妹「お兄ちゃんのパソコン貸して」…SecondStory
- 2011/01/20
- 22:10
妹「お兄ちゃんのパソコン貸して」…SecondStory
105: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/18(火) 20:38:08.53
ID:GqQOoQLo0
妹(あれから…お兄ちゃんとわたしは『普通』の兄弟として過ごしている)
妹(でも…自分で決めたことなのに胸の苦しさは消えてくれない…)
妹「ヒック…お兄ちゃん…」
俺「ん?呼んだか?」ガチャ
妹「あっやっ違うの!」
俺「お前…泣いて…」
妹「なんでもないの!なんでもないから出てって!」
俺「わりぃ…」バタン
妹(もう…どうしていいかわかんない…)
もう…どうしていいかわかんない…誰か続きを…
※最初から読む
⇒妹「お兄ちゃんのパソコン貸して」
⇒http://lovevippers.blog.2nt.com/blog-entry-556.html
僕は妹に恋をする プレミアム・エディション
106: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/18(火) 20:55:27.75
ID:D3cHIN030
>>105
がんばれ
108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/18(火) 21:03:17.72
ID:5LQ9bHFF0
>>106
おい
おい
109: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/18(火) 21:04:13.78
ID:GqQOoQLo0
>>106
はやく
110: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/18(火) 21:04:25.95
ID:IuxPjhJD0
>>106
>>106
おまえががんばれ
111: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/18(火) 21:09:25.71
ID:jL+uv0yQ0
>>106
お前が頑張るんだ
112: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/18(火) 21:14:42.85
ID:D3cHIN030
・・・あれから1ヶ月近く経った。
本当に、妹と俺は前みたいな接し方をしなくなっていた。
妹は何事もないかのように振る舞った。
そう、あの出来事が起こるまでは・・。
113: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/18(火) 21:19:02.49
ID:D3cHIN030
妹「お兄ちゃん」
俺「どうした?」
妹「こうしていると・・・昔からこんな関係だったのかなって思うよね」
俺「そうだな」
妹「そうだなって、それだけ?」
俺「他に何かあるか?」
妹「ないけど・・・」
俺「もう過去のことだよ」
114: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/18(火) 21:24:55.50
ID:D3cHIN030
妹「そうだよね。じゃあ行ってきます」
俺「気をつけていけよ」
妹「あのさ・・・お兄ちゃん」
俺「どうかしたか?」
妹「えっと・・・その・・・」
俺「どうしたんだよ」
妹「ううん、やっぱり何でもない。じゃあね」
俺「おう」
115: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/18(火) 21:28:23.49
ID:D3cHIN030
妹「言えないよね」
妹「あたしが・・・まだ忘れてないってこと」
妹「そう簡単に忘れられたら苦労しないよ」
妹「胸が張り裂けそう・・・張り裂けるほど大きくもないけど」
妹「お兄ちゃんはどう思ってるんだろ?」
妹「もう妹としてしか見てないのかな?」
妹「辛いよぅ」
妹「どうしたら・・・忘れられるの?」
116: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/18(火) 21:36:15.18
ID:D3cHIN030
妹友「妹おはよーなんだか調子悪そうだね」
妹「うん、まあ、ね」
妹友「もしかして・・・」
妹「・・・そうなの」
妹友「できたんだね!」
妹「え?」
妹友「お兄ちゃんとの子ども!!」
妹「ふざけないでー」
117: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/18(火) 21:42:40.42
ID:D3cHIN030
妹「なんでそんなこと言うの?明らかに違うでしょ」
妹友「違うの?てっきり・・・」
妹「ひどいよ・・・」
妹友「ご、ごめん・・・で、本当は?」
妹「諦めた」
妹友「諦めた?」
妹「『普通のきょうだいに戻ろう』って言ったの」
妹友「それは・・・大胆な決断」
118: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/18(火) 21:50:05.40
ID:D3cHIN030
妹友「でも・・・まだ苦しい、と」
妹「うん」
妹友「あんなに好きだったのに、すぐ忘れられたならお兄ちゃんだって悲しく思うよ」
妹「そう思う?」
妹友「当然じゃん!あんたみたいに、かわいげがなくて貧乳で、わがままで・・・」
妹「悪口はそこまでにしようか?」
妹友「要するに、お兄ちゃんも辛いだろうってこと」
妹「全然まとまってないけど、そうなのかな・・・」
119: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/18(火) 21:53:48.14
ID:D3cHIN030
俺「授業だりー」
俺友「おい俺、今日隣の学校のヤツと合コンするんだけど来いよ」
俺「なんだよそれ、つまんなそう」
俺友「おま・・・合コンくらい一回は参加しとけよ。恥ずかしいぞ」
俺「合コン経験ないことが恥ずかしいわけないだろ」
俺友「いいからこいよ。かわいいこ呼んでるから」
俺「だからいいって。他当たってくれ」
俺友「いいじゃん、暇なんだろ?こいよ。じゃあ放課後」
121: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/18(火) 21:58:09.45
ID:D3cHIN030
―放課後―
俺友「さ、いこーぜ」
俺「行かないって」
俺友「いやいやきたんで~っていう、失敗した時への言い訳か?」
俺「違うよ」
俺友「じゃあいいだろ」
俺「ったく、わかったよ」
俺友「それでよし!」
122: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/18(火) 22:03:51.67
ID:D3cHIN030
妹友「かわいそうな妹・・・今日はあたしとデートしよ?」
妹「女子って、遊ぶことなのにデートって言うよね」
妹友「デートだって!あたしはこんなに妹のことを思っているのに・・・」
妹「あたしはそっちじゃないもん」
妹友「興味くらいあるでしょ?」
妹「ないないない」
妹友「同性愛はこの上なくプラトニックなんだから・・・」
妹「それは認めるけどあたしを巻き込まないで」
・・・すまんがお休みの時間だ
明日まだあったら続き書くよ
お付き合いありがとう
140: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 09:31:49.15
ID:+PTxlVNw0
妹友「あっこのお店、一度入ってみたかったんだ」
妹「へー」
妹友「少しは興味持ってよ」
妹「うんうん」
妹友「これだから妹はかわいげがな・・・」
妹「何か言った?」
妹友「何でもない。入ろ」
妹「しょーがない・・・」
おはよう
保守ありがとう
141: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 09:39:06.14
ID:+PTxlVNw0
妹友「結構込んでるね・・・あっ」
妹「どうかした?」
妹友「な、なんでも?」
妹「実に怪しい・・・」
妹友(あの制服は妹のお兄ちゃんの学校と隣の女子校)
妹友(これはきっと合コン・・・どうかお兄様ではありませんように・・・)
妹友(もしお兄様であっても、妹が気付きませんように・・・)
妹「あ、お兄ちゃん」
143: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 09:46:48.85
ID:+PTxlVNw0
妹友「ひひひひと違いじゃない?」
妹「何慌ててるの?」
妹友「い、いや今すごいイケメンが通ったから」
妹「あれ、イケメン好きだった?たしか中の中くらいのひとが手頃でいいって・・・」
妹友「変わったの!イケメンは正義!」
妹「へー」
妹友「そそそそうだよ!」
144: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 09:52:50.28
ID:+PTxlVNw0
妹友「あー」
妹友「行っちゃった・・・」
妹友「絶対合コンでしょあれは」
妹友「泣いて帰ってくるに違いない・・・」
妹友「あっでも待って、『お兄ちゃんの裏切り者!』」
妹友「『お兄ちゃんなんて大嫌い!』」
妹友「『やっぱりあたしを永遠に愛してくれるのは妹友なのよ~』・・・なーんて」
妹友「ならないか・・・あたしって不謹慎?」
145: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 09:58:59.00
ID:+PTxlVNw0
妹「おに―ちゃー・・・」
俺友「こいつ合コンの達人だから!」
俺「やめろよ」
俺友「場数こなしてる感じするだろ?」
女1「確かに~」
女2「俺くんってすっごい女好きそう」
俺友「やばいよこいつの女遍歴!」
妹「・・・・・・」
147: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 10:06:09.38
ID:+PTxlVNw0
妹(お兄ちゃん・・・合コン・・・してた・・・)
妹(すごく楽しそうだった)
妹(あたしよりきれいな女の人に囲まれて・・・)
妹(お兄ちゃん何度もこんなことしてたんだ)
妹(それに・・・女なら誰でもいいだね)
妹(ひどい・・・お兄ちゃん)
妹(あたしは・・・こんなに・・・)
妹「・・・もうしらない」
148: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 10:14:18.06
ID:+PTxlVNw0
妹友「あーこれはやってしまったパターン・・・」
妹「ただいま・・・」
妹友「ど、どうだった?」
妹「楽しそうだった」
妹友「そ、そう」
妹「お願いがあるんだけど」
妹友「何でも言いなさい」
妹「胸貸して・・・純粋な意味で」
149: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 10:21:21.23
ID:+PTxlVNw0
妹「おにーちゃんの・・・ばか・・うぅ・・・」
妹友「よしよし」
妹「あたしがあれからどんな気持ちでいたか・・・」
妹友「辛かったね」
妹「ひどいよ・・・」
妹友「・・・・・・」
妹「・・・妹友、慰めて」
妹友「え?」
150: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 10:27:39.90
ID:+PTxlVNw0
妹「今日はお兄ちゃんの顔見たくない」
妹友「泊めてあげるくらいなら・・・」
妹「・・・借りは返す」
妹友「体で?」
妹「だから傷ついてる時になんでそんなこと言うの?」
妹友「ごめんごめん」
妹「妹友らしいというか・・・でも泣いたらスッキリした」
152: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 10:35:15.72
ID:+PTxlVNw0
俺「俺、そろそろ帰るよ」
俺友「まだ早いだろ」
女1「そーだよーもっと楽しもー」
女2「俺くんとまだ話したいよー」
俺「まあそう言われると嬉しいんだけど・・・」
俺友「この後どこ行く?」
女1「静かなところがいいよね」
女2「そうだねー」
153: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 10:45:58.72
ID:+PTxlVNw0
俺(さっき一瞬だけど妹みたいなひとが見えたんだよな・・・)
俺(すぐ行っちゃったけど)
俺(もしかして・・・合コンだってことに気がついたから?)
俺(どうしよう・・・絶対嫌だよなそんなの)
俺友「どうした俺?ぼーっとして」
俺「いや、その」
女1「考えごとしてる俺くんもカワイイ」
俺「ごめん、やっぱ俺帰る!」
155: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 10:56:39.39
ID:+PTxlVNw0
―妹友家―
妹「お泊りするの、久しぶりだね」
妹友「確かに。でも前に・・・」
妹「やめてその話!恥ずかしいから」
妹友「夜中に帰りたい~って言ってお兄ちゃんに迎えに来てもらったよね」
妹「それは過去だもん!」
妹友「いやいや、仲いいなって羨ましかったよ」
妹「今は違うんだから・・・」
妹友「でもちょっと悲しかったんだ」
156: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 11:01:45.74
ID:+PTxlVNw0
妹「何が?」
妹友「あたしの妹が取られちゃうって」
妹「何それどういう意味?」
妹友「その時気付いたの。あたし、妹が好きなんだって」
妹「ちょ・・・冗談はやめてよ」
妹友「冗談なんかじゃない」
妹「何?全く話が見えない」
妹友「大人しくしてくれたら傷はつけないから・・・」
158: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 11:08:02.18
ID:+PTxlVNw0
妹「やめてぇー」
妹友「その嫌がる顔・・・たまらない」
妹「本当お願い!やめて」
妹友「ふふふ・・・もっと泣き叫べ―」
妹「・・・って何なのこれ?」
妹友「え?まあ、ね・・・」
妹「こんな・・・変な声録音して」
妹友「うーん夜のお供?ご協力ありがとうございました」
159: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 11:18:12.12
ID:+PTxlVNw0
妹「何それ」
妹友「まあまあ、有効活用させてもらうから大丈夫!」
妹「全然健全な用途で遣われない気が・・・」
妹友「・・・これがあたしにできる精一杯なんだから」
妹「え?」
妹友「何でもないよ!あ、ごはんだって」
妹「妹友のお母さんの料理おいしいから楽しみ」
妹友「さあいこっか」
160: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 11:28:27.52
ID:+PTxlVNw0
俺「ただいま」
俺「い、妹?どこだ」
俺「部屋にもいない・・・」
俺「母さん妹は?」
母「妹?今日はお友達の家に泊まるって」
俺「泊まる・・・?」
俺(やっぱり見られてたのか?)
俺(それで俺の顔なんか見たくないって・・・どうしよう)
162: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 11:38:37.20
ID:+PTxlVNw0
妹「いただきまーす」
妹友母「妹ちゃんに会うのは久しぶりね。大きくなって・・・」
妹「今日は急にお邪魔してしまってすみません」
妹友母「いいのよ。うちは一人っ子だから子どもが増えたみたいで嬉しいわ」
妹「そう言ってもらえると、こちらも嬉しいです」
妹友「何かしこまってんの?」
妹「い、いえそんなつもりは・・・」
妹友「妹ったらー」
163: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 11:51:35.40
ID:+PTxlVNw0
妹友母「お風呂沸かしておいたから入ってね」
妹「すみません、何から何まで・・・」
妹友「一緒に入る?」
妹「な・・・」
妹友「小さい頃は一緒に入ってたじゃない」
妹「そ、それは一人では入れる年齢じゃなかったから・・・」
妹友「あはは。もう冗談だって」
妹「一瞬本気にしかけた・・・」
164: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 12:05:40.41
ID:+PTxlVNw0
妹「おなかいっぱーい」
妹友「無理して食べることないのに」
妹「だっておいしんだもん。残すのもったいなくて」
妹友「もう、うちのこになる?」
妹「え?」
妹友「冗談だって!」
妹「えーとお風呂いただいてきます」
妹友「いってらっしゃい。ごゆっくりー・・・」
166: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 12:24:12.51
ID:+PTxlVNw0
妹友「妹がお風呂に入った・・・」
妹「引っかかると~痛いの~さかむけ~あなたのこと♪」
妹友「・・・失礼しまーす」
妹「考えると~きゅーんと~感じる~優しい痛み~♪」
妹友「よし、ばれてない」
妹友「ごめん妹・・・あたしが」
妹友「脱衣所で下着をくんかくんかしようだなんて」
妹友「許してぇ!」
167: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 12:33:16.41
ID:+PTxlVNw0
妹友「妹のパンツ・・・」
妹友「薄ピンクに赤ドット・・・これはあたしを誘っている!」
妹友「妹・・・妹・・・くんかくんか」
妹友「すーはー・・・あたしって変態・・・」
妹「暖かい~言葉で~前向き~今を♪・・・ん?」
妹友「は!気付かれた!」
妹「誰かいるの・・・?」
妹「パ、パジャマここに置いておくからー(裏声)」
168: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 12:50:32.62
ID:+PTxlVNw0
妹「あ、うん、ありがと」
妹友「どういたしま・・・」
妹「わたしは~毎秒~あなたに~夢中なのです♪」
妹友「は・・・疑ってないみたい」
妹友「焦った~まあでもよかった」
妹友「妹ってちょっとどころかかなり鈍感なんだよね」
妹友「そういうところも良かったりするんだけど・・・ま」
妹友「もうちょっと堪能させてもらいましょ」
169: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 12:59:23.67
ID:+PTxlVNw0
妹「お風呂は気持ちいいなあ・・・そろそろあがろ」
妹友「は!やば・・・夢中になりすぎた」
妹友「急がなきゃ・・・失礼しましたーリビングに避難だ!」
妹「あーいいお湯だった・・・ってあれ?」
妹「あたし・・・ここに下着置いた?」
妹「んーおかしいな・・・たしかそっちに」
妹友(わ!どうしよ!!)
170: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 13:15:40.88
ID:+PTxlVNw0
妹「まあ・・・いいかそんなこと。早く出よ」
妹「お風呂いただきましたーあ、妹友ここにいたの?」
妹友「う、うん」
妹「部屋で待っててくれれば良かったのに」
妹友「い、いや心配じゃん?一人では入れるかどうか・・・」
妹「もうそれいつの話?」
妹友「だ、だって勝手とか?家によって違うし?」
妹「それくらい順応するよ」
妹友「まあね、あはは、あはははは」
173: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 13:26:41.17
ID:+PTxlVNw0
妹「変なの」
妹友「じゃああたしも入ってくるね。部屋で待ってて」
妹「わかった」
妹友「変なこと、し、しないでよねッ」
妹「妹友に言われたくないわ」
妹友「うーん認めなきゃいけないよねーそこは」
妹「自覚してるんだ」
妹友「と、当然・・・じゃん?不名誉だけど」
174: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 13:31:19.36
ID:+PTxlVNw0
妹「この部屋もなんだか懐かしい気がする」
妹「あんまり変わってないな」
妹「あたしがあげたくまのぬいぐるみもまだ置いてくれてるんだ」
妹「あれ、今目が動いたような・・・?」
妹「ってそんなわけないか」
妹「ベッドもふかふか~はぅ」
妹「・・・あれ?枕の下に何かある」
妹「なんだろう・・・え、これ、あたしの写真!?」
177: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 13:41:56.02
ID:+PTxlVNw0
妹「なんでこんなものが枕の下に?」
妹「あ!昔雑誌で見たことあるな」
妹「『好きな人の写真を枕の下に入れて寝るとその人の夢が見られる』」
妹「ま、まさか・・・!?」
妹「き、気のせいよね!壁に貼ってあった写真が落ちて偶然枕の下に入っただけよね」
妹「そうそうたまたまって、そんなわけ・・・!」
妹「ない・・・か」
妹「まず、あたしの夢を見たところで何にもないよね」
178: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 13:55:13.80
ID:+PTxlVNw0
妹「実は壁に、隠し部屋のスイッチがあって」
妹「その部屋の壁にはあたしの写真がバーって貼ってあったりして」
妹「まあ、ないと思うけど・・・むしろあったらこわい」
妹「まさかねーここが怪しいぞ!なんて」
妹「ポチっとな」
妹「・・・えっ?なに今ガコっていった!」
妹「え?え?そんなあ・・・嘘でしょ!!」
妹友「・・・何してんの?」
180: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 14:05:41.77
ID:+PTxlVNw0
妹「も、妄想?」
妹友「一人で何をやってるかと思えば妄想ですか妹さん」
妹「ご、ごめんなさい」
妹友「謝ることはないけど、面白いなって」
妹「面白い?」
妹友「妹ってそんな今年なさそうに見えるから」
妹「全然そんなことないよ!お兄ちゃんとえエッ・・・」
妹友「ほうほう、お兄ちゃんとエッチなことを」
182: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 14:12:10.09
ID:+PTxlVNw0
妹「エッチとは言ってないエッチとは!」
妹友「今の話の感じではエッチとしかとれないよ」
妹「エッフェル塔!お兄ちゃんとエッフェル塔に行く妄想を・・・」
妹友「これまた苦しい言い訳を」
妹「違うんだってー」
妹「わかってるわかってる」
妹「通じた?」
妹友「お兄ちゃんとエッフェル塔でエッチする、でしょ?」
183: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 14:20:53.93
ID:+PTxlVNw0
俺(妹・・・今ごろ何してるんだろうか)
俺(心配だ・・・無事なんだろうか)
俺(ああ俺は最悪だ・・・確実に嫌われたよな)
俺(自業自得か。俺ってヤツは本当に)
俺(友達の家にお泊り・・・)
俺(まあ友達なら安心だろう・・・でも)
俺(友達が女だと決めつけるのはできないんじゃないか?)
俺(妹が男と朝帰り・・・ああ、もう嫌だ)
184: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 14:30:52.70
ID:+PTxlVNw0
妹「だ―か―ら違うって!」
妹友「からかっただけだよ。大丈夫、わかってる」
妹「それなら・・・いいんだけど」
妹友「あたしたち、親友でしょ?」
妹「うん、親友以外のなにものでもないんだけどね」
妹友「まだ早いけど、何かする?」
妹「ごめん、今日はちょっと眠たい」
妹友「ベッド使っていいよ。あたし布団敷くから」
185: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 14:42:38.50
ID:+PTxlVNw0
妹「いいの?」
妹友「もちろん!ベッドのふかふか具合、最高にしておいたから」
妹「悪いなあ・・・でも遠慮なく使うね」
妹友「じゃあ電気消すよ。おやすみ」
妹「うん。おやす・・・-すー」
妹友「相変わらず・・・そんなに疲れてたってことか」
妹友「あんまり見えないけど寝顔、かわいいなあ」
妹友「どうして妹ってあたしのこと好きになってくれないんだろ?」
186: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 14:49:47.66
ID:+PTxlVNw0
妹友「ま、今は、お兄ちゃん一筋だし、仕方ないのか」
妹友「あっでも今日はあれなんだ・・・」
妹友「きっと何か理由があると思うんだけどね」
妹友「早くお兄ちゃんと誤解が解けるといいんだけど・・・」
妹友「妹は強情なところがあるから・・・」
妹友「でもでも、誤解が解けないほうがあたしにはお得なんじゃない?」
妹友「なんてね、あたしって不謹慎なところあるな」
妹友「なんだか眠くなってきちゃった・・・おやすみなさい」
187: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 14:56:25.84
ID:+PTxlVNw0
俺「眠れない・・・いや、眠れるはずがない」
俺「もしかしたら妹が男と一緒にいるんだぞ?」
俺「お泊りして、男が何もしないなんてことはないだろう」
俺「きっと今ごろ・・・うぅ・・・何もできない俺情けない」
俺「捜しに行こうか?でもまずどこにいるのかもわからない」
俺「合コンなんて行かなければよかった・・・」
俺「行ったところで、後悔しかしてないしな」
俺「頼む妹、連絡してくれ・・・」
188: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 15:06:56.22
ID:+PTxlVNw0
俺「・・・結局一睡もできなかった」
俺「えっと、6時か。早いしまだ帰ってこないか」
俺「妹は今ごろ男の隣ですやすや眠ってるんだろうな」
俺「・・・くそぅ」
俺「眠い・・・」
189: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 15:14:04.27
ID:+PTxlVNw0
妹友「妹―朝だよー」
妹「うーんむにゃむにゃ」
妹友「起きて―」
妹「眠いよ・・・」
妹友「仕方ないな・・・添い寝してやろう」
妹友「はあ・・・妹温かい」
妹「ん・・・えっ?ちょっと・・・何?」
妹友「やっと起きたか」
190: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 15:16:29.82
ID:+PTxlVNw0
妹「もう朝?」
妹友「あんまり目覚めが良くないみたいだね」
妹「何が仕方なくて添い寝するの・・・?」
妹友「えーだっていつもはお兄ちゃんを抱き枕にして寝てるのかなって思って」
妹「何でそうなる!」
妹友「あたしが一肌脱いでやったわけよ」
妹「もー朝から何考えてるの」
妹友「まあいいじゃん。ごはんごはん」
191: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 15:26:47.12
ID:+PTxlVNw0
妹友母「妹ちゃん、昨日はよく眠れた?」
妹「あっはい、おかげさまで」
妹友母「今日は学校ないし、ゆっくりしていってね」
妹「ありがとうございます。でも・・・」
妹友「そうだよね、お兄ちゃんにあいたいよね」
妹「ち、違うよ」
妹友「顔が赤い」
妹「違うもん・・・」
192: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 15:37:19.24
ID:+PTxlVNw0
妹友「・・・とか言いつつ、もう帰るんだ」
妹「決してお兄ちゃんのためじゃないんだからねッ」
妹友「わかってるって」
妹「お母さんが心配するといけないから・・・」
妹友「お兄ちゃんもね」
妹「関係ないってそれは!」
妹友「うんうん。気をつけて帰りなよ、寒いから」
妹「大変お世話になりました。また学校で」
193: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 15:43:10.65
ID:+PTxlVNw0
妹「ふあ~寒い・・・」
妹「早く帰って温まろう」
妹「・・・お兄ちゃん心配してるかな?」
妹「そんなわけないよ。何度も合コンしちゃうくらい女なんて誰でもいいんだから」
妹「きっと今だってあのときの女のこと何かしてるよ」
妹「お兄ちゃんはやっぱりあたしみたいのじゃなくて」
妹「きれいで大人っぽくて、わがままを言わないひとがいいのかな・・・」
妹「あたしなんかじゃ・・・ひっく・・・だめ・・・なのかな?」
194: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 15:50:50.29
ID:+PTxlVNw0
妹「ただいま・・・」
母「おかえり。早かったのね」
妹「うん、まあね」
母「着きましたって電話してくるわ」
妹「あ、よろしく。あたしもうちょっと寝るから」
母「そういえば、お兄ちゃん心配してたよ」
妹「お兄ちゃんが・・・?」
母「そうよ。何度も自分の部屋から居間に来るもんだから、お母さんも眠れなかったわ」
195: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 15:58:42.31
ID:+PTxlVNw0
妹「お兄ちゃんが心配・・・」
妹「そ、それは、あの女のことうまくいってなかったからよ」
妹「そうに決まってる!」
妹「ふああ・・・眠い・・・おやすみ」
――――
俺「妹、帰ってきたみたいだ」
俺「朝帰りか。やっぱすることはひとつだよな」
俺「静かだ・・・寝たのか?」
俺「ちょっと覗いてみよ・・・」
197: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 16:08:59.18
ID:+PTxlVNw0
俺「ちょっと邪魔するぞー」
妹「すやすや」
俺「眠ってる・・・まあ、無事だったようだ」
俺「妹の寝顔、かわいいな・・・は!」
俺「い、いやいやこれくらいなら『普通のきょうだい』でも考えることだろ」
俺「男に乱暴されなかったか?」
妹「むにゃ・・・」
俺「誰かもわからない男にこの寝顔を見せた・・・のか?」
198: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 16:14:02.25
ID:+PTxlVNw0
妹「ん~お兄・・・ちゃん?」
俺「わ!起きたのか?」
妹「お兄ちゃ・・・ん・・・」
俺「どうやら寝ぼけてるみたいだ」
妹「・・・ちゅう・・・して」
俺「え?キスか、おう。おでこでいいよな?」
妹「んん・・・え!お兄ちゃん!?何してんの??」
俺「起きた・・・?」
199: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 16:19:41.22
ID:+PTxlVNw0
妹「何してんの?何でここにいるの?」
俺「ちょっと・・・心配だったから」
妹「あたしなんかに構ってる場合じゃないでしょ」
俺「何だよそれ」
妹「いいから出て行って!」
俺「あ・・・う・・・ごめん」
妹「お兄ちゃんなんか・・・見たくない・・・」
俺「・・・・・・」
200: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 16:25:33.64
ID:+PTxlVNw0
妹「・・・うう・・・ひっく」
妹「さすがに言い過ぎたかな?」
妹「でも、ひどいのはお兄ちゃんのほうでしょ」
妹「どうして・・・どうしてなの」
妹「あの女はお兄ちゃんを愛せるって言うのに」
妹「どうしてあたしは・・・だめなの?」
201: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 16:33:25.00
ID:+PTxlVNw0
妹(あれから…お兄ちゃんとわたしは『普通』の兄弟として過ごしている)
妹(でも…自分で決めたことなのに胸の苦しさは消えてくれない…)
妹「ヒック…お兄ちゃん…」
俺「ん?呼んだか?」ガチャ
妹「あっやっ違うの!」
俺「お前…泣いて…」
妹「なんでもないの!なんでもないから出てって!」
俺「わりぃ…」バタン
妹(もう…どうしていいかわかんない…)
>>105
使わせていただきました
202: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 16:41:11.22
ID:+PTxlVNw0
妹「・・・何で出て行かせた直後にまた来るのよ」
妹「意味わかんない・・っていうか部屋の前にずっといたの?」
妹「一体なんなの・・・本当もう・・・」
妹「・・・妹友に電話しよ」
妹「話を聞いてもらえればきっとスッキリするはず」
妹「あ、あれ?おかしいな」
妹「携帯がないよーどこにいった?」
妹「もしかして忘れてきちゃったのかな?家電で掛けよ」
203: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 16:46:48.46
ID:+PTxlVNw0
妹「もしもし?あたしだけど」
妹友「こんなに早くどうした?あたしが恋しく・・・」
妹「・・・なってない。そんなことより」
妹友「そんなことってひどい!あたしにとってはこの上なく重要なことなのに」
妹「うん、わかった・・・その話は今度にしよ。それよりあたし携帯忘れてない?」
妹友「流された・・・。携帯?なかったよ」
妹「見つからないから、もしかしてと思って」
妹友「う~ん、帰る途中に落としたのかな?」
204: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 16:54:04.12
ID:+PTxlVNw0
妹友「ま・・・まさかあたしが取ったとでも・・・!?」
妹「行動は疑わしいけど、それだけはないと思ってる」
妹友「嬉しいけど素直に喜べないな・・・」
妹「携帯は落としちゃったか・・・わかった、ありがと」
妹友「捜すの手伝おうか?」
妹「大丈夫、ひとりでできるから。なかったら交番行くし」
妹友「風邪引くなよ」
妹「うん。朝からごめんね。じゃあ」
205: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 17:22:15.07
ID:+PTxlVNw0
妹「ちょっと出かけてくるー」
母「温かいかっこした?気をつけてね」
妹「大丈夫だよ」
母「ねえ、お兄ちゃん元気なさそうだったけど・・・何かあった?」
妹「何もないよ。パソコンしてて寝不足なんでしょ、どうせ」
母「そうね、ふふ」
妹「じゃあそんなにかからないと思うから。行ってきます」
母「あ、ついでにこれ買ってきて」
206: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 17:30:38.51
ID:+PTxlVNw0
妹「携帯落ちてないなー」
妹「どこに落としたんだろう・・・なきゃ困るよ・・・」
妹「おかしいなー見つからない!もういいや」
妹「交番にも行ったし、家に帰ってから携帯に電話してみよう。だれかが拾ってくれたのかもしれないし」
妹「まずは買い物を済ませよう」
妹「・・・・・・」
妹「さっきから視線を感じるんだよね」
妹「なんだか気持ち悪いな・・・」
207: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 17:34:46.23
ID:+PTxlVNw0
妹「ただいまー」
母「お帰りなさい。あっ、買い物ありがとう」
妹「あたし携帯落としちゃったんだけど、見つからなかったよー」
母「それは大変」
妹「一応交番にも行ったんだけど、届いてないって」
妹「ちょっと家電から携帯に電話かけてみる」
母「見つかるといいわね」
妹「本当・・・」
208: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 17:37:07.52
ID:+PTxlVNw0
妹「・・・なかなか出てくれないな」
妹「・・・やっぱまだ落ちてるのかな?」
妹「そろそろ切ろう・・・」
男「もしもし・・・?」
妹「あっ、もしもし?」
男「さっきこれ拾ったんですけど、持ち主の方ですか?」
妹「そうです・・・拾っていただいてありがとうございます」
男「渡したいので会いませんか?」
209: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 17:38:02.52
ID:+PTxlVNw0
妹「え、ええお願いします」
男「じゃあ30分後に駅前でどうでしょう」
妹「わかりました。わざわざありがとうございます」
男「いえいえ。ではまた後で」
妹「あー見つかってよかった!」
妹「拾ってくれたのも親切そうな人だし・・・」
妹「30分後だ!早く行かなきゃ」
妹「おかーさーん!また行ってくるー」
210: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 17:38:43.11
ID:+PTxlVNw0
妹「ちょっと早かったかな」
妹「うう・・・寒い・・・」
妹「あ!そういえば・・・」
妹「特徴とか言ってないのに、あたしのことわかるのかな?」
妹「んーでも、それらしい人って見ればわかるか」
妹「声は男だったし」
妹「寒いよー早くこないかな」
男「あの・・・すみません」
212: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 17:39:39.13
ID:+PTxlVNw0
妹「あ、携帯・・・」
男「そうです。これ」
妹「あ、ありがとうございます」
男「いえいえ。返せてよかった」
妹「あ、あのお礼とか」
男「いいですよ。拾っただけだし」
妹「本当にありがとうございました」
男「・・・やっぱりかわいいなあ」
213: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 17:40:15.63
ID:+PTxlVNw0
妹「え?」
男「いや、なんでも」
妹「じゃ、じゃあお手数おかけしました」
男「あ、はい。では」
――――
妹「・・・なんか、なんかね」
妹「もやもやするっていうか、なんというか・・・。あの顔どっかで・・・」
妹「うーん思い出せない・・・なんだろう」
妹「・・・あ!さっき行ったスーパー・・・」
214: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 17:41:06.78
ID:+PTxlVNw0
妹「ただいま」
母「携帯見つかったの?」
妹「う、うん」
母「あら、よかったわね」
妹「よかったんだけど、なんだかね」
母「どうかしたの?」
妹「嫌な感じがするんだよね」
母「きっと気のせいよ」
215: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 17:41:25.99
ID:+PTxlVNw0
俺「妹が帰ってきたな」
俺「ああもう俺どうしたらいいんだ」
俺「顔見たくないって言われたし」
俺「・・・『普通のきょうだい』なんだ」
俺「よくあるんだよ、こういうことは」
俺「時が経てばわかります、だよ。うん」
俺「でもやっぱり・・・なー」
216: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 17:42:33.66
ID:+PTxlVNw0
―週明け―
妹「行ってきます」
妹「・・・・・・」
妹「・・・・・・」
妹「・・・なんだか変な感じがする」
妹「何だろう」
妹「もちろん怪しそうなものは何もないし」
妹「気のせいなんだよね」
妹「・・・やっぱり視線を感じる」
217: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 17:43:01.70
ID:+PTxlVNw0
妹友「おはよー妹」
妹「わ!びっくりした!おはよ」
妹友「なんでそんなにびっくりするの?」
妹「なんかちょっとね・・・」
妹友「んーらしくないな。そういえば、携帯見つかった?」
妹「うん、見つかった」
妹友「あたしへの疑いが晴れてよかった」
妹「もう、もとから疑ってなん・・・か・・・ないんだよ?」
218: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 17:43:27.35
ID:+PTxlVNw0
妹友「あーやっと終わった!帰ろ、妹」
妹「うん」
妹友「それでねーお母さんが・・・どうした、妹?」
妹「え?いやごめん」
妹友「ぼーっとしちゃって。お兄ちゃんのことでも考えてたの?」
妹「違うってば!」
妹友「じゃあ何?」
妹「さっきから・・・視線を感じるの」
219: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 17:43:56.03
ID:+PTxlVNw0
妹友「視線?誰もいないよ」
妹「だよね・・・」
妹友「自意識過剰じゃない?」
妹「そうだといいんだけどねー」
妹友「心当たりは?」
妹「うーん、あると言えば・・・」
妹友「気をつけなさいよー」
妹「うん・・・」
223: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 17:52:19.54
ID:+PTxlVNw0
妹「ただいま」
妹「誰も帰ってきてないか・・・」
妹「・・・ひとりなのは心細いな」
ピンポーン♪
妹「誰か来た」
妹「はーい」
「宅急便でーす」
妹「今出ますー」
225: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 17:55:18.77
ID:+PTxlVNw0
妹「はーい、お待たせしま・・・」
男「こんにちは」
妹「あの時の・・・」
男「・・・大人しく部屋まで案内してもらおうか?」
妹「ちょ・・・やめ・・・」
男「僕だって傷つけたくないんだよ?」
妹「・・・う」
227: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 17:59:36.28
ID:+PTxlVNw0
男「それでよし」
男「ここが君の部屋か・・・かわいらしいな」
妹「な、何しにきたんですか」
男「わかってるんだろ?」
妹「・・・・・・」
男「脱げ」
妹「は?」
男「聞こえなかったかな?脱げ」
228: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 18:11:49.20
ID:+PTxlVNw0
妹「何で・・・そんなこと!」
男「・・・逆らうと怖いよ?」
妹「いやです!絶対に」
男「威勢がいいね・・・そういうの嫌いじゃない」
妹「か、帰ってください!」
男「きみ、自分がどんな状況に置かれてるのかわかってる?」
妹「あたしは・・・」
男「傷つけたくないんだ。言うこと聞こう?」
230: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 18:24:52.29
ID:+PTxlVNw0
妹「・・・うう」
男「いいこだ。僕はここで見てるから」
妹(お兄ちゃん・・・助けて・・・)
男「あーいいね。その調子だ」
妹(何でこんな時にいないのよ・・・)
男「あ、靴下は脱がなくていい」
妹(ここで男の趣味出ました!)
男「よくできました」
231: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 18:26:07.47
ID:+PTxlVNw0
男「僕の膝の上に座って」
妹「え?」
男「聞こえてたよね?座って」
妹「・・・はい」
男「かわいいな。いいこいいこしてやろう」
妹「・・・やめて」
男「嫌だったか・・・しょうがない」
妹「あ・・・ふぁ・・・やめ・・・」
233: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 18:35:24.24
ID:+PTxlVNw0
男「好き嫌いをする悪いこはこうだ」
妹「やめ・・・て・・・あっ・・・」
男「こんなに敏感・・・胸が小さいのにエッチなんだ」
妹「・・・う・・・うえ・・・やめて・・・ください」
男「違うんだろ?本当はもっと舐めてほしいんだろ?」
妹「やだ・・・やだ・・・」
男「すごく感じてる顔してるよ?」
妹「ちが・・・」
234: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 18:39:20.40
ID:+PTxlVNw0
俺「ただいま・・・あ」
俺「靴が一足多いな・・・誰のだ?」
俺「もしかして・・・妹の彼氏?」
俺「この前のお泊りの相手・・・きてるんだ」
俺「そっか・・・とりあえず部屋にいこ」
俺「あー隣の部屋で妹は・・・」
俺「静かだし、きっと・・・」
俺「うああ・・・気になる」
245: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 19:23:40.60
ID:+PTxlVNw0
書いても大丈夫か・・・?
249: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 19:29:19.92
ID:+PTxlVNw0
男「今度は君の番だよ」
妹「・・・ひっく」
男「まずは僕のを脱がせてもらおうかな」
妹「・・・いや」
男「きみは、断ることができない」
妹「・・・やめてください」
男「ほら早く。我慢できないんだよ」
妹「・・・あっ・・・いや」
250: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 19:29:55.51
ID:+PTxlVNw0
男「不器用なんだね・・・それもまたいいんだけど」
妹「・・・う・・・ぐす」
男「ボタンも外せないとは・・・ほらこうやって」
妹「・・・や、やめ」
男「小さい手だな」
妹「もう・・・やだ・・・」
男「まだやめさせないよ?楽しみはこれからなんだから」
妹「ひっく・・・ふぇ・・・」
252: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 19:30:36.36
ID:+PTxlVNw0
俺「うう・・・どうしようどうしようどうしようどうしよう」
俺「部屋に行きたいけど・・・まずいよな」
俺「『お、お兄ちゃん!?何しに来たのよばか!!』とかなりかねないし」
俺「でもだまっていることもできない・・・」
俺「あー時間だけがむだに過ぎていく・・・どうしたらいいんだ」
俺「迷っていても仕方がない・・・よし、様子を見に行こう」
俺「おかしを持っていけばきっと怪しまれないはず」
俺「『妹がお世話になってます~』ってな感じでいけばいいさ!」
253: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 19:31:08.05
ID:+PTxlVNw0
男「これ、初めて?」
妹「・・・・・・」
男「そうなんだ。純粋そうだもんね」
妹「・・・ひっく・・・ぐす」
男「じゃあしゃぶれ」
妹「・・・いや・・・です」
男「しゃぶれよ」
妹「痛ッ・・・」
254: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 19:31:36.34
ID:+PTxlVNw0
妹「う・・・うぇ・・・」
男「うん、いい顔してるよ。すごく」
妹「やだ・・・こわい・・・」
男「こわくないよ・・・さあ」
妹(お兄ちゃん・・・あたし汚れちゃう・・・)
男「早くしゃぶってよ」
妹「い・・・いや・・・」
俺「しつれーしまーす」
255: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 19:31:54.57
ID:+PTxlVNw0
俺「飲み物とおかし持ってきまし・・・」
男「これはこれは」
妹「お兄ちゃん・・・助けて・・・」
俺「ちょ・・・妹!!」
妹「う・・・うえ・・・ひっく」
俺「俺の妹に何をした!」
男「見てわかるだろう?」
俺「ふざ・・・けるな」
256: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 19:32:16.41
ID:+PTxlVNw0
男「はあ・・・一気に覚めた」
俺「何がだよ!妹にひどいことしやがって」
男「邪魔しないでくれよ。いいところだったのに」
俺「お前・・・」
妹「助・・・けて・・・」
俺「妹!今お兄ちゃんが助けてやる!」
男「動くな」
257: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 19:32:35.43
ID:+PTxlVNw0
男「お前が動いたら妹の命は保証しない」
俺「・・・くそぅ」
妹「お兄・・・ちゃん・・・お兄・・・ちゃん」
男「お前はそこに突っ立て見てろ」
俺(俺は妹を危機から救ってやれないのか?)
俺(俺は・・・そんな最低なヤツなのか?)
俺(妹をしあわせにできない兄なんて存在する意味がない・・・ッ!!)
俺「うわあああああああああああああ」
259: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 19:34:51.20
ID:+PTxlVNw0
男「おかしくなったか?」
俺「やめろおおおお!妹に触るなああああ!」
男「近づくな」
俺「やめろって言ってるんだよおおおおお」
男「・・・やるのか?」
俺「どっからでもかかってこいよおおおお」
男「すぐに倒してやるよ」
妹「う・・・ひっく・・・お兄ちゃん・・・」
264: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 19:43:30.28
ID:+PTxlVNw0
俺「うらああああ」
男「そんなのが効くか」
俺「よくも・・・よくも俺の妹に・・・!!」
男「たかが妹だろう」
俺「たかが・・・だと?俺の大事な妹なんだよ!!」
妹「おにーちゃん・・・」
男「はあ・・・愛する人を守るために強くなれるってわけか・・・くだらない」
俺「黙れえええええ」
267: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 19:47:26.12
ID:+PTxlVNw0
男「お前けんかなんてしたことないんだろ」
俺「いッて・・・」
男「弱いな・・・相手にもならない」
俺「うわ!!・・・ぐぅ・・・」
男「妹の前でかっこ悪いところをまだ見せるのか?」
俺「く・・・ぐは・・・」
男「見苦しい」
俺「まだまだああああ」
272: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 19:56:49.16
ID:+PTxlVNw0
男「口だけは元気だな」
俺「くそっ・・・」
男「こんなにやられてもまだ立つのか」
俺「ま、まだまだだって言ってるだろ・・・」
妹「もしもし・・・警察ですか?」
妹「あの・・・強姦魔がうちに」
妹「住所は・・・で・・・はい。急いで願いします・・・」
278: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 20:02:06.19
ID:+PTxlVNw0
俺「はー・・・はー・・・」
男「大事な妹すら守れなくて・・・お前はかっこ悪い男だな」
俺「ちくしょう・・・」
男「大人しく諦めろ」
警察1「あーはいはい暴れるな」
警察2「犯人はお前だな」
警察1「17時39分、現行犯逮捕」
警察2「話は署で聞こう」
282: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 20:07:17.70
ID:+PTxlVNw0
俺「い、妹・・・」
妹「おにーちゃん・・・こわかったよう」
俺「守ってやれなくてごめんな・・・」
妹「う・・・うわーん」
俺「ごめんな・・・ごめんな・・・」
妹「なんで・・・もっと・・・早くきてくれなかったの・・・」
俺「本当にすまない・・・これ着な・・・」
284: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 20:12:06.06
ID:+PTxlVNw0
警察「なるほど・・・宅急便を装って・・・はい・・・」
妹「う・・・ぐす・・・」
俺「妹の部屋に入ったら・・・男が・・・それで・・・」
警察「・・・わかりました。また詳しい話を後日聞きにきます」
俺「・・・妹に嫌なことを思い出させないようにお願いします」
妹「ひっ・・・ひっく」
警察「はい。ではまた」
285: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 20:14:47.09
ID:+PTxlVNw0
俺「妹、もう大丈夫だよ」
妹「おに・・・ちゃん・・・」
俺「ごめんな・・・」
妹「お兄ちゃんの・・・ばかばかばか・・・」
俺「ばかだよな・・・俺・・・本当に」
妹「も・・・やだ・・・全部・・・」
287: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 20:20:54.89
ID:+PTxlVNw0
妹「全部・・・忘れたい・・・あたし・・・生きていけない・・・」
俺「そ、そんなこと言うなよ」
妹「お兄ちゃん助けて・・・」
俺「妹・・・ごめん辛いよな」
妹「・・・抱いて」
俺「・・・え?」
妹「・・・ぎゅってして」
290: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 20:27:09.93
ID:+PTxlVNw0
俺「うん」
妹「お兄ちゃん・・・温かい」
俺「・・・・・・」
妹「お兄ちゃん・・・」
俺「どうした?」
妹「何でもない・・・もう少しこのままでいて・・・」
俺「何もできなくてごめん・・・」
292: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 20:32:54.26
ID:+PTxlVNw0
俺「・・・妹?」
妹「すー・・・すー・・・」
俺「寝てる・・・」
俺「このベッドで寝かすのはかわいそうだよな」
俺「俺の部屋に連れて行くか」
294: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 20:38:12.97
ID:+PTxlVNw0
妹「う・・・ん」
俺「起きたか?」
妹「あれ・・・ここお兄ちゃんの部屋・・・?」
俺「さっきあのまま寝てたんだ」
妹「・・・う・・・ひっく・・・ぐす」
俺「思い出しちまったか?」
妹「こわいよ・・・お兄ちゃん」
俺「お兄ちゃんがだきしめてあげるから」
295: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 20:43:26.59
ID:+PTxlVNw0
妹「・・・うわーん」
俺「ごめんな・・・ごめんな・・・」
妹「お兄ちゃん・・・謝って・・・ばっかり」
俺「それ以外何もできなくて・・・ごめん」
妹「また・・・言った・・・」
俺「ご、ごめん」
妹「・・・お兄ちゃんキスして」
俺「おでこ・・・?」
296: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 20:47:15.50
ID:+PTxlVNw0
妹「違う」
俺「じゃあ・・・?」
妹「ほっぺ」
俺「・・・これでいいか?」
妹「お兄ちゃん・・・かっこ悪いけどかっこよかった」
俺「どっちだろう」
妹「お兄ちゃん・・・あたしのこと・・・嫌いになった?」
俺「ならないよ」
297: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 20:54:07.32
ID:+PTxlVNw0
妹「無理しなくていいよ」
俺「無理なんかしてない」
妹「だって・・・あたし他の男に・・・」
俺「・・・もうそれは忘れよう」
妹「でも・・・」
俺「今日は何もなかった」
妹「そうだね・・・」
俺「決まりだ」
299: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 20:59:14.23
ID:+PTxlVNw0
妹「お兄ちゃん・・・あの・・・」
俺「どうした?」
妹「お願い・・・聞いてくれる?」
俺「何でもきくよ」
妹「・・・忘れてくれる?」
俺「忘れるって・・・さっきのは・・・」
妹「そっちじゃない」
俺「じゃあ・・・?」
300: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 21:00:01.36
ID:+PTxlVNw0
妹「・・・前の」
俺「前のって?」
妹「覚えてないの?」
俺「ご、ごめん」
妹「・・・『普通のきょうだい』でいるってこと」
俺「あ、ああそっちか」
妹「もう一度・・・お兄ちゃんのこと・・・好きなってもいい・・・?」
俺「もちろんだ・・・好きだよ妹」
おわり
本当にいろいろすいませんでした
303: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 21:08:36.64
ID:7wx1zIIy0
>>300
あれ?最後二行は誤爆だよな?
306: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 21:40:03.82
ID:1pPnX//10
ま、まだまだだって言ってるだろ・・・
307: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 22:10:11.62
ID:E+vRD58x0
いちゃいちゃ書きやがってくださいお願いします
※続きを読む
妹「お兄ちゃんのパソコン貸して」
http://lovevippers.blog.2nt.com/blog-entry-556.html
妹「お兄ちゃんのパソコン貸して」…SecondStory
http://lovevippers.blog.2nt.com/blog-entry-555.html
⇒妹「お兄ちゃんのパソコン貸して」…TheLastStory
⇒http://lovevippers.blog.2nt.com/blog-entry-554.html
僕は妹に恋をする プレミアム・エディション
105: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/18(火) 20:38:08.53
ID:GqQOoQLo0
妹(あれから…お兄ちゃんとわたしは『普通』の兄弟として過ごしている)
妹(でも…自分で決めたことなのに胸の苦しさは消えてくれない…)
妹「ヒック…お兄ちゃん…」
俺「ん?呼んだか?」ガチャ
妹「あっやっ違うの!」
俺「お前…泣いて…」
妹「なんでもないの!なんでもないから出てって!」
俺「わりぃ…」バタン
妹(もう…どうしていいかわかんない…)
もう…どうしていいかわかんない…誰か続きを…
※最初から読む
⇒妹「お兄ちゃんのパソコン貸して」
⇒http://lovevippers.blog.2nt.com/blog-entry-556.html
僕は妹に恋をする プレミアム・エディション
106: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/18(火) 20:55:27.75
ID:D3cHIN030
>>105
がんばれ
108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/18(火) 21:03:17.72
ID:5LQ9bHFF0
>>106
おい
おい
109: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/18(火) 21:04:13.78
ID:GqQOoQLo0
>>106
はやく
110: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/18(火) 21:04:25.95
ID:IuxPjhJD0
>>106
>>106
おまえががんばれ
111: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/18(火) 21:09:25.71
ID:jL+uv0yQ0
>>106
お前が頑張るんだ
112: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/18(火) 21:14:42.85
ID:D3cHIN030
・・・あれから1ヶ月近く経った。
本当に、妹と俺は前みたいな接し方をしなくなっていた。
妹は何事もないかのように振る舞った。
そう、あの出来事が起こるまでは・・。
113: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/18(火) 21:19:02.49
ID:D3cHIN030
妹「お兄ちゃん」
俺「どうした?」
妹「こうしていると・・・昔からこんな関係だったのかなって思うよね」
俺「そうだな」
妹「そうだなって、それだけ?」
俺「他に何かあるか?」
妹「ないけど・・・」
俺「もう過去のことだよ」
114: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/18(火) 21:24:55.50
ID:D3cHIN030
妹「そうだよね。じゃあ行ってきます」
俺「気をつけていけよ」
妹「あのさ・・・お兄ちゃん」
俺「どうかしたか?」
妹「えっと・・・その・・・」
俺「どうしたんだよ」
妹「ううん、やっぱり何でもない。じゃあね」
俺「おう」
115: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/18(火) 21:28:23.49
ID:D3cHIN030
妹「言えないよね」
妹「あたしが・・・まだ忘れてないってこと」
妹「そう簡単に忘れられたら苦労しないよ」
妹「胸が張り裂けそう・・・張り裂けるほど大きくもないけど」
妹「お兄ちゃんはどう思ってるんだろ?」
妹「もう妹としてしか見てないのかな?」
妹「辛いよぅ」
妹「どうしたら・・・忘れられるの?」
116: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/18(火) 21:36:15.18
ID:D3cHIN030
妹友「妹おはよーなんだか調子悪そうだね」
妹「うん、まあ、ね」
妹友「もしかして・・・」
妹「・・・そうなの」
妹友「できたんだね!」
妹「え?」
妹友「お兄ちゃんとの子ども!!」
妹「ふざけないでー」
117: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/18(火) 21:42:40.42
ID:D3cHIN030
妹「なんでそんなこと言うの?明らかに違うでしょ」
妹友「違うの?てっきり・・・」
妹「ひどいよ・・・」
妹友「ご、ごめん・・・で、本当は?」
妹「諦めた」
妹友「諦めた?」
妹「『普通のきょうだいに戻ろう』って言ったの」
妹友「それは・・・大胆な決断」
118: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/18(火) 21:50:05.40
ID:D3cHIN030
妹友「でも・・・まだ苦しい、と」
妹「うん」
妹友「あんなに好きだったのに、すぐ忘れられたならお兄ちゃんだって悲しく思うよ」
妹「そう思う?」
妹友「当然じゃん!あんたみたいに、かわいげがなくて貧乳で、わがままで・・・」
妹「悪口はそこまでにしようか?」
妹友「要するに、お兄ちゃんも辛いだろうってこと」
妹「全然まとまってないけど、そうなのかな・・・」
119: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/18(火) 21:53:48.14
ID:D3cHIN030
俺「授業だりー」
俺友「おい俺、今日隣の学校のヤツと合コンするんだけど来いよ」
俺「なんだよそれ、つまんなそう」
俺友「おま・・・合コンくらい一回は参加しとけよ。恥ずかしいぞ」
俺「合コン経験ないことが恥ずかしいわけないだろ」
俺友「いいからこいよ。かわいいこ呼んでるから」
俺「だからいいって。他当たってくれ」
俺友「いいじゃん、暇なんだろ?こいよ。じゃあ放課後」
121: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/18(火) 21:58:09.45
ID:D3cHIN030
―放課後―
俺友「さ、いこーぜ」
俺「行かないって」
俺友「いやいやきたんで~っていう、失敗した時への言い訳か?」
俺「違うよ」
俺友「じゃあいいだろ」
俺「ったく、わかったよ」
俺友「それでよし!」
122: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/18(火) 22:03:51.67
ID:D3cHIN030
妹友「かわいそうな妹・・・今日はあたしとデートしよ?」
妹「女子って、遊ぶことなのにデートって言うよね」
妹友「デートだって!あたしはこんなに妹のことを思っているのに・・・」
妹「あたしはそっちじゃないもん」
妹友「興味くらいあるでしょ?」
妹「ないないない」
妹友「同性愛はこの上なくプラトニックなんだから・・・」
妹「それは認めるけどあたしを巻き込まないで」
・・・すまんがお休みの時間だ
明日まだあったら続き書くよ
お付き合いありがとう
140: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 09:31:49.15
ID:+PTxlVNw0
妹友「あっこのお店、一度入ってみたかったんだ」
妹「へー」
妹友「少しは興味持ってよ」
妹「うんうん」
妹友「これだから妹はかわいげがな・・・」
妹「何か言った?」
妹友「何でもない。入ろ」
妹「しょーがない・・・」
おはよう
保守ありがとう
141: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 09:39:06.14
ID:+PTxlVNw0
妹友「結構込んでるね・・・あっ」
妹「どうかした?」
妹友「な、なんでも?」
妹「実に怪しい・・・」
妹友(あの制服は妹のお兄ちゃんの学校と隣の女子校)
妹友(これはきっと合コン・・・どうかお兄様ではありませんように・・・)
妹友(もしお兄様であっても、妹が気付きませんように・・・)
妹「あ、お兄ちゃん」
143: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 09:46:48.85
ID:+PTxlVNw0
妹友「ひひひひと違いじゃない?」
妹「何慌ててるの?」
妹友「い、いや今すごいイケメンが通ったから」
妹「あれ、イケメン好きだった?たしか中の中くらいのひとが手頃でいいって・・・」
妹友「変わったの!イケメンは正義!」
妹「へー」
妹友「そそそそうだよ!」
144: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 09:52:50.28
ID:+PTxlVNw0
妹友「あー」
妹友「行っちゃった・・・」
妹友「絶対合コンでしょあれは」
妹友「泣いて帰ってくるに違いない・・・」
妹友「あっでも待って、『お兄ちゃんの裏切り者!』」
妹友「『お兄ちゃんなんて大嫌い!』」
妹友「『やっぱりあたしを永遠に愛してくれるのは妹友なのよ~』・・・なーんて」
妹友「ならないか・・・あたしって不謹慎?」
145: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 09:58:59.00
ID:+PTxlVNw0
妹「おに―ちゃー・・・」
俺友「こいつ合コンの達人だから!」
俺「やめろよ」
俺友「場数こなしてる感じするだろ?」
女1「確かに~」
女2「俺くんってすっごい女好きそう」
俺友「やばいよこいつの女遍歴!」
妹「・・・・・・」
147: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 10:06:09.38
ID:+PTxlVNw0
妹(お兄ちゃん・・・合コン・・・してた・・・)
妹(すごく楽しそうだった)
妹(あたしよりきれいな女の人に囲まれて・・・)
妹(お兄ちゃん何度もこんなことしてたんだ)
妹(それに・・・女なら誰でもいいだね)
妹(ひどい・・・お兄ちゃん)
妹(あたしは・・・こんなに・・・)
妹「・・・もうしらない」
148: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 10:14:18.06
ID:+PTxlVNw0
妹友「あーこれはやってしまったパターン・・・」
妹「ただいま・・・」
妹友「ど、どうだった?」
妹「楽しそうだった」
妹友「そ、そう」
妹「お願いがあるんだけど」
妹友「何でも言いなさい」
妹「胸貸して・・・純粋な意味で」
149: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 10:21:21.23
ID:+PTxlVNw0
妹「おにーちゃんの・・・ばか・・うぅ・・・」
妹友「よしよし」
妹「あたしがあれからどんな気持ちでいたか・・・」
妹友「辛かったね」
妹「ひどいよ・・・」
妹友「・・・・・・」
妹「・・・妹友、慰めて」
妹友「え?」
150: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 10:27:39.90
ID:+PTxlVNw0
妹「今日はお兄ちゃんの顔見たくない」
妹友「泊めてあげるくらいなら・・・」
妹「・・・借りは返す」
妹友「体で?」
妹「だから傷ついてる時になんでそんなこと言うの?」
妹友「ごめんごめん」
妹「妹友らしいというか・・・でも泣いたらスッキリした」
152: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 10:35:15.72
ID:+PTxlVNw0
俺「俺、そろそろ帰るよ」
俺友「まだ早いだろ」
女1「そーだよーもっと楽しもー」
女2「俺くんとまだ話したいよー」
俺「まあそう言われると嬉しいんだけど・・・」
俺友「この後どこ行く?」
女1「静かなところがいいよね」
女2「そうだねー」
153: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 10:45:58.72
ID:+PTxlVNw0
俺(さっき一瞬だけど妹みたいなひとが見えたんだよな・・・)
俺(すぐ行っちゃったけど)
俺(もしかして・・・合コンだってことに気がついたから?)
俺(どうしよう・・・絶対嫌だよなそんなの)
俺友「どうした俺?ぼーっとして」
俺「いや、その」
女1「考えごとしてる俺くんもカワイイ」
俺「ごめん、やっぱ俺帰る!」
155: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 10:56:39.39
ID:+PTxlVNw0
―妹友家―
妹「お泊りするの、久しぶりだね」
妹友「確かに。でも前に・・・」
妹「やめてその話!恥ずかしいから」
妹友「夜中に帰りたい~って言ってお兄ちゃんに迎えに来てもらったよね」
妹「それは過去だもん!」
妹友「いやいや、仲いいなって羨ましかったよ」
妹「今は違うんだから・・・」
妹友「でもちょっと悲しかったんだ」
156: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 11:01:45.74
ID:+PTxlVNw0
妹「何が?」
妹友「あたしの妹が取られちゃうって」
妹「何それどういう意味?」
妹友「その時気付いたの。あたし、妹が好きなんだって」
妹「ちょ・・・冗談はやめてよ」
妹友「冗談なんかじゃない」
妹「何?全く話が見えない」
妹友「大人しくしてくれたら傷はつけないから・・・」
158: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 11:08:02.18
ID:+PTxlVNw0
妹「やめてぇー」
妹友「その嫌がる顔・・・たまらない」
妹「本当お願い!やめて」
妹友「ふふふ・・・もっと泣き叫べ―」
妹「・・・って何なのこれ?」
妹友「え?まあ、ね・・・」
妹「こんな・・・変な声録音して」
妹友「うーん夜のお供?ご協力ありがとうございました」
159: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 11:18:12.12
ID:+PTxlVNw0
妹「何それ」
妹友「まあまあ、有効活用させてもらうから大丈夫!」
妹「全然健全な用途で遣われない気が・・・」
妹友「・・・これがあたしにできる精一杯なんだから」
妹「え?」
妹友「何でもないよ!あ、ごはんだって」
妹「妹友のお母さんの料理おいしいから楽しみ」
妹友「さあいこっか」
160: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 11:28:27.52
ID:+PTxlVNw0
俺「ただいま」
俺「い、妹?どこだ」
俺「部屋にもいない・・・」
俺「母さん妹は?」
母「妹?今日はお友達の家に泊まるって」
俺「泊まる・・・?」
俺(やっぱり見られてたのか?)
俺(それで俺の顔なんか見たくないって・・・どうしよう)
162: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 11:38:37.20
ID:+PTxlVNw0
妹「いただきまーす」
妹友母「妹ちゃんに会うのは久しぶりね。大きくなって・・・」
妹「今日は急にお邪魔してしまってすみません」
妹友母「いいのよ。うちは一人っ子だから子どもが増えたみたいで嬉しいわ」
妹「そう言ってもらえると、こちらも嬉しいです」
妹友「何かしこまってんの?」
妹「い、いえそんなつもりは・・・」
妹友「妹ったらー」
163: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 11:51:35.40
ID:+PTxlVNw0
妹友母「お風呂沸かしておいたから入ってね」
妹「すみません、何から何まで・・・」
妹友「一緒に入る?」
妹「な・・・」
妹友「小さい頃は一緒に入ってたじゃない」
妹「そ、それは一人では入れる年齢じゃなかったから・・・」
妹友「あはは。もう冗談だって」
妹「一瞬本気にしかけた・・・」
164: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 12:05:40.41
ID:+PTxlVNw0
妹「おなかいっぱーい」
妹友「無理して食べることないのに」
妹「だっておいしんだもん。残すのもったいなくて」
妹友「もう、うちのこになる?」
妹「え?」
妹友「冗談だって!」
妹「えーとお風呂いただいてきます」
妹友「いってらっしゃい。ごゆっくりー・・・」
166: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 12:24:12.51
ID:+PTxlVNw0
妹友「妹がお風呂に入った・・・」
妹「引っかかると~痛いの~さかむけ~あなたのこと♪」
妹友「・・・失礼しまーす」
妹「考えると~きゅーんと~感じる~優しい痛み~♪」
妹友「よし、ばれてない」
妹友「ごめん妹・・・あたしが」
妹友「脱衣所で下着をくんかくんかしようだなんて」
妹友「許してぇ!」
167: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 12:33:16.41
ID:+PTxlVNw0
妹友「妹のパンツ・・・」
妹友「薄ピンクに赤ドット・・・これはあたしを誘っている!」
妹友「妹・・・妹・・・くんかくんか」
妹友「すーはー・・・あたしって変態・・・」
妹「暖かい~言葉で~前向き~今を♪・・・ん?」
妹友「は!気付かれた!」
妹「誰かいるの・・・?」
妹「パ、パジャマここに置いておくからー(裏声)」
168: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 12:50:32.62
ID:+PTxlVNw0
妹「あ、うん、ありがと」
妹友「どういたしま・・・」
妹「わたしは~毎秒~あなたに~夢中なのです♪」
妹友「は・・・疑ってないみたい」
妹友「焦った~まあでもよかった」
妹友「妹ってちょっとどころかかなり鈍感なんだよね」
妹友「そういうところも良かったりするんだけど・・・ま」
妹友「もうちょっと堪能させてもらいましょ」
169: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 12:59:23.67
ID:+PTxlVNw0
妹「お風呂は気持ちいいなあ・・・そろそろあがろ」
妹友「は!やば・・・夢中になりすぎた」
妹友「急がなきゃ・・・失礼しましたーリビングに避難だ!」
妹「あーいいお湯だった・・・ってあれ?」
妹「あたし・・・ここに下着置いた?」
妹「んーおかしいな・・・たしかそっちに」
妹友(わ!どうしよ!!)
170: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 13:15:40.88
ID:+PTxlVNw0
妹「まあ・・・いいかそんなこと。早く出よ」
妹「お風呂いただきましたーあ、妹友ここにいたの?」
妹友「う、うん」
妹「部屋で待っててくれれば良かったのに」
妹友「い、いや心配じゃん?一人では入れるかどうか・・・」
妹「もうそれいつの話?」
妹友「だ、だって勝手とか?家によって違うし?」
妹「それくらい順応するよ」
妹友「まあね、あはは、あはははは」
173: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 13:26:41.17
ID:+PTxlVNw0
妹「変なの」
妹友「じゃああたしも入ってくるね。部屋で待ってて」
妹「わかった」
妹友「変なこと、し、しないでよねッ」
妹「妹友に言われたくないわ」
妹友「うーん認めなきゃいけないよねーそこは」
妹「自覚してるんだ」
妹友「と、当然・・・じゃん?不名誉だけど」
174: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 13:31:19.36
ID:+PTxlVNw0
妹「この部屋もなんだか懐かしい気がする」
妹「あんまり変わってないな」
妹「あたしがあげたくまのぬいぐるみもまだ置いてくれてるんだ」
妹「あれ、今目が動いたような・・・?」
妹「ってそんなわけないか」
妹「ベッドもふかふか~はぅ」
妹「・・・あれ?枕の下に何かある」
妹「なんだろう・・・え、これ、あたしの写真!?」
177: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 13:41:56.02
ID:+PTxlVNw0
妹「なんでこんなものが枕の下に?」
妹「あ!昔雑誌で見たことあるな」
妹「『好きな人の写真を枕の下に入れて寝るとその人の夢が見られる』」
妹「ま、まさか・・・!?」
妹「き、気のせいよね!壁に貼ってあった写真が落ちて偶然枕の下に入っただけよね」
妹「そうそうたまたまって、そんなわけ・・・!」
妹「ない・・・か」
妹「まず、あたしの夢を見たところで何にもないよね」
178: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 13:55:13.80
ID:+PTxlVNw0
妹「実は壁に、隠し部屋のスイッチがあって」
妹「その部屋の壁にはあたしの写真がバーって貼ってあったりして」
妹「まあ、ないと思うけど・・・むしろあったらこわい」
妹「まさかねーここが怪しいぞ!なんて」
妹「ポチっとな」
妹「・・・えっ?なに今ガコっていった!」
妹「え?え?そんなあ・・・嘘でしょ!!」
妹友「・・・何してんの?」
180: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 14:05:41.77
ID:+PTxlVNw0
妹「も、妄想?」
妹友「一人で何をやってるかと思えば妄想ですか妹さん」
妹「ご、ごめんなさい」
妹友「謝ることはないけど、面白いなって」
妹「面白い?」
妹友「妹ってそんな今年なさそうに見えるから」
妹「全然そんなことないよ!お兄ちゃんとえエッ・・・」
妹友「ほうほう、お兄ちゃんとエッチなことを」
182: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 14:12:10.09
ID:+PTxlVNw0
妹「エッチとは言ってないエッチとは!」
妹友「今の話の感じではエッチとしかとれないよ」
妹「エッフェル塔!お兄ちゃんとエッフェル塔に行く妄想を・・・」
妹友「これまた苦しい言い訳を」
妹「違うんだってー」
妹「わかってるわかってる」
妹「通じた?」
妹友「お兄ちゃんとエッフェル塔でエッチする、でしょ?」
183: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 14:20:53.93
ID:+PTxlVNw0
俺(妹・・・今ごろ何してるんだろうか)
俺(心配だ・・・無事なんだろうか)
俺(ああ俺は最悪だ・・・確実に嫌われたよな)
俺(自業自得か。俺ってヤツは本当に)
俺(友達の家にお泊り・・・)
俺(まあ友達なら安心だろう・・・でも)
俺(友達が女だと決めつけるのはできないんじゃないか?)
俺(妹が男と朝帰り・・・ああ、もう嫌だ)
184: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 14:30:52.70
ID:+PTxlVNw0
妹「だ―か―ら違うって!」
妹友「からかっただけだよ。大丈夫、わかってる」
妹「それなら・・・いいんだけど」
妹友「あたしたち、親友でしょ?」
妹「うん、親友以外のなにものでもないんだけどね」
妹友「まだ早いけど、何かする?」
妹「ごめん、今日はちょっと眠たい」
妹友「ベッド使っていいよ。あたし布団敷くから」
185: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 14:42:38.50
ID:+PTxlVNw0
妹「いいの?」
妹友「もちろん!ベッドのふかふか具合、最高にしておいたから」
妹「悪いなあ・・・でも遠慮なく使うね」
妹友「じゃあ電気消すよ。おやすみ」
妹「うん。おやす・・・-すー」
妹友「相変わらず・・・そんなに疲れてたってことか」
妹友「あんまり見えないけど寝顔、かわいいなあ」
妹友「どうして妹ってあたしのこと好きになってくれないんだろ?」
186: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 14:49:47.66
ID:+PTxlVNw0
妹友「ま、今は、お兄ちゃん一筋だし、仕方ないのか」
妹友「あっでも今日はあれなんだ・・・」
妹友「きっと何か理由があると思うんだけどね」
妹友「早くお兄ちゃんと誤解が解けるといいんだけど・・・」
妹友「妹は強情なところがあるから・・・」
妹友「でもでも、誤解が解けないほうがあたしにはお得なんじゃない?」
妹友「なんてね、あたしって不謹慎なところあるな」
妹友「なんだか眠くなってきちゃった・・・おやすみなさい」
187: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 14:56:25.84
ID:+PTxlVNw0
俺「眠れない・・・いや、眠れるはずがない」
俺「もしかしたら妹が男と一緒にいるんだぞ?」
俺「お泊りして、男が何もしないなんてことはないだろう」
俺「きっと今ごろ・・・うぅ・・・何もできない俺情けない」
俺「捜しに行こうか?でもまずどこにいるのかもわからない」
俺「合コンなんて行かなければよかった・・・」
俺「行ったところで、後悔しかしてないしな」
俺「頼む妹、連絡してくれ・・・」
188: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 15:06:56.22
ID:+PTxlVNw0
俺「・・・結局一睡もできなかった」
俺「えっと、6時か。早いしまだ帰ってこないか」
俺「妹は今ごろ男の隣ですやすや眠ってるんだろうな」
俺「・・・くそぅ」
俺「眠い・・・」
189: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 15:14:04.27
ID:+PTxlVNw0
妹友「妹―朝だよー」
妹「うーんむにゃむにゃ」
妹友「起きて―」
妹「眠いよ・・・」
妹友「仕方ないな・・・添い寝してやろう」
妹友「はあ・・・妹温かい」
妹「ん・・・えっ?ちょっと・・・何?」
妹友「やっと起きたか」
190: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 15:16:29.82
ID:+PTxlVNw0
妹「もう朝?」
妹友「あんまり目覚めが良くないみたいだね」
妹「何が仕方なくて添い寝するの・・・?」
妹友「えーだっていつもはお兄ちゃんを抱き枕にして寝てるのかなって思って」
妹「何でそうなる!」
妹友「あたしが一肌脱いでやったわけよ」
妹「もー朝から何考えてるの」
妹友「まあいいじゃん。ごはんごはん」
191: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 15:26:47.12
ID:+PTxlVNw0
妹友母「妹ちゃん、昨日はよく眠れた?」
妹「あっはい、おかげさまで」
妹友母「今日は学校ないし、ゆっくりしていってね」
妹「ありがとうございます。でも・・・」
妹友「そうだよね、お兄ちゃんにあいたいよね」
妹「ち、違うよ」
妹友「顔が赤い」
妹「違うもん・・・」
192: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 15:37:19.24
ID:+PTxlVNw0
妹友「・・・とか言いつつ、もう帰るんだ」
妹「決してお兄ちゃんのためじゃないんだからねッ」
妹友「わかってるって」
妹「お母さんが心配するといけないから・・・」
妹友「お兄ちゃんもね」
妹「関係ないってそれは!」
妹友「うんうん。気をつけて帰りなよ、寒いから」
妹「大変お世話になりました。また学校で」
193: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 15:43:10.65
ID:+PTxlVNw0
妹「ふあ~寒い・・・」
妹「早く帰って温まろう」
妹「・・・お兄ちゃん心配してるかな?」
妹「そんなわけないよ。何度も合コンしちゃうくらい女なんて誰でもいいんだから」
妹「きっと今だってあのときの女のこと何かしてるよ」
妹「お兄ちゃんはやっぱりあたしみたいのじゃなくて」
妹「きれいで大人っぽくて、わがままを言わないひとがいいのかな・・・」
妹「あたしなんかじゃ・・・ひっく・・・だめ・・・なのかな?」
194: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 15:50:50.29
ID:+PTxlVNw0
妹「ただいま・・・」
母「おかえり。早かったのね」
妹「うん、まあね」
母「着きましたって電話してくるわ」
妹「あ、よろしく。あたしもうちょっと寝るから」
母「そういえば、お兄ちゃん心配してたよ」
妹「お兄ちゃんが・・・?」
母「そうよ。何度も自分の部屋から居間に来るもんだから、お母さんも眠れなかったわ」
195: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 15:58:42.31
ID:+PTxlVNw0
妹「お兄ちゃんが心配・・・」
妹「そ、それは、あの女のことうまくいってなかったからよ」
妹「そうに決まってる!」
妹「ふああ・・・眠い・・・おやすみ」
――――
俺「妹、帰ってきたみたいだ」
俺「朝帰りか。やっぱすることはひとつだよな」
俺「静かだ・・・寝たのか?」
俺「ちょっと覗いてみよ・・・」
197: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 16:08:59.18
ID:+PTxlVNw0
俺「ちょっと邪魔するぞー」
妹「すやすや」
俺「眠ってる・・・まあ、無事だったようだ」
俺「妹の寝顔、かわいいな・・・は!」
俺「い、いやいやこれくらいなら『普通のきょうだい』でも考えることだろ」
俺「男に乱暴されなかったか?」
妹「むにゃ・・・」
俺「誰かもわからない男にこの寝顔を見せた・・・のか?」
198: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 16:14:02.25
ID:+PTxlVNw0
妹「ん~お兄・・・ちゃん?」
俺「わ!起きたのか?」
妹「お兄ちゃ・・・ん・・・」
俺「どうやら寝ぼけてるみたいだ」
妹「・・・ちゅう・・・して」
俺「え?キスか、おう。おでこでいいよな?」
妹「んん・・・え!お兄ちゃん!?何してんの??」
俺「起きた・・・?」
199: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 16:19:41.22
ID:+PTxlVNw0
妹「何してんの?何でここにいるの?」
俺「ちょっと・・・心配だったから」
妹「あたしなんかに構ってる場合じゃないでしょ」
俺「何だよそれ」
妹「いいから出て行って!」
俺「あ・・・う・・・ごめん」
妹「お兄ちゃんなんか・・・見たくない・・・」
俺「・・・・・・」
200: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 16:25:33.64
ID:+PTxlVNw0
妹「・・・うう・・・ひっく」
妹「さすがに言い過ぎたかな?」
妹「でも、ひどいのはお兄ちゃんのほうでしょ」
妹「どうして・・・どうしてなの」
妹「あの女はお兄ちゃんを愛せるって言うのに」
妹「どうしてあたしは・・・だめなの?」
201: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 16:33:25.00
ID:+PTxlVNw0
妹(あれから…お兄ちゃんとわたしは『普通』の兄弟として過ごしている)
妹(でも…自分で決めたことなのに胸の苦しさは消えてくれない…)
妹「ヒック…お兄ちゃん…」
俺「ん?呼んだか?」ガチャ
妹「あっやっ違うの!」
俺「お前…泣いて…」
妹「なんでもないの!なんでもないから出てって!」
俺「わりぃ…」バタン
妹(もう…どうしていいかわかんない…)
>>105
使わせていただきました
202: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 16:41:11.22
ID:+PTxlVNw0
妹「・・・何で出て行かせた直後にまた来るのよ」
妹「意味わかんない・・っていうか部屋の前にずっといたの?」
妹「一体なんなの・・・本当もう・・・」
妹「・・・妹友に電話しよ」
妹「話を聞いてもらえればきっとスッキリするはず」
妹「あ、あれ?おかしいな」
妹「携帯がないよーどこにいった?」
妹「もしかして忘れてきちゃったのかな?家電で掛けよ」
203: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 16:46:48.46
ID:+PTxlVNw0
妹「もしもし?あたしだけど」
妹友「こんなに早くどうした?あたしが恋しく・・・」
妹「・・・なってない。そんなことより」
妹友「そんなことってひどい!あたしにとってはこの上なく重要なことなのに」
妹「うん、わかった・・・その話は今度にしよ。それよりあたし携帯忘れてない?」
妹友「流された・・・。携帯?なかったよ」
妹「見つからないから、もしかしてと思って」
妹友「う~ん、帰る途中に落としたのかな?」
204: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 16:54:04.12
ID:+PTxlVNw0
妹友「ま・・・まさかあたしが取ったとでも・・・!?」
妹「行動は疑わしいけど、それだけはないと思ってる」
妹友「嬉しいけど素直に喜べないな・・・」
妹「携帯は落としちゃったか・・・わかった、ありがと」
妹友「捜すの手伝おうか?」
妹「大丈夫、ひとりでできるから。なかったら交番行くし」
妹友「風邪引くなよ」
妹「うん。朝からごめんね。じゃあ」
205: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 17:22:15.07
ID:+PTxlVNw0
妹「ちょっと出かけてくるー」
母「温かいかっこした?気をつけてね」
妹「大丈夫だよ」
母「ねえ、お兄ちゃん元気なさそうだったけど・・・何かあった?」
妹「何もないよ。パソコンしてて寝不足なんでしょ、どうせ」
母「そうね、ふふ」
妹「じゃあそんなにかからないと思うから。行ってきます」
母「あ、ついでにこれ買ってきて」
206: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 17:30:38.51
ID:+PTxlVNw0
妹「携帯落ちてないなー」
妹「どこに落としたんだろう・・・なきゃ困るよ・・・」
妹「おかしいなー見つからない!もういいや」
妹「交番にも行ったし、家に帰ってから携帯に電話してみよう。だれかが拾ってくれたのかもしれないし」
妹「まずは買い物を済ませよう」
妹「・・・・・・」
妹「さっきから視線を感じるんだよね」
妹「なんだか気持ち悪いな・・・」
207: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 17:34:46.23
ID:+PTxlVNw0
妹「ただいまー」
母「お帰りなさい。あっ、買い物ありがとう」
妹「あたし携帯落としちゃったんだけど、見つからなかったよー」
母「それは大変」
妹「一応交番にも行ったんだけど、届いてないって」
妹「ちょっと家電から携帯に電話かけてみる」
母「見つかるといいわね」
妹「本当・・・」
208: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 17:37:07.52
ID:+PTxlVNw0
妹「・・・なかなか出てくれないな」
妹「・・・やっぱまだ落ちてるのかな?」
妹「そろそろ切ろう・・・」
男「もしもし・・・?」
妹「あっ、もしもし?」
男「さっきこれ拾ったんですけど、持ち主の方ですか?」
妹「そうです・・・拾っていただいてありがとうございます」
男「渡したいので会いませんか?」
209: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 17:38:02.52
ID:+PTxlVNw0
妹「え、ええお願いします」
男「じゃあ30分後に駅前でどうでしょう」
妹「わかりました。わざわざありがとうございます」
男「いえいえ。ではまた後で」
妹「あー見つかってよかった!」
妹「拾ってくれたのも親切そうな人だし・・・」
妹「30分後だ!早く行かなきゃ」
妹「おかーさーん!また行ってくるー」
210: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 17:38:43.11
ID:+PTxlVNw0
妹「ちょっと早かったかな」
妹「うう・・・寒い・・・」
妹「あ!そういえば・・・」
妹「特徴とか言ってないのに、あたしのことわかるのかな?」
妹「んーでも、それらしい人って見ればわかるか」
妹「声は男だったし」
妹「寒いよー早くこないかな」
男「あの・・・すみません」
212: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 17:39:39.13
ID:+PTxlVNw0
妹「あ、携帯・・・」
男「そうです。これ」
妹「あ、ありがとうございます」
男「いえいえ。返せてよかった」
妹「あ、あのお礼とか」
男「いいですよ。拾っただけだし」
妹「本当にありがとうございました」
男「・・・やっぱりかわいいなあ」
213: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 17:40:15.63
ID:+PTxlVNw0
妹「え?」
男「いや、なんでも」
妹「じゃ、じゃあお手数おかけしました」
男「あ、はい。では」
――――
妹「・・・なんか、なんかね」
妹「もやもやするっていうか、なんというか・・・。あの顔どっかで・・・」
妹「うーん思い出せない・・・なんだろう」
妹「・・・あ!さっき行ったスーパー・・・」
214: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 17:41:06.78
ID:+PTxlVNw0
妹「ただいま」
母「携帯見つかったの?」
妹「う、うん」
母「あら、よかったわね」
妹「よかったんだけど、なんだかね」
母「どうかしたの?」
妹「嫌な感じがするんだよね」
母「きっと気のせいよ」
215: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 17:41:25.99
ID:+PTxlVNw0
俺「妹が帰ってきたな」
俺「ああもう俺どうしたらいいんだ」
俺「顔見たくないって言われたし」
俺「・・・『普通のきょうだい』なんだ」
俺「よくあるんだよ、こういうことは」
俺「時が経てばわかります、だよ。うん」
俺「でもやっぱり・・・なー」
216: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 17:42:33.66
ID:+PTxlVNw0
―週明け―
妹「行ってきます」
妹「・・・・・・」
妹「・・・・・・」
妹「・・・なんだか変な感じがする」
妹「何だろう」
妹「もちろん怪しそうなものは何もないし」
妹「気のせいなんだよね」
妹「・・・やっぱり視線を感じる」
217: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 17:43:01.70
ID:+PTxlVNw0
妹友「おはよー妹」
妹「わ!びっくりした!おはよ」
妹友「なんでそんなにびっくりするの?」
妹「なんかちょっとね・・・」
妹友「んーらしくないな。そういえば、携帯見つかった?」
妹「うん、見つかった」
妹友「あたしへの疑いが晴れてよかった」
妹「もう、もとから疑ってなん・・・か・・・ないんだよ?」
218: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 17:43:27.35
ID:+PTxlVNw0
妹友「あーやっと終わった!帰ろ、妹」
妹「うん」
妹友「それでねーお母さんが・・・どうした、妹?」
妹「え?いやごめん」
妹友「ぼーっとしちゃって。お兄ちゃんのことでも考えてたの?」
妹「違うってば!」
妹友「じゃあ何?」
妹「さっきから・・・視線を感じるの」
219: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 17:43:56.03
ID:+PTxlVNw0
妹友「視線?誰もいないよ」
妹「だよね・・・」
妹友「自意識過剰じゃない?」
妹「そうだといいんだけどねー」
妹友「心当たりは?」
妹「うーん、あると言えば・・・」
妹友「気をつけなさいよー」
妹「うん・・・」
223: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 17:52:19.54
ID:+PTxlVNw0
妹「ただいま」
妹「誰も帰ってきてないか・・・」
妹「・・・ひとりなのは心細いな」
ピンポーン♪
妹「誰か来た」
妹「はーい」
「宅急便でーす」
妹「今出ますー」
225: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 17:55:18.77
ID:+PTxlVNw0
妹「はーい、お待たせしま・・・」
男「こんにちは」
妹「あの時の・・・」
男「・・・大人しく部屋まで案内してもらおうか?」
妹「ちょ・・・やめ・・・」
男「僕だって傷つけたくないんだよ?」
妹「・・・う」
227: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 17:59:36.28
ID:+PTxlVNw0
男「それでよし」
男「ここが君の部屋か・・・かわいらしいな」
妹「な、何しにきたんですか」
男「わかってるんだろ?」
妹「・・・・・・」
男「脱げ」
妹「は?」
男「聞こえなかったかな?脱げ」
228: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 18:11:49.20
ID:+PTxlVNw0
妹「何で・・・そんなこと!」
男「・・・逆らうと怖いよ?」
妹「いやです!絶対に」
男「威勢がいいね・・・そういうの嫌いじゃない」
妹「か、帰ってください!」
男「きみ、自分がどんな状況に置かれてるのかわかってる?」
妹「あたしは・・・」
男「傷つけたくないんだ。言うこと聞こう?」
230: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 18:24:52.29
ID:+PTxlVNw0
妹「・・・うう」
男「いいこだ。僕はここで見てるから」
妹(お兄ちゃん・・・助けて・・・)
男「あーいいね。その調子だ」
妹(何でこんな時にいないのよ・・・)
男「あ、靴下は脱がなくていい」
妹(ここで男の趣味出ました!)
男「よくできました」
231: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 18:26:07.47
ID:+PTxlVNw0
男「僕の膝の上に座って」
妹「え?」
男「聞こえてたよね?座って」
妹「・・・はい」
男「かわいいな。いいこいいこしてやろう」
妹「・・・やめて」
男「嫌だったか・・・しょうがない」
妹「あ・・・ふぁ・・・やめ・・・」
233: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 18:35:24.24
ID:+PTxlVNw0
男「好き嫌いをする悪いこはこうだ」
妹「やめ・・・て・・・あっ・・・」
男「こんなに敏感・・・胸が小さいのにエッチなんだ」
妹「・・・う・・・うえ・・・やめて・・・ください」
男「違うんだろ?本当はもっと舐めてほしいんだろ?」
妹「やだ・・・やだ・・・」
男「すごく感じてる顔してるよ?」
妹「ちが・・・」
234: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 18:39:20.40
ID:+PTxlVNw0
俺「ただいま・・・あ」
俺「靴が一足多いな・・・誰のだ?」
俺「もしかして・・・妹の彼氏?」
俺「この前のお泊りの相手・・・きてるんだ」
俺「そっか・・・とりあえず部屋にいこ」
俺「あー隣の部屋で妹は・・・」
俺「静かだし、きっと・・・」
俺「うああ・・・気になる」
245: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 19:23:40.60
ID:+PTxlVNw0
書いても大丈夫か・・・?
249: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 19:29:19.92
ID:+PTxlVNw0
男「今度は君の番だよ」
妹「・・・ひっく」
男「まずは僕のを脱がせてもらおうかな」
妹「・・・いや」
男「きみは、断ることができない」
妹「・・・やめてください」
男「ほら早く。我慢できないんだよ」
妹「・・・あっ・・・いや」
250: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 19:29:55.51
ID:+PTxlVNw0
男「不器用なんだね・・・それもまたいいんだけど」
妹「・・・う・・・ぐす」
男「ボタンも外せないとは・・・ほらこうやって」
妹「・・・や、やめ」
男「小さい手だな」
妹「もう・・・やだ・・・」
男「まだやめさせないよ?楽しみはこれからなんだから」
妹「ひっく・・・ふぇ・・・」
252: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 19:30:36.36
ID:+PTxlVNw0
俺「うう・・・どうしようどうしようどうしようどうしよう」
俺「部屋に行きたいけど・・・まずいよな」
俺「『お、お兄ちゃん!?何しに来たのよばか!!』とかなりかねないし」
俺「でもだまっていることもできない・・・」
俺「あー時間だけがむだに過ぎていく・・・どうしたらいいんだ」
俺「迷っていても仕方がない・・・よし、様子を見に行こう」
俺「おかしを持っていけばきっと怪しまれないはず」
俺「『妹がお世話になってます~』ってな感じでいけばいいさ!」
253: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 19:31:08.05
ID:+PTxlVNw0
男「これ、初めて?」
妹「・・・・・・」
男「そうなんだ。純粋そうだもんね」
妹「・・・ひっく・・・ぐす」
男「じゃあしゃぶれ」
妹「・・・いや・・・です」
男「しゃぶれよ」
妹「痛ッ・・・」
254: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 19:31:36.34
ID:+PTxlVNw0
妹「う・・・うぇ・・・」
男「うん、いい顔してるよ。すごく」
妹「やだ・・・こわい・・・」
男「こわくないよ・・・さあ」
妹(お兄ちゃん・・・あたし汚れちゃう・・・)
男「早くしゃぶってよ」
妹「い・・・いや・・・」
俺「しつれーしまーす」
255: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 19:31:54.57
ID:+PTxlVNw0
俺「飲み物とおかし持ってきまし・・・」
男「これはこれは」
妹「お兄ちゃん・・・助けて・・・」
俺「ちょ・・・妹!!」
妹「う・・・うえ・・・ひっく」
俺「俺の妹に何をした!」
男「見てわかるだろう?」
俺「ふざ・・・けるな」
256: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 19:32:16.41
ID:+PTxlVNw0
男「はあ・・・一気に覚めた」
俺「何がだよ!妹にひどいことしやがって」
男「邪魔しないでくれよ。いいところだったのに」
俺「お前・・・」
妹「助・・・けて・・・」
俺「妹!今お兄ちゃんが助けてやる!」
男「動くな」
257: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 19:32:35.43
ID:+PTxlVNw0
男「お前が動いたら妹の命は保証しない」
俺「・・・くそぅ」
妹「お兄・・・ちゃん・・・お兄・・・ちゃん」
男「お前はそこに突っ立て見てろ」
俺(俺は妹を危機から救ってやれないのか?)
俺(俺は・・・そんな最低なヤツなのか?)
俺(妹をしあわせにできない兄なんて存在する意味がない・・・ッ!!)
俺「うわあああああああああああああ」
259: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 19:34:51.20
ID:+PTxlVNw0
男「おかしくなったか?」
俺「やめろおおおお!妹に触るなああああ!」
男「近づくな」
俺「やめろって言ってるんだよおおおおお」
男「・・・やるのか?」
俺「どっからでもかかってこいよおおおお」
男「すぐに倒してやるよ」
妹「う・・・ひっく・・・お兄ちゃん・・・」
264: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 19:43:30.28
ID:+PTxlVNw0
俺「うらああああ」
男「そんなのが効くか」
俺「よくも・・・よくも俺の妹に・・・!!」
男「たかが妹だろう」
俺「たかが・・・だと?俺の大事な妹なんだよ!!」
妹「おにーちゃん・・・」
男「はあ・・・愛する人を守るために強くなれるってわけか・・・くだらない」
俺「黙れえええええ」
267: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 19:47:26.12
ID:+PTxlVNw0
男「お前けんかなんてしたことないんだろ」
俺「いッて・・・」
男「弱いな・・・相手にもならない」
俺「うわ!!・・・ぐぅ・・・」
男「妹の前でかっこ悪いところをまだ見せるのか?」
俺「く・・・ぐは・・・」
男「見苦しい」
俺「まだまだああああ」
272: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 19:56:49.16
ID:+PTxlVNw0
男「口だけは元気だな」
俺「くそっ・・・」
男「こんなにやられてもまだ立つのか」
俺「ま、まだまだだって言ってるだろ・・・」
妹「もしもし・・・警察ですか?」
妹「あの・・・強姦魔がうちに」
妹「住所は・・・で・・・はい。急いで願いします・・・」
278: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 20:02:06.19
ID:+PTxlVNw0
俺「はー・・・はー・・・」
男「大事な妹すら守れなくて・・・お前はかっこ悪い男だな」
俺「ちくしょう・・・」
男「大人しく諦めろ」
警察1「あーはいはい暴れるな」
警察2「犯人はお前だな」
警察1「17時39分、現行犯逮捕」
警察2「話は署で聞こう」
282: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 20:07:17.70
ID:+PTxlVNw0
俺「い、妹・・・」
妹「おにーちゃん・・・こわかったよう」
俺「守ってやれなくてごめんな・・・」
妹「う・・・うわーん」
俺「ごめんな・・・ごめんな・・・」
妹「なんで・・・もっと・・・早くきてくれなかったの・・・」
俺「本当にすまない・・・これ着な・・・」
284: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 20:12:06.06
ID:+PTxlVNw0
警察「なるほど・・・宅急便を装って・・・はい・・・」
妹「う・・・ぐす・・・」
俺「妹の部屋に入ったら・・・男が・・・それで・・・」
警察「・・・わかりました。また詳しい話を後日聞きにきます」
俺「・・・妹に嫌なことを思い出させないようにお願いします」
妹「ひっ・・・ひっく」
警察「はい。ではまた」
285: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 20:14:47.09
ID:+PTxlVNw0
俺「妹、もう大丈夫だよ」
妹「おに・・・ちゃん・・・」
俺「ごめんな・・・」
妹「お兄ちゃんの・・・ばかばかばか・・・」
俺「ばかだよな・・・俺・・・本当に」
妹「も・・・やだ・・・全部・・・」
287: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 20:20:54.89
ID:+PTxlVNw0
妹「全部・・・忘れたい・・・あたし・・・生きていけない・・・」
俺「そ、そんなこと言うなよ」
妹「お兄ちゃん助けて・・・」
俺「妹・・・ごめん辛いよな」
妹「・・・抱いて」
俺「・・・え?」
妹「・・・ぎゅってして」
290: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 20:27:09.93
ID:+PTxlVNw0
俺「うん」
妹「お兄ちゃん・・・温かい」
俺「・・・・・・」
妹「お兄ちゃん・・・」
俺「どうした?」
妹「何でもない・・・もう少しこのままでいて・・・」
俺「何もできなくてごめん・・・」
292: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 20:32:54.26
ID:+PTxlVNw0
俺「・・・妹?」
妹「すー・・・すー・・・」
俺「寝てる・・・」
俺「このベッドで寝かすのはかわいそうだよな」
俺「俺の部屋に連れて行くか」
294: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 20:38:12.97
ID:+PTxlVNw0
妹「う・・・ん」
俺「起きたか?」
妹「あれ・・・ここお兄ちゃんの部屋・・・?」
俺「さっきあのまま寝てたんだ」
妹「・・・う・・・ひっく・・・ぐす」
俺「思い出しちまったか?」
妹「こわいよ・・・お兄ちゃん」
俺「お兄ちゃんがだきしめてあげるから」
295: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 20:43:26.59
ID:+PTxlVNw0
妹「・・・うわーん」
俺「ごめんな・・・ごめんな・・・」
妹「お兄ちゃん・・・謝って・・・ばっかり」
俺「それ以外何もできなくて・・・ごめん」
妹「また・・・言った・・・」
俺「ご、ごめん」
妹「・・・お兄ちゃんキスして」
俺「おでこ・・・?」
296: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 20:47:15.50
ID:+PTxlVNw0
妹「違う」
俺「じゃあ・・・?」
妹「ほっぺ」
俺「・・・これでいいか?」
妹「お兄ちゃん・・・かっこ悪いけどかっこよかった」
俺「どっちだろう」
妹「お兄ちゃん・・・あたしのこと・・・嫌いになった?」
俺「ならないよ」
297: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 20:54:07.32
ID:+PTxlVNw0
妹「無理しなくていいよ」
俺「無理なんかしてない」
妹「だって・・・あたし他の男に・・・」
俺「・・・もうそれは忘れよう」
妹「でも・・・」
俺「今日は何もなかった」
妹「そうだね・・・」
俺「決まりだ」
299: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 20:59:14.23
ID:+PTxlVNw0
妹「お兄ちゃん・・・あの・・・」
俺「どうした?」
妹「お願い・・・聞いてくれる?」
俺「何でもきくよ」
妹「・・・忘れてくれる?」
俺「忘れるって・・・さっきのは・・・」
妹「そっちじゃない」
俺「じゃあ・・・?」
300: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 21:00:01.36
ID:+PTxlVNw0
妹「・・・前の」
俺「前のって?」
妹「覚えてないの?」
俺「ご、ごめん」
妹「・・・『普通のきょうだい』でいるってこと」
俺「あ、ああそっちか」
妹「もう一度・・・お兄ちゃんのこと・・・好きなってもいい・・・?」
俺「もちろんだ・・・好きだよ妹」
おわり
本当にいろいろすいませんでした
303: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 21:08:36.64
ID:7wx1zIIy0
>>300
あれ?最後二行は誤爆だよな?
306: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 21:40:03.82
ID:1pPnX//10
ま、まだまだだって言ってるだろ・・・
307: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/19(水) 22:10:11.62
ID:E+vRD58x0
いちゃいちゃ書きやがってくださいお願いします
※続きを読む
妹「お兄ちゃんのパソコン貸して」
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