猫「ご主人様、起きて下さい」・・・第3部
- 2010/01/01
- 09:09
猫「ご主人様、起きて下さい」・・・第3部
356 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2009/12/30(水) 19:02:56.35 ID:6eU5K4UUO
猫「…じゃ、私と一緒なのですね!」
女「は?」
猫「私も好きなのです!」
女「はぁ!?」
女「(い、従姉妹なのに!?てか、なんで嬉しそうに話してんの…!?)」
猫「えへへ、一緒ですねー」
女「そ、そうだね」
女「(ちょっと…色々喪失しちゃったんだけど…)」
女「は?」
猫「私も好きなのです!」
女「はぁ!?」
女「(い、従姉妹なのに!?てか、なんで嬉しそうに話してんの…!?)」
猫「えへへ、一緒ですねー」
女「そ、そうだね」
女「(ちょっと…色々喪失しちゃったんだけど…)」
最初から読む
http://lovevippers.blog.2nt.com/blog-entry-476.html

ねこ鍋とねころん鍋
359 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2009/12/30(水) 19:23:18.91 ID:6eU5K4UUO
女「はぁ、ちょっとそれ貸して」
猫「あ、はいっ」
ガチャガチャ…
猫「わ!開きました!」
女「鍵をさして、こっちに少し回すだけで良いみたいだよ」
猫「ありがとうございますっ!助かりました」ペコリ
女「じゃあね」スタスタスタ
女「…なんだ、良い子じゃんか」
猫「あ、はいっ」
ガチャガチャ…
猫「わ!開きました!」
女「鍵をさして、こっちに少し回すだけで良いみたいだよ」
猫「ありがとうございますっ!助かりました」ペコリ
女「じゃあね」スタスタスタ
女「…なんだ、良い子じゃんか」
360 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2009/12/30(水) 19:26:14.07 ID:6eU5K4UUO
…
猫「ご主人様ー!」
男「こら、ちゃんとタオルで髪の水分取って上がってこいっていつも言ってるだろ?」フキフキ
猫「…自分で水分を取っちゃうと、ご主人様にこうやって拭いてもらえなくなるから嫌なんです///」ドキドキ
男「…そ、そうなんだ///」
猫「(あの女の人は…ご主人様に対して、どんな”好き”なんでしょうか…)」
猫「ご主人様ー!」
男「こら、ちゃんとタオルで髪の水分取って上がってこいっていつも言ってるだろ?」フキフキ
猫「…自分で水分を取っちゃうと、ご主人様にこうやって拭いてもらえなくなるから嫌なんです///」ドキドキ
男「…そ、そうなんだ///」
猫「(あの女の人は…ご主人様に対して、どんな”好き”なんでしょうか…)」
361 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2009/12/30(水) 19:32:43.33 ID:6eU5K4UUO
…
猫「今日は雨ですねー」
男「チロル、大丈夫?」
猫「全然平気なのですよ!」ニコニコ
男「風呂も平気だもんね」
男「(…あ、晴れてきたな。もしかしたら…)」
ガラッ
猫「ベランダに出られるのですか?」
男「チロルもおいで」
猫「はいっ」スタスタ
男「ほら」
猫「…わぁ!綺麗ですー!たくさんの色が…っ」
男「虹っていうんだよ」
猫「”虹”…ですか。とても綺麗です…」
猫「今日は雨ですねー」
男「チロル、大丈夫?」
猫「全然平気なのですよ!」ニコニコ
男「風呂も平気だもんね」
男「(…あ、晴れてきたな。もしかしたら…)」
ガラッ
猫「ベランダに出られるのですか?」
男「チロルもおいで」
猫「はいっ」スタスタ
男「ほら」
猫「…わぁ!綺麗ですー!たくさんの色が…っ」
男「虹っていうんだよ」
猫「”虹”…ですか。とても綺麗です…」
371 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2009/12/30(水) 20:50:14.01 ID:TxKMXSD10
今帰ってきました。パソコンから続きをかきます。
374 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2009/12/30(水) 21:01:00.79 ID:TxKMXSD10
猫「…私、すっごく幸せです!前も幸せだったけど、今はもっと幸せなのです!」
男「俺も幸せだよ」ニッコリ
猫「…!///」
猫「(ど…どうしましょう…ドキドキが止まりません…っ)」
…
幼「…へぇ、チロルがね」
親「あれは恋愛感情として、好きなのかもしれない」
幼「でもさ、男はどーなの?めちゃくちゃ好きーってのはわかるけど…」
親「んー…どうだろ」
友「なぁなぁ、何の話だよ!俺も混ぜろって」
幼「俺的にくっついて欲しいなー。お似合いじゃん」
親「そうだね」
友「無視すんなって!」アセアセ
男「俺も幸せだよ」ニッコリ
猫「…!///」
猫「(ど…どうしましょう…ドキドキが止まりません…っ)」
…
幼「…へぇ、チロルがね」
親「あれは恋愛感情として、好きなのかもしれない」
幼「でもさ、男はどーなの?めちゃくちゃ好きーってのはわかるけど…」
親「んー…どうだろ」
友「なぁなぁ、何の話だよ!俺も混ぜろって」
幼「俺的にくっついて欲しいなー。お似合いじゃん」
親「そうだね」
友「無視すんなって!」アセアセ
375 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2009/12/30(水) 21:11:54.11 ID:TxKMXSD10
…
女「男君、おはよう!」
男「あぁ…おはよ」
女「ねぇ、この前男君が言ってた従姉妹の子に会ったよ」
男「!…そ、そうなんだ」
女「可愛らしい子だね」
男「あはは」
男「(一体、何を話したんだろう…。バレては、ないよな…)」
女「そういえば、男君のこと好きって言ってたよ?」
男「あぁ、それはあれだよ。仲が良いからね。お兄さんとしてじゃない?」
女「なるほどねー」
女「男君、おはよう!」
男「あぁ…おはよ」
女「ねぇ、この前男君が言ってた従姉妹の子に会ったよ」
男「!…そ、そうなんだ」
女「可愛らしい子だね」
男「あはは」
男「(一体、何を話したんだろう…。バレては、ないよな…)」
女「そういえば、男君のこと好きって言ってたよ?」
男「あぁ、それはあれだよ。仲が良いからね。お兄さんとしてじゃない?」
女「なるほどねー」
380 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2009/12/30(水) 21:24:22.70 ID:TxKMXSD10
女「…男君はさ、あの子のことをどう思ってるの?」
男「え…」
男「(…なんで、すぐに答えられないんだ?俺は)」
女「男君?」
男「ご、ごめん!そろそろ教室戻る」
女「ちょ、ちょっと…っ」
…
男「(何してんだ?俺は…。従姉妹として好きだって答えるだけなのに…。何逃げてんだよ…っ!)」
男「え…」
男「(…なんで、すぐに答えられないんだ?俺は)」
女「男君?」
男「ご、ごめん!そろそろ教室戻る」
女「ちょ、ちょっと…っ」
…
男「(何してんだ?俺は…。従姉妹として好きだって答えるだけなのに…。何逃げてんだよ…っ!)」
381 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2009/12/30(水) 21:41:52.77 ID:TxKMXSD10
…
猫「はぁ、寂しいです…」
猫「気晴らしにお外にでも出てみましょう」
…
猫「今日は曇りですね…。今にも雨が降りそうです」トテトテトテ
初「チロルちゃん!」
猫「!初ちゃんっ」
初「こんにちは。私、今学校の帰りなの。チロルちゃんは?」ニッコリ
猫「あ、えと…お散歩に!」
初「ご一緒しても良い?」
猫「もちろんです!」ニパッ
猫「はぁ、寂しいです…」
猫「気晴らしにお外にでも出てみましょう」
…
猫「今日は曇りですね…。今にも雨が降りそうです」トテトテトテ
初「チロルちゃん!」
猫「!初ちゃんっ」
初「こんにちは。私、今学校の帰りなの。チロルちゃんは?」ニッコリ
猫「あ、えと…お散歩に!」
初「ご一緒しても良い?」
猫「もちろんです!」ニパッ
384 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2009/12/30(水) 22:13:26.82 ID:TxKMXSD10
初「チロルちゃんは、この街に来て間もないのかな?」
猫「ま、もない?」
初「えっと、まだこの街になれてないのかなーってことだよ」ニッコリ
猫「はいっ。知らないことがいっぱいあります!」
初「あ、やっぱり!」
初「じゃ、何か困ったらいつでも相談してね」カキカキ
初「はい。これ、私の電話番号」
猫「!これにお電話を掛ければ良いのですね」ジーン
初「うん」
猫「ありがとうございます、初ちゃん!」
女「あ、この前の従姉妹ちゃんだー」
猫「!こ、こんにちはっ」ペコリ
初「(知り合いなのかな…?)」
猫「ま、もない?」
初「えっと、まだこの街になれてないのかなーってことだよ」ニッコリ
猫「はいっ。知らないことがいっぱいあります!」
初「あ、やっぱり!」
初「じゃ、何か困ったらいつでも相談してね」カキカキ
初「はい。これ、私の電話番号」
猫「!これにお電話を掛ければ良いのですね」ジーン
初「うん」
猫「ありがとうございます、初ちゃん!」
女「あ、この前の従姉妹ちゃんだー」
猫「!こ、こんにちはっ」ペコリ
初「(知り合いなのかな…?)」
385 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2009/12/30(水) 22:19:00.51 ID:TxKMXSD10
女「お友達と遊んでたのー?」
猫「はいっ。初ちゃんは私のお友達なのです」ニコッ
初「こんにちは」ペコリ
女「そういえばー。この前ね、男君にあなたのことをどう思ってるか、こっそり聞いちゃった!」
猫「え…、ど…どうしてですか?」
女「気になっちゃってね。勝手に聞いちゃってごめんごめん」
猫「…っ、い…いえ」
初「(チロルちゃん…。辛い顔してる…)」
猫「はいっ。初ちゃんは私のお友達なのです」ニコッ
初「こんにちは」ペコリ
女「そういえばー。この前ね、男君にあなたのことをどう思ってるか、こっそり聞いちゃった!」
猫「え…、ど…どうしてですか?」
女「気になっちゃってね。勝手に聞いちゃってごめんごめん」
猫「…っ、い…いえ」
初「(チロルちゃん…。辛い顔してる…)」
389 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2009/12/30(水) 22:40:24.91 ID:TxKMXSD10
女「そしたらねー、男君何も答えずに逃げ出しちゃったの!」
猫「…逃げ、た…ですか?」
女「きっと聞かれたくなかったんだね」クスクス
猫「な、なぜですか…」
女「だって、正直に”嫌い”なんて言えないじゃない。きっと、迷惑してるんじゃない?居候されて」
猫「…っ」
女「なんか様子もおかしかったしねー。嫌そうな顔してたし」
猫「そ、そんな…」
猫「き…らい…」ポロポロ
幼「!チロルちゃん…っ」
猫「…逃げ、た…ですか?」
女「きっと聞かれたくなかったんだね」クスクス
猫「な、なぜですか…」
女「だって、正直に”嫌い”なんて言えないじゃない。きっと、迷惑してるんじゃない?居候されて」
猫「…っ」
女「なんか様子もおかしかったしねー。嫌そうな顔してたし」
猫「そ、そんな…」
猫「き…らい…」ポロポロ
幼「!チロルちゃん…っ」
394 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2009/12/30(水) 22:45:51.41 ID:TxKMXSD10
幼「ちょっと!何なんですかいきなり!」
女「は?」
幼「この子と男さんは、すっごく仲が良いって私聞いてます!男さん、妹みたいに可愛がってるって!」
女「聞いただけでしょ?あなた自身が直接見たことじゃないのに、何でそんなこと言えるわけ?」
幼「…っ!」
猫「…嫌い…私のことを、嫌い…」ポロポロ
女「(…やっぱりムカつく。あんたの話題を出しただけで表情がコロッと変わる男君も、すぐに泣きわめくこの子も…!)」
女「あたしは実際に話したしね。何なら、男君に直接聞いてみれば良いと思うよ?」クスクス
女「は?」
幼「この子と男さんは、すっごく仲が良いって私聞いてます!男さん、妹みたいに可愛がってるって!」
女「聞いただけでしょ?あなた自身が直接見たことじゃないのに、何でそんなこと言えるわけ?」
幼「…っ!」
猫「…嫌い…私のことを、嫌い…」ポロポロ
女「(…やっぱりムカつく。あんたの話題を出しただけで表情がコロッと変わる男君も、すぐに泣きわめくこの子も…!)」
女「あたしは実際に話したしね。何なら、男君に直接聞いてみれば良いと思うよ?」クスクス
398 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2009/12/30(水) 22:52:22.06 ID:TxKMXSD10
…
幼「はい、これ使って涙拭いて?」スッ
猫「ありがとうございます…」
幼「ごめんね…。力になれなくて…」
猫「そ、そんなことないのですっ!」フルフルッ
幼「チロルちゃんは、男さんの従姉妹だったんだね」
猫「…私、今までご主人様の傍に居るのが当たり前でした」
幼「(ご主人様…?)」
猫「ご主人様が、私の全てなのです」
幼「(ご主人様っていうのが…男さんなのかな)」
猫「…”従姉妹”というのは、自分の主の傍に居てはいけないものなのですか?」
幼「え…?」
猫「傍に居ることが迷惑な関係なのだと他の方に勘違いされるのなら…私はもう”従姉妹”と名乗るのは嫌です…っ。辛いのです…」ポロポロ
幼「…チロルちゃん」
幼「(従姉妹が何だか、分かってないんだ…。ってことは…)」
幼「はい、これ使って涙拭いて?」スッ
猫「ありがとうございます…」
幼「ごめんね…。力になれなくて…」
猫「そ、そんなことないのですっ!」フルフルッ
幼「チロルちゃんは、男さんの従姉妹だったんだね」
猫「…私、今までご主人様の傍に居るのが当たり前でした」
幼「(ご主人様…?)」
猫「ご主人様が、私の全てなのです」
幼「(ご主人様っていうのが…男さんなのかな)」
猫「…”従姉妹”というのは、自分の主の傍に居てはいけないものなのですか?」
幼「え…?」
猫「傍に居ることが迷惑な関係なのだと他の方に勘違いされるのなら…私はもう”従姉妹”と名乗るのは嫌です…っ。辛いのです…」ポロポロ
幼「…チロルちゃん」
幼「(従姉妹が何だか、分かってないんだ…。ってことは…)」
399 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2009/12/30(水) 22:57:05.20 ID:TxKMXSD10
名前ずーっと間違えてました orz
幼→初 です。すみません;
幼→初 です。すみません;
400 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2009/12/30(水) 22:58:06.27 ID:TxKMXSD10
初「…私に、本当の関係を教えてくれる?嫌だったら言わなくてもいいんだけど…」
猫「ちゃんと、お話します」コクリ
…
初「そっか。チロルちゃんは、”飼い猫のチロルちゃん”だったんだね」
猫「はい…。このことは、あまり人に言ってはいけないとご主人様に言われました…」
猫「…私、すごくモヤモヤしてるのです。ご主人様との関係が分からなくて…」
初「うん」
猫「もう猫ではありませんから…”ペット”ではないし、幼さんと初ちゃんみたいな”恋人同士”でもないし…」
初「…」
猫「私は、ご主人様にとって何なのでしょう…。やっぱり、迷惑な存在なのでしょうか…」
猫「ちゃんと、お話します」コクリ
…
初「そっか。チロルちゃんは、”飼い猫のチロルちゃん”だったんだね」
猫「はい…。このことは、あまり人に言ってはいけないとご主人様に言われました…」
猫「…私、すごくモヤモヤしてるのです。ご主人様との関係が分からなくて…」
初「うん」
猫「もう猫ではありませんから…”ペット”ではないし、幼さんと初ちゃんみたいな”恋人同士”でもないし…」
初「…」
猫「私は、ご主人様にとって何なのでしょう…。やっぱり、迷惑な存在なのでしょうか…」
403 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2009/12/30(水) 23:01:39.40 ID:TxKMXSD10
初「そんなこと、そんなことないよ…」
猫「…っ、う…ひっく…」
初「どんな関係か、はっきりはしてないかもしれないけれど」
初「男さんにとって、チロルちゃんは大事な存在だってことには変わりないと思うよ?」
猫「だい、じ…ですか?」
初「うん。チロルちゃんにとってもそうでしょ?」
猫「!はいっ、ご主人様は大事なのです。とっても、とっても大事なのですっ」コクコク
初「なら、男さんもそう想ってるはずだよ」ニッコリ
猫「初ちゃん…」
初「ゆっくり、関係性を探していったら良いんじゃないかな?」
初「大事っていう気持ちが、どんな感情から来てるのかいずれ分かるはずだよ」
猫「…はいっ!」
猫「…っ、う…ひっく…」
初「どんな関係か、はっきりはしてないかもしれないけれど」
初「男さんにとって、チロルちゃんは大事な存在だってことには変わりないと思うよ?」
猫「だい、じ…ですか?」
初「うん。チロルちゃんにとってもそうでしょ?」
猫「!はいっ、ご主人様は大事なのです。とっても、とっても大事なのですっ」コクコク
初「なら、男さんもそう想ってるはずだよ」ニッコリ
猫「初ちゃん…」
初「ゆっくり、関係性を探していったら良いんじゃないかな?」
初「大事っていう気持ちが、どんな感情から来てるのかいずれ分かるはずだよ」
猫「…はいっ!」
405 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2009/12/30(水) 23:03:24.52 ID:TxKMXSD10
…
ガチャッ...
猫「た、ただいまです」
男「おかえりー。遅かったね。心配してたんだよ?」
猫「ご…ごめんなさい」シュン
男「(そ、そんな怒ってるわけじゃないのにな…)」
猫「私、今日疲れました。もうおやすみをさせて下さい」
男「あ…うん、おやすみ…」
猫「おやすみなさいませ…」
男「(…何か、あったのかな?)」
ガチャッ...
猫「た、ただいまです」
男「おかえりー。遅かったね。心配してたんだよ?」
猫「ご…ごめんなさい」シュン
男「(そ、そんな怒ってるわけじゃないのにな…)」
猫「私、今日疲れました。もうおやすみをさせて下さい」
男「あ…うん、おやすみ…」
猫「おやすみなさいませ…」
男「(…何か、あったのかな?)」
407 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2009/12/30(水) 23:06:59.27 ID:TxKMXSD10
…
幼「初ー!初から呼び出しなんて初めてじゃん!俺、すっげぇ嬉し…」
初「…幼君のばか」
幼「な、いきなり何!?」
初「チロルちゃんのこと!もっと、ちゃんと教えてくれれば良かったのに…っ」ポロポロ
幼「…!どうしたんだよ…っ、な、泣くなよ初!」アセアセ
初「も、もっとちゃんと分かってればチロルちゃん泣かせなくて済んだのに…」
幼「…誰かに何かされたのか?」
初「私は何もされてないもん!何も出来なかっただけだもん…!」ポロポロ
幼「ご…ごめん!頼むから泣きやめって…!」
幼「初ー!初から呼び出しなんて初めてじゃん!俺、すっげぇ嬉し…」
初「…幼君のばか」
幼「な、いきなり何!?」
初「チロルちゃんのこと!もっと、ちゃんと教えてくれれば良かったのに…っ」ポロポロ
幼「…!どうしたんだよ…っ、な、泣くなよ初!」アセアセ
初「も、もっとちゃんと分かってればチロルちゃん泣かせなくて済んだのに…」
幼「…誰かに何かされたのか?」
初「私は何もされてないもん!何も出来なかっただけだもん…!」ポロポロ
幼「ご…ごめん!頼むから泣きやめって…!」
409 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2009/12/30(水) 23:12:04.93 ID:TxKMXSD10
…
モゾ...
猫「…眠れません」
猫「(あれ、ご主人様がいません…)」キョロキョロ
男「あ、起きたんだ」
猫「ご主人様…。ベランダに出てらしたんですね」
男「うん、チロルもおいでよ」
猫「は、はい…」コクリ
…
ガラッ...
猫「何をしてたのですか?」
男「星見てた。上、見てごらん」
猫「?」
猫「…うわぁ、キラキラです!」
男「今の時期は空気が澄んでて星が綺麗に見えるんだ」
猫「”虹”と同じくらい綺麗なのです…」
モゾ...
猫「…眠れません」
猫「(あれ、ご主人様がいません…)」キョロキョロ
男「あ、起きたんだ」
猫「ご主人様…。ベランダに出てらしたんですね」
男「うん、チロルもおいでよ」
猫「は、はい…」コクリ
…
ガラッ...
猫「何をしてたのですか?」
男「星見てた。上、見てごらん」
猫「?」
猫「…うわぁ、キラキラです!」
男「今の時期は空気が澄んでて星が綺麗に見えるんだ」
猫「”虹”と同じくらい綺麗なのです…」
411 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2009/12/30(水) 23:13:36.73 ID:TxKMXSD10
猫「わ!あっちにはたくさん”星”が出てますね!」
男「…少しは、元気出た?」
猫「ふぇ?」
男「いや、なんか落ち込んでたみたいだったから」
猫「あ…」
男「俺には話せない?」
猫「そ、そういうことでは…」
男「…」
猫「…あ、あの…」
男「ん?」
猫「私は…ご主人様にとって、”迷惑”な存在ですか…?」
男「…少しは、元気出た?」
猫「ふぇ?」
男「いや、なんか落ち込んでたみたいだったから」
猫「あ…」
男「俺には話せない?」
猫「そ、そういうことでは…」
男「…」
猫「…あ、あの…」
男「ん?」
猫「私は…ご主人様にとって、”迷惑”な存在ですか…?」
412 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2009/12/30(水) 23:16:27.56 ID:TxKMXSD10
男「…え、何いきなり」
猫「き、聞いてみたくなっただけです!わ、私”いそうろう”というものらしいので…っ」
男「またテレビで知ったの?」
猫「は…はい…」
猫「(嘘を、ついてしまいました…)」
男「答えはNOだよ。迷惑だなんて、思ったことない」
猫「ほ、ほんとですか!?」
男「我慢はしないといけないけどね。色んな意味で」ボソッ
猫「?」
男「我慢が出来るくらい、チロルが大事だってこと」
猫「!(初ちゃんが言って下さったことをご主人様から聞けました…!)」
猫「わ、私もご主人様がとっても大事です!」
男「嬉しい」ニッコリ
猫「(わ…わわわ…!)ドキドキ
猫「き、聞いてみたくなっただけです!わ、私”いそうろう”というものらしいので…っ」
男「またテレビで知ったの?」
猫「は…はい…」
猫「(嘘を、ついてしまいました…)」
男「答えはNOだよ。迷惑だなんて、思ったことない」
猫「ほ、ほんとですか!?」
男「我慢はしないといけないけどね。色んな意味で」ボソッ
猫「?」
男「我慢が出来るくらい、チロルが大事だってこと」
猫「!(初ちゃんが言って下さったことをご主人様から聞けました…!)」
猫「わ、私もご主人様がとっても大事です!」
男「嬉しい」ニッコリ
猫「(わ…わわわ…!)ドキドキ
415 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2009/12/30(水) 23:18:39.52 ID:TxKMXSD10
猫「でも、我慢は毒だってテレビでやってました!我慢なさらないほうがよろしいのでは…?」
男「…いや、大丈夫。ちゃんと出してるから」
猫「それなら平気ですね!良かったー」ホッ
男「…あはは」
…
男「さ、そろそろ寝ようか」
猫「はいっ。あ…ご主人様!」
男「何?」
チュッ
猫「えへへ、何だかしてみたくなっちゃいました」
男「…あ、ありがとう」
男「(今日は我慢して、一緒に寝てみようかな…)」
男「…いや、大丈夫。ちゃんと出してるから」
猫「それなら平気ですね!良かったー」ホッ
男「…あはは」
…
男「さ、そろそろ寝ようか」
猫「はいっ。あ…ご主人様!」
男「何?」
チュッ
猫「えへへ、何だかしてみたくなっちゃいました」
男「…あ、ありがとう」
男「(今日は我慢して、一緒に寝てみようかな…)」
416 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2009/12/30(水) 23:22:06.54 ID:TxKMXSD10
…
猫「ご主人様のお言葉でこーんなに元気になりました!ご主人様はやっぱりすごいのです!」
?「あははっ、楽しそうね」ニッコリ
猫「!…この前の美人な方!」
?「どう?良い子にしてる?」
猫「は…!…いえ、良い子ではないかもしれません」シュン
?「どうして?」
猫「わがままを言ったり、嘘をついたりしてしまいました…」
?「…あははっ!」
猫「ふ、ふぇ?」
?「そんなの当たり前のことよ。人間なんだもの」
猫「そ…そうでしょうか…」
?「大丈夫。あなたはちゃーんと良い子よ。その調子その調子」ニマッ
猫「は、はいっ!頑張ります!」
猫「ご主人様のお言葉でこーんなに元気になりました!ご主人様はやっぱりすごいのです!」
?「あははっ、楽しそうね」ニッコリ
猫「!…この前の美人な方!」
?「どう?良い子にしてる?」
猫「は…!…いえ、良い子ではないかもしれません」シュン
?「どうして?」
猫「わがままを言ったり、嘘をついたりしてしまいました…」
?「…あははっ!」
猫「ふ、ふぇ?」
?「そんなの当たり前のことよ。人間なんだもの」
猫「そ…そうでしょうか…」
?「大丈夫。あなたはちゃーんと良い子よ。その調子その調子」ニマッ
猫「は、はいっ!頑張ります!」
418 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2009/12/30(水) 23:24:01.95 ID:TxKMXSD10
パソコン交換の時間が来たので、携帯から書き込みます。
424 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2009/12/31(木) 00:05:09.63 ID:6mXtwxShO
電話がかかってきてました;もう少ししたら書きます
427 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2009/12/31(木) 00:21:20.39 ID:6mXtwxShO
猫「そうですっ。私はちゃんと良い子にしてなければならないのです!」
猫「(良い子にしてれば…迷惑な存在ではないはずなのですから)」
猫「頑張らなきゃっ!」ムンッ
…
女「な、何よ…怖い顔しちゃって」
幼「お前、俺の恋人になんかしただろ」
女「は!あの従姉妹、あんたと付き合ってるわけ!?」
幼「そっちじゃない」
女「…あぁ、あっちか」
幼「…!」ガシッ
女「いった…っ、いきなり何すんの!?」
幼「何したんだよ」
女「あたしは何もしてないってば…!」
幼「…お前、初に手出したら殺すから」
女「(こ、こわ…!あの子には近付かないようにしなきゃ…)」
猫「(良い子にしてれば…迷惑な存在ではないはずなのですから)」
猫「頑張らなきゃっ!」ムンッ
…
女「な、何よ…怖い顔しちゃって」
幼「お前、俺の恋人になんかしただろ」
女「は!あの従姉妹、あんたと付き合ってるわけ!?」
幼「そっちじゃない」
女「…あぁ、あっちか」
幼「…!」ガシッ
女「いった…っ、いきなり何すんの!?」
幼「何したんだよ」
女「あたしは何もしてないってば…!」
幼「…お前、初に手出したら殺すから」
女「(こ、こわ…!あの子には近付かないようにしなきゃ…)」
429 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2009/12/31(木) 00:26:52.01 ID:6mXtwxShO
…
男「…ん、あれは…」
男「初、ちゃんだよね?」
初「…どちら様でしょうか?」
男「幼から話聞いてないかな」
初「!男君ですかっ!?」
男「あたりー」
…
初「よく私が分かりましたね」
男「幼が初ちゃんの画像を待ち受けにしててさ。俺の恋人だって良く自慢されてるから」クスクス
初「…もう、幼君ってば///」
男「…ん、あれは…」
男「初、ちゃんだよね?」
初「…どちら様でしょうか?」
男「幼から話聞いてないかな」
初「!男君ですかっ!?」
男「あたりー」
…
初「よく私が分かりましたね」
男「幼が初ちゃんの画像を待ち受けにしててさ。俺の恋人だって良く自慢されてるから」クスクス
初「…もう、幼君ってば///」
430 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2009/12/31(木) 00:29:42.77 ID:6mXtwxShO
男「チロルからも良く話は聞いてるよ。仲良くしてくれててありがとう」
初「いえいえ!」
男「話聞いて、びっくりしなかった?」
初「ちょっとは。でも、会った時から猫っぽいなーとは思ってたんです」ニッコリ
男「あはは」
…
女「幼のヤツ…。まだ背中痛いし」イライラ
女「ん?あれは…男君と、幼の彼女…!?」
初「いえいえ!」
男「話聞いて、びっくりしなかった?」
初「ちょっとは。でも、会った時から猫っぽいなーとは思ってたんです」ニッコリ
男「あはは」
…
女「幼のヤツ…。まだ背中痛いし」イライラ
女「ん?あれは…男君と、幼の彼女…!?」
336 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2009/12/30(水) 17:13:21.18 ID:kitLy88x0
夫婦達以外真人間がいない妹たちがヤンデレのやつって完結した?
428 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2009/12/31(木) 00:23:28.20 ID:wUqd9huE0
>>336のやつのタイトル分かる人いる?
433 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2009/12/31(木) 00:37:49.87 ID:6mXtwxShO
>>428
女「ね、その女…誰?」
だった気がします。間違ってたらごめんなさい;
女「ね、その女…誰?」
だった気がします。間違ってたらごめんなさい;
434 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2009/12/31(木) 00:40:26.07 ID:6mXtwxShO
…
男「チロル」
猫「ほぇ?」
男「明日、一緒に公園にでも行かない?ほら、よく散歩に行ってたあの公園」
猫「お散歩で?」
男「あはは、やっぱり覚えてないか。結構前の話だからね」クスクス
男「きっと着いたら思い出すよ」
猫「ご主人様とお出かけ!楽しみですー」ニマニマ
男「(可愛いなぁ…)」
男「チロル」
猫「ほぇ?」
男「明日、一緒に公園にでも行かない?ほら、よく散歩に行ってたあの公園」
猫「お散歩で?」
男「あはは、やっぱり覚えてないか。結構前の話だからね」クスクス
男「きっと着いたら思い出すよ」
猫「ご主人様とお出かけ!楽しみですー」ニマニマ
男「(可愛いなぁ…)」
439 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2009/12/31(木) 00:47:09.05 ID:6mXtwxShO
…
猫「…ほわぁ、お水がいっぱい出てます…」
男「あれは噴水っていうんだよ」
猫「噴水ですか!初めて見ました…っ」ジーン
男「チロルー。早くしないと追いてっちゃうぞー」
猫「あ、はーい!」
…
ピンポーン…
幼「…はいはーい」
ガチャッ
女「なーにー?今起きたの?」クスクス
幼「…わりぃけど、今お前に構ってる暇ねーんだよね。それじゃ」
ガシッ
女「良いの?話きかなくて」
幼「あぁ?」
女「あんたの彼女、浮気してるっぽいよ」
猫「…ほわぁ、お水がいっぱい出てます…」
男「あれは噴水っていうんだよ」
猫「噴水ですか!初めて見ました…っ」ジーン
男「チロルー。早くしないと追いてっちゃうぞー」
猫「あ、はーい!」
…
ピンポーン…
幼「…はいはーい」
ガチャッ
女「なーにー?今起きたの?」クスクス
幼「…わりぃけど、今お前に構ってる暇ねーんだよね。それじゃ」
ガシッ
女「良いの?話きかなくて」
幼「あぁ?」
女「あんたの彼女、浮気してるっぽいよ」
続きを読む
猫「ご主人様、起きて下さい」
http://lovevippers.blog.2nt.com/blog-entry-476.html
猫「ご主人様、起きて下さい」・・・第2部
http://lovevippers.blog.2nt.com/blog-entry-477.html
猫「ご主人様、起きて下さい」・・・第3部
http://lovevippers.blog.2nt.com/blog-entry-478.html
猫「ご主人様、起きて下さい」・・・第4部
http://lovevippers.blog.2nt.com/blog-entry-479.html
猫「ご主人様、起きて下さい」・・・第5部
http://lovevippers.blog.2nt.com/blog-entry-480.html
猫「ご主人様、起きて下さい」・・・last
http://lovevippers.blog.2nt.com/blog-entry-481.html
猫「ご主人様、起きて下さい」・・・始まりの合図
http://lovevippers.blog.2nt.com/blog-entry-482.html
猫関連スレ
男「…願いを叶えてくれるのか?」猫「にゃー」
http://lovevippers.blog.2nt.com/blog-entry-204.html
ぬこ「あーあ… あたしが人間の女の子だったらにゃぁ」
http://lovevippers.blog.2nt.com/blog-entry-213.html

ねこ鍋とねころん鍋
- 関連記事
-
- 猫「ご主人様、起きて下さい」・・・第5部
- 猫「ご主人様、起きて下さい」・・・第4部
- 猫「ご主人様、起きて下さい」・・・第3部
- 猫「ご主人様、起きて下さい」・・・第2部
- 猫「ご主人様、起きて下さい」
- テーマ:こんな可愛い子が・・・
- ジャンル:アダルト
- カテゴリ:ケータイ小説
- CM:0
- TB:0


