男「い、いま起こった事をありのまま話すよ!」
男「“男の子とぶつかったと思ったら入れ替わっていた”」
男「なに言ってるのか自分でも分かんない!」
男友「おっす男!何一人でぶつふつ言ってんだ」
男「お、おはよー…」
男友「はやく教室行こうぜ。さっさと靴履き替えろよ」
男「あ、うん。そうだね」
男(この男の子の上履きどこですか…?)
男「そ、そうだ!僕の下駄箱にラブレターとか入ってないか見てみてよ!」
男友「僕…?っつーかラブレターなんか入ってる訳ねーだろ、ほれ」キィ パタン
男「(そこか!)ですよねー」
男友「そういえば今日転校生が来るらしいぞ」
男「あははー…そ、そうなんだー」
男友「可愛い女の子だったら良いよな」
男「女の子だよ、可愛いかどうかは分からないけど」
男友「マジで!いやっほう!」
男(…だってその転校生は私だもん)
先生「新しい学校に来て色々と戸惑う事もあるでしょうが」
女「はい」
先生「クラスの子達はみんな優しい子なので心配はありません」
女「はい」
先生「分からない事があったら何でも聞いてください」
女(先生!この転校生の名前を教えてください!)
先生「着きました。ここが貴女のクラスです」
女(俺のクラスじゃねえか!)
ガラガラ
先生「このクラスに新しく仲間が増えます。入ってきなさい」
女「よ、よろしくっ!」
女(あぁっ!俺が何食わぬ顔で座ってやがる!)
男(うわぁ…凄いこっち睨んでる)
男友「おい男!普通に可愛い子じゃん!」
男友「…なんでお前が照れるんだよ」
先生「それでは自己紹介お願いします」
女「えっ」
先生「名前と前の学校とかそんな感じで結構です」
女「は、はい」
女(くそ!初対面の奴の名前なんか分かるかアホ!)ゴソゴソ
女(携帯に名前とか…くっ!ロック掛かってる!)
先生「どうしましたか?自己紹介でやるネタは引っ張りすぎると、滑った時のダメージが酷いですよ」
女「え、え、えっと」
男「女!」ガタン
男「僕の幼馴染みの女じゃないか!」
女「そういう君はジョナサン・ジョースター!」
女「…じゃなくって男!」
先生「知り合いですか。じゃあ席は隣でいいですね」
女「久しぶりじゃん男!」
男「奇遇だね女!」
男友「なんだよ男、知り合いだったのか」
男女(まるっきり初対面です)
―休み時間―
ざわ・・・!
ざわ・・・!
「女ちゃん何処から来たのー?」
「部活とか何やってるのー?」
「男と幼馴染みって本当?」
女(ひぇぇ助けて誰か~!)
男友「あ、俺は男友!よろしく!」
女「男友!お前だけだよ俺の味方は!」
男友「へ?」
女「い、いや俺の友達になって欲しいなぁ、と」
男友「こっちこそよろしく!」
女(うぅぅ…いい奴だなぁ、俺が女なら惚れるよ全く。あ、今は女か)
男(なんか一人称が“俺”になってる…)
女「やれやれ、質問責めには疲れた」
男「変な事言ったりしてないよね!?」
女「俺がそんなヘマする訳ないだろ、多分、おそらく、きっと」
男「ほらまた俺って言ってる!僕はそんな喋り方しないよ!」
女「俺だってそんなナヨナヨした喋り方しないが」
男「僕はいいの!」
女「どんな理屈だ!」
―放課後―
男友「授業終わったどー!男、ゲーセン行こうぜ」
男「あ、ごめん、僕は今日は無理みたい」
女「俺たち一緒に帰るんだ、ほら幼馴染みだから!」
男「う、うん!幼馴染みだから!」
男友「大事な事だから二回言いました…っと、じゃあ俺一人で帰るわ」
男女(一緒じゃないとお互い帰る家が分かりません)
男「じゃあどうする?どっちの家から先に帰る?」
女「俺の家の方が近いな」
男「男の子の家に入るのって僕、初めてなんだぁ」ワクワク
女「俺だって初めてだよ、どうせならこんな緊急事態じゃない時が良かったけどさ」
男「…ごめんね」
女「いや謝られても」
―男宅―
女「で、ここが俺の家だ」
男「ごくり…なんか緊張して来た」
男姉「あれ?男帰って来てたの、横の女の子は?」
男(だ、だれ?)
女(姉貴)
女「こんにちは、俺は女って言います」
男姉「ふぅん…彼女を家に連れて来るとは、お主もやるな」
男「そ、そんな彼女だなんて」テレッ
女「いえ、違います」
男姉「だよねぇ、こんな甲斐性なしに彼女なんか出来る訳ないもん」アッハッハ
女(抑えろ俺…今は“女”だ)プルプル
男「お姉さん!女さん送って来るねっ!」
女「(早く行こうぜ、俺の精神が持たねえ)」
男姉「お姉さん…?あの愚弟が?」
女「がーっ!あの糞姉め!」
男「そんなに嫌う事ないと思うけど…」
女「いいや、一緒に暮らせば分かる!」
女「あ、でもこれで顔を合わせずに住むのかラッキー」
男「ちょっと!」
女「わ、悪い。事態はもっと深刻だったな」
男 テクテク
女 テクテク
女「なあ」
男「なに?」
女「女には兄弟とか居るのか?」
男「うーん、居るには居るんだけど仲が悪くて喋らないんだよね」
女「そうか、喋らなくて済むなら好都合だな」
男「でもどうして僕嫌われてんだろ…」
女「さあな、俺が知るかよ」
男「あ、ここが僕の家だよ!」
―女宅―
女「送ってくれてサンキューな、一人で帰れるか?」
男「馬鹿にしないでよ!僕は男の子だよ?」
女「見た目だけはな」
男「…。」
女「どうした見られたくない物でもあるのか?」
男「えー…っと、男君。こんな事になっちゃったけど、僕と友達になってくれる?」
女「いや、今更過ぎだろ」
女「まぁ、よろしくな女…いや、“男”」
男「ありがとう男君!…じゃなくて“女”さん!」
女「さてと、噂の妹さんとご対面かな」ピンポーン
女「ただいまー!」
ガチャ
女妹「…。」
女「ただいま」
女妹「…。」
女「た、ただいま」
女妹「…。」トコトコ
女(確かに嫌われてるなこりゃ)
男「ただいまっ!」
男姉「おかえりー!」
男姉「お風呂にする?ご飯にする?それともワ・タ・シ?」
男「僕、お風呂がいいです」
男姉「僕…?」
男「じゃあ入ってきます」
男「今日は疲れたなぁ」ヌギヌギ
男「これからどうしよう…」ヌギヌギ
男 ヌギヌギ ボロン
男「!」
男「こ、これは…」
男「と、当然だよねっ!今の僕は男の子だもんねっ!」
男「…」
男「…小さい?」
女「ぶえっくしゅん!」
女「なんか馬鹿にされた気がする」
女母「女ー!お風呂入っちゃいなさいー!」
女「あいよー!」
女「えっと、たぶんここが風呂場…」
ガラガラ
女「!」
女妹「…。」サッパリ
女「わーっ!見てません!何も見てません!」
女妹「…?」キガエ キガエ
女(落ち着け…今の俺はただの女だ…)チラッ
女妹「…。」トコトコ
女(…危うく勃ちそうだった。心のチンコが)
女「なんかどっと疲れた…」ヌギヌギ
女「どうするかなこれから」ヌギヌギ
女「がーっ!どうやって取るんだコレ!」
女 ポロリ
女「!」
女「…」
女「…妹さんと比べると」
女「いや、比べなくても」
女「…小さいな」
男「くちゅん!」
男「うぅ…なんか馬鹿にされた気がする」
ガラガラ
男姉「アッハッハ!弟よ背中を流しに来てやったぞ!」
男姉(男「ちょっ!入って来るなよ馬鹿姉貴!」)
男「あ、お願いしますお姉さん」
男姉「あれ?」
男姉(普段なら面白いぐらいに狼狽するのになー…)ゴシゴシ
男「うぁー気持ちいぃー」
男(男君の嘘つき!良いお姉ちゃんじゃないか!
男(僕もこういうお姉ちゃん欲しかったなぁ)
男姉「はい、流して終わりっと」ザバー
男「あ、お姉さん!次は僕の番です!」
男姉「へ?」
男姉(どうしてこうなった…。どうしてこうなった…。)
男「お姉さん、気持ちいいですか?」ゴシゴシ
男姉「う、うん。弟がこんなにも尽くしてくれてお姉ちゃん嬉しいよー」
男「わぁい」ゴシゴシ
男姉(こんなに従順な弟は逆に怖い!何するつもりだ!)
男「…肌綺麗だなー…」ボソッ
男姉「!?」
男「…いいなー…、胸大きいなー…」ボソッ
男姉「!!?」
男「ねぇお姉さん?」
男姉「な、何かな弟君?」
男「どうしたら胸って大きくなるの?」
男姉「さ、さぁ?」
男姉(弟君!目が怖いよ!)
男「お姉さん、少し触ってもいいですか?」ワキワキ
男姉(なるほど、お姉ちゃんは弟君の復讐のシナリオにまんまと乗ってしまった訳だ)
男「この無駄乳め…僕に少し分けろよ…」
男姉「オワタ」
カッポ―ン
女「はーるばる来たぜ函館ー♪」
女「いい湯だなぁ」
女「…」
女「姉貴が女にとんでもない事しませんように」
男姉「うぅ…弟君に襲われた…」
男「ち、ちょっと胸を触っただけです」
男姉「あんなにこねくりまわしといてちょっとって君…」
男(…妹ちゃんの時みたいにハッスルしてしまった)
男「ごめんなさいお姉さん、もうしません」
男姉「ケダモノ!」
女「ふぃー良い湯だった」サッパリ
女「あ、妹さんだ」
女妹「……お姉ちゃん…ご飯…。」トコトコ
女「おーい!待てよ」ガシッ
女妹「!?」
女「えと、俺、嫌われるような事したかな?教えてくんない?」
女妹「……覚えてないの?」
女(当然です)
女妹「……お姉ちゃん、お風呂場で…」
女「ごくり」
女妹「…私、嫌だって言ったのに、お姉ちゃんが無理矢理「わああああああっ!」
女「ごめんなさいごめんなさいっ!実際やったの俺じゃないけどごめんなさいぃぃぃっ!」ダダダダ
女妹「…胸、触ってきて痛かった」
女妹「……あれ?」
女「レイプ!ダメ 絶体!」
女「まさか女にそんな性癖があったとは…!」
女「ん?待てよ?って事は一緒に居る貴は…」
女(男姉「やめてー弟君ー」)
女(男「ははは口では嫌がっても下の口はどうかな」)
女(男姉「らめぇ」)
女「あわわわわ」
女「ま、まさかな!あの姉貴がまさかな!」
女(女妹「無理矢理…」
女「ね、寝よう!」
ゆっくりかいていってね
明日起きたらみるからさ
トリップつけたほうがいいよ
>>48
thx
―翌朝―
男姉「さくばんは おたのしみ でしたね」
男「風呂の事は許してください」
男姉「許さない 絶対ニダ」
男姉「それよりもあんた時間大丈夫なの?」
男「わぁっ!遅刻しちゃう!」
男「行ってきまーすっ!」
男姉「いってら」
飯食ってくる
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