兄「ここが妹が働いているキャバクラか・・・」

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兄「ここが妹が働いているキャバクラか・・・」

2010/01/24
16:58

妹「お隣失礼しまー･･･」
兄「よう」
妹「いや、何しに来たの！？」
兄「何って飲みに来たんだよ」
妹「それでなんで私を指名するわけ！？」
兄「だってお前、家じゃ全然話してくれないじゃないか･･･」
妹「･･･ごめん」

妹「こういうお店に来るの初めて？」
兄「無論だ」
妹「お金いくら持ってきた？」
兄「5000円あれば足りるだろう？」
妹「」

妹「チャージ料4000円･･･」
兄「それは外のボーイさんに言われたな」
妹「指名料ってわかるかな？」
兄「？」
妹「私を指名する際にかかる料金のことよ」
兄「なんだそれ！？ぼったくりだろ！？」
妹「予備知識ぐらい勉強してから来なさいよ！どうするの！？お金足りないよ！」
兄「えっ、なに今のネタじゃないの？」

妹「だめだこの引きこもり･･･」
兄「いやいやおかしいだろ！？なんで三次元の女とお酒飲んで1時間話すだけでそんなにお金取られるんだよ！？」
妹「キャバってそういうものなの！ホントにどうする？下にＡＴＭで今からおろしてくる？」
兄「おろす金がない」
妹「死ねばいいのに」

妹「なんで5000円でキャバ来ようと思ったかな･･･」
兄「お前と話したいからって最初に言っただろ」
妹「･･･」
兄「･･･」
妹「しょうがないな･･･じゃあ今日のところは私がここの支払いするわよ」
兄「何！？マジか！？」
妹「でもちゃんと返してよね！利子付きで！」
兄「わかったわかった！ちゃんと返すよ！」
妹「･･･じゃあちょっと財布取ってくるからね」
兄「おう」
妹「･･･もう」

兄「いやー助かった･･･まさか5000円で足りないとは思わなかった･･･」
兄「今度お礼にちゃんと自分のお金で妹のこと指名してやらないとな」
兄「バイトでも始めてみるか･･･」
兄「しかし妹、遅いな･･･」
ボーイ「少々お時間失礼しまーす！嬢さんでーす！」
嬢「すいませーん！失礼しまーす☆」
兄「！？」

兄「えっ、あれ？妹･･･さんは？」
嬢「あっ妹ちゃんはさっき他のお客様に呼ばれちゃったのでその間、私がお相手の方させていただくってことになったんですよー」
兄「あっ、そ、そうなんですか･･･」
兄「（うわーすげー可愛い･･･）」
嬢「･･･私じゃ不満ですか？」
兄「いやいやいや！とんでもない！これからもよろしくお願いします！」
嬢「あはは☆これからもって！まだ知り合ったばかりじゃないですかー♪」
兄「あっ、そ、そうだね･･･アハハ･･･」
嬢「面白いなー♪あっ私も乾杯させていただいてもよろしいですか？」
兄「あっ、ど、どうぞ」

嬢「ありがとうございます☆あっ、お願いしまーす！レッドアイ１つ！お兄さんは水割りままでよろしいですか？」
兄「あっ、俺はこのままで全然･･･」
嬢「ふふっ☆大人なんですねー♪」
兄「いやいやまだまだ親の脛をかじってる子供です･･･」
嬢「えーそうなんですかー？お兄さん何歳？」
兄「２１です･･･」
嬢「あっ若いんだー！ていうか私とタメー☆」
兄「あっ、そ、そうなんですか」
嬢「なんか親近感湧くなー♪あっ飲み物来た！じゃあかんぱーい！」
兄「か、かんぱーい」

嬢「お兄さん良い声してますよね？」
兄「えっ、そんなこと言われたこと･･･」
嬢「えーホントにー？凄い良い声してるのに。歌とか上手そう！」
兄「カラオケは好きだけど全然上手くないですよ･･･」
嬢「あっカラオケ好きなんですね！普段どんな歌を歌うんですか？」
兄「いやホント、アニソンとかしか知らなくて･･･」
嬢「いいじゃないですか！私もアニソン好きですよ！」
兄「えっホントに？」
嬢「良かったら何か一緒に歌いましょうよ！ここカラオケあるんですよ！」
兄「えっ、でも･･･」
嬢「いいじゃないですか☆あっ電目お願いしまーす」
兄「（ど、どうしよう･･･妹もいるのに。でも今さら断れない･･･悪い気はしないけど）」

嬢「何歌います？」
兄「あっ、な何が好きなんですか？」
嬢「私はグレンラガンとか好きですねー」
兄「あ、熱いですね。じゃあ空色デイズとか」
嬢「あっすごくいい～！しょこたん大好きなんですよ～♪」
兄「（しょこたんより貴女の方が可愛いです･･･）」
嬢「じゃあこれにしましょう！じゃあ入れますね☆画面ごとに歌う感じでいいですか？あっサビは一緒に！」
兄「あっ、わかりました！」

別卓
妹「（誰かがカラオケ入れたみたい）」
妹「（そういえば昔はお兄ちゃんとよくカラオケ行ってたな～）」
妹「（私が好きなアニメの曲とか何でも歌ってくれてさ）」
妹「（いつからだろう･･･一緒に行かなくなったのは）」
妹「（･･･）」
妹「（ってこの声！？）」

ふつうヘルプでつく女の子は、自分からドリンクお願いしないよ

>>24
ごめん＞＜
店の教育がなってない嬢ってことにしておいてｗ

兄＆嬢「走りだしたー想いが今でーもー♪」
妹「（お兄ちゃん･･･）」
兄＆嬢「答えはそういつもここにあーるー♪」
妹「（･･････）
妹「（カラオケ別料金なんですけどー！！）」

嬢「お兄さん上手じゃーん☆」
兄「いやいや嬢さんも凄い上手で･･･」
嬢「私、歌が上手い人って好きなんだー♪ねえねえアドレス交換しませんか？」
兄「えっ、ええっ！？」
兄「（女の子にアドレス交換しない？なんて聞かれたの初めてだぞ！？しかもこんな可愛い子に！！）」
嬢「ホントは指名がいる人にアドレスとか聞くのは爆弾なんだけど･･･あっ爆弾って禁止行為のことね」
兄「は、はぁ･･･」
嬢「二人だけの秘密ってことで！」ね、お願いします！」
兄「（ど、どうしよう･･･こんな可愛い人の連絡先が知れるなんて願ったり叶ったりだけど何か妹にうしろめたい･･･）
嬢「ダメ･･･ですか･･･？」
兄「（ふおぉぉぉぉぉぉぉぉ！！！」
ボーイ「嬢さん、お願いしまーす！」
嬢「あっ、呼ばれちゃった･･･じゃあ名刺渡しておきます！ここに連絡先書いてあるんで！」
兄「あっ、は、はぁ･･･」
嬢「名刺、すぐに閉まってください！これも禁止行為なんで･･･それじゃあ連絡待ってます！ごちそうさまでした！」
兄「（名刺か･･･まぁ名刺ぐらいならいいよな･･･？）
妹「お隣失礼しまーす！！！」
兄「！？」

妹「カラオケ楽しかったですかー？」
兄「あっ、ま、まぁな」
妹「ふーん」
兄「･･･」
妹「･･･」
兄「あの、なんか怒ってる･･･？」
妹「カラオケ1000円」
兄「えっ？」
妹「カラオケ5曲で1000円！」
兄「えっ、ええっ！？」
妹「何？私が払うって思って調子に乗っちゃったわけ？」
兄「い、いや待ってくれ！有料だなんて知らなくて･･･」
妹「普通確認ぐらいするでしょ！？」
兄「いや嬢さんがどうしてもって言うからつい･･･」
妹「･･･」
兄「ご、ごめん･･･」
妹「お兄ちゃんは嬢ちゃんみたいな子がタイプなの？」
兄「えっ？」
妹「キャバクラってねー指名替え出来るんだー」
兄「し、指名替え･･･？」
妹「今度来るときは嬢ちゃん指名でくれば良いと思うのー」
兄「（こ、これはもしや嫉妬か？）」

兄「な、なんだよ、お前嫉妬してるのか？」
妹「はぁ！？」
兄「（･･･怖い）」
妹「嫉妬なんてするわけないじゃん」
兄「そ、そうか･･･」
妹「で、カラオケだけ？」
兄「えっ？」
妹「カラオケ以外は特に何も無かったか聞いてるの」
兄「え、えーと･･･」
妹「とりあえず一連の流れを話してもらっても良いかな？」
兄「い、一連って･･･」
妹「話してくれるよね？」
兄「･･･思い出す」

妹「飲み物も頼んだとか･･･」
兄「もしかして有料･･･なのか･･･？」
妹「2000円よ」
兄「たっけ！レッドアイたっけ！」
妹「まぁでも話を聞く限りじゃ嬢ちゃんが飲み物をねだったみたいね･･･」
兄「あ、あぁそうだな･･･」
妹「うーん･･･よし！」
兄「？」
妹「嬢ちゃん場内入れるけど良いよね？って私が払うんだけどさ･･･」
兄「じ、じょうない？」
妹「簡単に言うと３人でお話しましょ☆ってこと。あっ、お願いしまーす！」
兄「（ど、どうなるんだ･･･）」

嬢「失礼しまーす☆場内入れてくれるなんて嬉しいです♪」
妹「まぁ私が入れたんだけどね」
嬢「えっ？」
妹「嬢ちゃんどういうことかな？店の中で堂々と爆弾行為するなんて」
嬢「えっ爆弾なんてしてないよー？」
妹「ヘルプなのに飲み物を勝手にねだったりするのは爆弾じゃないの？」
嬢「･･･ねえ妹ちゃん」
妹「何？」
嬢「こういう話しってお客様の前ですることじゃなくない？」
妹「ああ良いのよ、この人私のお兄ちゃんだし」
嬢「えぇっ！？」
兄「どーもー･･･妹の兄でーす･･･」

妹「それに今日の兄の料金は私が払うことになってるからさ。だからちゃんとそこのとことハッキリしたくて」
嬢「お兄さんだったんだー･･･」
妹「嬢ちゃん？」
嬢「自分の妹の為に指名してキャバクラに来るけどお金は無い･･･だっさ」
兄「！？」
妹「あー･･･まぁ、そういう反応になるよね･･･」
嬢「名刺とかも渡したのに金無しじゃなー･･･」
妹「名刺あげたのかよ！ていうか貰ったのかよ！聞いてないよ！」
嬢「いや爆弾になるって嬢ちゃんが･･･」

訂正
嬢「いや爆弾になるって嬢ちゃんが･･･」
↓
兄「いや爆弾になるって嬢ちゃんが･･･」

ひだまりスケッチ見るからちょっと休憩します

ひだまりスケッチ見たら眠さの限界が･･･
もしも目が覚めて残っていたら書きます･･･

おお残ってた･･･
支援してくれた方々ありがとうです＞＜
待たせて申し訳ない

嬢「もう今さらいいじゃない。私、彼に興味無くなっちゃったし」
兄「（う･･･可愛い顔と裏腹に中身は結構キツい･･･）」
嬢「ていうかお金無いのに来るなって感じじゃない妹ちゃん？」
妹「･･･」
嬢「お金が無いアニメ好きは家で引きこもってればいいのにさｗ」
兄「うう･･･」
妹「ちょっと」
嬢「ん？」
妹「なんで貴女にそこまで言われなきゃいけないわけ？」

嬢「いや、妹ちゃんだってそう思わない？しかも実のお兄さんがこんなだよ？幻滅するでしょ？」
妹「確かに呆れたりはしたよ。それでも爆弾しようとした嬢ちゃんに言われる筋合いはないよ」
嬢「何ムキになってるの？爆弾しようとしたこと怒ってるの？それならちゃんと謝るから･･･」
妹「私のお兄ちゃんをバカにするなっ！」
兄「！？」
嬢「ちょ、ちょっと･･･そんな大きな声出さないでよ･･･みんな見てるじゃない」
妹「謝ってよ」
嬢「ちょっと･･･」
妹「お兄ちゃんに謝ってよ！」

嬢「わ、わかったわよ･･･お兄さん、お客さんなのにバカにしてごめんなさい。言い過ぎました」
兄「あ、いや、別に･･･」
妹「･･･」
嬢「これでいいかな･･･？もう席、外させてもらうね。ごゆっくり･･･」
妹「･･･」
兄「妹･･･」
ボーイ「お客様、何かトラブルでもございましたか？」
兄「あっ、その･･･」
妹「ああ何でも無いです。大声出してごめんなさい･･･」
ボーイ「それならばよろしいのですが･･･本当に大丈夫ですかお客様？」
兄「あっ、はい･･･」
ボーイ「そうですか･･･失礼いたしました･･･」
妹「･･･」
兄「妹･･･大丈夫か？」

妹「ごめんね」
兄「えっ」
妹「せっかく来てくれたのにイヤな思いさせちゃったね」
兄「いや、それは俺が原因を作ったわけで妹は何も･･･」
妹「ううん。そういうところもしっかりフォローして楽しませてあげるのが私の仕事なのに感情的になっちゃって･･･」
兄「妹･･･」
妹「ホント･･･ホントにごめんね･･･でもキャバ嬢みんなが嬢ちゃんみたいな子ってわけじゃないの･･･良い子もたくさんいるんだ･･･」
兄「･･･」

親がホカ弁買ってきたので食べてきます
申し訳ない＞＜
食べ終わったらすぐに書き始めます

妹「だから･･･その･･･」
兄「わかってるよ･･･」
妹「えっ･･･？」
兄「悪い子ばかりじゃないってさ」
妹「でも、お兄ちゃんキャバは初めて･･･」
兄「俺の隣にいる子が凄く良い子だってわかってるから」
妹「えっ？･･･えっ！？」
兄「ありがとな。俺の為にあんなに怒ってくれて」
妹「あっ･･･」
兄「あんな風に俺の為に怒ってくれるなんて思いもしなかったよｗ家では全然話してくれないのにさ」
妹「あっ、そ、それはお兄ちゃんがさ･･･」
兄「ん？」
妹「お兄ちゃんがアニメやマンガに夢中になったりするから･･･」
兄「えっ？」
妹「エッチなマンガとか！そういうの読むようになって気持ち悪かったの！」
兄「そ、そんなハッキリ気持ち悪いとか･･･」

妹「だからって別に嫌いになったわけじゃないよ･･･その･･･さ･･･」
兄「ん？」
妹「これからは家でもちゃんとお話ししてあげるから･･･」
兄「えっ？」
妹「あー！これからはお話とかしてあげるからアニメやマンガにばかり夢中になってないでもっとアクティブに生きてください！」
兄「ア、アクティブ･･･？」
妹「お兄ちゃん見た目は悪くないんだからさ･･･だから嬢ちゃんも･･･」
兄「わ、わかった。善処するよ」
妹「うん･･･」
兄「ところでさ･･･」
妹「ん？」
兄「やっぱり嫉妬してたの？」
妹「はぁ！？」

兄「あれ･･･違った･･･？」
妹「･･･アニメやマンガと一緒にしないでよ･･･誰が嫉妬なんか･･･」
兄「･･･俺と妹が逆の立場だったら俺は嫉妬したのになぁ･･･」
妹「っ！？」
兄「やっぱり大切な妹だし･･･」
妹「そう･･･兄妹だしね」
兄「ん？どうかしたか？」
妹「なんでもありませんよーだ！」

ボーイ「お話の最中のところ失礼します。お客様そろそろお時間になりますが延長の方は･･･」
兄「あっ、もう時間なのか･･･えーとチェック･･･」
妹「あっワンタイム延長してくださるみたいです☆」
兄「えっ？」
ボーイ「延長で！ありがとうございます！それではごゆっくり･･･」
兄「おっ、おい！」
妹「何？」
兄「俺、５千円しか持ってないのに･･･」
妹「最初に聞いたわよ」
兄「お前に払ってもらうってことに･･･」
妹「それも承知の上です」
兄「じゃあ、なんで･･･」
妹「私」
兄「えっ」
妹「私まだお兄ちゃんと乾杯してない」
兄「妹･･･」
妹「嬢ちゃんと乾杯したのに妹と乾杯しないなんてことないですよね？お客様☆」
兄「･･･ハハッ、やっぱり嫉妬してたのか」
妹「うるさい死ね」
兄「そこはデレてくれよ･･･」
妹「･･･フフッ」
兄「お？」
妹「残りの時間、楽しもうねお客様☆」

兄「さてと･･･そろそろ時間か」
妹「そうだね、もうすぐボーイさん来るよ」
兄「さすがに延長ってわけにはいかないかｗ」
妹「さすがにね」
兄「･･･今日はありがとな」
妹「ううん。私も来てくれて嬉しかった」
兄「今度はちゃんとお金を持って指名で行くよ」
妹「フフッ、期待しないで待ってる･･･ねぇお兄ちゃん？」
兄「ん？」
妹「この後はもう家に帰るの？」
兄「ああ特にすることもないし」
妹「暇ってこと？」
兄「ああ」
妹「じゃあ･･･はい1000円あげる」
兄「what?」
妹「これで3時間程、マンガ喫茶かどこかで時間を潰しておいて」
兄「えっ何で？」
妹「私、あと3時間であがりだから」
兄「･･･？」
妹「アフターしようって言ってるの！店外デート！」
兄「･･･えっ！？」
妹「待っててくれるかな？」
兄「えっと･･･」
妹「待っててくれるよね☆」
兄「･･･おｋ」
ボーイ「お客様、お時間の方に･･･」
妹「チェックで」

3時間後･･･

妹「お待たせ」
兄「おうお疲れ」
妹「とりあえずご飯を食べに行きたい」
兄「そだな。俺も腹が減った」
妹「吉野家で良いかな？安いから」
兄「おう」
妹「それで食べ終わった後はカラオケ行こう？」
兄「カラオケ？」
妹「さっき気持ちよさそうに歌ってたじゃない」
兄「あ、ああ･･･まぁな･･･」
妹「私お兄ちゃんの歌、好きだから。今も昔も･･･」
兄「･･･」
妹「･･･どうしたの？」
兄「いや･･･可愛いなって･･･」
妹「っ！」

妹「お兄ちゃん何か一緒に歌おう」
兄「良いけど何か一緒に歌えそうな曲あるかな？俺、アニソンしか知らないし･･･」
妹「ロマンス！」
兄「マサルさん！？」
妹「ペニシリンって言って！」
兄「いやマサルさんだろ･･･」
妹「まぁそれはともかく･･･小学生の頃、よく歌ってたよね」
兄「なんか歌詞が面白かったからな」
妹「それじゃ入れるね」

妹「あいにっ！きづいてくだーさいっ！」
兄「ぼくがっ！だきしめぇてあ・げ・るぅっ！」
妹＆兄「うまれーかわるてんしっ！！」

妹「うーんっ！歌った歌った！」
兄「いやホントに･･･もう喉ガラガラだわ･･･それにちょっと眠くなってきたな･･･」
妹「お酒も入ってるしね」
兄「･･･なぁ、どこか泊っていかないか？マンガ喫茶･･･ラブホとかさ」

妹「ラブホ･･･？」
兄「う、うん･･･」
妹「･･････」
兄「･･････」

妹「いや普通に考えてタクシーで帰るでしょう」
兄「ですよねー」
妹「家で･･･すれば良いわけだし･･･」
兄「なんだって？」

妹「フフッ、冗談」
兄「焦った･･･」
妹「とか言いながら期待しちゃった？」
兄「･･･お前、酔ったのか？」
妹「お兄ちゃんの歌にね！さっ帰ろう！」
兄「ああ」

兄「（お兄ちゃんの歌に酔ったか･･･）」
兄「（最近の妹からは想像も出来ないセリフだよな）」
兄「（普通に「ああ」って受け流したけど）」
兄「（内心凄くときめいた･･･）」
兄「（妹･･･）」
兄「（俺は妹のこと･･･）」

妹「（お兄ちゃんの歌に酔った･･･ねぇ）」
妹「（何からしくないこと言っちゃったな）」
妹「（久々に話したせいで調子狂っちゃったな）」
妹「（まぁ歌声はもともと好きなんだけどね）
妹「（ううん、歌声だけじゃない）」
妹「（お兄ちゃん･･･）」
妹「（私は昔からお兄ちゃんが･･･）」

1か月後･･･

妹「お隣失礼しまー･･･」
兄「よう」
妹「お兄ちゃん･･･」
兄「今日はちゃんとお金持ってきたぞ」
妹「ホントに指名で来なくても良かったのに･･･」
兄「大好きな妹の売り上げに少しでも貢献したくてな」
妹「･･･バカっ･･･ありがとう･･･」
兄「ハハッ、まぁとりあえず何か飲めよ」
妹「うん･･･お願いしまーす！モスコミュール！」
兄「って言っても1万円しか持ってきてないからワンタイムしかいられないんだけどな」
妹「」

妹「1万円だけ･･･？」
兄「おう」
妹「1万円ポッキリ･･･？」
兄「おう。足りるだろ･･･？」
妹「今、何時？」
兄「22時だな」
妹「チャージ料だけどさ･･･」
兄「4000円だろ？指名料2000円で飲み物も2000円程度で足りるだろ？」
妹「4000円はオープン料金･･･22時超えると7000円になるの･･･」
兄「何それ詐欺じゃね？」
妹「詐欺じゃない！そういうものなの！」
兄「えっネタじゃないの？」
妹「7000＋2000＋2000＝1万1000円･･･1000円足りないわけですが･･･」
兄「･･････」
妹「･･････」
兄「俺は兄想いの妹を持って幸せだよ！」
妹「2度と来るな！」

おわり

あとがき
初ＳＳで拙い文章でしたが読んでくれた方々ありがとうでした！
書きためたりしてないので遅くなったりがしばしばでしたがそれでも支援してもらえて嬉しかったです！

セクロスシーン？
童貞に書けるわけねーだろ！