処女を守りきるが故に尊とい。
住みにくき世から、住みにくき煩いを引き抜いて、現実逃避した世界をまのあたりに書き込むのが2chである、ふたばである。あるいはブログとニコ動である。
こまかに云えば書き込まないでもよい。ただまのあたりに見れば、そこにネタが更新され、笑いも湧く。微かな男との接点でも恋のときめきは胸裏に起る。
かのうじはリアルでゲットせんでも乙女ゲーの画像で自から心眼に映る。
ただおのが住む世を、かく感じ得て、パソコンのディスプレイや胸の内に脳内彼氏を清くうららかに収め得れば足る。
この故に処女の喪女には男なく、無職の喪女にも男なきも、かく人世を観じ得るの点において、
かく煩悩を抱き続ける点において、かく喪女板に出入し得るの点において、またここで新スレを建立し得るの点において、
ゆるふわカールモテかわスリムでスイーツ(笑)な雑誌を気にせずにすむ点において、――DQNの子よりも、リア充の君よりも、あらゆる俗界の鬼女よりも幸福である。
世に住むこと二十年にして、かのうじは得られぬと知った。
二十五年にして明暗は表裏のごとく、リア充が生まれれば必ず喪女が生まれると悟った。
三十の今日はこう思うている。――喪友にかのうじが出来たとき憂いよいよ深く、孤独に慣れるほど苦しみも大きい。
これを切り放そうとすると友情が持てぬ。人間関係を片づけようとすれば生計が立たぬ。
金は大事だ、大事なものが殖えれば老後は安泰だろう。恋はうれしい、しかし失恋が積もれば、恋をせぬ昔がかえって恋しかろ。
喪女の肩は数人の老人介護を支えている。背中には自身の重い体重がおぶさっている。
うまい物も食わねば惜しい。少し食えば飽き足ぬ。存分食えばもっと食べたい。
調子に乗った。今は反省している。
「草枕」は難しかった。
- 44 :彼氏いない歴774年 :2008/08/31(日) 11:46:10
ID:8PHA1AK5
- 枕草子でできないかな
- 45 :彼氏いない歴774年 :2008/09/01(月) 19:54:52
ID:pvARQ/TZ
- 春はのけもの
夏はハブ
秋はやさぐれ
冬は勤めていない
- 46 :彼氏いない歴774年 :2008/09/01(月) 23:27:51
ID:VzGn0TJk
- 喪女はひとりみ。やうやう白くなり行く生えぎは
……いまいち。
誰か頼んだage
- 47 :彼氏いない歴774年 :2008/09/01(月) 23:50:03
ID:iGlWJyBF
- 雨ニモマケテ
リア充ニモマケテ
雪ニモスイーツ(笑)ノ暑苦シサニモマケテ
丈夫ナ脂肪ヲモチ
性慾ハ強ク
決シテ満腹セズ
イツモシヅカニニヤケテイル
一日ニオヤツ四回ト
牛丼ト多クノアイスクリームヲタベ
アラユルコトヲ
ジブンヲカンジョウニ入レテ
ヨクミキキシテモワカラズ
ソシテワスレテ
都会ノビルヂングノ林ノ隅ノ
小サナ厠ノ中ニイテ
プロフニ薄弱ノDQNアレバ
行ツテプギャーシテヤリ
スレニ老ケタ鬼女アレバ
行ツテソノ肌ノ張リヲ罵リ
板ニ死ニソウナ喪女アレバ
行ツテコハガラナクテモイヽトイヒ
ニュー速ニケンクワヤマツリガアレバ
オモシロイカラマゼロトイヒ
ヒデリノトキハオナニシ
サムサノフユハコタツデゴロネ
ミンナニキモイヨートイハレ
モテハヤレモセズ
アイサレ(笑)モセズ
サウイウモノニ
ワタシハナッチャッタ
- 48 :彼氏いない歴774年 :2008/09/02(火) 00:21:33
ID:9oRGU5dM
- >>47
うわあああああ
- 49 :彼氏いない歴774年 :2008/09/02(火) 02:16:59
ID:OcSzSaL3
- >>47
なっちゃったwwwwwww
- 50 :彼氏いない歴774年 :2008/09/02(火) 23:08:33
ID:JkRrmyIM
- ある朝、スイーツ(笑)がなにかビビッド(笑)な夢から目を覚ますと、自分が一人の
巨大な喪女に変わっているのを発見した。彼女はクジラのように厚い脂肪を腹の下に
蓄えて、あおむけに横たわっていた。ふわモテカール(笑)の頭を少し持ち上げると、
鏡餅のようにふくらんだ白色の出っ腹が見える。腹の上には横に幾本かのシワが付いて
いて、シワの部分は段腹にくぼんでいる。腹のふくらんでいるころにかかっている布団
は今にもずり落ちそうになっていた。
- 51 :彼氏いない歴774年 :2008/09/03(水) 13:53:27
ID:bu56+qYl
- >>45
春は、のけもの。やうやう白くなりゆく髪ぎは
少し明りて紫だちたる頬毛の細くたなびきたる。
夏は、ハブ。学生の頃はさらなり。会社もなほ。悪口の多く飛び違ひたる。
また、喪女一つ二つなど、ほのかにうち光りてコミケに行くもをかし。
雨など降らすもをかし。
秋は、やさぐれ。夕日のさして、山の端いと近うなりたるに、
スイーツ(笑)の男の寝どころへ行くとて、三つ四つ、二つ三つなど、
帰り急ぐさへ哀れなり。まいてカップルなどの列ねたるがいと小さく見ゆるは、
いとをかし。日入り果てて、キャッキャッ、ギシアンなど、はたいふべきにあらず。
冬は、勤めていない。脛の囓りたるはいふべきにもあらず。
親の目のいと白きも、またさらでも、いと寒きに、ローターなど急ぎ出して、
それもてオナるも、いとつきづきし。昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、
屑の籠も、白きティッシュがちになりて、わろし。
- 52 :彼氏いない歴774年 :2008/09/03(水) 15:10:07
ID:e0NplQa2
- >>51 お前清少納言の生まれ変わりだろ
- 53 :彼氏いない歴774年 :2008/09/03(水) 16:19:02
ID:28j8ssc0
- なんとゆうクオリティの高さ
- 54 :彼氏いない歴774年 :2008/09/03(水) 19:37:23
ID:xl14E7Ac
- クオリティたけえなwww
- 55 :彼氏いない歴774年 :2008/09/03(水) 20:14:15
ID:NE6IkqoF
- >43
異常におもしろかったのですが。
- 56 :彼氏いない歴774年 :2008/09/03(水) 20:18:25
ID:6B39oUt3
- >>51
わろしwww
- 57 :彼氏いない歴774年 :2008/09/03(水) 20:30:47
ID:mD9gv5V5
- 赤い実はじけた
- 58 :彼氏いない歴774年 :2008/09/03(水) 21:07:13
ID:ODeQnf8Y
- >>47
バロスwwwwww
- 59 :彼氏いない歴774年 :2008/09/04(木) 15:26:38
ID:qWPSX3Hv
- >>51
秋やさぐれすぎ!
- 60 :彼氏いない歴774年 :2008/09/04(木) 18:57:37
ID:igsxdKJ1
- 当方は注文の多い処女なので御了承ください
- 61 :彼氏いない歴774年 :2008/09/04(木) 19:30:08
ID:ukSOjMRO
- ある日の暮方の事である。一人の喪女が、飲み屋でナンパを待っていた。
- 63 :彼氏いない歴774年 :2008/09/06(土) 01:20:50
ID:izUY/OiN
- 二人の喪女の子供らが灰色の2chの板で話していました。
「リア充はわらったよ。」
「リア充はpgrとわらったよ。」
「リア充は指さしてわらったよ。」
「リア充はpgrとわらったよ。」
上の方や横の方は、青くくらく窓のように見えます。そのなめらかなディスプレイを、つぶつぶ暗い文字が流れて行きます。
「リア充はわらっていたよ。」
「リア充はpgrわらったよ。」
「それならなぜリア充はわらったの。」
「知らない。」
つぶつぶ文字が流れて行きます。喪女の子供らもぽっぽっぽっとつづけて五六粒毒を吐きました。
それはゆれながら水銀のように光ってスレは上の方へのぼって行きました。
つうと銀のいろのスカートをひるがえして、一疋のスイーツ(笑)が街の中を過ぎて行きました。
「喪女は死んだよ。」
「喪女は殺されたよ。」
「喪女は死んでしまったよ………。」
「殺されたよ。」
「それならなぜ殺された。」姉さんの喪女は、その右側の二本の手足の中の一本を、妹の残念な顔にのせながら云いました。
「わからない。」
スイーツ(笑)がまたツウと戻って渋谷のほうへ行きました。
「リア充はわらったよ。」
「わらった。」
にわかにパッと明るくなり、日光の黄金は夢のように部屋の中に降って来ました。
外から来る光の網が、暗い部屋のディスプレイの上で美しくゆらゆらのびたりちぢんだりしました。
ほこりや小さなごみからはまっすぐな影の棒が、斜めに光の中に舞い立ちました。
スイーツ(笑)がこんどはそこら中の黄金の光をまるっきりくちゃくちゃにしておまけに自分はこの季節流行りのお洋服☆に変に衣装替えして、又原宿の方へ移動しました。
「スイーツ(笑)はなぜああ行ったり来たりするの。」
妹の喪女がまぶしそうに眼を動かしながらたずねました。
「何か悪いことをしてるんだよ狩ってるんだよ。」
「狩ってるの。」
「うん。」
そのスイーツ(笑)がまた原宿から戻って来ました。
今度はゆっくり落ちついて、腕も頭も動かさずただ人ごみにだけ流されながらお口を環のように円くしてやって来ました。
その影は黒くしずかに2chの板のスレの上をすべりました。
「スイーツ(笑)は……。」
その時です。俄に渋谷にざわめきがたって、赤黒いまるでぎらぎらするキノコのようなものが、いきなり飛込んで来ました。
姉さんの喪女ははっきりとその赤いもののさきが松茸のように黒く尖っているのも見ました。
と思ううちに、スイーツ(笑)の白い歯がきらっ☆と光って一ぺんひるがえり、空の方へのぼったようでしたが、それっきりもう赤いものもスイーツ(笑)のかたちも見えず光の黄金の網はゆらゆらゆれ、スレはとうとう落ちました。
二人はまるで声も出ず居すくまってしまいました。
長女の喪姉様が出て来ました。
「どうなさったの。ぶるぶるふるえているではありませんか。」
「喪姉様、いまおかしなものが来たよ。」
「どんなものですの。」
「赤くてね、光るんだよ。はじがこんなに黒く尖ってるの。それが来たらスイーツ(笑)が空へのぼって行ったよ。」
「そいつの眼は赤かったですか。」
「わからない。」
「あらあら。でも、そいつは男ですわ。かのうじと云いますの。大丈夫ですわ、安心なさって。わたくしたちにはかまわないんだから。』
「喪姉様、スイーツ(笑)はどこへ行ったの。」
「スイーツ(笑)ですか。スイーツ(笑)はこわい所へ行きましたわ」
「こわいよ、喪姉様。」
「大丈夫、大丈夫ですわ。心配なさらないで。あら、ニコニコ動画に新しい動画がアップされましたわ。ごらんになって、おもしろいですわ。」
動画と一緒に、ニコニコ動画のコメントが動画の上をたくさんすべって来ました。
「こわいよ、喪姉様。」妹の蟹も云いました。
光の網はゆらゆら、のびたりちぢんだり、動画のコメントはしずかにすべりました。
- 64 :彼氏いない歴774年 :2008/09/06(土) 15:19:51
ID:LmSPkMbn
- >>63
思いっきり楽しませてもらったw
ってか男=チソチソ・・・
- 65 :彼氏いない歴774年 :2008/09/06(土) 18:00:27
ID:A1kfkc8H
- クラムボンktkr
- 66 :彼氏いない歴774年 :2008/09/09(火) 13:03:34
ID:N6Bv2HuH
- おおロミオ、私はどうして喪女なの?
- 67 :彼氏いない歴774年 :2008/09/09(火) 21:56:21
ID:L8JPXUiA
- 喪女は激怒した。
必ず、かのモテカワスリムのスイーツ(笑)を除かなければならぬと決意した。
喪女には流行がわからぬ。メロスは、田舎の地味女である。
マンガを読み、一人で遊んで暮して来た。
けれども陰口に対しては、人一倍に敏感であった。
- 68 :彼氏いない歴774年 :2008/09/09(火) 21:58:41
ID:L8JPXUiA
- きょう未明喪女は家を出発し、野を越え山越え、電車で2時間はなれた此の駅前のユニクロにやって来た。
メロスには父と、母は在る。かのうじは無い。十六の、リア充な弟と4人暮しだ。
- 69 :彼氏いない歴774年 :2008/09/09(火) 22:01:58
ID:L8JPXUiA
- この妹は、クラスの或る律気な一女子を、近々、かのめとして迎える事になっていた。
きっとギシアンも間近かなのである。メロスは、それゆえ、自分の衣裳やら自分の御馳走やらを買いに、
はるばる駅前にやって来たのだ。先ず、その品々を買い集め、それから駅前の大路をぶらぶら歩いた。
- 70 :彼氏いない歴774年 :2008/09/09(火) 22:09:03
ID:L8JPXUiA
- 喪女には竹馬の友があった。セリヌンティウスである。
今は此の駅前のユニクロで、アルバイトをしている。
その友を、これから訪ねてみるつもりなのだ。
久しく逢わなかったのだから、訪ねて行くのが楽しみである。
歩いているうちに喪女は、まちの様子を怪しく思った。
冷ややかとしている。もう既に日も落ちて、まちの暗いのは当りまえだが、
けれども、なんだか、夜のせいばかりでは無く、市全体が、やけに冷たい。
のんきな喪女も、だんだん不安になって来た。
- 71 :彼氏いない歴774年 :2008/09/09(火) 22:11:03
ID:L8JPXUiA
- 路で逢った同級生をつかまえて、何かあったのか、二年まえに此の駅前に来たときは、
喪女でも皆が歌をうたって、まちは賑やかであった筈だが、と質問した。
同級生は、首を振って答えなかった。しばらく歩いて老爺に逢い、こんどはもっと、
語勢を強くして質問した。老爺は答えなかった。喪女は両手で老爺のからだをゆすぶって質問を重ねた。
老爺は、あたりをはばかる低声で、わずか答えた。
- 72 :彼氏いない歴774年 :2008/09/09(火) 22:13:41
ID:wiG2SYJI
- どきどきわくわく
- 73 :彼氏いない歴774年 :2008/09/09(火) 22:13:49
ID:qMwLUfGk
- 私以外の喪女は天才なのではないか
- 74 :彼氏いない歴774年 :2008/09/09(火) 22:17:19
ID:L8JPXUiA
- 「スイーツ(笑)は、ふわもてカールをモテカワスリム。」
「なぜなのだ。」
「自分へのご褒美、というのですが、誰もそんな、褒美をやる程のことはしては居りませぬ。」
「たくさんのかのうじをを(性的な意味で)殺したのか。」
「はい、はじめはスイーツ(笑)の妹婿さまを。それから、御自身の従兄弟を。それから、ホストさまを。
それから、ホストさまのご友人さまを。それから、リア充さまを。それから、金持ちのボンボン様を。」
「おどろいた。スイーツ(笑)は乱心か。」
「いいえ、乱心ではございませぬ。決まった男に捕われない私ってステキ(笑)、というのです。
このごろは、クラスの喪女達をも、お疑いになり、少しく地味な服装をしていぬ者には、
一日1000円差し出すことを命じて居ります。御命令を拒めばスイーツ談話にかけられて、
(陰口的な意味で)殺されます。きょうは、六人殺されました。」
聞いて、喪女は激怒した。「呆れたスイーツ(笑)だ。生かして置けぬ。」
- 75 :彼氏いない歴774年 :2008/09/09(火) 22:17:56
ID:3y0OPir7
- 雨ニモマケズと枕草子たのしませてもらったw
喪女ならではの良スレ
- 76 :彼氏いない歴774年 :2008/09/09(火) 22:32:17
ID:J8UpJxf2
- >>1
ワロタw
- 関連記事
-