変なことを考えながら寝たせいで、変な夢を見てしまったらしい。
姉「もうちょっと先も見たかったけど……」
処女のあたしには未知のゾーン。
寝ぼけた頭で、いつものように弟を起こしに行く。
一応一度ノックをし、それから部屋に入ると、弟は安らかに眠っていた。
姉「……可愛い」
毎朝、ここであたしの理性と欲望とが激闘を繰り広げる。
いつもは理性が辛勝するのだが、今日はいくつかまずい条件が揃っていた。
1.変な夢を見たこと
2.弟が布団を蹴飛ばし、身一つでベッドの上に寝転がっていたこと
3.弟が下着姿だったこと
4.弟の股間にテントが張られていたこと
そりゃ理性さんも負けるってものよね。仕方がないわ。
トランクス越しに弟のテントのてっぺんを小突く。
弟「んん……」
弟は一瞬顔をしかめたが、それでも起きる気配はなさそうだ。
トランクスの中央にある穴から、おちんちんを取り出すと、そこには夢と同じ状態の一物が。
姉「お、おっきぃわね……」
昔一緒にお風呂に入っていたときは、これの10分の1もなかったように記憶しているのに。
いつものあたしならここでやめるのだろうけど、先述した通り今日は運が悪かった。
夢と同じように、半分被っている皮を剥いていき、亀頭を露出させる。
姉「う、うわぁ……」
初めてモザイクなしで見るそれは、血管が浮き出たりしていて何だかグロテスクだった。
亀頭は綺麗なピンク色……ではなくて、赤黒く、更に不気味さを引き立てている。
うちの弟は顔に似合わず、すごいものをもっているらしい。ていうか。
姉「……どうしよう」
何かとんでもないことをしているんじゃないだろうか、あたしは。
姉「ネットで見た動画とかだと、たしかこうやって……」
恐る恐るおちんちんを握り、手を上下に動かしてみる。
力加減がよくわからない。もっと強く握ってもいいのだろうか。
でも、強くして弟が起きたら困るし、うーん。
ここは合わせ技でいってみましょうか。
姉「んんっ、何か今までに嗅いだことない匂いが……」
これが、おちんちんの匂い、なのかしら。
そんなことを考えながら、舌先で先端部分を舐める。
味は、最初は少ししょっぱかったが、すぐに何の味もなくなった。
姉「んっ、んっ……れろ、れろ……」
手を動かしながら、舌で亀頭を舐め回す。
これで本当に気持ちいいのだろうか、男の人は。
しばらく続けていると、先端から汁が滲み出てくる。
夢で見たのより量は断然少なかったが、これは間違いなくカウパー腺液というものだろう。
姉「これが出るっていうことは、気持ちいい、のよね……」
味見をしてみると、これも少しだけしょっぱい、かな?
でもほとんど無味に近かった。もしかしたら個人差もあるのかも。
姉「ん……れろ、れろ……」
カウパーソムリエのようなことをしたところで、引き続き手コキと亀頭舐めを再開する。
おちんちんは更に大きくなり、亀頭はより赤黒さを増していった。
姉「どこまで大きくなるのかしら……それともこれがマックスなのかしら」
一旦口を離し、改めて観察してみると、やっぱりグロい。
何かもうここだけ別の生き物みたいね……。
姉「こっちは、どうかしら」
手コキしていない方の手でそろそろとタマタマに手を伸ばす。
触って確認すると、うん、ちゃんと2個ついてる。
それをぐにぐにと優しく揉んでみると、おちんちんがビクビクと脈動した。
姉「わっ……タ、タマタマ、気持ちいいのかな……」
右手に竿を、左手に玉を、口に亀頭を。
それぞれをやさしく愛撫する。
三カ所責めを一分くらい続けていたときだっただろうか。
どぴゅどぴゅと、おちんちんから突然白い液体が飛び出してきた。
姉「うわっ、わわわっ……」
それをモロに顔に受けてしまう。
指ですくい取り、まじまじと観察してみる。
姉「うわ、なんか……神秘的というか、なんというか」
初めて生で見る精液。
真っ白でぬるぬるとしている。
これはどんな味がするのかしら。指でとった分を口に入れてみる。
姉「んっ……」
こ、これは、変な味だ。今までに味わったことがない。
少なくとも美味しくはないものだった。
姉「えーと」
冷静になって現状を確認する。
1.精液まみれのあたしの顔
2.下半身を露出させたまま熟睡している弟
3.夢中になりすぎてて、朝食を作っている時間がもうない
ありとあらゆる意味で絶望的だった。
まずは弟の下半身を元に戻した。
それから洗面所に行き、精液を拭き取る。
そして再び弟の部屋に行き、弟を起こす。
姉「起きなさいっ、急がないと時間ないわよっ」
弟「うん……? 今何時……?」
姉「とりあえず、朝食を作ってる時間はないから、今朝はトーストだけで我慢して」
弟「別にいいけど……珍しいね、姉ちゃんが寝坊するなんて」
姉「そ、そそそ、そういうこともあるのよ、たまには!」
とりあえずバレてはいないようで安心した。
二人で急いでトーストをかじり、身支度を調えて家を出る。
姉「朝食を犠牲にしただけあって、今日は走らなくてもよさそうね」
弟「僕は別に遅刻してもいいんだけどね」
姉「ダメ! そういうのが後々響いてきて、進学や就職が不利になったりするのよ?」
弟「今から考えたくないなぁ、そんなこと」
姉「本当は今から考えた方がいいんだけど……ま、仕方ないか。あたしもそうだったし」
弟「姉ちゃんは今は考えてるの? 行く大学とか」
姉「そりゃね。この時期に決めてなかったら、そいつアホよ」
弟「ふぅん、そんなもんなのかなぁ」
男「まだ決めてねぇ」
アホがいた。
弟と別れ、教室に入り、いつものように声をかけてきた男に進路の話を振った結果だった。
姉「あんた、この時期に決まってないの?」
男「そうだな。やりたい仕事とかも特にねぇ」
姉「とりあえず就職ってところは決まってるのね」
男「俺の学力と経済力じゃ大学は厳しいんでね。おまえは進学?」
姉「ええ。経済的に厳しいのはうちもだけど、そこは学力でカバーね。国立なら私立より安いし」
男「そりゃ偉いこったな。ああ、そういや、やりたい仕事はないが、したいことはある」
姉「何?」
男「おまえと結婚」
姉「こんな時期に進路が決まっていないような奴はお断りよ」
男「そりゃ残念だ」
昼休み、弟と中庭で合流する。
姉「午前の授業お疲れ様」
言って、弁当箱を差し出す。
弟「うん、いつもありがとう」
二人でお弁当を広げる。
昨日の昼休みはあんなことがあったので、嬉しさ倍増である。
弟「朝ご飯作る時間はなかったのに、弁当は作れたの?」
姉「仕込みを前日に終わらせてるから、ちょちょいとやればすぐなのよ」
弟「へぇー、そうなんだ。あ、これ美味しい」
姉「弟は偉いわ。ちゃんと美味しいって言うんだから」
弟「え? ただ食べてるだけだけど?」
姉「作った側としては、その一言があるとないとじゃ全然違うものなの、ふふ」
弟「へぇ……」
弟は感心したように頷いていた。
弟「確かに、こういうことは思ってても言わないと伝わらないよね」
姉「ええ、だからちゃんと言葉にして伝える弟は偉いのよ」
弟「なるほど。じゃあ、これからはもっと意識するようにしようかな」
姉「美味しい、とか、ありがとう、とか、そういう一言が人を幸せにするからね」
弟「それじゃ、姉ちゃんは今幸せ?」
姉「そりゃもう、とっても幸せよ」
そう言って、二人で笑い合う。
こんな時間が永遠に続けばいいのにと願ってしまうほど、あたしは幸せだった。
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