ドキン 「わたし、よくわかんなくなっちゃった」
- 2010/04/11
- 11:18
ドキン 「わたし、よくわかんなくなっちゃった」
1 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/04/06(火) 13:33:03.07 ID:Mh5gH4fO0
ドキン 「わたし、よくわかんなくなっちゃった」
バタコ 「…ふぅん」
ドキン 「なんか、ね」
バタコ 「…」
ドキン 「いろいろ、思うことはあるんだけど…」
バタコ 「…うん、それで?」
ドキン 「…それだけ。」
バタコ 「そうなんでも、わかるわけじゃないわ」
ドキン 「…」
バタコ 「…ふぅん」
ドキン 「なんか、ね」
バタコ 「…」
ドキン 「いろいろ、思うことはあるんだけど…」
バタコ 「…うん、それで?」
ドキン 「…それだけ。」
バタコ 「そうなんでも、わかるわけじゃないわ」
ドキン 「…」
2 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/04/06(火) 13:35:05.38 ID:Mh5gH4fO0
バタコ 「思うことがあるなら、ただ、考えればいいと思う」
ドキン 「…」
バタコ 「…そろそろ、帰ろうか」
ドキン 「…」
バタコ 「心配、してるんじゃない?」
ドキン 「…うん。してると思う」
バタコ 「ふぅん」
ドキン 「ばか、だからね。」
バタコ 「…帰るよ」
ドキン 「うん。…帰る」
ドキン 「…」
バタコ 「…そろそろ、帰ろうか」
ドキン 「…」
バタコ 「心配、してるんじゃない?」
ドキン 「…うん。してると思う」
バタコ 「ふぅん」
ドキン 「ばか、だからね。」
バタコ 「…帰るよ」
ドキン 「うん。…帰る」
6 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/04/06(火) 13:36:31.12 ID:Mh5gH4fO0
バタコ 「よし」
ドキン 「あ、送ってこうか?」
バタコ 「んや、いい。大丈夫。」
ドキン 「そう」
バタコ 「…来るから」
ドキン 「…ふぅん」
バタコ 「…」
ドキン 「ふぅん」
バタコ 「…来るだけよ」
ドキン 「あ、送ってこうか?」
バタコ 「んや、いい。大丈夫。」
ドキン 「そう」
バタコ 「…来るから」
ドキン 「…ふぅん」
バタコ 「…」
ドキン 「ふぅん」
バタコ 「…来るだけよ」
7 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/04/06(火) 13:37:44.01 ID:Mh5gH4fO0
ドキン 「わかったわかった。」
バタコ 「…なに」
ドキン 「ふふっ。…気をつけてね」
バタコ 「うん。そっちこそ」
ドキン 「…ありがと。またね」
バタコ 「…なに」
ドキン 「ふふっ。…気をつけてね」
バタコ 「うん。そっちこそ」
ドキン 「…ありがと。またね」
10 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/04/06(火) 13:42:23.52 ID:Mh5gH4fO0
-バイキン城-
ドキン 「ただいまー」
ドキン 「…まだなのかしら」
ドキン 「…」
ドキン 「いないの?ねぇバイ…」
バイキ 「あっ、おかえりどきんちゃん!」
ドキン 「うわっ…びっくりした…」
バイキ 「びっくりした?ごめんね」
ドキン 「…いないのかと思った」
ドキン 「ただいまー」
ドキン 「…まだなのかしら」
ドキン 「…」
ドキン 「いないの?ねぇバイ…」
バイキ 「あっ、おかえりどきんちゃん!」
ドキン 「うわっ…びっくりした…」
バイキ 「びっくりした?ごめんね」
ドキン 「…いないのかと思った」
12 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/04/06(火) 13:44:45.31 ID:Mh5gH4fO0
バイキ 「奥でごはん作ってたんだ、もうできるよ」
ドキン 「…」
バイキ 「ドキンちゃん、疲れた?」
ドキン 「…」
バイキ 「えっと…」
ドキン 「早く作りなさいよ」
バイキ 「ええっ」
ドキン 「…」
バイキ 「ドキンちゃん、疲れた?」
ドキン 「…」
バイキ 「えっと…」
ドキン 「早く作りなさいよ」
バイキ 「ええっ」
13 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/04/06(火) 13:49:16.72 ID:Mh5gH4fO0
ドキン 「レディーに何言わせるのよ、おなかすいたぁ!」
バイキ 「ドキn…」
ドキン 「おなかすいたのよっ!」
バイキ 「はいっ!いますぐ!完成させてくる」
ドキン 「はやくぅ!」
ドキン 「…」
ドキン 「心配、してなかった」
ドキン 「…」
ドキン 「…ただいま、バイキンマン」
バイキ 「ドキn…」
ドキン 「おなかすいたのよっ!」
バイキ 「はいっ!いますぐ!完成させてくる」
ドキン 「はやくぅ!」
ドキン 「…」
ドキン 「心配、してなかった」
ドキン 「…」
ドキン 「…ただいま、バイキンマン」
15 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/04/06(火) 13:54:56.65 ID:Mh5gH4fO0
-パン工場-
バタコ 「…」
? 「…」
バタコ 「送ってくれてありがとう」
カレー 「いや、大丈夫だよ」
バタコ 「…」
カレー 「…」
バタコ 「もうすこししたら、アンパンマン帰ってくるけど…」
カレー 「どれくらい?」
バタコ 「あと…20分くらいかな」
カレー 「あー、そっかぁ」
バタコ 「…」
? 「…」
バタコ 「送ってくれてありがとう」
カレー 「いや、大丈夫だよ」
バタコ 「…」
カレー 「…」
バタコ 「もうすこししたら、アンパンマン帰ってくるけど…」
カレー 「どれくらい?」
バタコ 「あと…20分くらいかな」
カレー 「あー、そっかぁ」
16 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/04/06(火) 13:56:19.05 ID:Mh5gH4fO0
バタコ 「…」
カレー 「20分かぁ」
バタコ 「…ジャムおじさん、いるよ」
カレー 「お、そうか。じゃあ、寄ってく」
バタコ 「…うん」
カレー 「おっす、ジャムおじさん!」
ジャム 「おやおや、カレーパンマン、よく来たね」
バタコ 「…」
カレー 「20分かぁ」
バタコ 「…ジャムおじさん、いるよ」
カレー 「お、そうか。じゃあ、寄ってく」
バタコ 「…うん」
カレー 「おっす、ジャムおじさん!」
ジャム 「おやおや、カレーパンマン、よく来たね」
バタコ 「…」
17 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/04/06(火) 14:06:22.65 ID:Mh5gH4fO0
カレー 「アンパンマン来るまでここいてもいい?」
ジャム 「もちろん。いいとも、ゆっくりしていきなさい」
カレー 「ありがとう、おじさん」
バタコ 「…」
ジャム 「おや、バタコ、おかえり」
バタコ 「…ただいま」
ジャム 「一緒だったのかい?」
バタコ 「…うん。カレーパンマンに送ってもらったの」
カレー 「…」
ジャム 「もちろん。いいとも、ゆっくりしていきなさい」
カレー 「ありがとう、おじさん」
バタコ 「…」
ジャム 「おや、バタコ、おかえり」
バタコ 「…ただいま」
ジャム 「一緒だったのかい?」
バタコ 「…うん。カレーパンマンに送ってもらったの」
カレー 「…」
18 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/04/06(火) 14:11:42.83 ID:Mh5gH4fO0
ジャム 「そうだったのかい。いつもありがとうね、カレーパンマン」
カレー 「ついでだから、気にすんなよ、おじさん」
バタコ 「…」
ジャム 「そうかい、焼きたてのパンでも食べるかい?」
カレー 「いいの!?」
ジャム 「あぁ、お礼も兼ねてだよ。たくさんお食べ」
バタコ スッ
カレー 「わあぁ、ありがとうおじさん!」
ジャム 「ははっ、いいんだよ」
カレー 「ついでだから、気にすんなよ、おじさん」
バタコ 「…」
ジャム 「そうかい、焼きたてのパンでも食べるかい?」
カレー 「いいの!?」
ジャム 「あぁ、お礼も兼ねてだよ。たくさんお食べ」
バタコ スッ
カレー 「わあぁ、ありがとうおじさん!」
ジャム 「ははっ、いいんだよ」
19 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/04/06(火) 14:13:06.77 ID:Mh5gH4fO0
バタコ 「…」
ジャム 「…バタコ、食べないのかい?」
バタコ 「…ちょっと、着替えてくる」
ジャム 「そうかい、後でまた、降りといで」
バタコ 「…うん」
カレー 「うめー!やっぱりおじさんのパン最高だよ!」
バタコ パタパタパタ
ジャム 「はっはっは、うれしいねぇ」
バタコ キィ…カチャ
カレー 「俺、今日来てよかった!」
バタコ パタン
ジャム 「…バタコ、食べないのかい?」
バタコ 「…ちょっと、着替えてくる」
ジャム 「そうかい、後でまた、降りといで」
バタコ 「…うん」
カレー 「うめー!やっぱりおじさんのパン最高だよ!」
バタコ パタパタパタ
ジャム 「はっはっは、うれしいねぇ」
バタコ キィ…カチャ
カレー 「俺、今日来てよかった!」
バタコ パタン
20 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/04/06(火) 14:13:58.25 ID:Mh5gH4fO0
バタコ 「…」
バタコ 「…ついで、かぁ…」
バタコ 「わたし、なんなんだろう」
バタコ 「…」
バタコ 「…思うこと、は、いろいろ、ある」
バタコ 「考えればいい。考えて…なんになる?」
バタコ 「…ついで、かぁ…」
バタコ 「わたし、なんなんだろう」
バタコ 「…」
バタコ 「…思うこと、は、いろいろ、ある」
バタコ 「考えればいい。考えて…なんになる?」
23 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/04/06(火) 14:29:42.26 ID:Mh5gH4fO0
-パトロール-
カバオ 「アンパンマーン」
アンパ 「どうしたの?カバオくん」
カバオ 「あのね、トラオくんが、お前なんかチョコもらえない、っていうんだ」
トラオ 「もらえるわけないだろー」
アンパ 「チョコ?お菓子がほしいの?」
カバオ 「チョコはチョコだけど、勘違いしてるよ、アンパンマン」
トラオ 「知らないの?アンパンマン」
アンパ 「?」
カバオ・トラオ
「バレンタインデー!!」
カバオ 「アンパンマーン」
アンパ 「どうしたの?カバオくん」
カバオ 「あのね、トラオくんが、お前なんかチョコもらえない、っていうんだ」
トラオ 「もらえるわけないだろー」
アンパ 「チョコ?お菓子がほしいの?」
カバオ 「チョコはチョコだけど、勘違いしてるよ、アンパンマン」
トラオ 「知らないの?アンパンマン」
アンパ 「?」
カバオ・トラオ
「バレンタインデー!!」
24 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/04/06(火) 14:41:12.91 ID:Mh5gH4fO0
アンパ 「あぁ、バレンタインデーか」
トラオ 「そうだよ、知ってるんじゃん。そのチョコだよ」
カバオ 「そのチョコを、トラオくんが…」
トラオ 「だってカバオもらえるわけないもん」
アンパ 「…」
カバオ 「また言ったー!」
トラオ 「自意識過剰なんだよ」
カバオ 「アンパンマーーン」
アンパ 「…」
トラオ 「泣き虫」
カバオ 「アンパンマーーン!!」
トラオ 「そうだよ、知ってるんじゃん。そのチョコだよ」
カバオ 「そのチョコを、トラオくんが…」
トラオ 「だってカバオもらえるわけないもん」
アンパ 「…」
カバオ 「また言ったー!」
トラオ 「自意識過剰なんだよ」
カバオ 「アンパンマーーン」
アンパ 「…」
トラオ 「泣き虫」
カバオ 「アンパンマーーン!!」
25 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/04/06(火) 14:44:25.15 ID:Mh5gH4fO0
アンパ 「…あ。こらこら、けんかしないの」
トラオ 「自意識過剰は女子にも迷惑じゃん」
カバオ 「自意識過剰とか言うなー」
アンパ 「ほら、もう終わり」
トラオ 「…」
カバオ 「…うぐ」
アンパ 「…チョコはね、女の子が渡したくて渡すものだから…」
トラオ 「…」
アンパ 「僕たち男の子が、はしゃいでも変わらないんだよ」
カバオ 「…?」
トラオ 「自意識過剰は女子にも迷惑じゃん」
カバオ 「自意識過剰とか言うなー」
アンパ 「ほら、もう終わり」
トラオ 「…」
カバオ 「…うぐ」
アンパ 「…チョコはね、女の子が渡したくて渡すものだから…」
トラオ 「…」
アンパ 「僕たち男の子が、はしゃいでも変わらないんだよ」
カバオ 「…?」
27 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/04/06(火) 14:47:10.49 ID:Mh5gH4fO0
アンパ 「カバオくんは、自意識過剰じゃないよ」
トラオ 「…」
アンパ 「だって、やっぱり、男の子ならほしいもんね」
カバオ 「アンパンマンも?」
アンパ 「…うん、そうだね」
トラオ 「アンパンマンはいっぱいもらえそうだからいいよなー」
カバオ 「うん、僕らより、もっともっと」
アンパ 「そんなことないよ」
トラオ 「…」
アンパ 「だって、やっぱり、男の子ならほしいもんね」
カバオ 「アンパンマンも?」
アンパ 「…うん、そうだね」
トラオ 「アンパンマンはいっぱいもらえそうだからいいよなー」
カバオ 「うん、僕らより、もっともっと」
アンパ 「そんなことないよ」
28 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/04/06(火) 14:48:41.02 ID:Mh5gH4fO0
トラオ 「俺、今年は何個もらえるかなー」
カバオ 「5個もらえたら幸せだなー」
アンパ 「…何個もらえるかが、大事、なの?」
トラオ 「そりゃあね」
カバオ 「いっぱいもらえるアンパンマンにはわかんないよ」
アンパ 「僕は、数じゃなくて、気持が大事だと思うよ」
カバオ 「気持ち?」
カバオ 「5個もらえたら幸せだなー」
アンパ 「…何個もらえるかが、大事、なの?」
トラオ 「そりゃあね」
カバオ 「いっぱいもらえるアンパンマンにはわかんないよ」
アンパ 「僕は、数じゃなくて、気持が大事だと思うよ」
カバオ 「気持ち?」
29 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/04/06(火) 14:49:54.50 ID:Mh5gH4fO0
トラオ 「そんなのわかってるよ。だからこそ、」
アンパ 「…」
トラオ 「その、気持ちがこもってる、チョコの数が大事なんじゃん」
アンパ 「…うーん。そうかぁ」
トラオ 「やっぱり、いっぱいもらってるアンパンマンにはわかんないんだよ」
カバオ 「そうだよ」
アンパ 「…そんなこと、ないよ」
トラオ 「じゃあ、なんなの?」
アンパ 「…チョコを貰えたとしてもね、」
カバオ 「やっぱり。いいなー」
トラオ 「だまれよ、カバオ」
アンパ 「…」
トラオ 「その、気持ちがこもってる、チョコの数が大事なんじゃん」
アンパ 「…うーん。そうかぁ」
トラオ 「やっぱり、いっぱいもらってるアンパンマンにはわかんないんだよ」
カバオ 「そうだよ」
アンパ 「…そんなこと、ないよ」
トラオ 「じゃあ、なんなの?」
アンパ 「…チョコを貰えたとしてもね、」
カバオ 「やっぱり。いいなー」
トラオ 「だまれよ、カバオ」
30 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/04/06(火) 14:53:40.35 ID:Mh5gH4fO0
アンパ 「本当にほしいチョコとは違うときもあるんだよ」
トラオ 「違うチョコ?」
カバオ 「ガトーショコラがよかったのにトリュフだったとか?」
アンパ 「それとはちょっと違うけど」
アンパ 「うーん、なんて言ったらいいのかな…」
アンパ 「目の前にあるチョコは、確かにほしかったチョコなのに、」
アンパ 「本当に欲しいチョコとは、違うチョコなんだよ」
トラオ 「…」
トラオ 「違うチョコ?」
カバオ 「ガトーショコラがよかったのにトリュフだったとか?」
アンパ 「それとはちょっと違うけど」
アンパ 「うーん、なんて言ったらいいのかな…」
アンパ 「目の前にあるチョコは、確かにほしかったチョコなのに、」
アンパ 「本当に欲しいチョコとは、違うチョコなんだよ」
トラオ 「…」
31 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/04/06(火) 14:55:01.22 ID:Mh5gH4fO0
カバオ 「それは残念だね」
アンパ 「…うん」
トラオ 「…」
アンパ 「残念、だね」
カバオ 「ふーん」
トラオ 「…いつか、本物、もらえそう?」
アンパ 「…」
カバオ 「…?」
アンパ 「…うん」
トラオ 「…」
アンパ 「残念、だね」
カバオ 「ふーん」
トラオ 「…いつか、本物、もらえそう?」
アンパ 「…」
カバオ 「…?」
35 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/04/06(火) 14:57:22.29 ID:Mh5gH4fO0
トラオ 「…」
アンパ 「…日が落ちてきたね。送るよ」
カバオ 「ほんとだー、ありがとうアンパンマン」
トラオ 「…」
アンパ 「ほら、トラオくんも」
トラオ 「アンパンマンは…」
アンパ 「…」
トラオ 「…人気者なんじゃないのかよ」
アンパ 「…」
トラオ 「…」
アンパ 「…そう呼んでくれて、僕は、うれしいよ」
アンパ 「…日が落ちてきたね。送るよ」
カバオ 「ほんとだー、ありがとうアンパンマン」
トラオ 「…」
アンパ 「ほら、トラオくんも」
トラオ 「アンパンマンは…」
アンパ 「…」
トラオ 「…人気者なんじゃないのかよ」
アンパ 「…」
トラオ 「…」
アンパ 「…そう呼んでくれて、僕は、うれしいよ」
38 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/04/06(火) 15:30:38.26 ID:Mh5gH4fO0
-バイキン城-
ドキン 「ふぅ~」
バイキ 「どうだった?ドキンちゃん」
ドキン 「…とりあえず、お腹はふくれたわ」
バイキ 「よかった」
ドキン 「…」
バイキ 「おいしかった?」
ドキン 「…待たせたくせに何言ってるのよぉ!」
バイキ 「はいっ!…ごめんなさい…」
ドキン 「…」
ドキン 「ふぅ~」
バイキ 「どうだった?ドキンちゃん」
ドキン 「…とりあえず、お腹はふくれたわ」
バイキ 「よかった」
ドキン 「…」
バイキ 「おいしかった?」
ドキン 「…待たせたくせに何言ってるのよぉ!」
バイキ 「はいっ!…ごめんなさい…」
ドキン 「…」
39 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/04/06(火) 15:31:20.62 ID:Mh5gH4fO0
バイキ 「俺様特製のディナー…」
ドキン 「…」
バイキ 「特製…」
ドキン 「…おいしかったわよ」
バイキ 「ほんとうっ!?」
ドキン 「まぁ…バイキンマンにしては上出来よ」
バイキ 「あーうれしいなー」
ドキン 「…」
バイキ 「俺様頑張ったもんね」
ドキン 「…」
ドキン 「…」
バイキ 「特製…」
ドキン 「…おいしかったわよ」
バイキ 「ほんとうっ!?」
ドキン 「まぁ…バイキンマンにしては上出来よ」
バイキ 「あーうれしいなー」
ドキン 「…」
バイキ 「俺様頑張ったもんね」
ドキン 「…」
40 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/04/06(火) 15:32:01.54 ID:Mh5gH4fO0
バイキ 「今度はどんなの食べたい?」
ドキン 「…」
バイキ 「ねぇ、ドキンちゃん」
ドキン 「…デザート」
バイキ 「えっ」
ドキン 「デ・ザ・ー・ト」
バイキ 「えっ…いいの?」
ドキン 「いいのってなにが?」
バイキ 「だって、ドキンちゃん、ダイエットするって…」
ドキン 「そうよ」
ドキン 「…」
バイキ 「ねぇ、ドキンちゃん」
ドキン 「…デザート」
バイキ 「えっ」
ドキン 「デ・ザ・ー・ト」
バイキ 「えっ…いいの?」
ドキン 「いいのってなにが?」
バイキ 「だって、ドキンちゃん、ダイエットするって…」
ドキン 「そうよ」
41 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/04/06(火) 15:36:04.98 ID:Mh5gH4fO0
バイキ 「…デザート、いいの?」
ドキン 「いいのよ」
バイキ 「そういうダイエッ…」
ドキン 「わたしが、食べたいって言ってるのよ」
バイキ 「…」
ドキン 「…なに」
バイキ 「ショクパンマン様のためにダイエットするんじゃないの?」
ドキン 「えっ」
バイキ 「俺様は、もう充分だよって言ったのに」
ドキン 「…」
ドキン 「いいのよ」
バイキ 「そういうダイエッ…」
ドキン 「わたしが、食べたいって言ってるのよ」
バイキ 「…」
ドキン 「…なに」
バイキ 「ショクパンマン様のためにダイエットするんじゃないの?」
ドキン 「えっ」
バイキ 「俺様は、もう充分だよって言ったのに」
ドキン 「…」
42 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/04/06(火) 15:36:51.52 ID:Mh5gH4fO0
バイキ 「あの時、ドキンちゃん、すごいはりk」
ドキン 「だから、なによ?」
バイキ 「ええー」
ドキン 「もう、充分って自分が言ったくせに、なんでとめるのよ?」
バイキ 「いや、充分とは思ってるよ」
ドキン 「じゃあ、なんでなのよ?」
バイキ 「…ドキンちゃんが、頑張ってるの、見てるから、」
ドキン 「…」
バイキ 「俺様も、協力しようと思って…」
ドキン 「…」
バイキ 「…」
ドキン 「だから、なによ?」
バイキ 「ええー」
ドキン 「もう、充分って自分が言ったくせに、なんでとめるのよ?」
バイキ 「いや、充分とは思ってるよ」
ドキン 「じゃあ、なんでなのよ?」
バイキ 「…ドキンちゃんが、頑張ってるの、見てるから、」
ドキン 「…」
バイキ 「俺様も、協力しようと思って…」
ドキン 「…」
バイキ 「…」
45 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/04/06(火) 15:38:39.49 ID:Mh5gH4fO0
ドキン 「…ばかじゃないの」
バイキ 「えっ」
ドキン 「バイキンマンの協力なんてなくても、」
バイキ 「…」
ドキン 「ショクパンマン様とは、きっとうまくいくのよ」
バイキ 「はい…そうだよね」
ドキン 「そうよ」
バイキ 「はい、すみません…至急用意します」
ドキン 「よろしい」
バイキ 「えっ」
ドキン 「バイキンマンの協力なんてなくても、」
バイキ 「…」
ドキン 「ショクパンマン様とは、きっとうまくいくのよ」
バイキ 「はい…そうだよね」
ドキン 「そうよ」
バイキ 「はい、すみません…至急用意します」
ドキン 「よろしい」
46 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/04/06(火) 15:40:12.85 ID:Mh5gH4fO0
バイキ 「ちょっと、待っててね」
ドキン 「はやくね」
バイキ 「…はい。キッチン行くまでの時間はください」
ドキン 「ったくもう」
ドキン 「余計な気はもうきかせないでよね」
バイキ 「はーい…」
ドキン 「わたしの魅力にもうすぐメロメロなんだから」
バイキ 「…」
ドキン 「はやくね」
バイキ 「…はい。キッチン行くまでの時間はください」
ドキン 「ったくもう」
ドキン 「余計な気はもうきかせないでよね」
バイキ 「はーい…」
ドキン 「わたしの魅力にもうすぐメロメロなんだから」
バイキ 「…」
47 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/04/06(火) 15:42:28.51 ID:Mh5gH4fO0
ドキン 「…」
ドキン 「…行ったかな…?」
ドキン 「…あー」
ドキン 「もう、ダイエットなんて…」
ドキン 「…」
ドキン 「…わたし特製ディナーは、どうなるかしら」
ドキン 「…」
ドキン 「怒らない、バイキンマン…」
ドキン 「…行ったかな…?」
ドキン 「…あー」
ドキン 「もう、ダイエットなんて…」
ドキン 「…」
ドキン 「…わたし特製ディナーは、どうなるかしら」
ドキン 「…」
ドキン 「怒らない、バイキンマン…」
48 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/04/06(火) 15:49:13.17 ID:Mh5gH4fO0
ドキン 「…」
バイキ 「おまたせドキンちゃん!」
ドキン 「わっ…遅いぃ!」
バイキ 「はぁー、ごめんよ…」
ドキン 「さっさとこっちに持ってきなさいよ」
バイキ 「そうそう!これも手作りでn」
ドキン 「あー」 パクッ
バイキ 「おまたせドキンちゃん!」
ドキン 「わっ…遅いぃ!」
バイキ 「はぁー、ごめんよ…」
ドキン 「さっさとこっちに持ってきなさいよ」
バイキ 「そうそう!これも手作りでn」
ドキン 「あー」 パクッ
49 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/04/06(火) 15:49:55.13 ID:Mh5gH4fO0
バイキ 「あー!バイキン城をかいてたのに…」
ドキン 「うるさいなぁ」
バイキ 「いい出来だったのに…」
ドキン 「…食べちゃえば一緒でしょ」
バイキ 「…」
ドキン 「…」
バイキ 「今度は、思わずドキンちゃんが見とれるような…!」
ドキン 「はいはい」
ドキン 「うるさいなぁ」
バイキ 「いい出来だったのに…」
ドキン 「…食べちゃえば一緒でしょ」
バイキ 「…」
ドキン 「…」
バイキ 「今度は、思わずドキンちゃんが見とれるような…!」
ドキン 「はいはい」
50 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/04/06(火) 15:51:03.91 ID:Mh5gH4fO0
バイキ 「…調子にのってすみません」
ドキン 「おいし」
バイキ 「えっ、なんて?」
ドキン 「なにも」
バイキ 「そっかぁ、幻聴か…はぁ」
ドキン 「…」
バイキ 「…」
ドキン 「おいし」
バイキ 「えっ、なんて?」
ドキン 「なにも」
バイキ 「そっかぁ、幻聴か…はぁ」
ドキン 「…」
バイキ 「…」
51 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/04/06(火) 15:51:54.01 ID:Mh5gH4fO0
ドキン 「…」
バイキ 「おいしい?」
ドキン 「…バイキンマンにしては、ね」
バイキ 「そう、よかった」
ドキン 「…」
バイキ 「うれしいなー」
ドキン 「…」
バイキ 「もう、食べ終わったね」
ドキン 「…うん」
バイキ 「おいしい?」
ドキン 「…バイキンマンにしては、ね」
バイキ 「そう、よかった」
ドキン 「…」
バイキ 「うれしいなー」
ドキン 「…」
バイキ 「もう、食べ終わったね」
ドキン 「…うん」
54 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/04/06(火) 15:55:11.22 ID:Mh5gH4fO0
バイキ 「これも、食べる?」
ドキン 「…バイキンマンの分は?」
バイキ 「いいんだよ、俺様の分は、」
ドキン 「…」
バイキ 「また、作るからね」
ドキン 「…」
バイキ 「…」
ドキン 「…」
バイキ 「気に入った?」
ドキン 「…」コクリ
バイキ 「…そう、」
ドキン 「…」
バイキ 「よかった」
ドキン 「…バイキンマンの分は?」
バイキ 「いいんだよ、俺様の分は、」
ドキン 「…」
バイキ 「また、作るからね」
ドキン 「…」
バイキ 「…」
ドキン 「…」
バイキ 「気に入った?」
ドキン 「…」コクリ
バイキ 「…そう、」
ドキン 「…」
バイキ 「よかった」
55 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/04/06(火) 15:57:45.15 ID:Mh5gH4fO0
一度落ちます。
すぐ帰ってくる
すぐ帰ってくる
61 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/04/06(火) 16:53:17.10 ID:Mh5gH4fO0
ただいまです。
62 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/04/06(火) 16:54:18.12 ID:Mh5gH4fO0
-パン工場-
ジャム 「ははっ、そうかい、そんなことがあったんだね」
カレー 「ただの散歩では終わらなかったってわけさ」
バタコ 「…」
チーズ 「きゃんきゃーん」
ジャム 「おや、アンパンマンが帰ってきたかな」
カレー 「…」
バタコ 「…、外、見てくる」
ジャム 「ははっ、そうかい、そんなことがあったんだね」
カレー 「ただの散歩では終わらなかったってわけさ」
バタコ 「…」
チーズ 「きゃんきゃーん」
ジャム 「おや、アンパンマンが帰ってきたかな」
カレー 「…」
バタコ 「…、外、見てくる」
63 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/04/06(火) 16:55:14.79 ID:Mh5gH4fO0
ジャム 「あぁ、頼んだよ、バタコ」
バタコ カチャ…パタン
カレー 「…」
ジャム 「なんだかバタコ、元気がないなぁ」
カレー 「…そうか?」
ジャム 「うん…どうかしたのかなぁ」
カレー 「…ふーん」
バタコ カチャ…パタン
カレー 「…」
ジャム 「なんだかバタコ、元気がないなぁ」
カレー 「…そうか?」
ジャム 「うん…どうかしたのかなぁ」
カレー 「…ふーん」
64 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/04/06(火) 16:56:04.12 ID:Mh5gH4fO0
ジャム 「…」
カレー 「俺といるときは、」
ジャム 「うん?」
カレー 「いつもあんな感じだぜ」
ジャム 「…」
カレー 「…」
ジャム 「…そうなのかい」
カレー 「…知らねーけど」
ジャム 「どうしたんだろうねぇ」
カレー 「ほんとわかんねーよ」
ジャム 「緊張でもしてるのかねぇ」
カレー 「俺といるときは、」
ジャム 「うん?」
カレー 「いつもあんな感じだぜ」
ジャム 「…」
カレー 「…」
ジャム 「…そうなのかい」
カレー 「…知らねーけど」
ジャム 「どうしたんだろうねぇ」
カレー 「ほんとわかんねーよ」
ジャム 「緊張でもしてるのかねぇ」
65 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/04/06(火) 16:58:12.17 ID:Mh5gH4fO0
カレー 「緊張!?」
ジャム 「うん」
カレー 「そんなキャラかよ、違うだろ」
ジャム 「…」
カレー 「違うよ…たぶん」
ジャム 「キャラで決めつけてしまうと、」
カレー 「…」
ジャム 「見えるものも、見えなくなってしまうよ」
カレー 「…」
ジャム 「うん」
カレー 「そんなキャラかよ、違うだろ」
ジャム 「…」
カレー 「違うよ…たぶん」
ジャム 「キャラで決めつけてしまうと、」
カレー 「…」
ジャム 「見えるものも、見えなくなってしまうよ」
カレー 「…」
66 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/04/06(火) 16:59:05.97 ID:Mh5gH4fO0
ジャム 「わたしだって、バタコのことを、」
カレー 「…」
ジャム 「全部わかっているわけじゃない」
カレー 「…うん」
ジャム 「相手の気持ちを、想像するのは大事だけど、」
カレー 「…?」
ジャム 「その、想像したことを真実だと決めてしまっては、」
カレー 「…」
ジャム 「真実から、どんどん、遠ざかっていくよ」
カレー 「…」
ジャム 「全部わかっているわけじゃない」
カレー 「…うん」
ジャム 「相手の気持ちを、想像するのは大事だけど、」
カレー 「…?」
ジャム 「その、想像したことを真実だと決めてしまっては、」
カレー 「…」
ジャム 「真実から、どんどん、遠ざかっていくよ」
67 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/04/06(火) 17:00:12.61 ID:Mh5gH4fO0
カレー 「真実、ねぇ…」
ジャム 「これは、バタコにも言えることだけどね」
カレー 「…はぁ」
ジャム 「…」
カレー 「…」
ジャム 「何もかもがわかるものを、人は恋愛とよぶかな?」
カレー 「…」
ジャム 「きっと、呼ばないだろうと、わたしは思うよ」
ジャム 「これは、バタコにも言えることだけどね」
カレー 「…はぁ」
ジャム 「…」
カレー 「…」
ジャム 「何もかもがわかるものを、人は恋愛とよぶかな?」
カレー 「…」
ジャム 「きっと、呼ばないだろうと、わたしは思うよ」
69 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/04/06(火) 17:06:06.54 ID:Mh5gH4fO0
-パン工場の外-
チーズ 「きゃんきゃーん」
バタコ 「…アンパンマンがわかるの?」
チーズ 「きゃん」
バタコ 「チーズはほんとに、かしこいね」
チーズ 「きゃん~」
バタコ 「…」
チーズ 「…きゃん?」
チーズ 「きゃんきゃーん」
バタコ 「…アンパンマンがわかるの?」
チーズ 「きゃん」
バタコ 「チーズはほんとに、かしこいね」
チーズ 「きゃん~」
バタコ 「…」
チーズ 「…きゃん?」
70 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/04/06(火) 17:07:29.45 ID:Mh5gH4fO0
バタコ 「…いやねぇ、笑い声がやんだわ」
チーズ 「?」
バタコ 「私の前では、笑うような話しかしないのよ」
チーズ 「きゃーん…」
バタコ 「…」
チーズ 「…」ペロペロ
バタコ 「なんで、なのかしら」
チーズ 「…」ペロペロ
バタコ 「…深刻な話は、いやだって、」
チーズ 「…」ペロペロ
チーズ 「?」
バタコ 「私の前では、笑うような話しかしないのよ」
チーズ 「きゃーん…」
バタコ 「…」
チーズ 「…」ペロペロ
バタコ 「なんで、なのかしら」
チーズ 「…」ペロペロ
バタコ 「…深刻な話は、いやだって、」
チーズ 「…」ペロペロ
71 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/04/06(火) 17:08:12.47 ID:Mh5gH4fO0
バタコ 「そう、言われちゃったのよ、わたし」
チーズ 「…」ペロペロ
バタコ 「…、ただ、今の私の気持ち、聞いてほしいだけなの」
チーズ 「きゃん…」
バタコ 「何も、言ってくれなくて、いいから…」
チーズ 「…」ピクン
バタコ 「…ただ、聞いて…」
チーズ 「…」ペロペロ
バタコ 「…、ただ、今の私の気持ち、聞いてほしいだけなの」
チーズ 「きゃん…」
バタコ 「何も、言ってくれなくて、いいから…」
チーズ 「…」ピクン
バタコ 「…ただ、聞いて…」
73 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/04/06(火) 17:08:56.00 ID:Mh5gH4fO0
チーズ 「きゃんきゃーん!」
バタコ 「…あ」ゴシゴシ
チーズ 「きゃん!きゃん!」
アンパ 「ただいま、チーズ」
バタコ 「…」
アンパ 「…ただいま、バタコさん」
バタコ 「…おかえり、アンパンマン」
アンパ 「…」
バタコ 「…」
バタコ 「…あ」ゴシゴシ
チーズ 「きゃん!きゃん!」
アンパ 「ただいま、チーズ」
バタコ 「…」
アンパ 「…ただいま、バタコさん」
バタコ 「…おかえり、アンパンマン」
アンパ 「…」
バタコ 「…」
75 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/04/06(火) 17:10:14.42 ID:Mh5gH4fO0
チーズ 「きゃーんきゃーん」
アンパ 「…今から、お散歩?」
バタコ 「えっ…あ、そうね、行かなきゃ」
アンパ 「…」
バタコ 「…チーズ、いk」
アンパ 「僕が代わりに行こうか」
バタコ 「えっ」
アンパ 「ほら、もう、日が落ちてきてるし」
バタコ 「…大丈夫よ」
76 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/04/06(火) 17:11:32.48 ID:Mh5gH4fO0
アンパ 「それに…」
バタコ 「…?」
アンパ 「寒いんじゃない?バタコさん」
バタコ 「…どうして?」
アンパ 「…鼻の頭、赤いよ」
バタコ 「…」
アンパ 「…」
バタコ 「…?」
アンパ 「寒いんじゃない?バタコさん」
バタコ 「…どうして?」
アンパ 「…鼻の頭、赤いよ」
バタコ 「…」
アンパ 「…」
77 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/04/06(火) 17:12:36.10 ID:Mh5gH4fO0
バタコ 「大丈夫、私が行くわ」
アンパ 「…ほんとにだいz」
バタコ 「中に、来てるから…」
アンパ 「…え?」
バタコ 「カレーパンマン…」
アンパ 「…」
バタコ 「アンパンマンを、待ってるわ」
アンパ 「…」
バタコ 「じゃあ、わたし、行くから…」
アンパ 「…ほんとにだいz」
バタコ 「中に、来てるから…」
アンパ 「…え?」
バタコ 「カレーパンマン…」
アンパ 「…」
バタコ 「アンパンマンを、待ってるわ」
アンパ 「…」
バタコ 「じゃあ、わたし、行くから…」
78 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/04/06(火) 17:13:24.24 ID:Mh5gH4fO0
アンパ 「それで…」
バタコ 「…」
アンパ 「目が…あk」
バタコ 「…二人に、散歩に行くって、伝えてね」
アンパ 「バタコさん…」
バタコ 「行くよ、チーズ」
アンパ 「…」
チーズ 「きゃーん!…きゃん?」
バタコ 「…」
アンパ 「目が…あk」
バタコ 「…二人に、散歩に行くって、伝えてね」
アンパ 「バタコさん…」
バタコ 「行くよ、チーズ」
アンパ 「…」
チーズ 「きゃーん!…きゃん?」
79 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/04/06(火) 17:14:34.83 ID:Mh5gH4fO0
バタコ 「…」タッタッタ
アンパ 「…」
チーズ 「きゃん…?」タッタッタ
バタコ 「…」タッタッタ
チーズ 「きゃん…」タッタッタ
バタコ 「…」タ…タ…
チーズ 「…」タ…タ…
バタコ 「…」ピタ
チーズ 「きゃん?」ピタ
バタコ 「…お前は、ほんとに賢いね、チーズ」
チーズ 「きゃーん…」
アンパ 「…」
チーズ 「きゃん…?」タッタッタ
バタコ 「…」タッタッタ
チーズ 「きゃん…」タッタッタ
バタコ 「…」タ…タ…
チーズ 「…」タ…タ…
バタコ 「…」ピタ
チーズ 「きゃん?」ピタ
バタコ 「…お前は、ほんとに賢いね、チーズ」
チーズ 「きゃーん…」
80 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/04/06(火) 17:16:28.80 ID:Mh5gH4fO0
ごめん、また、ちょっと待ってて
81 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/04/06(火) 18:02:33.80 ID:Mh5gH4fO0
-泉のほとり-
ショク 「…今日は、どうしたの?」
ドキン 「…」
ショク 「ぐち?なやみ?」
ドキン 「…どうもしない」
ショク 「ふふっ、そっか」
ドキン 「…」
ショク 「…」
ショク 「…今日は、どうしたの?」
ドキン 「…」
ショク 「ぐち?なやみ?」
ドキン 「…どうもしない」
ショク 「ふふっ、そっか」
ドキン 「…」
ショク 「…」
83 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/04/06(火) 18:08:06.76 ID:Mh5gH4fO0
ドキン 「…バイキンマンは、」
ショク 「…うん?」
ドキン 「わたしを、怒らないのよ」
ショク 「…うん」
ドキン 「わたしのこと、怒らないの」
ショク 「…」
ドキン 「わたしが、どんなに、無茶言っても…」
ショク 「…」
ドキン 「絶対、怒らないの…」
ショク 「…うん?」
ドキン 「わたしを、怒らないのよ」
ショク 「…うん」
ドキン 「わたしのこと、怒らないの」
ショク 「…」
ドキン 「わたしが、どんなに、無茶言っても…」
ショク 「…」
ドキン 「絶対、怒らないの…」
84 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/04/06(火) 18:17:05.84 ID:Mh5gH4fO0
ショク 「…そりゃ、そうさ」
ドキン 「…」
ショク 「バイキンマンは、君のこと、大好きだからね」
ドキン 「…」
ショク 「君の言う、無茶、なんて、」
ドキン 「…」
ショク 「彼からしたら、なんてことないのさ」
ドキン 「…」
ショク 「君のことが、大好きだから」
ドキン 「…」
ショク 「…」
ドキン 「…」
ショク 「バイキンマンは、君のこと、大好きだからね」
ドキン 「…」
ショク 「君の言う、無茶、なんて、」
ドキン 「…」
ショク 「彼からしたら、なんてことないのさ」
ドキン 「…」
ショク 「君のことが、大好きだから」
ドキン 「…」
ショク 「…」
86 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/04/06(火) 18:21:07.78 ID:Mh5gH4fO0
ドキン 「…」
ショク 「最近、感じるようになっただろう?」
ドキン 「…」コクン
ショク 「…いい傾向だよ」
ドキン 「…でも、」
ショク 「…」
ドキン 「わたしは…」
ショク 「…」
ドキン 「…わたしは…」
ショク 「うん」
ショク 「最近、感じるようになっただろう?」
ドキン 「…」コクン
ショク 「…いい傾向だよ」
ドキン 「…でも、」
ショク 「…」
ドキン 「わたしは…」
ショク 「…」
ドキン 「…わたしは…」
ショク 「うん」
87 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/04/06(火) 18:30:07.00 ID:Mh5gH4fO0
ドキン 「…」
ショク 「…」
ドキン 「…好きだったの」
ショク 「…」
ドキン 「ショクパンマン様のことが…」
ショク 「…」
ドキン 「…好きだったはずなのよ」
ショク 「…うん」
ドキン 「でも、わからなくなって、」
ショク 「…」
ドキン 「ショクパンマン様に、こんな話…」
ショク 「…」
ドキン 「…好きだったの」
ショク 「…」
ドキン 「ショクパンマン様のことが…」
ショク 「…」
ドキン 「…好きだったはずなのよ」
ショク 「…うん」
ドキン 「でも、わからなくなって、」
ショク 「…」
ドキン 「ショクパンマン様に、こんな話…」
90 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/04/06(火) 18:37:31.63 ID:Mh5gH4fO0
ショク 「こんな話、だなんて、思わないよ」
ドキン 「…」
ショク 「…」
ドキン 「…」
ショク 「君が、僕のところに、こうやってくるようになって、」
ドキン 「…」
ショク 「結構な時間が経つよね」
ドキン 「…はい」
ショク 「君の、表情はね、よく変わるんだよ」
ドキン 「…」
ドキン 「…」
ショク 「…」
ドキン 「…」
ショク 「君が、僕のところに、こうやってくるようになって、」
ドキン 「…」
ショク 「結構な時間が経つよね」
ドキン 「…はい」
ショク 「君の、表情はね、よく変わるんだよ」
ドキン 「…」
91 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/04/06(火) 18:41:01.10 ID:Mh5gH4fO0
ショク 「僕のことで、だったり」
ドキン 「…」
ショク 「…だんだん、不思議そうな顔になっていってた」
ドキン 「え…?」
ショク 「ここへ、来る度にだよ」
ドキン 「…」
ショク 「…」
ドキン 「…そうなの?」
ドキン 「…」
ショク 「…だんだん、不思議そうな顔になっていってた」
ドキン 「え…?」
ショク 「ここへ、来る度にだよ」
ドキン 「…」
ショク 「…」
ドキン 「…そうなの?」
92 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/04/06(火) 18:46:07.33 ID:Mh5gH4fO0
ショク 「君は、僕に見せてない顔があるだろう」
ドキン 「…?」
ショク 「…」
ドキン 「…わからないわ」
ショク 「バイキンマンにだけは、見せられる、表情だよ」
ドキン 「…」
ショク 「…僕の前では、泣かなかった」
ドキン 「…泣く必要が、なかったもの」
ドキン 「…?」
ショク 「…」
ドキン 「…わからないわ」
ショク 「バイキンマンにだけは、見せられる、表情だよ」
ドキン 「…」
ショク 「…僕の前では、泣かなかった」
ドキン 「…泣く必要が、なかったもの」
93 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/04/06(火) 18:47:37.42 ID:Mh5gH4fO0
ショク 「…」
ドキン 「…それだけよ」
ショク 「今、泣きそうな顔してるのに、」
ドキン 「…」
ショク 「でも、君は、泣かない」
ドキン 「…うん」
ショク 「…」
ドキン 「…」
ドキン 「…それだけよ」
ショク 「今、泣きそうな顔してるのに、」
ドキン 「…」
ショク 「でも、君は、泣かない」
ドキン 「…うん」
ショク 「…」
ドキン 「…」
94 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/04/06(火) 18:48:47.82 ID:Mh5gH4fO0
ショク 「…そういうことなんじゃないのかな」
ドキン 「…」
ショク 「…」
ドキン 「…わからなったの」
ショク 「…うん」
ドキン 「最近…ずっと…」
ショク 「…」
ドキン 「いろいろ、考えたわ…」
ショク 「…」
ドキン 「…」
ショク 「…」
ドキン 「…わからなったの」
ショク 「…うん」
ドキン 「最近…ずっと…」
ショク 「…」
ドキン 「いろいろ、考えたわ…」
ショク 「…」
95 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/04/06(火) 18:49:40.02 ID:Mh5gH4fO0
ドキン 「…初めて会ったときから、」
ショク 「………」
ドキン 「ショクパンマン様と、仲良くなりたくて、」
ショク 「…」
ドキン 「…お喋り、できるように、なりたくて…」
ショク 「…うん」
ドキン 「やっと、お喋りできるようになって…」
ショク 「…うん」
ドキン 「…」
96 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/04/06(火) 18:50:35.47 ID:Mh5gH4fO0
ショク 「…それで、気付いた…?」
ドキン 「…」
ショク 「…」
ドキン 「…」コクン
ショク 「…わからないものだね」
ドキン 「…うん」
ショク 「…不思議だね」
ドキン 「…うん、不思議」
ショク 「…バイキンマンと、ここへ、来る?」
ドキン 「えっ?」
ドキン 「…」
ショク 「…」
ドキン 「…」コクン
ショク 「…わからないものだね」
ドキン 「…うん」
ショク 「…不思議だね」
ドキン 「…うん、不思議」
ショク 「…バイキンマンと、ここへ、来る?」
ドキン 「えっ?」
98 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/04/06(火) 18:52:20.63 ID:Mh5gH4fO0
ショク 「君が見つけた、泉だろ?」
ドキン 「…」
ショク 「…」
ドキン 「…ほんとは、バイキンマンが、見つけたの、ここ」
ショク 「…」
ドキン 「ここ…」
ショク 「そうだったんだね」
ドキン 「…」
ドキン 「…」
ショク 「…」
ドキン 「…ほんとは、バイキンマンが、見つけたの、ここ」
ショク 「…」
ドキン 「ここ…」
ショク 「そうだったんだね」
ドキン 「…」
99 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/04/06(火) 18:53:45.25 ID:Mh5gH4fO0
ショク 「…どこまでも、好きなんだね」
ドキン 「…」
ショク 「ドキンちゃんのことが」
ドキン 「…ばか、なのよ」
ショク 「いいよ」
ドキン 「…」
ショク 「ばかになれるくらい、好きになれて、」
ドキン 「…」
ショク 「もしかしたら、彼のほうが幸せかも」
ドキン 「…」
ドキン 「…」
ショク 「ドキンちゃんのことが」
ドキン 「…ばか、なのよ」
ショク 「いいよ」
ドキン 「…」
ショク 「ばかになれるくらい、好きになれて、」
ドキン 「…」
ショク 「もしかしたら、彼のほうが幸せかも」
ドキン 「…」
100 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/04/06(火) 18:56:26.06 ID:Mh5gH4fO0
ショク 「…君も、」
ドキン 「…?」
ショク 「彼の、笑顔や素直さに、幾度も救われただろう?」
ドキン 「…」コクリ
ショク 「…真っ直ぐな、彼の思いに」
ドキン 「…」
ショク 「…」
ドキン 「…?」
ショク 「彼の、笑顔や素直さに、幾度も救われただろう?」
ドキン 「…」コクリ
ショク 「…真っ直ぐな、彼の思いに」
ドキン 「…」
ショク 「…」
101 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/04/06(火) 18:58:39.40 ID:Mh5gH4fO0
ドキン 「…すごいのね」
ショク 「ん?」
ドキン 「いろんなこと、見抜くなんて…」
ショク 「…見抜いたんじゃないよ」
ドキン 「…?」
ショク 「わかるんだよ」
ドキン 「…」
ショク 「…」
ショク 「ん?」
ドキン 「いろんなこと、見抜くなんて…」
ショク 「…見抜いたんじゃないよ」
ドキン 「…?」
ショク 「わかるんだよ」
ドキン 「…」
ショク 「…」
102 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/04/06(火) 18:59:52.36 ID:Mh5gH4fO0
ドキン 「…ショクパンマン様の前では、」
ショク 「…」
ドキン 「わたし、泣かないわ…」
ショク 「…じゃあ、もう、行った方がいいね」
ドキン 「…」
ショク 「…バイキンマンのところへ」
ドキン 「…わたしは、また、」
ショク 「…」
ショク 「…」
ドキン 「わたし、泣かないわ…」
ショク 「…じゃあ、もう、行った方がいいね」
ドキン 「…」
ショク 「…バイキンマンのところへ」
ドキン 「…わたしは、また、」
ショク 「…」
103 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/04/06(火) 19:00:33.46 ID:Mh5gH4fO0
ドキン 「ここへ来ちゃうわ、きっと」
ショク 「来ればいいよ、君が教えてくれた場所だ」
ドキン 「…」
ショク 「ほんとはバイキンマンらしいけど」
ドキン 「…」
ショク 「僕はここに来る。君もここに来る」
ドキン 「…」
ショク 「それだけだよ」
ドキン 「…うん」
ショク 「来ればいいよ、君が教えてくれた場所だ」
ドキン 「…」
ショク 「ほんとはバイキンマンらしいけど」
ドキン 「…」
ショク 「僕はここに来る。君もここに来る」
ドキン 「…」
ショク 「それだけだよ」
ドキン 「…うん」
104 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/04/06(火) 19:02:31.15 ID:Mh5gH4fO0
ショク 「また、お喋りしに、おいで」
ドキン 「…」
ショク 「…」
ドキン 「…ありがとう」
ショク 「…うん」
ドキン 「…」
ショク 「…」
ドキン ガタッ…
ショク 「…」
ドキン 「…」
ショク 「…」
ドキン 「…ありがとう」
ショク 「…うん」
ドキン 「…」
ショク 「…」
ドキン ガタッ…
ショク 「…」
105 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/04/06(火) 19:03:37.78 ID:Mh5gH4fO0
ドキン ビューン……
ショク 「…」
ショク 「…まいったな」
ショク 「…」
ショク 「…僕も、同じように、救われていたのに」
ショク 「…」
ショク 「大切さに気付いた途端、これだもんな…」
ショク 「…」
ショク 「…泣き顔、か…」
ショク 「…」
ショク 「…まいったな」
ショク 「…」
ショク 「…僕も、同じように、救われていたのに」
ショク 「…」
ショク 「大切さに気付いた途端、これだもんな…」
ショク 「…」
ショク 「…泣き顔、か…」
110 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/04/06(火) 19:08:12.20 ID:Mh5gH4fO0
前半、完
となったところで、pc使用の危機です。
必ず戻ってくるので、もしよかったら、保守お願いします
となったところで、pc使用の危機です。
必ず戻ってくるので、もしよかったら、保守お願いします
116 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/04/06(火) 19:59:37.20 ID:Mh5gH4fO0
とりあえず、できるとこまでupします。
携帯から書き込めないから、pc使えなくなったら…どうしたものか…
携帯から書き込めないから、pc使えなくなったら…どうしたものか…
117 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/04/06(火) 20:00:19.65 ID:Mh5gH4fO0
-パン工場-
アンパ 「…ただいま」
ジャム 「おかえり、アンパンマン」
カレー 「おっす!」
アンパ 「…」
ジャム 「カレーパンマンが君を待ってたんだよ」
カレー 「遅かったなー」
アンパ 「…」
ジャム 「…どうしたんだい?」
アンパ 「…ううん、なんでもないよ」
ジャム 「…」
アンパ 「…ただいま」
ジャム 「おかえり、アンパンマン」
カレー 「おっす!」
アンパ 「…」
ジャム 「カレーパンマンが君を待ってたんだよ」
カレー 「遅かったなー」
アンパ 「…」
ジャム 「…どうしたんだい?」
アンパ 「…ううん、なんでもないよ」
ジャム 「…」
118 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/04/06(火) 20:01:03.59 ID:Mh5gH4fO0
アンパ 「バタコさん、チーズの散歩に行ってくるって」
カレー 「…」
ジャム 「おや、今日は僕の番だったのにねぇ」
アンパ 「…」
ジャム 「バタコに、お礼をしなくちゃね」
アンパ 「うん、そうだね」
カレー 「…」
ジャム 「さぁ、そうと決まったら、」
アンパ 「…?」
ジャム 「アンパンマン、お掃除を手伝っておくれ」
カレー 「…」
ジャム 「おや、今日は僕の番だったのにねぇ」
アンパ 「…」
ジャム 「バタコに、お礼をしなくちゃね」
アンパ 「うん、そうだね」
カレー 「…」
ジャム 「さぁ、そうと決まったら、」
アンパ 「…?」
ジャム 「アンパンマン、お掃除を手伝っておくれ」
119 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/04/06(火) 20:22:57.84 ID:Mh5gH4fO0
アンパ 「あ、はい!」
ジャム 「それから、カレーパンマンはお花を摘んで来ておくれ」
カレー 「花ぁー?」
ジャム 「そう、冬にでもお花は咲くんだよ」
カレー 「ちぇー」
アンパ 「…きれいな花を頼むよ」
カレー 「…」
ジャム 「それから、カレーパンマンはお花を摘んで来ておくれ」
カレー 「花ぁー?」
ジャム 「そう、冬にでもお花は咲くんだよ」
カレー 「ちぇー」
アンパ 「…きれいな花を頼むよ」
カレー 「…」
120 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/04/06(火) 20:24:19.95 ID:Mh5gH4fO0
アンパ 「バタコさん、きっと喜ぶから…」
カレー 「…」スタスタ
アンパ 「…」
カレー 「…」バタン
アンパ 「ジャムおじさん、手伝います」
-しばらくのち-
カレー 「あ~腹減った~」
ジャム 「カレーパンマン、もう少し待っておくれ」
カレー 「…」スタスタ
アンパ 「…」
カレー 「…」バタン
アンパ 「ジャムおじさん、手伝います」
-しばらくのち-
カレー 「あ~腹減った~」
ジャム 「カレーパンマン、もう少し待っておくれ」
121 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/04/06(火) 20:25:39.50 ID:Mh5gH4fO0
アンパ 「…バタコさん、遅いですね」
ジャム 「ふむ…もう、暗いしねぇ」
カレー 「一体どこまで行ってんだよ、勘弁してくれよ」
アンパ 「…」
ジャム 「さすがに、ちょっと心配だねぇ」
アンパ 「…僕、ちょっと見てきます」
ジャム 「うん、頼んだよ、アンパンマン」
カレー 「…忙しいねぇ」
ジャム 「ふむ…もう、暗いしねぇ」
カレー 「一体どこまで行ってんだよ、勘弁してくれよ」
アンパ 「…」
ジャム 「さすがに、ちょっと心配だねぇ」
アンパ 「…僕、ちょっと見てきます」
ジャム 「うん、頼んだよ、アンパンマン」
カレー 「…忙しいねぇ」
122 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/04/06(火) 20:26:44.52 ID:Mh5gH4fO0
アンパ 「…」
カレー 「心配なんてしなくても、もうs」
チーズ 「きゃんきゃーん」
カレー 「…ほらな」
ジャム 「よかった、帰ってきたみたいだね」
アンパ 「…」
カレー 「お前、心配しすぎなんだよ」
アンパ 「…いけないか?」
カレー 「…」
カレー 「心配なんてしなくても、もうs」
チーズ 「きゃんきゃーん」
カレー 「…ほらな」
ジャム 「よかった、帰ってきたみたいだね」
アンパ 「…」
カレー 「お前、心配しすぎなんだよ」
アンパ 「…いけないか?」
カレー 「…」
123 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/04/06(火) 20:29:05.60 ID:Mh5gH4fO0
カチャ…
バタコ 「…ただいま」
ジャム 「おかえり、バタコ、心配してたんだよ」
アンパ 「おかえりなさい、バタコさん」
カレー 「…」
バタコ 「ごめんなさい、心配掛けて」
アンパ 「いいんだよ、さぁ、こっちで温まって」
カレー 「…」ぷるるる
ジャム 「すぐスープをいれるからね」
カレー 「…」ぷるるる
バタコ 「…ただいま」
ジャム 「おかえり、バタコ、心配してたんだよ」
アンパ 「おかえりなさい、バタコさん」
カレー 「…」
バタコ 「ごめんなさい、心配掛けて」
アンパ 「いいんだよ、さぁ、こっちで温まって」
カレー 「…」ぷるるる
ジャム 「すぐスープをいれるからね」
カレー 「…」ぷるるる
124 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/04/06(火) 20:30:46.62 ID:Mh5gH4fO0
ジャム 「おや、電話かい?」
カレー 「俺だ…」ピッ
バタコ 「…」
アンパ 「…」
カレー 「もしもし」
カレー 「あぁ、うん、大丈夫」
カレー 「えっ、うんうん…」
カレー 「はぁ?大丈夫かよ?」
バタコ 「…」
アンパ 「…」
カレー 「俺だ…」ピッ
バタコ 「…」
アンパ 「…」
カレー 「もしもし」
カレー 「あぁ、うん、大丈夫」
カレー 「えっ、うんうん…」
カレー 「はぁ?大丈夫かよ?」
バタコ 「…」
アンパ 「…」
125 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/04/06(火) 20:33:46.64 ID:Mh5gH4fO0
カレー 「いや、いいよ、すぐいく」ピッ
ジャム 「…どうしたんだい?」
カレー 「いや…、おじさん、俺帰るわ」
バタコ 「…」
アンパ 「…」
ジャム 「おや、急だねぇ、気をつけて行くんだよ」
カレー 「ああ、わりぃな、んじゃまt」
バタコ 「どこいくの」
カレー 「…」
アンパ 「…」
ジャム 「…どうしたんだい?」
カレー 「いや…、おじさん、俺帰るわ」
バタコ 「…」
アンパ 「…」
ジャム 「おや、急だねぇ、気をつけて行くんだよ」
カレー 「ああ、わりぃな、んじゃまt」
バタコ 「どこいくの」
カレー 「…」
アンパ 「…」
127 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/04/06(火) 20:36:13.72 ID:Mh5gH4fO0
バタコ 「…ねぇ」
カレー 「…ウサコ先生のとこだよ」
バタコ 「…」
アンパ 「…」
ジャム 「ウサコ先生がどうかしたのかい?」
カレー 「…具合悪いからって」
バタコ 「…」
アンパ 「…そうか」
ジャム 「…」
カレー 「…ウサコ先生のとこだよ」
バタコ 「…」
アンパ 「…」
ジャム 「ウサコ先生がどうかしたのかい?」
カレー 「…具合悪いからって」
バタコ 「…」
アンパ 「…そうか」
ジャム 「…」
128 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/04/06(火) 20:37:29.08 ID:Mh5gH4fO0
カレー 「なんだよ、なんかあるのかよ」
カレー 「俺しか頼れないって、そう言ってるんだ」
バタコ 「…」
カレー 「お前には、頼れるやついくらでもいるだろ?」
バタコ 「…」
アンパ 「…」
カレー 「心配しちゃいけねーのかよ?」
アンパ 「心配、ねぇ」
カレー 「俺しか頼れないって、そう言ってるんだ」
バタコ 「…」
カレー 「お前には、頼れるやついくらでもいるだろ?」
バタコ 「…」
アンパ 「…」
カレー 「心配しちゃいけねーのかよ?」
アンパ 「心配、ねぇ」
130 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/04/06(火) 20:38:40.50 ID:Mh5gH4fO0
カレー 「…なんだよ」
バタコ 「何にもないよ」
カレー 「…?」
バタコ 「もう、わかったよ」
カレー 「…、なにを、わかったっていうんd」
バタコ 「もういいよ」
アンパ 「…」
カレー 「…自己完結か?」
バタコ 「だから、もういいよ、早く…」
バタコ 「何にもないよ」
カレー 「…?」
バタコ 「もう、わかったよ」
カレー 「…、なにを、わかったっていうんd」
バタコ 「もういいよ」
アンパ 「…」
カレー 「…自己完結か?」
バタコ 「だから、もういいよ、早く…」
139 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/04/06(火) 23:52:35.73 ID:Mh5gH4fO0
アンパ 「バタコさん…」
カレー 「…」スタスタ…バタン
アンパ 「…バタコさん、よかったの?」
バタコ 「…」
アンパ 「…」
バタコ 「だって、もう…」
アンパ 「…」
カレー 「…」スタスタ…バタン
アンパ 「…バタコさん、よかったの?」
バタコ 「…」
アンパ 「…」
バタコ 「だって、もう…」
アンパ 「…」
140 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/04/06(火) 23:54:14.07 ID:Mh5gH4fO0
バタコ 「どうしようもないじゃない…」
アンパ 「…」
バタコ 「あんな…はっきり…」
アンパ 「…」
バタコ 「…ひく…」
アンパ 「…バタコさん…」
ジャム 「…」
アンパ 「…」
バタコ 「あんな…はっきり…」
アンパ 「…」
バタコ 「…ひく…」
アンパ 「…バタコさん…」
ジャム 「…」
141 1 ◆ethG0vgyGc 投稿日: 2010/04/06(火) 23:57:06.92 ID:Mh5gH4fO0
今日かけるのここまでになってしまいました。
明日、続き載せます。
gdgdごめんなさい。
明日、続き載せます。
gdgdごめんなさい。
151以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] 投稿日: 2010/04/07(水) 04:21:50.42 ID:PGu6dWhnO
真実って知ったほうがいいのかな
カッコつけてみただけ
カッコつけてみただけ
152 マジレス1l ◆MAJIRESU1I 投稿日: 2010/04/07(水) 05:05:51.22 ID:8Yh7qeRl0
マジレスすると、知らない方がいいなんてことは
この世には一つもないよ
かっこつけてみただけ
この世には一つもないよ
かっこつけてみただけ
153以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] 投稿日: 2010/04/07(水) 05:07:30.44 ID:oA3EFnlK0
(真実って知ったほうがいいのかな)
カッコつけてみただけ
カッコつけてみただけ
154 マジレス1l ◆MAJIRESU1I 投稿日: 2010/04/07(水) 05:13:58.40 ID:8Yh7qeRl0
>>153
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ドキン 「わたし、よくわかんなくなっちゃった」
http://lovevippers.blog.2nt.com/blog-entry-502.html
ドキン 「わたし、よくわかんなくなっちゃった」…第2部
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ドキン 「わたし、よくわかんなくなっちゃった」…第3部
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