そして小学校では同級生から化け物扱いされた
「お前の顔面泥かよwwwwwww」
と言ったあいつの顔はまだ覚えている
そいつが油粘土をぐちゃぐちゃに固めて
「これ○○wwwwwwwwww」
といって笑いをとっていたことも覚えている
それぐらいひどいんだ本当に俺の顔
でもそのころの俺は普通だと思ってたんだよね
中学で好きな女の子ができた
毎日髪をセットし毎日お風呂に入るぐらい気を使っていた
でもある日髪をセットしていたら
「俺って不細工じゃないか?」
と思いそこではじめて自分が不細工だと自覚した
いや自覚はしていたんだけどそこで確信した
自分は不細工だって
そして必死に彼女を作ろう
その子と付き合おうと思っていた俺は遠いどこかにいってしまい
残ったのはネガティブハートを持ったクラッシュフェイスの俺だった
それ以来ひたすら俺は闇の世界の人間になった
どこでもひたすら身を隠し他人に迷惑もかけないし親切もしない
少しの間自分が魔王になりつつあってこれがその修行なんじゃないかとか思ってたこともあったが
俺は魔王どころか頑張ってもゴブリンだった
そしていつの間にか俺はクラスメートから
「根暗忍者」
というあだ名をつけられていた
根暗は認めるけど忍者はやめてくれ恥ずかしいと思ってたけど
正直あだ名がつけられたのは嬉しかった
これを機に話しかけてくれるんじゃないか!?とか淡い期待を抱いていた
しかし俺に用がある人間がいないのであだ名どころか名前でさえ呼ばれることはなかった
そしてそれからひたすら俺は影になり続けた
体育のサッカーではゴールキーパーの背中を眺めていた
バスケではゴールの下に突っ立ってた
そんな役立たずが1人いるチームでもなぜか俺のチームがいつも勝っていた
勝因は俺の顔が面白すぎてまともにシュートできないんだってさ
ハハッとクラスメートに乾いた笑いを振りまいたあと
トイレで泣いた
そして中学3年
最後の文化祭
出し物は劇だ
俺の役なんだと思う?
通行人?犬?木?草?
そんなあまっちょろいもんじゃない
壁だ
最後の思い出になぜか目立ちたいと思ってしまった俺
後ろから持つだけだった壁役だったんだが
その壁をくりぬいて顔面を壁色に塗って歯もマジックボードに使うペンで黒く塗った
誰も反応してくれなかった
俺は劇じゃなくても
壁のような存在なんだ
そう思ってしまった
そういえばたまに押しピンとか刺されたけど俺が壁だからだったんだねwwwwwww
とか明るく振舞えたらよかったのにな
そんな俺もめげずに普通の高校にいった
高校になるといじめられることもなく
人間とかかわることもなくなった
俺は魔族だからなwwwとか無理矢理考えては悩んでいた
そしてなんにもないまま3年間が過ぎていった
クラスメートが彼女と話してる
トイレでキスしてるのを見たときは俺も参戦しようかと思ったけどやめておいた
いろいろあるけど俺もめんどいからはしょる!
そしてそのまま大学にも行った
便所飯をしながら2ちゃんねるを見る楽しみ
食堂でわいわいやってるリア充にはわかるまい
そしてそのまま就職しネガティブクラッシュフェイス魔王は天使に出会った
2つ上の女性Tさんだ
Tさんは俺にも優しい笑顔を振りまいてくれた
その笑顔だけで胸がキュンキュンして
いつの間にか俺のことが好きなんじゃないかって思いだした
でもそう思い出して1週間後ぐらいに寿退社した
俺はトイレで泣いた
トイレで泣いているとかすれたおっさんのような声でこう聞こえる
「どないしたんや」
聞きなれない大阪弁
とりあえず出てみると掃除婦だった
このときの俺はこのデブババアとヤることなんて思いもしなかった
涙でぐっちゃぐちゃの俺を見て
掃除婦(こっからFさんって書きます)は俺に雑巾を差し出した
俺はもっと泣いた
「なんでもないですぅぅっぅ」
って言いながら俺はトイレから飛び出そうとしたけど
よく考えると女性に心配されるのははじめてだ!と思いFさんに全てを話した
そしたらFさんは
「なんやそないなことかwwwww別の女探したらええねんwwwおばちゃんは結婚したことないからわからへんけどなww」
なんか俺と同じ線路をたどっている…と思い顔を見てみると
笑顔でくしゃくしゃの顔
でもその瞳は笑ってはいなかった
悲しそうな目
なにかを求めるようなそんな瞳
ちいさい油っこい鼻
長く年にしては綺麗な黒い髪
そして俺のタイプのたらこ唇・・・
このときから俺はFさんを異性として見るようになった
しかしFさんに会えるのも1ヶ月に何回かだ
たまにクソ痩せた気持ち悪いババアや
なにいってるのかわからん中国人
心の中ではキン骨マンとかラーメン小娘がとか思ってたけど
あっちも俺のこと握り締めた拳とか言ってるんだろうなと思いかなしくなった
そしていつのまにかFさんがこないかわくわくしてる自分がいた
Fさんがきたらすぐに話しかけてた
そしてそれでも足りなくなってきてしまった俺は初めて自分から異性にメールアドレスを聞いた
銀歯がキラキラ輝く笑顔を見せながら教えてくれた
仕事のこと恋愛のこと
いろいろメールしてるうちに優しいFさんが好きになっていた
でも正直その好きは異性として好きではなく
母親のような存在として好きだったのかもしれない
そして普段お世話になっているお礼として食事に誘った
今の俺が過去にいけるなら全力で引き止めてただろうけどまだそんな技術は完成していない
そしてFさんに選んでもらうことにした
そしたら「うちは王将が食べたいな~(ハートの絵文字)」
正直高級レストランとか覚悟してたがまさかその程度とは
むしろ王将でいいのかと申し訳ないぐらいだった
何度も聞き返したが「うちは王将でいいの~」の一点張り
しょうがないので王将に行くことになった
王将でも女性とのお食事なのでおしゃれをしていった
GAPのジーンズにサッカースペイン代表のユニフォーム
正直いうとめちゃくちゃ決まってた
そして王将近くの駅に到着
そこにはぴちぴちのTシャツにミニスカートを履いたFさんがいた
普段見てない姿に一瞬ドキッとした
でもそれは恋のドキッではなくて恐怖のドキッだったのかもしれない
だって
│ つ←胸
│ つ←腹
│ つ←下腹部
横からみたらこんなことになってた
けどそのふくよかな体さえ愛していたのだ
そのときの俺は
足も意外と綺麗だった
と思っていたんだ
そして王将でがっつがつ食う俺
しかしそれ以上に食う天使(豚)が真正面に座ってた
ゆいいつ仲良くしていただいている同僚1人といったときよりも高かった
そして食事が終わりそのまま近くの公園をぶーらぶら
そこで物凄いものを見てしまう
公園の入り口の階段を登るとき
ふと少し上を見上げると
Fさんのミニスカートの中から白いものが見えた
パンチラきたああああああああああああああしかも白パンティイイイイイイと思い眺めていると違和感がある
パンツにしてはでかいな・・・ケツがでかいのか・・・?
いやなんかこのパンツもこもこしてるぞ・・・?
とよく見てるうちにそれがオムツだということがわかった
パンチラではなくオムチラだった
そのとき物凄い色々考えた
勝手にうんこ出ちゃうのか・・・?おしっこ出ちゃうのか・・・?本当は何歳なんだ・・・?とか物凄い考えた
けど最終的にそんなこたあどうでもいいや!という結論が出た
オムツを履いていた理由は後々わかります
そしてベンチに座り夜のすんとした空気を楽しむにんにく臭い2人
5分ぐらい静かな時が過ぎただろうか
Fさんが俺の肩に頭を乗せてきた
ギットギトの頭を
でもなぜかそのときの俺はその頭をなでなでした
王将の臭いの中にほのかにシャンプーの香りがする
そしてFさんの「今日は帰りたくないな・・・」
そのとき俺もスイッチが入ってしまった
っていうなんか昭和くせえこと言ってるけど俺はノリノリで「どっか泊まろうか・・・」とお決まりの展開を繰り広げていた
そして昭和くせえ王将くせえババアと下調べしておいたホテル街へ向かった
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23童貞だったけど52の掃除婦のババアとヤっちまった…last
http://lovevippers.blog.2nt.com/blog-entry-427.html
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