ラヴィプ- LOVE VIP-

773 名前： 名も無き被検体774号+ 投稿日： 2013/11/06(水) 11:59:38.77 ID:y/xqQRGb0
俺と親友Aは帰宅部。いつも一緒に帰っていた。
とはいえ、お互いの家は反対方向にあるため、一緒なのは駅まで。
でも電車がほぼ同時刻に来るので、片方が待つということはなかった。
俺たちはいつも電車が来るまでの間、線路を挟んでふざけ合っていた。
そんな時だ。一人の女性が誤ってホームから落ちてしまった。
女性は頭を打ったらしく気を失って動けない。
しかも運の悪いことに電車が間近まで迫っていた。
俺はどうすることも出来ずにいたが、Aは違った。
ためらう事なく線路に降りて、女性を引っ張り出したのである。
ホームにいた人達は全員Aを応援した。
そのおかげなのか、Aと女性はギリギリのところで隣の線路に移動することが出来た。
よかった…幸い、電車が通過車ではなかったため、スピードが…


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