仕事内容を聞いてみたら、その会社の組合が加入しているパチンコ屋の指定した台に座ると必ず当たるから、出玉を増やして他のお客さんにアピールするってもの。
一応サクラという建前らしい。
ちなみに友達は何を洗脳されたか、かなり信じてる。
そんなんやめとけって言っても全然信じてくれない。
そこで俺は直接その会社に電話してみることにした。
友達に聞いたらグローバルキャリアって会社らしい
電話する前にグローバルキャリアのHPチェックしようと思って調べてみた
するとなぜかもしもし限定
仕方なく携帯から見てみる
中学生のブログみたいな感じで色々書いてる
「費用は一切かかりません!!」
「みんな幸せになります!!」
「まずお電話を!!」
超胡散臭い
だが、費用かからないって書いてるのにどうやって36万も請求してくるのか気になった
電話する前にちょっとだけそういう詐欺を調べてからかけてみた
ちなみにフリーダイヤル
プルルルル ガチャ
すぐに若い感じの男が出た
男
「お電話ありがとうございますっ!!グローバルキャリアですっ!!」
テンション高すぎワロタ
俺
「求人誌見て応募した1と言います。まだ募集してますか?」
男
「はいっ!!では担当の者からかけ直しますので、電話番号お願いしますっ!!」
俺
「×××です、お名前教えてもらっていいですか?」
男
「黒田といいますっ!!ではかけ直しますっ!!お待ちくださいっ!!」
とりあえず名前をメモした
20分後くらいに着信きた
俺
「もしもし」
男
「グローバルキャリアの新井と申します。1さんのお電話でしょうか?」
落ち着いた感じの男だったが、あきらかに声がさっきの黒田と一緒
無駄なテンションはこの為かと感じた
俺
「はい、PR型派遣とありますが仕事内容を教えていただけますか?」
新井
「はい、それではですね・・・」
こっから30分くらい仕事内容の説明
要所要所メモってたけどかなりよくできてた
パチンコ知らない人とかは騙される確立高い
新井の説明によると、グローバルが全日遊連(実在する組合)に加入してるとか
パチ屋がホルコンと呼ばれる機械を使って出玉操作している(実際は情報管理)とか
そのあと世間話が30分ほど
ちなみにめちゃくちゃつまらん話
俺の趣味とか年収も聞いてきた
世間話も煮詰まってきたところで新井が切り出す
新井
「1さん、面接で本社まで来て欲しいのですが?」
ちなみに俺は兵庫住みで本社は東京だ
オレが兵庫っていうのも伝えたんだけどな
おそらくこれはちゃんと会社が実在しているというアピール
俺
「えっ?東京でしょ?いけるわけないです(^ω^)」
新井
「ですよねwwwwwwwでは履歴書を本社まで送ってもらいませんか?」
友達の話によるとここで36万請求されるはず
俺
「わかりました、今日送りますね、それでは」
ここで電話を一旦切った
履歴書送ってもよかったんだけど、時間かかりそうだったんで再度電話してみた
プルルルルル ガチャ
黒田(笑)
「はいっ!!お電話ありがとうございますっ!!グローバルキャリアですっ!!」
俺
「あの・・・先ほど電話した1といいますが新井さんいらっしゃいますか?」
黒田(笑)
「はいっっ!!少々お待ちくださいませっ!!」
・・・
新井
「新井ですお待たせしました」
この芝居めんどくせえwwwwww
俺
「あの・・履歴書送ろうと思ったんですが、やっぱり少し不安で・・本当にタダでできるんですか?」
新井
「できますっ!!」
テンションが黒田(笑)とカブってる
俺
「本当ですね?これで請求されても一円も払いませんよ?」
新井
「ん~実はですね・・・ごく稀に審査が必要になってくるお客様がいらっしゃるんです」
すでにお客様扱い
俺
「ほう・・・いくらほどかかるんですか?」
新井
「36万円です(キリッ」
俺
「あーじゃあ無理です。俺2万しか持ってません」
新井
「大丈夫です。ひとまず2万円からでも受け付けましょう」
なぜか俺が審査がいることになってる
俺
「ん~でも最初タダっていいましたよね?」
新井
「ケースバイケースです」
意味わからん
俺
「本当にパチンコ当たるんですか?詐欺とかじゃないですよね?」
新井
「ちゃんと全日遊連に加盟している立派な会社だから大丈夫ですよ」
俺
「そうですか。なんか黒田さんの話し方の感じが詐欺っぽく思えちゃいました」
新井
「私は黒田ではありません、新井です」
さすがやり慣れてるだけあって引っかからなかった
俺
「すいません声が似てたもので勘違いしちゃいました。でもこれ詐欺ではないですか?」
新井
「いやいや1さん・・・怒りますよ?」
俺
「すいません冗談ですwwwwwでも俺は審査はいるのですか?」
新井
「そうですねぇ・・・おそらく1さんは審査が必要になってくると思います」
俺
「なぜですか?」
新井
「雰囲気ですね」
俺
「雰囲気!?」
新井
「はい、長年この仕事やってるとなんとなくわかるんです」
これはひどい
俺
「そうですか・・・自分自身でも審査がいるなんてちょっとショックです」
新井
「ハハッ!1さん・・気にすることはありません。なぜならこの仕事をやってると
36万円なんてすぐに取り戻せますよwwwwwwwwww」
ちなみに仕事内容をまとめると
①グローバルの指定したパチ屋の指定した台に座る
②その後パチ屋から自分の台に大当たり電波が飛ぶ
③すぐ当たる
④取り分は50%
⑤当たりすぎるからほどほどにね
俺
「でも36万円なんて怖くて払えませんよ・・・」
新井
「1さん!絶対大丈夫です!私も応援します!一緒に幸せになりましょうっ!」
新井は俺をカモだと思ってる
一緒にってか幸せになるんはお前だけだろうが
俺
「少し考えさせてもらっていいですか?大金なので・・・」
新井
「あ~このお仕事はたくさんの方が応募してくださってます。
モタモタしてると仕事なくなっちゃいますよ?」
すでに口調も変わってきている
詐欺とはこんなにもひどいのかと恐怖を覚えた
電話を切ってどうしようかと迷ってるうちに十数回グローバルから着信があった
ちなみに切ってから2時間くらいの話
最初の目的は友達に詐欺会社とわからせることだったのを思い出し、
全日遊連の東京遊協ってとこにメールしてグローバルキャリアが加盟してるか聞いてみた
返事はすぐこないので、着信に出てみることにした
新井
「1さん・・困りますよ電話にでてくれないと」
俺
「なぜですか?他の人がやりたいっていってるなら僕は無視してもらって構いませんよ」
新井
「私は1さんが思っているより1さんを評価しています」
審査がいる問題児じゃねーのかよ
俺
「そうなんですか・・・ありがとうございます」
新井
「1さん あと受かる人間は一人だけです!どうかご決断を!」
俺
「わかりました。どうすればいいですか?」
新井
「ありがとうございます!それではですね振込み先が・・・」
どんどん露骨になってきた
俺
「わかりました なるべく早めに振込みます」
新井
「早ければ早いほどいいですからね 一緒に稼ぎましょうね」
そうして電話を切った
次の日、東京遊協からメールがきてた
どうやらグローバルキャリアという会社は知らないらしい
これで詐欺は固まった
どうやって認めさせようか迷ったが、とりあえず電話してみることに
プルルルル ガチャ
男
「モシモシ」
誰だこいつ
中国人っぽい男が電話にでた
一人でやってるんじゃないんだ
俺
「1と申しますが、新井さんいますか?黒田さんでもいいですけど」
男
「オマチクダサイ」
新井
「お待たせしました新井です」
俺
「すいません忙しいところ・・実は昨日全日遊連の東京遊協にメールで確認したんですが、
グローバルという会社は加盟してないそうです、どういうことですか?」
新井
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
俺
「全日に加盟してる立派な会社じゃなかったんですかね?」
新井
「確認されましたか・・・仕方ありません・・・話すしかないようですね」
!?
こっからどうするんだ
新井
「本当はわが社は全日に加盟しています、でも度重なる詐欺の集団に倒産寸前の嫌がらせを受け
全日のほうにはわが社が加盟してないフリをさせてるんです」
これは馬鹿すぎる
もうどうでもよくなってきた
詰めようと思いラッシュをかける
おまえイマイか??
イマイに報告だな
イマイにもこんな時期があったんだな・・・
俺
「それでは新井さんが全日に問い合わせてもらって全日の方から僕にメールを送ってもらっていいですか?
僕は信頼できるので信用させるために真実を言ってくださいと」
新井
「・・・・・・・・それはできません」
俺
「なぜですか?そうでもしないと僕は信じられません
詐欺はグローバルの方ではないかと思ってしまいます」
新井
「1さん・・・・いいですか?私はグローバルの社員です、と同時に一人の人間でもあります、
その一人の人間として1さんに言います、信じてください」
俺
「無理です」
新井
「私たちはグローバルをもっと大きくしなければいけません!
そのために1さんの力が必要です。ここで力を貸してくれたなら将来1さんの幹部の座は揺るぎません!」
ちなみにこの話はかなり長かった
あまり覚えてないが15分は熱く語ってた
キャラはすでに黒田よりになってる
俺
「幹部?なりたくありません
大体なんで僕は審査がいるんですか?
新井さんも僕のこと信じてくださいよ」
新井
「仕方ないじゃないですかっ!!さっきも言ったでしょう!?
度重なる詐欺にあっているとっ!私は慎重にならなければいけないのですっ!」
すごいめちゃくちゃな話だが、1対1で話している以上それがおかしいと思わせることはできない
3人以上なら味方もいただろうが一人ではこいつを崩すのは無理だ
この時点で新井は少し泣いている(フリだろうけど)
俺
「わかりました どうしても詐欺じゃないことを証明できないのなら
この話をそのまま全日遊連に問い合わせてみます」
新井
「無駄ですよ。彼等は口を割りません」
何者だよお前
俺
「やってみなければわかりません、いざとなれば警察に問い合わせてみます」
新井
「それはやめてください!!シャレになりませんよ」
俺
「悪いことしてないなら問題はありません」
新井
「悪いことはしてませんが警察が勘違いする恐れがあります」
俺
「そこまで馬鹿じゃないでしょう」
新井
「どうですかね?」
なんだよこのキャラ
俺
「わかりました、新井さん、僕は問い合わせることはしませんがお金も払いません」
新井
「わかりましたそれでけっこうです」
やばいと感じ引く方向にでた
俺
「別に警察に言うつもりはありませんが詐欺ですよね?」
新井
「違います、詐欺被害者です」
俺
「もういいです」
ここで電話を切った
とりあえずそのまま友達に報告
俺の話は信じてもらえた
36万は払わないらしい
友達の話によると、若い男は電話にでたが、名前は佐藤と黒田だったらしい
黒田は受付として使い回しか?
その時調べた詐欺の仕組みなんだけど、もし36万円払っちゃったらどうしようもないらしい。
戻ってこないんだって
その悪徳会社の支持を受けパチ屋でパチンコ打ったってだけで自業自得らしい
その次の日にその友達といたらグローバルから電話がかかってきた
どうやら振込みがないからかけてきたっぽい
友達の変わりに俺がでてみた
俺
「もしもし」
男
「グローバルの佐藤ですこんにちわ」
声はやっぱり一緒
俺
「1ですけど新井さん?」
佐藤
「えっ・・・あ・・間違えました」
ガチャ
たぶん本当に間違えたと思ったんだろうな
番号確認して混乱してるに違いない
こういう詐欺はけっこうあるらしくて、これ読んでる人は絶対引っかからないで欲しい
パチ屋のサクラなんて店長と組んだりするくらいしかないんだから
甘い話には裏がある
怖いところは普通の求人誌に、こんな会社が掲載されてるということだ
みんなの参考になれば幸いです
通報したの?
>>67
いや通報してないよ
たぶん無駄じゃね?
詐欺の証拠もないしな
ある程度人を騙して金取ったら会社名変えてまたやるんじゃね?
1よくやった
しかしお前の友人は36万円その詐欺会社に払わないで済むが
パチ屋で36万円負けるに1000万ペリカwww
>>68
あーそいつは慶次にハマってるらしいwwwwwww
てか今グローバルキャリアで調べてみたら普通の会社がいくつかでてきた
「グローバルキャリア 詐欺」 で調べたらいっぱいでてきたwwwwwwwww
この手の詐欺でメジャーなのがテープ起こしの仕事な
最初に教材を1万円くらいで買わせて
終わったら提出して仕事渡すってやつ
終わったって仕事なんか来ないんだけどな
>>72
それは初耳
でもそれじゃ利益1万くらいにしかならなくね?
リスクがでかすぎる
面白かったけどもう終わりなのか
>>75
この話は省略したけどだいたいこんな感じ
似たような感じの話で先にこっちに金渡してくる詐欺もあったぞ
引っかからなかったけどかなり巧妙だった
3万くらいもらったからまあ結果オーライ
>>74
仕事が山のようにあるので猫の手も借りたいって言われるらしい
在宅で出来るし初期費用の安さから主婦とか結構引っ掛るんじゃね?
>>78
それも書け
>>79
その話は3年くらい前で俺が個人的にやったやつなんだ
記憶はさらにあいまいだけどインパクト強かったから覚えてる
むしろこれがあったからこそあやしいのにはひっかからなくなった的な感じだな
ちょっとがんばって書いてみる
ヒマ潰しに見てくれ
ナイトワークの求人誌に載ってたデータ採集バイトみたいなんがあったんで電話したんだ
24歳の時くらいだった気がする
携帯使うだけで一日1時間程度で時給1200円
当時副業にしてみたらおいしかった
電話したら履歴書をFAXで送ってくれと言われた
ちゃんと記入して本社(笑)に送ると採用されて電話かかってきた
名前忘れたんだけど仮に鈴木にしておく
ちなみに同い年のエロい声の女
鈴木
「1さんですか?はじめまして鈴木麻里です」
俺
「はじめましてー」
鈴木
「さっそくお仕事の説明をしますわ」
仕事内容はこんなかんじ↓
①パチ屋でPRしている人たちから一日の収支を聞く
②それを用紙に記入
③FAXで本社に送る
④一日4人程度
ちなみに全員の収支を聞き出すのに1時間かからなくても時給がもらえるという話だった
パチンコのPRってどんな仕事かと聞いてもあまり答えてくれなかった
鈴木
「1さんいい声してますね おうち近かったらよかったのにん・・」
やたらエロ声でアピールしてくる
声からしてきっといい女に違いない
次の日から仕事が始まった
夜の8時くらいに一人づつ電話がかかってくるっ
最初は俺が慣れていないというだけあって、2人の報告を聞くだけだった
最初にかかってきたのが同い年の藤田(たぶんこんな名前だった)
藤田
「もしもしー?あっはじめまして、藤田です、1さんですか?」
俺
「あーはじめまして1です よろしくお願いします」
この時俺は全く疑っていない
一日の収支を藤田が報告してくる
藤田
「・・・・でですね・・・利益は42000円です」
今思えば利益をやたら強調してたな
しっかり用紙に書き込む
これで一人終わりだ
時間にして3分
これが二人いるだけだから、なんてラクな仕事なんだろうと思った
次にかかってきたのは片桐という大学生の男
なんかチャラチャラしててヤな感じだった
片桐
「チッス!片桐っス!よろしくっス!」
片桐の収支も聞いて約10分で一日の1200円を稼いだ
その結果を一週間ごとにFAXで会社に送るんだが、
毎日のように鈴木麻里(エロ声)から電話がかかってくる
麻里
「報告者の方とは仲良くなれましたかぁ?」
俺
「はい いい人たちでした」
麻里
「私も1さんと仲良くなりたいなぁ・・・あっすいません関係ないですよね」
当時の俺はけっこうドキドキした
かわいい女だと思った
毎日電話がかかってきて、一日20分くらいしゃべってた
1週間もすぎれば、麻里との会話は世間話のみになってた
麻里
「1さんはバレンタインいくつチョコもらうんだろ・・?」
俺
「いやあ全然ですよ、モテないんでw麻里さんはたくさんあげるんですか?」
麻里
「義理ならたくさんあげますよぉwwwでもあげない人もホワイトデーくれたりするんです///」
俺
「麻里さんモテるんですねwww」
麻里
「そんなことないよぉ!」
こんな会話だったが当時の俺は楽しかった
毎日麻里からの電話を待ってた
2週間ほどして仕事も慣れてきた
外にいるときでも用紙を持ち歩いてるから、いつでも電話を受けれた
しかしそのくらいの時期になると、藤田と片桐の世間話がひどくなってた
とにかく長い
藤田
「1さんは彼女とかいるんですか?」
俺
「いやいません」
藤田
「僕はですね この前別れちゃってなんたらかんたら」
長いときで30分くらいだ
麻里と話すならまだしも、こいつらと話してる時間は苦痛だった
でも仕事だと割り切った
その間も、やたら仕事のアピールをされた
藤田
「この仕事は選ばれた人しかできません
1さんはまだ当分無理でしょうねwwwwwwwwまずは真面目に今の仕事をやるべきです」
片桐
「僕一ヶ月で100万弱稼いでますよ!神経使う仕事だけど、やっててよかったっス!」
こんな感じで日増しに仕事儲かるんだぞ自慢が増えてった
この時もまだ俺は何も疑ってない
自分とは遠い世界だと思ってたから
パチンコが不正に当たるかどうかなんてどうでもよかった
藤田と片桐に対して特にうらやましいとも思わなかった
でも麻里だけは違った
麻里ともっと仲良くなりたくて会話もこっちから振るようになってた
俺
「麻里さんは彼氏とかいるんですか?」
麻里
「いないよぉ・・・でも今気になってる人はいますよ///」
俺
「誰そのラッキーなやつ?」
麻里
「教えないwwwwwwww」
俺
「ちょwwwwwwwおまwwww」
こいつ俺に惚れたなとか勝手に思ってた
3週間くらいしてちょっとおかしいと思ってきた
藤田 片桐の世間話が長すぎるのと、研修期間は終わってるはずなのに
なぜか報告者が増えないところだ
なんとなく藤田に聞いてみた
この時は片桐より藤田の方がいい奴だと思ってたからだ
俺
「いつになったら報告者増えるんですかね?俺ラクすぎません?」
藤田
「どうなんでしょうね?僕もちょっと会社のことはわからないんで・・・
パチンコPRしてるだけなんでね」
そういうものかと特に何もおもわなかった
その時期になると麻里との会話もエスカレートしていた
麻里
「1さんって神戸なんでしょ??関西弁聞きたいなぁ」
俺
「でも敬語じゃあんまり関西弁らしく話せないですよ」
麻里
「じゃあタメ語でいいですよぉ」
俺
「そんなの無理ですよwww」
麻里
「関西弁の男の人に強く言われたいな・・・」
俺
「わかった」
こっから俺はまんまと乗せられてタメ語の関西弁を使うようになった
一ヶ月がすぎて初めての給料が入る時期になった
自分で計算したら3万弱だった
給料日に口座を確認するとしっかり入ってた
なんておいしいバイトだ
日課になってた麻里との電話に変化がでてきた
麻里
「あのね1さん・・私神戸に転勤することになったんだ」
ちなみに俺神戸
麻里も知ってる
俺
「マジで?めっちゃ近なるやん!」
麻里
「会えるね・・・一人暮らしみたいだからゴハンとか作りに行っちゃおっかな!」
この時は完全に麻里を自分のモノにできると確信した
俺
「うん 待ってるからおいでな」
麻里
「うん」
そのときは麻里は夢にでてくるほどだった
俺は完全に好きになってた
麻里と話したくて、仕事の話と偽って自分から電話かけたこともあった
麻里
「どうしたのぉ?」
すでに麻里もタメ語
俺
「いや、新しい報告者いつ増えるんかなって」
麻里
「増えない方がいいでしょ?私が1さんとこに仕事増やさないようにがんばってるんだ///」
俺
「そんなんいいのに・・・そんなことしたら麻里の会社での立場が・・・」
麻里
「いいの!会えない間はちょっとでも役に立たせて」
今思うとひどい茶番だ
仕事を始めて6週間たった
相変わらず報告者は増えない
藤田の絡みもめんどくさい
片桐はちゃらんぽらんなままだ
麻里もいい意味でそのままだった
ある日の麻里からの電話のこと
麻里
「ジャジャジャジャジャ~ン!!」
俺
「どうしたん?いいことあったん?」
麻里
「エヘヘ///あったあったあったのです!!」
俺
「なになに教えて(^ω^)」
麻里
「なんと1さんが次回PR報告者に選ばれましたぁ~~~~☆」
俺
「なんだって!?」
俺はびっくりした
藤田の話を聞いてると、この会社に1年以上勤めた者しかできないはず
きっと麻里が無理してくれたに違いない
俺
「麻里・・・お前・・・」
麻里
「何も言わないのwwwちょっとは見直してくれたな・・・?」
俺
「そこまでがんばらなくても俺は麻里のこと好きだぜ?」
麻里
「まだ足りなぁ~いwwwwwwwwwwwwww」
なんてかわいいやつ
俺
「でも俺なんかにできるんかな?」
麻里
「簡単だからできるよっ!でもね・・・」
俺
「でも何?」
麻里
「一応ルールとして保証金を払って貰わないといけないんだ」
俺
「えっそうなん?いくらくらい?」
麻里
「120万円」
な・・・んだ・・・と?
俺
「120万!?さすがに無理だわ」
麻里
「私だってこんなこと言いたくないよ・・・でもルールなんだよ
他の人だってみんな払ってるんだよぅ」
いちいちかわいい奴だ
俺
「ちょっとまって120万は払えないよ」
麻里
「・・・・・・・・・・・・」
俺
「麻里?怒った?」
ガチャ
電話が切れた
俺は焦った
麻里に嫌われたかもしれない
電話をかけ直してもでない
次の日麻里から電話がかかってきた
ちなみにこの日は日曜日で、普段なら麻里からも報告者からも連絡がない日だ
麻里
「昨日はゴメン」
俺
「いや俺もビックリしてさ」
麻里
「でもね、昔は保証金なんて取ってなかったんだよ?
絶対当たるパチンコの方法教えたら、会社に半分渡さない人が増えて・・・それで仕方なく・・」
さすがにこの時点で俺も怪しいと思った
120万はないわ
俺
「それを払わずに済む方法はないの?」
麻里
「私の力で110万にはできるかもしれない・・・
1さんのためにがんばってみるから!!」
いやまてお前
ってか、一年前なら昔でもなくね?
>>125
この話は3年くらい前だぞ
一年前は最初の話
続き
俺
「ちょっと待って110万でも無理だって」
麻里
「私、1さんのこと信頼してたんだよ?一緒に住もうって思ってて・・・それなのに・・・」
俺が欲しいのは麻里だけだ
別にパチンコPRなんてやりたくないし、保証金払わなければいけないとかアリエナイ
俺
「ちょっと考えさせて」
麻里
「・・・・・・・・」
ガチャ
またいきなり電話が切れた
次の日は報告がある日だ
藤田から電話がかかってきたので一部始終話してみた
120万は多すぎるけど、10万くらいなら払うやついるんじゃないか
金目当てだけでなく女目当てもあるからさ
>>129
10万なら払ってたかもしれない
その時点で3万はもらってるわけだしな
続き
全てを聞いた藤田はしゃべるしゃべる
藤田
「1さん、僕もね最初は半信半疑だったんです
本当に当たるのか?ってね」
俺はそこは特に追及してないのに
藤田
「でも本当なんですよ。事実なんです、だから120万なんです
僕はもう1000万は稼いでます、目先の小石に躓いてたらなにも手に入りませんよ?」
このセリフはかなりむかついたので鮮明に覚えてる
藤田
「麻里さんかぁ・・僕の担当の方は男性なんですけど、麻里さんは社内一の美人って噂ですよ」
麻里が欲しくてたまらなかった
片桐からも報告がきたが、こいつに言うつもりはなかった
いつも通りに報告を済ませた
いつもならかかってくる時間に麻里からかかってこない
また自分からかけてた
プルルルル ガチャ
麻里
「もしもし」
俺
「麻里?昨日はごめんな でもさ俺ひとつ思ったんだけどさ
麻里はもう少ししたら神戸にくるよな?それで二人は会えるんだからそれでよくね?」
麻里
「私 今上司に詰められてるのよ?報告者はまだ見つからないのか?ってね」
おいおい無理して俺にしたんじゃねーのかよ
俺
「でも俺には120万なんて大金無理や」
麻里
「がっかりだね」
そこで電話は切れた
次の日からなぜか報告がこなくなった
藤田も片桐もだ
3日くらいしても何も連絡がない
そんな時に麻里からかかってきた
麻里
「ごめん給料払えないかも」
俺
「は?なんで?」
2ヶ月目の2週間分は働いてるんだから、そこはもらわないとおかしい
麻里
「あのね、1さんが不正してるかもしれないって疑いがかかってるの」
ここらへんで詐欺かもと初めて感じた
麻里は童顔眼鏡ロリ巨乳馬鹿
>>139
Eカップだって言ってたwwwwwwwwwwww
続き
麻里の話によると、パチ屋の出した玉数と報告者の出玉数が一致しないらしい
それなら報告者が不正してるんじゃね?って思ったけど、
なぜか俺も一緒にその事実を隠してる疑惑が社内で出てるらしい
俺が隠すことになんのメリットがあるんだ?っていっても知らん顔
麻里
「そういうわけで事実がはっきりするまで1さんにお給料は払えません」
いきなり仕事口調になりやがった
この時俺は、給料うんぬんよりも
麻里との距離が離れていってる気がしたことに不安を感じた
名前すら曖昧にしか憶えてないのに会話こんな覚えてるって・・・・・・
>>143
麻里の名前は覚えてる
苗字と麻里の漢字は違うと思う
ちなみに会話もなんとなくだ
続き
俺
「じゃあ仕方ないな、なんとか疑い晴れるといいけど」
麻里
「私もがんばるから・・・じゃあね」
↑これが俺の聞いた麻里の最後の言葉だった
そこから麻里 藤田 片桐と連絡が取れなくなった
かけてもでないし、1週間後には全員の携帯が解約されてたし、
会社にかけてもずっと留守電だった
ここで初めて俺は騙されたと気づいた
詐欺師ってけっこう適当なんだな
福本伸行漫画みたいに緻密に陥れてくるもんかと思ってた
>>146
麻里の方の詐欺はかなり凝ってたぞ
なんせ一回給料振り込んでくるんだからな
続き
俺は結局詐欺には合わなかったけど、麻里を失っただけですごいショックだった
メシも食えなくなったし、番号も半年くらい残してた
向こうは俺を騙すつもりだったろうけど、たくさん話して楽しかったのは事実だ
正直泣いたし、そんな泣いた自分を情けないと今では思う
きっと麻里は会社と名前変えてまだ詐欺やってるに違いない
お前ら絶対騙されんなよ?
会ってもないのに言い寄ってくる女なんて何か理由があるんだから
でもこのおかげで去年友達の役に立てたと思ってる
今でも麻里が最後に言った「じゃあね」が気になってる
普通何も思ってないターゲットなだけの奴だったら言わないんじゃないかと
でもそんなこと思ってる時点でまだ俺は馬鹿なんだろうな
俺の体験を反面教師にしてくれたらうれしいです
女絡めて電話だけだと結構引っかかりそう
なんだ、悪い奴だったのか、マリンちゃん・・・・・
3万もらえて、かわいい声の姉ちゃんと電話で話せる(エロトークもあり)なんてうらやましいぞ
ってか3万払う詐欺会社がすごいな
>>153
あれはよくできてた
>>154
極悪人でした
>>155
払う時点ですごいしサクラの数も多かった
藤田と片桐用意してるし、俺にかけた電話代だけでも相当いってるはず
まあそれで120万きたら大成功だけどなwwww
マジで攻略法とかあるんか思ったよ
藤田と片桐が毎日報告してくるからなwwwwwww
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