――居間――
妹「ザーメン砲……精液で敵を吹き飛ばす……その威力は大木をも薙ぎ倒す……。
うーん、これはダメだなぁ……どんなに強くっても射精したら負けだし」
ガチャッ
妹「あ、お兄ちゃん? そろそろ3回くらいは出した?」
黒服A「目標発見、チンコ狩りを開始する」
妹「えっ、ど、どなたですか!?」
黒服A「問答無用だ」
――2階、兄の部屋――
兄「シュッシュッシュッシュッシュッ!」
どぴゅ!どぴゅ!どぴゅ!どぴゅ!
兄「5回、6回、7回、8回、9回……」
どぴゅ!どぴゅ!どぴゅ!どぴゅ!どぴゅ!
兄「10回、11回、12回、13回、14回……」
どぴゅ!どぴゅ!どぴゅ!どぴゅ!どぴゅ!
ガラガラガラ
黒服B「窓から失礼」
兄「15回、16回、17回、18回、19回……」
どぴゅ!どぴゅ!どぴゅ!どぴゅ!どぴゅ!
黒服B「こちらB、目標を発見、机の引き出しにチンコを入れて腰を振っています。
これよりチンコ狩りを開始します」
兄「20回、21回、22回、23回、24回……」
どぴゅ!どぴゅ!どぴゅ!どぴゅ!どぴゅ!
黒服B「ていうか、おまえ俺に気づけよ! 腰振るのをやめろ!」
兄「25回……と。25秒ありゃ十分か」
黒服B「昼間から引き出しオナニーとはな。やはり貴様はペニ助の息子だ」
兄「ふぅ……。妹のチンコを狙って家に来ると思ってたぜ、チンコ狩りの組織」
黒服B「チンコピーチンコのついでに貴様のチンコも狩ってやろう。
まあ、ペニ助の息子は特殊能力にも目覚めていない落ちこぼれと聞いているがな」
兄「なんだ、おまえ知らないのか。俺は昨日能力に目覚めたんだぜ」
黒服B「ほう、そうなのか? だが関係ないな」
スチャッ
兄「拳銃? 銃刀法違反で通報するぞ、この野郎」
黒服B「どんな特殊能力の持ち主だろうが、ピストルの前では無力なものさ」
兄「おまえは二流だな」
黒服B「何だと?」
兄「喋りすぎなんだよ。問答無用で撃ってりゃ俺を狩ることができただろうに」
黒服B「ならば望み通りに」
兄「もう遅い。能力発動! ゆっくりしていってね!!!」
黒服B「……」
兄「まずは拳銃を没収だ。すかさず服を全て脱がし! 縄でキツく縛る!!」
黒服B「……」
兄「ここまでで12秒。これで動けまい、能力解除!」
黒服B「……っ!? な、なんだ! 俺はいつのまにこんなことに!」
兄「さて、色々と聞きたいことはあるが、まずはその尻を貸してもらおうか」
黒服B「アアッー!!」
――居間――
妹「うわわわっ、あっ、危ないですよ、ナイフなんか振り回して!」
黒服A「大した身のこなしだ。俺の攻撃をここまで避けるとはな」
妹(接近戦はまずい……遠距離から攻撃できる能力を……)
妹「くらえ! 種マシンガン!」
ズガガガガッ
黒服A「ちっ! なんて精液の量だ! しかも本物のマシンガンにも劣らない威力だぜ」
妹「あっ、しまった、精液で家が穴だらけに……でも手加減してられない!」
黒服A「素質だけでこの強さ……やはりこいつはここで狩っておかなければ」
妹「伸びろ、如意棒!!」
黒服A「チンコを伸ばしてきた!? いや、だが!!」
パシッ
黒服A「これくらいの速度なら簡単に掴める!」
妹「あぅっ」
黒服A「素質はあるようだが、経験がなさすぎたな! このままナイフで切り落としてお終いだ!」
妹「はぁっ、はぁっ、その距離なら! くらえっ、ザーメン砲!!」
ドバアアアアアアアアアアアアアアアア!!
黒服A「GYAAAAAAAAAAAA!!」
妹A「はぁ、はぁ……何なの、もう。家がボロボロになっちゃったよぉ……」
兄「大丈夫か、妹! うおっ、また派手にやらかしたなぁ」
妹「あ、お兄ちゃん。何か知らない人がいきなり攻撃してきて……」
兄「精液まみれになって気を失っているこいつか」
妹「うん、怖かったよぉ……」
兄「俺はここまで家を破壊するおまえの方が怖いぞ」
妹「もぉーっ、意地悪なこと言わないでよ、お兄ちゃんー!」
兄「ははっ、ごめんごめん、冗談だよっ」
兄「とりあえず、こいつも脱がして縛っておくか」
妹「この人、何なの? 本当に怖かったんだからーっ」
兄「親父のチンコを狩った組織の奴だ。おそらくおまえのチンコを狙ってきたんだろう」
妹「ええっ、あたしにチンコ生えたのって一昨日だよ?」
兄「こいつらの情報網のすごさがわかるな……」
――1時間後――
黒服A「うっ……ここは……」
兄「よう、目が覚めたか」
黒服B「兄貴、俺たちは失敗しちまったんですよ……」
黒服A「くっ、それでこのザマか……」
兄「ていうか、おまえら既に全裸だろ。いつまで黒服Aと黒服Bなんだよ。名前変えろ」
全裸A「な、なんだと……ってアッー! 名前が全裸Aになってる!?」
全裸B「なんてことだ……全裸の殺し屋だなんて……」
兄「質問その1、親父を殺した奴を知ってるか?」
全裸A「……」
全裸B「……」
兄「だんまりか……。妹、ちょいと脅してやれ」
妹「え、ええと、喋ってくれないと、チンコで撲殺しますよ!」
全裸B「俺たちを舐めるな! そんな脅しに屈すると思うか!」
全裸A「……」
妹「ええと、じゃあ、このチンコ催眠術で喋らせよっか」
全裸B「何のつもりだ……目の前でチンコをぐるぐると回して……」
全裸A「馬鹿! そのチンコを見るな!」
全裸B「あ……あ……」
妹「かかったよ、お兄ちゃん。これでこの人は何でも答えてくれるはず」
兄「初体験はいつだ?」
全裸B「19のとき……全裸Aの兄貴の尻で……」
兄「好きな奴はいるか?」
全裸B「全裸Aの兄貴です……」
兄「今日の朝飯は?」
全裸B「全裸Aの兄貴の白ジャムを塗ったトーストです……」
兄「おまえらガチホモかよ!」
全裸B「はい、ガチホモです……」
妹「お、お兄ちゃん、そろそろ本題に入ろうよ」
兄「おっと、そうだったな」
兄「親父を殺した奴を知ってるか?」
全裸B「全裸Aの兄貴です……」
兄「誰もおまえの好きな男のことなんて聞いてねぇよ!」
全裸B「全裸Aの兄貴がペニ助を殺しました……」
兄「なん……だと」
全裸A「……」
兄「おまえが親父を殺したのか?」
全裸A「……そうだ」
兄「てめぇぇぇぇぇ!」
全裸A「ぐぁぁぁっ!!」
妹「お、お兄ちゃん落ち着いて! この人の尿道に綿棒を出し入れしてもお父さんは帰ってこないよ!」
兄「離せ妹! こいつには尿道責めすら生ぬるい! アナルにぶっといナスを突っ込んでやる!」
妹「だ、ダメだよ! そんなことしても喜ぶだけだよ、この人!」
兄「くそっ、ちくしょぉっ! 目の前に親父の仇がいるのに……!」
妹「そんな罰じゃ生ぬるいよ、お兄ちゃん」
兄「でも、俺にはこれくらいの罰しか……って、おまえ目がヤンデレっぽくなってるぞ?」
妹「え? 気のせいだよぉ」
兄「ま、まさか殺すとか」
妹「殺すなんて一瞬じゃない。この人には、生き続けることで苦しんでもらわなくっちゃ」
全裸A「何をするつもりだ……」
妹「チンコ能力の一つ、マンマンの呪いをかける」
全裸A「マンマンの呪いだと……まさかそれは! 頼む、それだけはやめてくれ!」
兄「お、おい、こいつすげぇ取り乱してるぞ。いったいどんな能力なんだ!」
妹「チンコ回避の呪いをかけられた人間は、一生チンコがついてる人間から嫌われ続ける。
かわりにマンマンがついてる人間から好かれるようになるの」
兄「地獄だ!!」
最後のセリフ修正
×チンコ回避の呪い
○マンマンの呪い
しこしこしこしこ
妹「あたしの精液を浴びれば、あなたたちはマンマンの呪いにかかるの」
兄「間違ってでもそんな呪いを喰らったらやばいからな。俺はちょっと離れるぞ」
しこしこしこしこ
全裸A「や、やめろぉ! そんなことをされたら、尻に精液を注がれる快感を味わえなくなる!」
妹「黙れ! あたしのお父さんを殺したあんたに、もうアナルセックスの快感なんて味わわせない!」
しこしこしこしこ
全裸A「た、頼む、妹を止めてくれ! おまえならわかるだろう、それがどんなに恐ろしいことか!」
兄「知るか。これからはせいぜいノンケとして生きていくんだな」
全裸A「くっ、くそぉぉぉっ」
妹「んっ……んっ、出る! おちんぽみるく出るよぉ!」
どぴゅ! どぴゅどぴゅ!!
全裸A「うわああああああ!!」
兄「ここに2人のノンケが誕生した……。悲しいけど、これって戦いなんだよな……」
全裸B「む……俺は一体……うわぁぁぁぁ! 兄貴、離れてくださいよ!」
全裸A「て、てめぇこそ、俺の半径2m以内に近づくんじゃねぇよ! 気持ち悪いんだよ!」
兄「すげぇ、あのガチホモカップルが、お互いのチンコに嫌悪感を示しているぜ……」
妹「一生苦しめばいいのよ、ふふん」
兄「俺も何かあいつら見てるとムカついてくるな。恐るべしマンマンの呪い」
妹「あたしは両方付いてるからか、何も変わってないなぁ」
兄「つーか、ただノンケになるだけで、別に苦しみはしないんじゃないか?」
妹「甘いよ、お兄ちゃん。チンコが好きなのに、チンコが近づいてくるとイライラするんだよ?
これはどんな拷問よりも辛いね」
兄「妹……おそろしい子!」
妹「これであの二人は別れざるを得ない。新しいチンコを求めても、
チンコたちからは嫌われるから、新しいチンコとは出会えない」
兄「なんてことだ……そんなことになったら死んだ方がマシだぜ」
兄「チンコの呪いはないのか? マンマンに嫌われるかわりに、チンコに好かれるっていう!」
妹「そ、そんな変な呪いないよぉっ」
兄「なんだ、そうなのか……残念だ」
妹(本当はあるけど……使ったら誰かにお兄ちゃんを取られそうで怖いよ)
妹「それで、この全裸の人たちはどうしよっか?」
兄「捨ててこい、そんな気持ち悪いノンケたちは」
全裸A「て、てめぇ! 俺はノンケじゃねぇ! この全裸Bのチンコ以外なら大好きだ!」
全裸B「それは俺のセリフですよ! 他のチンコは大好きだけど、兄貴のチンコだけはごめんだ!」
妹「わぁお、マンマンの呪いってすごいなぁ」
妹「とりあえずゴミ捨て場に置いてきたよ」
兄「ああ、悪いな。手伝いたいのは山々だったんだが、近づくだけで吐き気がするんだ」
妹「本当にすごい効果だね」
妹(ん? それじゃ、マンマンの呪いをお兄ちゃんにかければ……)
妹(いや、ダメだ、女の人たちが寄ってきちゃう……それも困るな)
兄「どした、難しい顔して。考え事か?」
妹「えっ、あ、うんっ、この家の惨状をどうしようかなぁって」
兄「ああ、派手にぶっ壊したからな。どうすっかな」
妹「うーん……ノートに何かそういう能力書いてないかなぁ……。
あっ、この能力なら……チンコヒーリング!」
兄「おおっ、見る見るうちに壁が修復されていくぞ!」
妹「チンコヒーリングは生物・無生物を問わずに癒す能力……」
兄「チンコでそんなことまでできるのか……信じられねぇな」
妹「お父さんはこの能力を使って、色々な人を救ってきたんだってさ。ノートに書いてる」
兄「さすが親父だな。俺たちの誇りだぜ」
妹「うん……すっごく誇らしいよね」
兄「だが、組織からの刺客はこれからも送られてくるだろうな……」
妹「う、やっぱり……? これで終わりってわけじゃないよね」
兄「ああ。こうなったらやるしかないな」
妹「え、何を?」
兄「俺は……チンコ狩りの組織をブッ潰す!!」
妹「えええーっ!!」
決意を胸に、兄は行く!
長い間、ご愛読ありがとうございました!!
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八 ヽ
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