393:
◆2kGkudiwr6 投稿日:2011/01/30(日) 02:25:14.67
ID:y8k+Djtp0
>>390
迷ったけど言うよ。
文章力は必要ない。問題は妹との会話をどれだけ覚えてるか。
402:
◆2kGkudiwr6 投稿日:2011/01/30(日) 02:53:38.44
ID:ekHkONtf0
トリップ変えろw簡単すぎる
403:
>>1 ◆UFreq.PnF7rO 投稿日:2011/01/30(日) 02:57:36.91
ID:y8k+Djtp0
>>402
乗り換えるから旧トリップ公開していいかな
405:
>>1 ◆UFreq.PnF7rO 投稿日:2011/01/30(日) 03:01:20.38
ID:y8k+Djtp0
とりあえず当分これで
409:
>>1 ◆UFreq.PnF7rO 投稿日:2011/01/30(日) 03:51:43.36
ID:y8k+Djtp0
―――――――――――――――――――
9月。リーマンショックの直後。
社長「それに今の量だったら新人だけでこなせちゃうんだよ」
俺「・・・」
社長「まぁそういうことだから」
俺「・・・だからって何もいきなりクビにしなくても」
社長「うん、うん。わからないねぇあんたも」
俺「・・・」
社長「どうせ給料減らされて辛うじて居座った所で、そのうち物足りなくなって俺んとこに文句言いに来るんだよ。俺だって馬鹿じゃないんだから見え見え」
俺「文句なんか言ったこと無いじゃないですか」
社長「辞めるのはあんただけじゃないんだよ。ここまで給料上がっただけでもよかったじゃない」
俺「・・・」
社長「仕事あるうちに蓄えておくのが賢い人間のやり方だと思わない? そう思わない?」
俺「・・・」
社長「こうやって景気悪くなるぞーって話になった時に仕事くれーったってもう遅いんだよ。違う? 言ってることおかしい?」
俺「・・・」
社長「ねぇ。俺の言ってること間違ってる? はは、俺の言ってることが正しいだろ。忙しい時は休みたいだなんだって――」
俺「もういいです」
自室にて。
俺「妹」
妹「兄?」
俺「出かけよう」
妹「今日はどこ行くの?」
俺「・・・旅だ」
410:
>>1 ◆UFreq.PnF7rO 投稿日:2011/01/30(日) 03:52:53.08
ID:y8k+Djtp0
妹「遠出?」
俺「わからない」
妹「・・・?」
俺「・・・仕事、探そう」
妹「辞めるの?」
俺「クビになった」
妹「嘘・・・」
俺「行こう」
妹をカバンに入れ、財布以外何も持たずに旅立つ。
妹「兄・・・」
俺「・・・」
妹「10年前と一緒だね」
俺「え?」
妹「セミが鳴いてる」
俺「・・・本当だ」
妹「お母さんの家から出たのもこの時期だったんだよね」
俺「そうだな」
妹「また新しい生活が始まるね」
俺「・・・うん」
妹「・・・」
俺「どうした?」
妹「兄、変わったね」
俺「・・・はは、いつと比べてるんだ?」
妹「家出した時」
俺「・・・」
妹「大人になるって悲しいことなのかな。なんか兄が段々離れていってる気がする」
411:
>>1 ◆UFreq.PnF7rO 投稿日:2011/01/30(日) 03:54:20.02
ID:y8k+Djtp0
俺「そんなことないよ」
妹「兄」
俺「何だ?」
妹「一緒に遊びたい」
俺「・・・」
妹「無口になったよね」
俺「俺が?」
妹「うん。昔は色々言ってくれた」
俺「・・・かもな」
妹「私から提案」
俺「言ってみろ」
妹「2人で昔を思い出してみる遊び」
俺「はは」
妹「初めはお金も水も何も持たないで、代わりに私の死体を堂々と担いでた」
俺「あぁ、そういえばそうだ。今思えば無謀だったな」
妹「よく無事でいられたよね。次は兄の番」
俺「交代交代で言うのか。そうだな・・・酔っ払いを助けた」
妹「あったあった。水をくれーって言うんだけど兄はコップが無いーって」
俺「そんなこと言ったか?」
妹「言った言った。私覚えてるもん」
俺「はは、そうか。妹の番だ」
妹「うーん。初めてテレビを買った時」
俺「あ、あのボロいやつか」
妹「うんうん。冒険始まって以来一番ワクワクしたんだよ」
俺「そういえば嬉しそうだったな」
妹「中古で3200円で。ちゃんと映るかなーって言いながら繋いでさ」
俺「暮らしが贅沢になってきた、なんて言ってたよな」
妹「うん、言った。あぁ、懐かしいなー」
俺「そうだな。懐かしい」
412:
>>1 ◆UFreq.PnF7rO 投稿日:2011/01/30(日) 03:55:51.72
ID:y8k+Djtp0
妹「もう10年だもんね。思えば兄は若かった・・・」
俺「・・・あの頃が一番楽しかったかもな」
妹「ね」
俺「妹も、変わったよ」
妹「そう?」
俺「うん。少し大人になった」
妹「それっていいことなのかな」
俺「さぁね。良くも悪くもそれがお前だ」
妹「死んでても成長するのかなぁ」
俺「生物としてはそれまでだけど、人間としては成長するんだろう。誰かと関わってる限り」
妹「生きてるって何だろう・・・」
俺「生も死も体験してるお前にわからなきゃ、きっと誰にもわからない」
妹「・・・そっか」
俺「・・・」
妹「どこに向かってるの?」
俺「・・・わからない。10年前の今頃と一緒だ」
妹「ミズとかKの家に行ってみたら?」
俺「ミズ・・・」
妹「ん?」
俺「なぁ、妹」
妹「はい、妹です」
俺「これは、全く見えないずっと先の話だと思うんだけど」
妹「うん」
俺「・・・結婚したいと考えてる」
妹「・・・」
414:
>>1 ◆UFreq.PnF7rO 投稿日:2011/01/30(日) 03:59:35.28
ID:y8k+Djtp0
俺「問題は山積みだけど・・・それが今の目標なんだ」
妹「・・・兄もそんな歳かー」
俺「それでな・・・妹」
妹「うん」
俺「すっかり慣れちまって実感無いとは思うけどな、・・・俺達は行方不明の兄妹で、お前は死体で・・・」
妹「・・・」
俺「結婚するに当たって、全部なんとかしなくちゃいけない」
妹「結婚かー・・・」
俺「・・・」
妹「兄・・・」
泣き出す妹。
俺「・・・」
妹「私、邪魔だよね?」
俺「・・・」
妹「本当はどっかに置いて行きたいんだよね?」
俺「・・・違う」
妹「でもそうじゃん。私が全部足引っ張ってる。何もかも。初めから」
俺「逆だ。お前が俺を支えてきた」
妹「私もそう思って、無意識に安心してたんだ。実家で餓死した時も、プレハブ小屋で冷蔵庫に隠された時も、冬に茂みの中に捨てられた時も――」
俺「やめてくれ・・・」
妹「兄は必ず戻ってきたから。何回ももう駄目だと思ったけど、最後には私を連れて行ってくれたから・・・」
犠牲にするには、大切すぎた。
妹「だから、これからも一緒に歩いてくれるってどっかで思い込んでたんだよ・・・」
俺「・・・!」
妹「お願い。放さないで・・・」
プツン。――心の中で、何かが切れた。
415:
>>1 ◆UFreq.PnF7rO 投稿日:2011/01/30(日) 04:03:00.15
ID:y8k+Djtp0
次に書き込むのは夜になると思う。運悪く規制に巻き込まれたりしなきゃいいけど。
いつも保守ありがとう。
463:
>>1 ◆UFreq.PnF7rO 投稿日:2011/01/30(日) 15:43:27.88
ID:y8k+Djtp0
―――――――――――――――――
妹。仕事。K。ミズ。過去。
これから――。
妹「兄・・・兄?」
俺「・・・」
経験した全てに苛まれる。光を見出せない。
膝が抜ける。脳が揺れる。目がかすむ。胃が縮む。体が震える。
妹「大丈夫・・・?」
俺「もう・・・何も・・・」
声が出ない。
妹「兄? 何て言ったの?」
俺「何も考えたくない・・・」
妹「兄・・・?」
俺「何も言わないで・・・」
妹「どうしたの? 聞こえないよ?」
耳も次第に聞こえなくなる。
妹「兄・・・?」
目が――見えない。
次いで嘔吐。息が出来ない。
妹「・・・!」
俺「・・・た・・・」
カバンが重い。
耐え切れず、崩れ落ちる。
妹「!?」
息が――。
464:
>>1 ◆UFreq.PnF7rO 投稿日:2011/01/30(日) 15:44:34.79
ID:y8k+Djtp0
俺「うぅ・・・!」
妹「兄ー!」
片膝をついて民家の柵を精一杯掴み、肺に3度、空気を溜めた。
俺「助けてくれ!!」
絶叫。
手足が痙攣し、仰のけに転がる。体が動かない。
俺「あああああああああ!!」
喉の奥から血の匂いがした。
首が冷たい。
吐瀉物でむせ返る。
俺「誰か・・・」
知らない人の声が聞こえた。言葉はわからなかった。
478:
>>1 ◆UFreq.PnF7rO 投稿日:2011/01/30(日) 16:57:56.36
ID:y8k+Djtp0
――――――――――――――――――
男「聞こえますか?」
俺「・・・」
男「名前は言えますか?」
俺「・・・」
オレンジ色の服、白いヘルメット。それは救急隊員だった。
男「聞こえますか?」
俺「・・・」
狭い。サイレンが聞こえる。ここは救急車の中。
男「見えますか?」
目にライトの光を差された。
俺「う・・・」
男「聞こえますか? 聞こえたら『あー』でも『うー』でもいいので返事してください」
――妹はどこだ?
全身の血を抜かれたような感覚。重い体を引き起こして周りを見る。
男「動かないで! 動かないでください」
足元のスペースにカバンを見つけ、引ったくり、目一杯抱え込む。
俺「・・・」
男「大丈夫ですよ。荷物持ったままでいいのでゆっくり横になってください」
別の男が電話で話している。
男2「20代男性。外傷は未確認。意識混濁。嘔吐あり。呼吸は正常。やや錯乱してます」
男「お名前言えますか?」
俺「・・・」
男2「呼びかけに無反応」
カバンに集中しても、妹の声は聞こえない――。
479:
>>1 ◆UFreq.PnF7rO 投稿日:2011/01/30(日) 16:59:29.51
ID:y8k+Djtp0
――――――――――――――――
救急病院。診察室のベッドの上。カバンを抱いたまま。
医師「それで・・・少しは落ち着いたかな?」
俺「・・・」
医師「倒れた時のこと覚えてる?」
俺「・・・」
医師「うーん。絶対ただ答えたくないだけなんだよなぁ」
看護士「ええ」
医師「いいかな、君より重症の人も来てるから、出来ればちゃんとしてほしいんだけど」
俺「・・・」
医師「じゃあしょうがない。後回し。後で脳とか詳しく検査するから。退屈だけど待っててね」
俺「・・・」
妹「・・・」
俺「妹・・・」
妹「・・・」
1時間後、採血やCTスキャンなどによる検査が強引に行われた。
更に、身元が不明であること、カバンに固執し、取り上げようとすると暴れたことなどにより、その2時間後に警察がやって来た。
警官「これ・・・何?」
ペットボトルが警察の手に渡った。
俺「・・・妹だ」
道端で気を失ってから初めて発した言葉だった。
倒れた原因は過度の心的ストレスと言われた。
481:
>>1 ◆UFreq.PnF7rO 投稿日:2011/01/30(日) 17:02:07.82
ID:y8k+Djtp0
――それから3日の入院を経、警察に身柄を引き渡された。
法律から妹を守るには、一個人の想いなどあまりにも無力だった。
詳細な取調べを受け、全てを打ち明けた。生い立ちも本名も。
状況証拠から殺人の嫌疑がかけられたが、これを否定はしなかった。
ただ1つ、「妹と話していた」という供述だけが長い期間宙に浮き、精神鑑定が繰り返された。
何度試みても「正常」という「異常」な結果が出た為、裁判は長引く。
最終的に、殺人を含む複数の罪が適用されたが、それにも関わらず当時の年齢や心神耗弱を根拠に大幅に減刑される。
判決は懲役4年6ヵ月だった。
10年間に及ぶ隠遁生活はこうして呆気なく幕を閉じた。
共に旅した妹とも、ついに離れ離れになった――。
488:
>>1 ◆UFreq.PnF7rO 投稿日:2011/01/30(日) 17:51:20.29
ID:y8k+Djtp0
――――――――――――――――――
あれから約5年。快晴の昼。
俺「・・・」
ミズ「・・・」
俺「1人か?」
ミズ「うん・・・」
俺「驚いた。二度と会わないと思ってたのに」
ミズ「今日、出所だって聞いたから」
俺「ふーん」
ミズ「ちゃんと、会って謝りたくて」
俺「・・・別に妬んだりしないよ。むしろほっとしたんだ。ミズが俺を選ばなかったこと」
ミズ「ごめん」
俺「嫌味で言ってるんじゃない。俺1人頑張ったとしても、遅かれ早かれこうなってただろ」
ミズ「・・・変わったね」
俺「誰だって変わりたくもなるわ。逮捕される前のことが全部前世の記憶みたいに思える」
ミズ「・・・聞いていいかな」
俺「・・・」
無視して歩き出す。
ミズ「妹さんのことも忘れた?」
ミズ、顔色を変えずついて来る。
俺「・・・」
ミズ「そっか・・・それなら、いいんだ。吹っ切れたのなら」
俺「・・・そうも行かない」
ミズ「・・・」
俺「こうなる前に、あいつにどうしても聞きたいことがあったんだ。聞いた所で、返答によっては俺の自己満足に終わるけど」
ミズ「何?」
489:
>>1 ◆UFreq.PnF7rO 投稿日:2011/01/30(日) 17:53:48.32
ID:y8k+Djtp0
俺「お前は覚えてるかな・・・いや、俺のことなんかどうでもいいか」
ミズ「そんなこと言わないで」
俺「はぁー。・・・妹が時々無口になるって話」
ミズ「覚えてるよ? 何回も聞かされて辛かったから」
俺「・・・。ああしてる間、何を考えてるのか。何を見てるのか。それがどうしても気になった」
ミズ「そう。気になったんだ」
俺「単なる興味本位だと思うか? 自分ならそうだから」
ミズ「! ・・・もういいよ、言いたいこと言って、好きなだけ。それくらいのことしちゃったし」
俺「・・・悪い」
ミズ「大丈夫」
俺「そうじゃないんだ、そんなことじゃ。想像してみろ、意識がはっきりしたまま墓に生き埋めにされて、永遠に誰にも関知されない状況を」
ミズ「あ・・・」
俺「・・・俺のせいなんだぞ。きっかけはあんな些細なことだったのに・・・俺が他人に助けなんか求めたから」
ミズ「で、でもしょうがないよ」
俺「しょうがないで済むもんか! 嫌だ・・・こうしてる今も、あいつは1人、孤独と戦ってるんだぞ。5年も前から!」
ミズ「・・・」
俺「死って何だ? 妹は何物だ?」
歩調を速める。
ミズ「ちょ、ちょっと・・・何する気?」
俺「決まってるだろ。確かめに行く。あいつは俺が不在の間、どう過ごしてたのか。それから今、どうなってるのか!」
ミズ「きっと夢だったんだよ! ねぇ!」
俺「ふざけんな! お前も聞いただろうが、妹の声!」
ミズ「これ以上壊れないで! 何かがおかしいの! きっと現実じゃなかっ――」
俺「ミズ!」
振り向き、顔を目一杯近づける。
ミズ「!?」
俺「俺は殺人の罪で裁かれた。そしてそれは無実じゃない」
490:
>>1 ◆UFreq.PnF7rO 投稿日:2011/01/30(日) 17:54:29.49
ID:y8k+Djtp0
ミズ「・・・殺したの・・・?」
俺「違う。こいつは先払いだ」
ミズ「え・・・?」
俺「来るな。人が死ぬのを見たいか」
ミズ「どうしちゃったの!?」
俺「今日で全部決着をつけるんだ。俺はその為にここまで来た」
ミズ「決着って何!」
俺「墓の所在を聞き出す。それから俺は未だに『赦してない』。妹を殺した奴を」
ミズ「嘘でしょ・・・」
立ち止まるミズ。
俺「お別れだ」
ミズ「狂ってる・・・」
379:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/30(日) 00:24:45.16
ID:nCiXg+gi0
こうなるとフィンガー
シチューとかマジギャグだな
401:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/30(日) 02:49:58.33
ID:nO2geAZT0
確かに、始めの指
シチューがただのギャグだなwwww
501:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/30(日) 18:10:15.02
ID:XMh4suze0
しかし
シチューを指に入れただけでこんなことになるとはな
504:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/30(日) 18:14:58.15
ID:93XFtiRR0
>>501
それ
シチューを指に入れた
の間違いじゃね?
510:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/30(日) 18:18:08.91
ID:VgvAMScE0
>>504
それをいうなら
シチューを指に入れた
だろ?
511:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/30(日) 18:19:10.54
ID:93XFtiRR0
>>510
その通りだな…悪い俺が間違ってた
シチューが指を入れたで合ってたな
514:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/30(日) 18:24:13.66
ID:I3Gz5+iDO
シチューがゲシュタルト崩壊した
515:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/30(日) 18:28:43.53
ID:93XFtiRR0
むしろ
シチューがゲシュタルト崩壊した
516:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/30(日) 18:31:18.60
ID:bIEQWdIp0
いや
シチューがゲシュタルト崩壊した
517:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/30(日) 18:33:08.66
ID:7UxfsVSW0
本当は
シチューがゲシュタルト崩壊した
518:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/30(日) 18:33:37.86
ID:93XFtiRR0
もしかしたらお前の
シチューゲシュタルト崩壊してるんじゃね?
519:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/30(日) 18:33:51.75
ID:XF3oMvdC0
え?指先詰めて
シチューに入ったんじゃ?
522:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/30(日) 18:35:40.71
ID:ZASWaxwx0
>>519
何言ってんだ
シチューを指に入れたんだよ
523:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/30(日) 18:37:56.04
ID:QmO9UemX0
>>522
おい大丈夫か?
『
シチューを指に入れた』んだぞ?
OK?
525:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/30(日) 18:39:36.66
ID:93XFtiRR0
>>523
ん?
ちょっと待ってくれ
シチューを指に入れたんじゃなくて
シチューを指に入れたんじゃないか?
534:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/30(日) 18:51:14.53
ID:QmO9UemX0
>>525
何度いえばわかるんだ、
そうじゃなくて
シチューを指に入れたんだってば
おっと
>>1が来たようだ
520:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/30(日) 18:34:16.77
ID:4KFwtGv60
ここはやっぱり
シチューがゲシュタルト崩壊した、でいいんじゃないか
521:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/30(日) 18:35:02.04
ID:93XFtiRR0
いや、俺は
シチューがゲシュタルト崩壊するを譲らないね
527:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/30(日) 18:46:13.73
ID:gyFikv/eO
今日の晩飯
シチューの俺はどうすれば
535:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/30(日) 18:57:17.75
ID:2P0tAjQ40
ああ、もう取り返しが付く形は想像できない(´;ω;`)
>>527
とりあえず
シチューをゲシュタルト崩壊させるところからだ!!
537:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/30(日) 19:05:55.40
ID:5oNT80dZ0
>>527
うちも今夜
シチューだ。
指は入っていない。
552:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/30(日) 19:38:26.33
ID:UK1Fm+7d0
シチューとは何なのか
僕らがいつも食べている
シチューは本当に
シチューなのか
それは
シチューであって
シチューではないのではないのだろうか
では
シチューでないなら何なのか
そもそも
シチューは存在していたのか
そんな私はカレーが好きです
528:
>>1 ◆UFreq.PnF7rO 投稿日:2011/01/30(日) 18:46:47.06
ID:y8k+Djtp0
――――――――――――――
道中、鉄工場に立ち寄り、かつての仲間達に挨拶を済ます。
その後、鉄パイプを1本持ち去る。
ここは発端の家、外からは様子がわからない。
ガシャン。
窓を叩き割り、生まれ育った家に乗り込む。
母「!?」
何かの本を読んでいた母。逮捕時に会ってはいるが、かなり歳を取って見えた。
俺「お前を覚えてるぞ。人殺し」
母「帰って来たの?」
俺「尋問だ。供述の内容によっては即刻処刑する」
母「びっくりした・・・ご飯、食べてく?」
ガン。
窓枠が「く」の字に折れ曲がる。
俺「はぐらかす度にその9本の指を切り落とし、お前に食わせる」
母「どうしてなのよ」
俺「質問1。なぜ妹を殺した」
母「・・・あれから私反省したのよ? 死がこんなに重いものだとは思わなかったの」
母の手首を掴んで床に押し付け、鉄パイプを振り上げる。
母「や! ・・・やめて・・・!」
俺「質問2。裁判で故意に俺を見殺しにしたのはなぜか」
母「ごめんなさい。でも私が自首しても信じてもらえないと思ったし」
529:
>>1 ◆UFreq.PnF7rO 投稿日:2011/01/30(日) 18:48:22.27
ID:y8k+Djtp0
バン。
鉄パイプの先が斜めに床に刺さる。指には当たらなかった。
母「!! ・・・」
俺「最後の質問だ。極めて慎重に、且つ正確に答えろ。ここでの偽証は即ち死刑に当たる」
母「手を、放しなさい・・・」
俺「・・・妹の墓はどこだ」
母「い、一緒にお墓参り行きましょう?」
母を肘で突き飛ばし、立ち上がる。
俺「墓には俺が行く! 場所を言え!!」
母「うぅ・・・」
俺「何が不服なんだ。自力で探したほうが早いとでも言いたいのか?」
母、ゆっくりと起き上がる。
鉄パイプを母に向け、睨みつけた。
母「お願い・・・怒りを静めて」
俺「調子のいいことを言うな。お前のせいで妹はこんなことになった。俺の人生も・・・もう滅茶苦茶だ」
母「聞いて・・・妹の変わり果てた姿を見るまで、私は死の意味を理解してなかったの・・・」
目を見開き、ふらふらと近づいてくる母。
俺「妹の無念が想像出来るか、狂人・・・悪魔!」
母「そう、私は愚かで狂ってる悪魔。だけど信じて欲しいの・・・」
両手を延べ始める。左手の人差し指が無い。
まもなく手の届く範囲に。
530:
>>1 ◆UFreq.PnF7rO 投稿日:2011/01/30(日) 18:49:05.90
ID:y8k+Djtp0
俺「妹を返せ!!」
母「聞いて!!」
ガン――。
それは完全な殺意の一撃。母親のこめかみに容赦なく叩き込んだ。
強烈な手応えが伝わる。
545:
>>1 ◆UFreq.PnF7rO 投稿日:2011/01/30(日) 19:31:15.28
ID:y8k+Djtp0
それでも、母は怯まず――倒れるように、抱きついてきた。
俺「!?」
母「子供達を、愛してるということ・・・」
言いながら、ずるずると膝をついた。
ポタ、ポタ。
頭から血を流したまま、顔をうずめるようにもたれている母を見下ろす。
俺「・・・」
母「ごめんね・・・ごめんね・・・」
俺「・・・あり得ない」
母がぎこちなく上を向いた。耳からも出血。次いで、鼻から。
母「お母さん馬鹿でごめんね・・・?」
俺「・・・」
しばらく呆然と見詰め合っていると、左目からも血が流れた。右からは涙。
母「家出したきり戻って来なくて、心配したの・・・」
俺「こんなこと・・・」
母「お母さん確かに狂ってるけど、そのしわ寄せを子供達に向けちゃったことをすごく後悔した・・・」
俺「・・・」
母「早くこうやって抱き締めたかったよ・・・」
カラン。
鉄パイプが床に転がる。
やがて、服にしがみついていた母の両手が垂れた。
546:
>>1 ◆UFreq.PnF7rO 投稿日:2011/01/30(日) 19:32:34.12
ID:y8k+Djtp0
言葉は何も無い。
ただ、起きている現実を受け入れる作業に時間を費やした。
狂っていて、妹を殺した上、まるで他人事のように生活していても、それでも、母親であるという現実。
何時間もかかった。そして、釈然としないまま、日が暮れた。
ガチャ。
父「・・・」
父が帰って来た。部屋はひどく荒れて、血まみれの母は今も膝をついたまま体にもたれている。
何をする気力も無かった。父に殺されるにしても、恐らくうめき声すら上がらない。
父「おかえり」
俺「・・・」
父「母さん、殴ったのか」
頷く。
父「落ち着くまで、部屋で休んでなさい」
俺「・・・?」
父、足早に救急箱を出し、なりふり構わず母の手当てを始めた。
548:
>>1 ◆UFreq.PnF7rO 投稿日:2011/01/30(日) 19:33:33.40
ID:y8k+Djtp0
俺「・・・」
父「頭蓋骨が割れてる・・・」
俺「やっぱり父さんも狂ってる」
父「どうして?」
俺「冷静でいられるなんて」
父「冷静なんかじゃないよ」
俺「なら俺を殺せば?」
父「そんなことしないよ」
俺「・・・自分の子供だから?」
父「いや、何の解決にもならないからだ」
俺「・・・」
父「・・・解決するべき問題なら、もっと昔にあったのにな」
俺「・・・妹の墓、どこ?」
572:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/30(日) 20:05:50.29
ID:RpG2WBQFO
以下、ペロペロで
>>1000まで迎えるスレ
573:
>>1 ◆UFreq.PnF7rO 投稿日:2011/01/30(日) 20:07:14.90
ID:y8k+Djtp0
>>572
まだ終わってないのにorz
595:
>>1 ◆UFreq.PnF7rO 投稿日:2011/01/30(日) 20:51:10.28
ID:y8k+Djtp0
―――――――――――――――――――
郊外の安アパートの一室。深夜。
壁に寄りかかって座っている。プレハブ小屋でKから貰った銘柄の煙草を吸いながら。
俺「お前も懲りないな」
ミズ「へへ」
俺「はは」
ミズ「あ、ちょっと待って。充電しないと」
俺「切る?」
ミズ「いや、大丈夫。・・・はい、オッケー」
俺「それで、その店のマスターいわく、『人間は退化する一方の生き物』だって」
ミズ「早く結婚出来るといいね」
俺「いや。それはもういいや」
ミズ「どうして?」
俺「俺の両親見てたら、わかったんだよ。俺にも妹にもああいう血が流れてるんだって」
ミズ「あ、うん・・・」
俺「いや妹は死んでるけど。それでさ、もし俺が結婚して子供作ったら、俺に似ちゃうんじゃないかって思うんだ」
ミズ「いいじゃん。私が一番好きになった人だよ?」
俺「よく言うぜ。出所した矢先『狂ってる』なんて言いやがって」
ミズ「ごーめーん」
俺「ははは、今となっちゃいい思い出だ。でもあれは、ミズが正しいよ」
ミズ「なんで?」
俺「あれは自分でも狂ってると思う。きっと親から受け継いでるんだ」
ミズ「違うよ。それだけ妹さんを大事にしてたってことじゃん」
俺「長い付き合いだからな」
596:
>>1 ◆UFreq.PnF7rO 投稿日:2011/01/30(日) 20:52:22.39
ID:y8k+Djtp0
ミズ「妹さん、元気?」
俺「まぁ、な。最近は行っても起きないことが多くて」
ミズ「あら」
俺「・・・ふっ、ははは。馬鹿みたいだよな。あんなに心配したのに、聞いてみれば『兄がいない時は眠ってるんだ』なんてな」
ミズ「あー、『永遠の眠り』って本当だったんだね」
俺「はは、なるほど。そういう意味なのか。『寝心地いい』って言ってたからな」
ミズ「今度、妹さんに会いに行っていい?」
俺「ああ、いいよ。起きるかわからないけど」
ミズ「やった」
俺「はは」
ミズ「ねぇ、私達が結婚してたらどうなってたと思う?」
俺「またそういう話か」
ミズ「夢があっていいじゃん」
俺「夢ね。・・・駄目だ、悪夢しか浮かばない」
ミズ「駄目じゃん」
俺「そういえば、お前まだ子供いないよな。もう結構いい頃だと思うのに」
ミズ「言ってなかったっけ」
俺「うん?」
597:
>>1 ◆UFreq.PnF7rO 投稿日:2011/01/30(日) 20:54:34.35
ID:y8k+Djtp0
ミズ「不妊症らしいの」
俺「・・・」
ミズ「・・・うん」
俺「ごめん」
ミズ「ね」
俺「・・・」
ミズ「だから、夢の話しよう?」
俺「・・・そうだな」
ミズ「じゃあ、私達の間に子供が出来たとしたら」
俺「うん。まず、男がいい? 女がいい?」
ミズ「うーん、私はやっぱり女の子かな」
俺「はは、俺もどちらかと言えば。性格はミズに似るといいな」
ミズ「えー、私こんな頑固な女の子やだなぁ」
俺「おいおい、結局お前も自分に似たら嫌なのか」
ミズ「えへ」
598:
>>1 ◆UFreq.PnF7rO 投稿日:2011/01/30(日) 20:55:46.82
ID:y8k+Djtp0
――――――――――――――――
行きつけのバーで。
マスター「これにて一件落着だ。ま、親子なんざ一筋縄には行かないもんさ」
俺「そうかもな」
マスター「ほれ、こいつは俺からのおごりだ」
俺「何だ?」
マスター「お前さんの為に作った唯一のカクテル」
俺「ほう」
マスター「その名も『殺人鬼』」
俺「おっと・・・これは笑えないジョークだ。全然笑えない」
マスター「お前さんが逮捕された時はさすがの俺も驚いたよ。その時に思いついた」
俺「殺人は冤罪だぞ?」
マスター「信じたことにしてやるよ」
俺「相変わらずだな、まったく」
マスター「そういやあ、Kはどうしてるんだ?」
俺「来てないのか」
マスター「うん、ここ2年近く見てないな」
俺「あぁ、あいつはキャバクラの店長やってるからな。自分の店でタダ酒飲んでるのかもしれん」
マスター「はっは、今に痛い目に遭うぞ」
俺「そろそろ風俗業界から足洗えばいいのに。服役中はよく面会に来てくれたんだ」
マスター「奴も前科者だからな。お前さんの気持ちがわかったんだろう」
俺「刑期は俺のほうが長くなっちまったけどな。まぁ、20年ぐらいでもおかしくないと思ってはいたんだけど」
マスター「指を失くすのに比べりゃあ、お前さんはラッキーだよ」
俺「ははは、Kに悪いな」
600:
>>1 ◆UFreq.PnF7rO 投稿日:2011/01/30(日) 20:57:01.78
ID:y8k+Djtp0
―――――――――――――――
紅葉の続く散歩道。車椅子を押しながら。
俺「だいぶ涼しくなったなぁ」
母「そうね」
風が吹く。母が手を膝に乗せたまま、舞い落ちる葉を一枚掴んだ。
母「結構大きいのね」
俺「本当だ」
母「持って帰ろうかしら」
俺「すぐ枯れちゃうよ」
母「あはは、そうね」
俺「・・・どっか、行きたいとこある?」
母「ううん、どこでもいいのよ。息子とこうしてあてもなくデート出来て幸せ」
俺「おいおい・・・」
母「あはは。んっ・・・」
不意に左のこめかみを押さえる。
俺「あ・・・」
母「・・・うふ。大丈夫」
傷の完治した今も、頭がわずかにへこんでいる。
俺「母さん」
母「なあに?」
俺「母さんって痛み感じるんだ」
母「あははは! ひどーい!」
601:
>>1 ◆UFreq.PnF7rO 投稿日:2011/01/30(日) 20:57:54.15
ID:y8k+Djtp0
俺「ははは」
母「はぁー。幸せ・・・」
俺「・・・」
母「ありがとうね」
俺「いいって」
母「殴ってくれて」
俺「そっち・・・」
母「こんな体になっちゃったけど、今人生で一番幸せなの」
俺「さっきからそればっかり・・・」
母「本当だもの」
俺「・・・」
母「ねぇ?」
俺「何さ」
不意に泣き出す母。
母「あのね・・・」
俺「・・・」
母「償い切れたかな・・・」
俺「・・・!」
606:
>>1 ◆UFreq.PnF7rO 投稿日:2011/01/30(日) 21:00:39.35
ID:y8k+Djtp0
母「・・・駄目だよね、こんなこと」
俺「・・・」
母「私最低だもん・・・」
俺「母さんは――」
母「なあに?」
俺「妹に似てるよ」
母「・・・やだ、あの子かわいそうよ」
俺「母さんが妹の立場なら?」
母「・・・そうね」
俺「俺もそうすることにしたから」
母「・・・」
俺「帰ろうか」
母「うん」
俺「オムライス作ってやる」
母「ありがとう」
615:
>>1 ◆UFreq.PnF7rO 投稿日:2011/01/30(日) 21:23:34.41
ID:y8k+Djtp0
―――――――――――――――
時は遡って、決着の夜。
俺「はぁ、はぁ」
広大な墓地で妹の墓を目指す。
俺「はぁ・・・あったか・・・?」
懐中電灯で目印を照らす。
俺「おい、妹・・・妹! 聞こえるか!」
妹「・・・」
俺「お前に謝らないといけない」
妹「・・・」
俺「俺は最後までお前を犠牲にしちまった」
妹「・・・」
俺「最後の最後で、お前を孤独にした・・・お前を裏切った」
妹「・・・」
俺「妹!」
妹「・・・」
俺「お前は今、この下で何を考えてる? 何を見てる? 俺はそれが知りたくて仕方がなかった」
妹「・・・」
俺「お前を理解してやりたかった」
妹「・・・」
俺「死とは何だ? お前はどこだ?」
妹「・・・」
617:
>>1 ◆UFreq.PnF7rO 投稿日:2011/01/30(日) 21:24:47.13
ID:y8k+Djtp0
俺「妹・・・聞こえてるか。俺は懲役を終えた。お前を迎えに来た」
俺「母さんをぶちのめしたんだ・・・ミズは他の奴と結婚した。俺なんかと違って、いい奴だ」
俺「俺、俺、生きてるぞ・・・それに、無事に帰って来たんだ。表の世界に!」
俺「今度こそ上手くやってみせる。こんな歳になっちまったけど、もう何も隠さなくていいんだ」
俺「まっすぐに生きられるんだ!」
俺「それから・・・」
俺「俺の残した問題はお前だけなんだ」
俺「お前と旅した10年を、俺は一生忘れない」
俺「いや・・・もし死後の世界があるのなら、俺はその先で出会う全ての人に自慢するよ! お前のことを!」
俺「お前がKやミズと出会ったみたいにさ!」
俺「妹ー!」
俺「妹・・・」
喉が詰まる。涙が滲む。
618:
>>1 ◆UFreq.PnF7rO 投稿日:2011/01/30(日) 21:25:39.75
ID:y8k+Djtp0
俺「・・・母さんは言った。お前を愛してると」
俺「信じられるか? 俺にも言った・・・鉄パイプで頭砕いたのに、それでも構わず俺を抱き締めた・・・」
俺「妹・・・こんなことになると知ってたなら、俺はもっと早くに決断を下した」
俺「色々とすまなかった・・・それと、本当にありがとう」
俺「大好きだよ・・・」
うなだれ、背を向けた。
妹「兄・・・」
俺「!?」
620:
>>1 ◆UFreq.PnF7rO 投稿日:2011/01/30(日) 21:26:33.69
ID:y8k+Djtp0
妹「兄?」
俺「・・・!」
妹「おお、兄」
俺「お前、大丈夫なのか!」
妹「おかえり」
俺「・・・」
妹「『もう何も言うな』って言ったの、覚えてる?」
俺「・・・倒れる直前だ」
妹「撤回してよね」
俺「・・・うん・・・」
妹「うん! 仲直り」
俺「・・・うん・・・!」
妹「・・・やっとすっきりした」
俺「ごめんな・・・ごめんな・・・」
妹「最高の10年だったよ、兄」
俺「・・・」
妹「私も、大好きだよ」
長い間、嗚咽で言葉が出なかった。
FIN
626:
>>1 ◆UFreq.PnF7rO 投稿日:2011/01/30(日) 21:28:47.23
ID:y8k+Djtp0
どうやって進行させるのが一番いいかよくわかってなくて
色々とがっかりさせてしまったのを申し訳なく思う。
みんな15年も支えてくれてありがとう。悪くない冒険だったよ。
396:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/30(日) 02:40:13.93
ID:4wdU2eih0
指
シチューも実話?
438:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/30(日) 09:06:22.39
ID:EpsnGJ640
>>1は実体験っていう形で創作してる(と思わせてもらう)けど
こういう「死体から生前と同じ声が聞こえて会話ができる」って話書いてる作家とか、他にも誰かいない?
352:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/29(土) 22:18:22.91
ID:Lscuc93/0
しえん
まじで作者は何に影響をうけて育ったのか
391:
◆2kGkudiwr6 投稿日:2011/01/30(日) 02:16:47.04
ID:y8k+Djtp0
嫌なこと思い出しちゃった。眠れん
406:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/30(日) 03:03:45.24
ID:Kjw0hPMzO
>>1
何を思い出したんだ?言える範囲でいいから聞きたい
気になって眠れん
619:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/30(日) 21:26:02.85
ID:o+iqGGdn0
誰か漫画にしてくれる絵師いねぇかな・・・・
このままスレ落ちで消えてしまうのは余りに勿体無さ過ぎる。
631:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/30(日) 21:30:22.70
ID:ob3/AGjr0
久しぶりに泣いた
漫画化したいが画力のない自分にも涙が出る
>>1よ、名作をありがとう!
639:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/30(日) 21:37:53.73
ID:av9tBYr80
うわああああああああああああああああ
これはいい!!!
本気で漫画にしてほしい!!!
乙でした。
643:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/30(日) 21:39:28.79
ID:0s//dNz70
>>1乙
これは漫画でもう一回読みたい…
660:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/30(日) 21:53:09.27
ID:0FVJj6mxO
ためにしに誰か漫画書いてみろよ
665:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/30(日) 22:00:44.67
ID:SE23QXfn0
すげえ・・・もういろんなこと思って泣いたわ
漫画でもなんか、なんか形に残んないかな
15:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/27(木) 09:29:23.59
ID:1V5VK5dN0
マジキチ。でも嫌いじゃない。
666:
>>1 ◆UFreq.PnF7rO 投稿日:2011/01/30(日) 22:03:32.98
ID:y8k+Djtp0
とりあえず覚えてる質問答える。
Q.実話が元?
A.「これは実体験っぽいな」って思うような部分はだいたい本当にあった
Q.何に影響されて育ったんだ?
A.嫌な奴ら
Q.「嫌なこと思い出した」って具体的には?
A.ターミネーター2の核爆発シーン
Q.漫画化!?
A.してほしいよね
Q.マジキチ
A.異常者は意外と身近に紛れ込んでる
669:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/30(日) 22:06:57.82
ID:dqL2W1pmP
>>1の母親の料理はどうなの?
684:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/30(日) 22:39:34.97
ID:oDK+yT/t0
服役もマジなのかな そう考えるとすごい人生歩んでたんだな・・・
696:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/30(日) 23:16:34.03
ID:Emb44kaPO
まぁ・・・なんだ
>>1乙
妹はまだ喋れるの?
それとも、妹は寝たの?
690:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/30(日) 22:58:12.82
ID:yhcEXFYN0
乙!
vipを見るのがこんなに楽しみだった日々はなかったよ!ホントに狂ってるけど、最高だったぜ!
マジマンガ化希望
701:
>>1 ◆UFreq.PnF7rO 投稿日:2011/01/30(日) 23:34:48.50
ID:y8k+Djtp0
みんな本当ありがとう
実話orフィクション系のあれこれ。
「母親の料理」→実母のは結構美味かったけど病死。食えないほどまずかったのはその後の父親の料理。自分で用意すると「当て付けだ」とキレられたのがトラウマである。
「服役」→前科なし
「妹」→話す機会は徐々に減ってるけど、相変わらず。
「ブラック企業」→実際はもっと働かされた。給料はよかったけど。
「ヤクザ関連」→上述の会社で間接的に関わってたけど俺は実害なし。
「狂ってる」→よく言われるけど自覚なし
680:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/30(日) 22:26:25.55
ID:FC3Dwm1H0
1乙!!
新しい感じで面白かった!!
目がうるうるしてる
689:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/30(日) 22:52:52.32
ID:sKEZQnvK0
ほんとうに面白かった
偶然開いてよかった
708:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/30(日) 23:45:05.40
ID:2COyHShHO
上がってたスレ開いたらなにこの良スレ
明日朝早いのに、寝るのも忘れて読みきってしまった
715:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/01/30(日) 23:49:16.56
ID:I7Jf5BNfO
乙
久々に純粋に物語というのを読めてよかった
指
シチューが完全に浮いてたけど、あれがなかったら読みすすめてなかったかもしれないし全部ひっくるめて良作だった
※最初から読む
⇒俺「母さんの作るご飯がまずすぎて妹が死んだので旅に出ます」
俺「母さんの作るご飯がまずすぎて妹が死んだので旅に出ます」-第2章-
俺「母さんの作るご飯がまずすぎて妹が死んだので旅に出ます」-第3章-
俺「母さんの作るご飯がまずすぎて妹が死んだので旅に出ます」-最終章-
僕は妹に恋をする プレミアム・エディション
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