侵入女「だ、だって」
男「なんだよ」
侵入女「ちゃんと練習してきたし暗記してきたのに
自己紹介しないと嫌われちゃうから練習してきたんですよ。
台本書くのに一ヶ月もかかって練習するのにも一月かかって
服を選ぶのに二週間かかって季節が代わっちゃうから
季節の話題もやり直して
この部屋に来るのはもう三十回目くらいだから
慣れましたけれどお話しするのは初めてだからわたし
緊張しちゃってえ、えへへへ」
男「さりげなく三十回とか爆弾発言だよ」
侵入女「え?」
男「意外なこといわれたような顔するなよ通報するぞ」
侵入女「え、ええっ。ど、ど、どうして男さんはそんな
意地悪云うんですかっ。わた、わた、わたしのこと
き、き嫌いなんですかっ」
男「そのペンチで、ガチャガチャ、ギリギリすんのやめろよ」
侵入女「これは癖なんです。ペンチ動かしてると
気持ちが落ち着くんですよ。男さんもどうですか?
これはロングノーズプライヤーっていって
割とベーシックなものなんですが、
ギザギザの歯が食い込んで、物をがっしりホールドできる
優れものなんですよ。ほらっほらっ」
男「嬉しそうに見せびらかすなよ」
侵入女「男さんもペンチが好きでよかった」
男「よくねぇよ。好きでもねぇよっ」
侵入女「それで今日は男さんに腹筋してもらおうと思って」
男「腹筋……だと……?」
侵入女「そうですよ。よくあるじゃないですか。
IDの数だけ腹筋するって。男さんの洗濯物の香りには
今まで散々お世話になったけれど、やっぱりお話
したいし、仲良くなって至近距離で汗の香りを」
男「断固拒否する」
侵入女「え、えぇーっ?」
男「お前は動くな。携帯で通報すっから」
侵入女「あ、あぅぅ。あぅう。お、男さん」
男「なんだよ」
侵入女「ペ、ペンチですよ。わたしペンチ持ってるんですよ?
このペンチでねじっちゃいますよっ?」
男「脅迫か? お前自分の体型わかって云ってるのか?
そんなに細くて軽量で、俺と喧嘩して勝てるかよ」
侵入女「ち、違います。ペンチでわたしを捻りますよっ」
男「え?」
侵入女「中指を捻りますよ。左手の中指です。
手ごろな太さです。ホールドして、ギザギザの歯が
がっちり食い込んで、逃げ出しても逃げ出せないですよ。
きりきりと力を加えていくとやがてぷちっという
はじけるような、でもささやかな音を立てて皮膚が破れます。
皮膚の下は筋繊維。ピンクの筋からトマトのような
鮮やかな赤い血液がこぼれだして限界まで伸びきった
輪ゴムをちぎりとるような音を立てて繊維がみちりみちりと
切断されていきますよ」
男「お、お、おま」
侵入女「はいです?」
男「何でそんな嬉しそうなんだよ。気持ち悪くなってきたよ」
侵入女「ですから通報なんてやめてIDの数だけ腹筋を」
男「だが断る」
侵入女「筋繊維の隙間についた生白い脂肪は
指ですから少ないですが、やがてそれらも突き抜けて
やや黄色味がかった真っ白い骨が。
でもそこで容赦しては駄目です。わたしはプライヤーに
力を込めて骨ごと潰しきるようにねじります。
右に、左に。
みぢりみぢりとのこった健を回しちぎります。
赤い血液はもうどろりとにごってぬるぬるに滑るでしょうし
甘い甘ぁい鉄臭い香りが胸いっぱいに広がって」
男「き、き、き(きち○いさんだーっ!?)」
侵入女「そして男さんの枕元に置いておくんです。
男さんへのわたしの真心の証として。月曜日の中指、
火曜日の小指。水曜日には人差し指。
木曜日は燃えないゴミの日なのでお休みして
金曜日は親指です。
薬指は残しておくんです。だってあの
えへへ。お、お、おとこさんにもし指輪貰ったら
はめる指な、ないと、こま……」
男「すんません。降参です」
侵入女「えへ。えへへへ。男さんは優しいです」
男「来るなっ寄るなっ頬っぺたこすりつけるなっ
へたに美人でかえってきしょいっ」
侵入女「男さんの匂い。良い匂いです……。
ううう、すごいよぅ、気持ちよいよぅ」
男(なんで感情表現がペンチガチャガチャなんだよっ)
侵入女「腹筋終ったらすごいことしますからねっ」
男(怖ぇーよこれ以上凄い脅迫うけたくねぇよっ)
侵入女「じゃ、あの……。えへ。えへへ。腹筋を。
わたし足持ちますね。男さんの生足です。生接触です。
この皮膚の下に筋繊維が……」
男「やらせていただきまっす!!!」
やあ (´・ω・`)
ようこそ、腹筋スレへ。
このメンヘラはサービスだから、
まずペンチガチャガチャで落ち着いて欲しい。
うん、「また」なんだ。済まない。
仏の慈悲は広大無辺ってて言うしね、
謝って許してもらおうとも思っていない。
そんなわけでIDの数だけ腹筋だ。
終了者は所要時間と回数を自己申告してくれると嬉しいな。
それにしても長い前振りだな
>>48 タイトルの切れ味だけで目を引いて
腹筋させるようなセンスが俺にはないんだ。
つか、書くの好きなんだろたぶん。長台詞好きだしな。
スパッと斬れる一行台詞で腹筋させる猛者は憧れるよな。
そろそろ締め切るぜー。
男「はっ。んっ。……んくっ。せやっ」
侵入女「はぁ……。はぁ……。うう。うぅ……」
男「んっ。……よいせっ。……とぁっ。終了っ!」
侵入女「はぁ……はぁっ。んっ……。ふあぁぁ」
男「何で太ももこすり付けたりしてふるふるしてるの?」
侵入女「え? あっ。えへっ。えへへ。
男さんの香りと腹筋のたびに震える足の筋肉で」
男「もういいから黙れ」
侵入女「終わりですか? 終わりですか男さん?
ちょっとだけ匂いかいでもいいですか、汗のしっとり
浮かんだシャツにすりすりしていいですかっ。
わたしは恥ずかしいけど興奮してますっ。
おうし座大興奮。スペインカタルーニャで言えば
暴れ牛ペンチ惨殺大会です。
しちゃいますよ。すりすりくんくん。はぅっ。しちゃってますっ」
男「離れろっこのメンヘラっペンチガチャやめろっ」
侵入女「甘いよ。男さんに匂い、蕩けそうっ。
ご褒美上げる前にわたしがペンチでみちみちなりそうっ」
→1:本当は一回もやっていない。うぜぇし騙すぜ。
→2:まじで怖い。つか、このままはヤバイと俺のシックスセンスが告げている。
それゆえIDの数だけスクワットを追加して逃げる。
→3:こんなキチガイでも美人だしスタイルは悪くない。早速ご褒美を頂くだろJK。
3
圧倒的多数で可決www
>>84。有効票はID:Rk7TtaYg0の十五秒七回だけだぜ。
男(ご、ごくりっ)
侵入女「すりすりすりっ。うわぁ、男さんの生体温だ。
えへ、えへへへ。くんかくんかっ。頭ぼわってします」
男「えー。こほんこほん」
侵入女「はい?」
男「さっそくですが、ほれ。あの」
侵入女「?」
男「ご褒美とやらを」
侵入女「ああっ!」
男(こくこくっ)
侵入女「で、では。えへっ。は、恥ずかししながら
ご褒美の粗品を。そ、そ、それは。わたしの処女ですっ!」
男「お。おおおおっ!!!」
侵入女「喜んでもらえて嬉しいですっ」
男「なんか重いなとか、そういう感慨も
無きにしも非ずなんだが。とりあえずペンチ置いて
ふつーにしてればお前は十分使用可能なわけで」
侵入女「使用可能だなんていわれると嬉しくなっちゃいますっ」
男(どきどきっ)
侵入女「では早速っ。あ、あの。恥ずかしいので
じっと見ないで下さいね」
男「お。おうっ」(頬染められるとメンヘラ相手でも照れるな)
侵入女「このノーズを突っ込んですぐに処女膜引きちぎって
男さんにプレゼントしますねっ」
男「……」
侵入女「んしょ。んしょ……。わ、ヒヤッとする」
男「……」
侵入女「あ、あれ。入りずらいな。ぬ、濡れてるんだけどな。
太ももまでお漏らししちゃってるくらいなんだけどな」
男「……」
侵入女「ちょ、ちょっとだけ待ってくださいねっ。
いますぐ粘膜の中にペンチ突っ込んで生涯ただ一度の
脆くてはかない剥離膜をギザギザの歯で
引きちぎってきますからねっ」
男 ぽかっ!
侵入女「はぅっ! ぶ、ぶった。男さんがぶった!!
す、すみません。ごめんなさいっ。わたしがご褒美
遅かったからですよね。すみませんっ。こ、こ、こんなことなら
最初から破いて引きちぎってリボンをかけて準備しておけば
よかったのにっ。わたしが不手際です、す、す、すびばぜん」
男「お前はあほかっ」
侵入女「ご、ご、ごめんなさい。怒りますよねっ。
処女膜ひとつ引きちぎれないペンチなんて不良品ですよね。
そんなんじゃどんなちょろい配管工事にも使えない
ただのボンクラ工具ですよねっ。えへっ、えへへへっ。ごめんなさいごめんなさいっ」
男(泣いて謝ってるのにペンチの話だとお笑いにしか聞こえんぞ)
侵入女「そ、そうだ。ではこういうのはいかがですかっ。
足の指のネックレスですよ。今なら大サービスで小指二個っ。
ペンダントトップが二つは最新モードですよっ。
低音で乾かしたわたしの足の指がいつでも男さんの胸元を飾ります。
二人はいつでも一緒なんちゃって。なんて乙女の夢ですよ。どうですか男さんっ」
男「嬉しそうにペンチガチャガチャさせるな」
侵入女「うううっ。やっぱりボンクラだと思われてるんだ。
処女膜ひとつひき千切れない無能なペンチ女だと
呆れられてるんだ。そ、そ、そうだ。
この際ご褒美とは無関係に耳のひとつでもねじ切って
その赤い血液で真心を示すしかっ」
男「あーごほん。ごほん」
侵入女「?」
男「いいか良く聴けメンヘラ。今から俺はIDの二倍だけ
スクワットをする。そしてご褒美をサイド貰う。いいか、再度、だぞ。その後褒美は俺が指定する」
侵入女「は、はいっ。えへへっ。男さんはやっぱり優しいっ」
ってなわけで、二回目チャンスだっ。
所要時間と回数で自己申告だぜ。
>>97 ウィンズロウとか高橋源一郎とかかな。
つかこんなポンチ野郎にリスペクトを口に出す資格はねぇよっ!
俺なんか腹筋スレにひっかけられたら48G回だぞ
死んじまうよちきしょう。ママレードサンドくいてぇ。
男「せっ……。せっ……。ふんっ」
侵入女「お、押さえるところないです。
私ただ見てるだけですっ」
男「んっ……っかい……もっかい……」
侵入女「男さんの足を押さえていないわたし。
もう自分が抑えられそうにありませんっ。
ううっ。緩んできちゃうよぅ……」
男(なんか正座もじもじしてる……。うわぁ)
侵入女「お、おとこさん。もうですか? いいですか?
終わりですか? 地球最後の日ですかっ」
男「こんなもんかな」
侵入女「うわぁ。こ、こ、こんどこそご褒美ですよね。
男さんの要求ターンですよねっ。ど、どんなこと
されちゃうのかなっ。わたし奪われるんですね。
奪われるってすごく素敵な響きですよねっ!!
わた、わたし。女でよかった26年彼氏作らないでよかった!
これから男さんに……。男さんっ」
男「そこまでいわれると照れるけど」
侵入女「もう、どこでもいいです!
道具はそこに沢山あるんで
どんなところでも引き千切ってください。
わたし立派に耐えますっ」
男「えーっと」
侵入女「大きな部分ならマルチウォーターポンププライヤーか
バイスプライヤーが便利ですっ。
はさむ物の大きさに合わせて無段階に調整できますし
ハンドル部分のネジを回して調節して握るだけでロック完了!
そのあとは圧着付ペンチでも皮ムキニッパでも
もうお好きなようにっ。どんな事をされてもわたし平気です。
ちょっとだけ優しくしてくれれば、ううん。
激しくてもわたし、耐えますっ。信じられないほどがんばって
最後まで男さんのために流しつく」
男 ぽかり
侵入女「ぶ、ぶった! 男さんがぶった!!
す、すみません。ごめんなさいっ。わたしがくだらない
ペンチ講釈なんかしてるからですよね。
こんな基礎知識、男さんなら知らないはずもないのにっ。
男さんのご褒美に我を忘れてペンチ語りをしちゃう
うざい女だから怒りますよね。えへ、えへへへ。
すみませんっ。こ、こ、こんなことなら最初から
千切って引き裂いて手取りバイキング状態に準備しておけば
よかったのにっ。わたしが不手際です、す、す、すびばぜん」
男「いいからちょっと黙れ」
侵入女「うううう……」
男(つか、いいのか? いいのか俺?)
男(こんなとこで安易な欲望に流されて
ご褒美なんて貰っちまっていいのか!?)
男(こいつは確かに可愛いし痩せてて小さいけど
26ってことは、5つも年上だぞ。年上か……。
親に紹介するとなると……。ちがうっ!
それ以前にこいつはストーカーでメンヘラで
不法侵入の犯罪者だぞっ!!)
男(下手に関わったら、いや、関わらなくても
粘着されて生活監視されるぞ。一回やったら
それこそ死ぬまでだぞ。いいのか? おれ?)
侵入女「お、おとこさんに」
男「へ?」
侵入女「おとこさんに胸ちぎられるの」うっとり
男「……」
→1:危険は冒せない。こいつはたたき出して通報する。
→2:胸って言うのはいわゆるおっぱいですか? けしからん。
→3:ご褒美って言うからには奉仕させないと。やらせる。
不細工女にストーカーされたオレの身にもなってみろ!
美女はなんもせんでもモテるんだよ!ストーカーするのはブ女なんだよ!
地獄だぞ?女が男にストーキングされる恐怖よりマシだろうけど
>>133 いつからVipはそんなに夢の無いところになっちまったんだい?
俺たちは豚だが夢を追いかける豚なんだ。いいじゃないか。
可愛い年増処女メンヘラがペンチで脅迫してきても
いいじゃないかメンヘラだもの(みつお)
>>127 書くからには取材するだろJK
162回
5分12秒
しんどい
女魔法使い「131はそんなにやったんだから是非投票するといいよ」
3だな。わかった。つか2のやつは一人で何回入力だw
でもちょっとメシ+所用だ。すまんが離席する。
飽きたら落としちゃってくれ。
男「こほんこほん」
侵入女「?」
男「ご褒美は決定。えーっと、なんだ。ご奉仕だ」
侵入女「はい?」
男「くっ。改めて問い返されると異様に照れるな。
なんだ、その。ほら口でさ。ほら」
侵入女「ああ!」
男「判ってくれたか」
侵入女「口淫ですねっ! わかります。学習しました!
男さんのおち」
男「ストレートすぎだろ」
侵入女「す、すいません。その、あれをお口でごにょごにょと」
男「うむ」
侵入女「全力で勤めさせていただきますっ。
ここで失点を回復しないと、お、男さんの芳しい
汚れ物オナができなく」
男「いいからやれ」
侵入女「は、はい」かちゃかちゃ
男「それ何?」
侵入女「小型マルチニッパーです。
スプリングで圧力加減ができるこの繊細なニッパーは
小さな部品を的確にコントロールすることが出来るんですよっ。
これで、ファスナーをえへへっ。お、男さんの、ぱ、ぱ」
男「後悔がとまらない」
支援してくれたのにスマン。これからバイトなのだ。
帰りは03:10とかなのだー。うわーん。
つづきも書きたかったんだけど。いってきまーっす。
帰宅。書いてくる。
侵入女「え、えへへ。では失礼して。おおっ」
男「いちいち奇声を上げるな」
侵入女「いやだって。ほら、触るのは初めてなんです」
男「見たことはあるのかよ」
侵入女「それはもう、男さんがご就寝の時に。
ラジオペンチでこっそりと引き摺り下ろし、
色んな角度から観察だけはですねっ」
男「お前この状況下じゃなければ到底許されない発言をしているぞ。
しかも三連コンボ以上で」
侵入女「で、では。いきます。い、いてしまいます。
ご褒美ですので誰はばかることのない感じで
いかせて頂きます。ふ、ふ、ふつつかものですが」
男「ちょ、おま」
侵入女「は?」
男「それ、何?」
侵入女「絶縁ペンチですが」
男「……」
侵入女「こちらの柄に親指をかけ、人差し指と中指で
外側にから、薬指と小指は柄の内側に入れて使用すると、
片手でも器用に開閉ができるわけです。
なるべく柄の先を持った方が強い力で千切れるんですが、
やはり女性ですのでそこまでは……。
いえいえ! ちゃんと目的は果たせますので!」
男「何をする気だってっ」
侵入女「ですからご奉仕を」
男「何でペンチでやるんだよ」
侵入女「そっ。それはっ。男さんの身体なんですよ!?
貴重かつ繊細、いえ雄渾、いやいや甘美?
そんな男さんの赤い血液の流れるたんぱく質や
カルシウムの豊富な肉体を素手で触るなんてっ」
男「つまり、手で触るのイヤなの?」
侵入女「とんでもないっ」
男「じゃペンチ抜きで」
侵入女「……あ。あ。ぺぺぺぺ、ペンチ、抜き!?」
男「うん」
侵入女「ななな」おろおろ
男「どうしたの?」
侵入女「ぺ、ぺ。ぺんち。抜き!?」
男「繰り返してはるわーこの人」
侵入女「じゃぁニッパは」
男「だめ」
侵入女「プ、プライヤは」
男「禁止」
侵入女「どう、どうすればいいんですかっ!?」おろおろ
男「いや普通でいいだろう」
侵入女「ペンチがないなんて考えられませんよ。そんなっ!?
プライヤもニッパも無しでやるなんてそんな
変態的な行為できるわけないじゃないですかっ!!」
男「えーっと」
侵入女「不潔ですよっ。変態ですよ。鬼畜ですよっ。
人倫突破っ男さんの変質性欲者っストーカーっ」
男「なんか納得いかんなぁ」
侵入女「納得行かないのはこちらですよっ!」
男「じゃいいや。やめやめ。終了ー。
スレは落として終わりー。本日も保守有難うございました」
侵入女「それはダメですっ」むぎゅっ
男「あ」
侵入女「え」
侵入女「こ、こ、これはあれですよ?
けして故意じゃないですよ? じ、じじ事故ですよ。
素手で掴むなんてそんな変質者じゃないですよわたしっ」
男「うくっ」
侵入女「こ、これはですねっ(熱くて、くにくにってしてて
あ、ぴくって。ぴくってしました。あ、熱い。
手のひら、ぞくぞくする。うう、じわーって。
じわーって硬さが……)」
男「あの」
侵入女「はいっ!?」
男「むっちゃ握ってるんだけど。離していいよ?」
侵入女「それは、その……」
男「そうやってぎゅっってされてるだけは男としても、
あれだ。その……。ちょっと切ないって言うか。
ほら、物足りないといううか」
侵入女「ああ、はいっ」
男「なので、やめないなら、もうちょっとこう、
口とか、胸とかね? どうにか」
侵入女「ではコンビネーションプライヤーで」
男「それはダメ」
侵入女「で、で、では」
男「うん」
侵入女「プ、プ、プライヤもペンチも抜きだというのなら
もうだめです。わた、わたしとしても、
そこまで仰られたからには覚悟を決め、きめ、決めまして」
男「いや涙ぐむほどの事かな」
侵入女「十何年も連れ添ってきたペンチとの別れなんですよっ!?」
男「そっちの問題かよっ!!」
侵入女「こうしてお手々で暖めているだけというのは?」
男「あなたは本当に26ですか」
侵入女「っ!? な、な、なんですか!?
ちゃんとわたしも26おうし座ですよ。配管技能士資格
もありますよっ。ちなみに趣味で取得しましたっ」
男「はぁ」
侵入女「だ、だ、だめですか。やっぱり上皮細胞に覆われた
口腔粘膜を味あわないと満足できませんかっ。
分泌された濃い粘性の流体を絡められながら
ダイヤフラムポンプのようにちゅっちゅしなきゃ
許さないと仰るわけですねっ!?」
男「いやなんかそこまで言われると
無法な要求をしている気分になるから不思議だなぁ」
侵入女「判りました。これでも三年近くストーキングしてきた
プライドがわたしにもあります」
男「うわぁ」
侵入女「考えてみれば男さんのすけべDVDコレクションには
この種の行為が9割の確率で含まれていた時に気がつくべき
事態でした」
男「……うわぁ。うわぁ」
侵入女「ギリギリの妥協です」
男「え?」
ぺとっ
侵入女「ほ、ほ、ほお擦りしますっ」
男「えぇっ」
すりっ。すりりっ
侵入女「い、い、いかがですか」
男「ちょっと、そ、それは」
すりっ。すりりっ
男(口でするよりもある意味、これっていうのは……。
気持ちいいかっつぅとあれだが、く、くるもんがあるぞ?
視覚的にはっていうか、精神的にはくるぞ!?)
すりっ。すりりっ
侵入女「はぁ……。はぁぁ……」
すりっ。
男(湿った吐息が絡んでくる……)
侵入女「はぅ……。固、固くなって、きました」
男「そ、そりゃね」
すりっ。すりりっ
侵入女「はっ。はぁっ。熱い、頭、ぼーっとします。
熱くて、固くて……。おかしくなりそう。すんっ。
匂い、濃いです……。すんっすんっ……」
男「あ、あ……」
すりっ。すりりっ
男「ううっ。おいっ。さすがに、うう。我慢……。
いい加減抱かせっ」
侵入女「これで、ご褒美になったですかっ」
男「……終わり?」
侵入女「終わりです」
男「むっちゃ嬉しそうやね」
侵入女「男さんを堪能しましたっ。これはストーカー人生でも
最高の収穫です。男さんの固くてたくましい……の中を流れる
暴力的なまでの血流を確かに感じました。勢いよく海綿体に
流れ込む血液が真っ赤なルビーのような心臓の鼓動を受けて
鋼のような固さをもたらすのをこの頬で実感しましたっ」
男「……」
侵入女「おと、おと、男さんのいい匂いですっ。舞い上がります、
わたしかなり舞い上がってしまいましたっ。もうおかずに
困らない新世紀の食糧事情です白米で戦い抜ける明日は
すぐそこまで迫ってきています、たぶんっ」
男「嬉しそうに両手で巨大ペンチ抱きしめるなよ」
侵入女「えへ。えへへへ~」
男「むっちゃ緩んだ笑顔浮かべるなよっ」
侵入女「えへへへ~。男さんの……。うわぁ」
男「反芻して陶酔するなよっ」
侵入女「ふぅ」
男「なんなんだ、このやりきれない感情は!?」
侵入女「男さん?」
男「あー」
侵入女「どうされましたか」
男「いや。トレーニングウェアに着替える」
侵入女「どうしてですか?」
男「皆はわかってくれるはずだ」
侵入女「皆って誰ですか?」
男「いいんだ」
侵入女「あの、じゃ。じゃぁ!」
男「ん?」
侵入女「こ、こ、こっちの。そのっ」
男「?」
侵入女「脱いだばかりのジーンズとコットンシャツなんですが!
わ、わ、わたくしが僭越ながら洗濯したいのですが」
男「いいけど」
侵入女「じゃ。じゃぁですね」
男「なんだぎらぎらした視線で」
侵入女「その靴下も」
男「黙れ変態」
男「さーって、このメンヘル女っ!」
侵入女「えへへっ。男さんに呼んでもらえました」
男「いいんだよ。俺のやりきれない熱くたぎる
ロケットで突き抜けろが第一宇宙速度を出しそうなんだよっ」
侵入女「は、はいっ!?」
男「さぁ、次はなんだ。腕立てか、腹筋か?
それともスクワットか? 今の俺ならID×500mくらいの
マラソンで儲けて立つぜ。きやがれ、メンヘラめっ」
侵入女「で、で、でも。男さんが勝ったらまたペンチ抜き
ですよね? プライヤも? ニッパも!?」
男「あったりまえだろうが」
侵入女「じゃ、もうしません」
男「うっ」
侵入女「それは変態すぎですっ」
男「わかった、通報する。交番近いしっ」
侵入女「だ、だめですよっ。そんなことされたらわたし
男さんの枕元に爪二十枚並べますよっ。白い神経線維つきで」
男「……」
侵入女「もっと、こう。平和で犯罪的でないですね……」
→1:こいつはダメだ。やっぱり使い物にならん。追い出す
→2:IDの2倍腕立て伏せ。お風呂で背中を流してもらう。
→3:IDの3倍腹筋。えっちはなしで添い寝。
→4:IDの1倍ストレッチ。二人でペンチでつねりっこ。
切りが良いんでちょっと風呂にでも。
……俺の風呂には背中流しがついてこないよ!?
どうしてなの!?
ほい
ただいまぽん。3243で3かな。うむ。
夜も明けたな、一気にいきたいぜ。
侵入女「そ、それじゃ失礼します」
男「お、おう」
侵入女「この辺かな」ごそごそ
男「真っ暗なのによくわかるな」
侵入女「男さんの部屋で電気をつけずに
活動するのは慣れていますからっ」
男「そんな晴れやかにいわなくても」
侵入女「えへ。えへへ~。私としてもこれはちょっと
あこがれていたわけですよ。布団の中で男さんと
おしゃべり的な関係は」
男「やけに手馴れてるな。つか、それ以前に添い寝に
憧れねぇ?」
侵入女「添い寝自体は男さんが寝ているときに
経験済みですからっ」
男「……」
侵入女「す、すみせん。すみません。ごめんなさいっ。
ほんとですからっ。信じてくださいっ。
寝てるところにこっそり一緒の毛布に忍び込んで
太ももこすり付けて一人で堪能してただけで
決して決して男さんのパンツとか
脱がしてませんから、そんなふしだらな真似はしてません」
男「まぁ、信じるよ」
侵入女「男さんが寝ているときにペンチで指をひねって
にじむ血を唇に塗るくらいしかしていませんからっ」
男「そっちのほうがいやだよ」
侵入女「えへ、えへへへっ。すびばぜんすびばぜん」
男「いいから入れよ。最近冷え込むんだよ」
侵入女「で、では失礼して。おじゃましまぁす。
男さんのお布団に侵入です。いえ、今日は侵入じゃ
ありません。ご招待です。男さんてずから私の
肉体を腕の中へと招いてくれてるのです」
男「言い方がなんだか毎回生々しいな」
侵入女「えへへ。……あ、うわ」
男「……」
侵入女「足が……。足がするんって。男さんのに
こすれちゃいます。男さん、体温高めです」
男「おま、お前がひんやりしてるんだよっ」
侵入女「そうでしょうか」
男(な、な、何で生足なんだ!? こいつっ。
真っ暗でぜんぜん判らなかったけど、
こいつどんな格好してるんだ!?)
侵入女「な、な、なんか嬉しいですねっ。
男さんの脚、たくましいですねっ」
男「あー」
侵入女「も、もちょっとそっち行ってよいですか?」
男「う、うん」
侵入女「えへ。えへへ」
男(ず、ズボンらしいものははいてないぞ!?
こ、このメンヘラ女っ。ぱ、ぱ、ぱんつなのかっ!?
上はTシャツらしきものは着ているようだが……)
侵入女「どうしました?」
男(足を絡めるなっ。こ、この馬鹿ものがぁっ!)
男「くっ。ふざけるなよっ、こ、このっ。
メンヘラ女がっ。お前が悪いんだからな」がばっ
男「ってイギギギイギギギッ」
侵入女「だ、だめですよ。男さんっ、や、やや約束ですよ。
えっちなことは無しって約束しましたよっ」
男「ギギギ、ギギッ。こ、これなんだよっ。
抜ける、髪ぬける、痛っ、いだだだっ」
侵入女「シンノーズプライヤーですよ。髪の毛
押さえちゃってるんですよ」
男「どかせっ。てか、はずせっ」
侵入女「もう。危ないですよっ。変態的な欲望を抱くと
逃避組織が皮膚化の脂肪層まで道ずれにして
ごっそり髪の毛ごと剥離しますよ」
男「なんてことするんだ。思わず台詞がはだしのゲン
みたいになっちまったじゃねぇか」
侵入女「えへっ。えへへへっ」
男「笑ってごまかすなーっ」
侵入女「ご、ごめんなさいっ。すいませんっ。
もうしないですからっ。シンノーズプライヤーなんて
格好悪いですよねっ。わかります。あれは短くも長く
も使えない三流の工具ですよねっ。男さんにふさわし
いのはロングノーズですよねっ」
男「そういう話じゃねぇし」
侵入女「ううっ。そうですよね。ペンチの話じゃない
ですよねっ。時代はニッパですよねっ」
男「いや、さらに離れたし」
侵入女「ううっ。ごめんなさい、ごめんなさいっ。
わたしペンチのこと以外は判らないんですよぅ。
い、いじめないでくださいっ。えへ、えへへっ。
そだ、ご褒美。ご褒美しますからっ」
男「いらないし」
侵入女「え」
男「もうちょっとこっち来て」
侵入女「は、はい……」
男「俺は触ったりしないから。くっついて、抱えて」
侵入女「……は、はい」
男「そんでいいからさ」
侵入女「……。そ、そうだっ! ペンチ以外も
詳しいことがありますよ! 上南下北沢の生協とか
Youやっちゃいなよマートとかっ」
男「俺のバイト先じゃねぇか」
侵入女「ど、ど、ど」
男「どうした」
侵入女「うるさいですねっ。工事かなっ」
男「お前の心臓じゃね?」
侵入女「まったくですね。こんな深夜に騒々しいですねっ。
私と男さんの夜の帳に乱入する不届き者ですねっ。
アングルカッターぶち込んで熟れ過ぎたトマトのように
させてやりますねっ」
男「いいから」
侵入女「うううっ」
男「さっきからどうしたんだよ? メンヘル悪化か?」
侵入女「いえ。別になんでもないんですよっ。
全然まずいことなんて起きてないですよっ。
むしろ気持ち良いです。というか、気持ちよいのに
気持ちよすぎるというか、膝の力がへなへな抜けると
云いますかっ。
気持ちよいのに居心地は悪いというかっ。
ずっとこうしていたいのに走って逃げたいというかっ。
むしろ男さんの頚動脈を断線ニッパーで穿り返して
失神したいというかっ」
男(なんなんだこの支離滅裂ぶりは)
侵入女「やっぱりうるさいですね、この心臓のやつめ。
耳元でがんがんなりますねっ。
というか、呼吸もうるさいですよねっ。
こ、こ、こんなに騒々しいやつが布団の中にいたら
男さんもおちおち安眠できないですよね。
すみません、すす、すみません。
今すぐ黙らせます。40秒で黙らせてみせます。
ちょうど特製のボルトクリッパがあるんですよっ。
特殊用途鋼で出来た刃がてこの原理で握った力の
20~50倍の力で対象物を切断破砕するんですよっ。
これさえあればわたしごときの息の根なんて
指先ひとつでダウンですよっおまかせくださいっ」
男「あの」
侵入女「わたし俄然やる気が出てきましたっ。
男さんに気に入っていただくために
天寿をまっとうする所存です。
直ちに私の胸に一番奥の誰にも見せたことのない
丸秘ゾーンを赤裸々大公開しますっ」
男「いやもう」
ぎゅ
侵入女「え」
男「あ」
侵入女「こ、こ、これはあれ、あれ、あれですよ?
けして故意じゃないですよ? じ、じじ事故ですよ。
に、二回目だからって、味をし、しめたとかっ。
そそそ、そういうのじゃないですよっ!?
わたし変質者じゃないですよっ」
男「うくっ」
侵入女(熱くて、どきどきしてる。お、おとこさんのっ
お、お……んちん。ううっ。今びくって。びくっ。
きゅぅきゅっぅってしてあげたら、びくってしましたっ)
男「あのさ」
侵入女「はいっ!? 握ってないですよっ!?」
男「むっちゃ握ってるんだけど。そうじゃなくてさ」
侵入女「は、はい……」
男「それも熱いっしょ。どきどきもしてるっしょ」
侵入女「は、は、はい!? それは……もう、すごいです」
男「だからさ」
侵入女「?」
男「だからっ! こっちも同じだからっ!
そうそう死ぬ死ぬって騒ぐなってことっ!!」
侵入女「は、はいっ」
男「普段、さ」
侵入女「はい」
男「普段は何してるの?」
侵入女「それは……朝起きて、前日にそろえておいた
工具の確認をして……。父母がまだ寝ているうちに
家を抜け出してちぎって、ちぎって……。ペンチの
練習ですよ。家に帰って、部屋の中で調べ物をして
盗聴音声を聞いたり、男さんの下着に触ったりして
いるうちにだんだんうとうと眠くなってきて。
昼間の間は絶対に外に出たくないですから。べ、べ
つに怖いとか都合が悪いわけじゃないんですが。
とにかく昼間は家の中で……。日が暮れたら男さんの
バイト先や立ち寄り先を確認して、運がよければ
チラッとは見ることが出来たりして」
男「ほんとメンヘルでストーカーなのな」
侵入女「それはそうですよ。おうし座ですからっ」
男「何で嬉しそうなん?」
侵入女「男さんに横顔とか見れると、それは
もうすごくラッキーで。日記に書いちゃいますっ。
男さん観察日記。ペンチ使用アイデアつき」
男「うわぁ……」
男「だいたい千切る千切るってさー」
侵入女「はい?」
男「なんでそう千切りたがるかな」
侵入女「え? 素敵じゃありませんか?
だって肉を千切ると皮膚が裂けるんですよ?
筋繊維が伸びきった負荷に耐えかねて
ぶちぶちと千切れていくんですよ?
うっすらと半透明な白玉のような脂肪層に
とろりと甘い血液が輝くようにあふれ出して
それらを貫くように枯れ枝のように
白い骨が飛び出してくるんですよ?」
男「本物だよをい」
侵入女「だってそうなったら絶対に絶対に
逆らえないんですよ? だってそうなってしまったら
もうモノも言えないたんぱく質の堆積物なんですから」
男「あー。はいはい。よーするに俺をそうしたいわけ?」
侵入女「え?」
男「そういう所有欲があるわけ? おうし座ってのは」
侵入女「男さんを、ですか」
男「うん」
侵入女「……」
男「まぁどんなキ○ガイでも良いんだけどさ。
おめおめ殺されてやるつもりはないしさ」
侵入女「……」
男「あー。もう、なんか俺も人が良いって言うか
間抜けって云うかさぁ。こんなメンヘラ家に入れてさ。
そりゃなんか真っ暗な中で
こうやってすりすりされちゃったり
足絡められちゃったらさー。判るでしょ? 男としてさ。
なんかもう反則だよなぁ。ずるいと思うけど
本能的にどうしようもないんだけどさっ」
侵入女「男さん」
男「まーたこいつが年増でメンヘラのくせに、
ちょっぴり美人だとか意外にスタイルがけだもにょとか。
その辺はこの際棚上げするとしても、
太ももがひんやりして異常にすべすべって言うのは
ずりぃよなぁ。なんかそれだけで免罪符じゃんねー」
侵入女「男さん」
男「なんだよ。うぜぇなー」
侵入女「男さんを自分のものにしたくはないです。
男さんに所有されたいだけみたいです」
男「……」
侵入女「……う」
男「……」
侵入女「う。うぅううううっ」
男「……」
侵入女「す、すみません。ごめんなさいっ。ごめんなさいっ。
お、おこがましいですよねっ。ペンチ収集しか取り柄のない
26歳メンヘラが男さんに所有されたいだなんて
何を思い上がってるんかですよねっ。
空気読めてないですよねっ。エアワイフ以下ですよねっ。
っていうか、それ以前の段階で私の意見なんて
聞いてませんよねっ。えへっ、えへへへっ。
ごめんなさい、ごめんなさい。もうなんか心音とか
呼吸音とか言う以前に生体信号とかパルスとか
うざいですよねっ。お前に匂いを止めてやるですよねっ。
こ、こんなことなら最初からばらしにばらして
全身365個のパーツに分割して毎日宅急便で送ったほうが
良かったですよねっ」
男「……」
侵入女「すみません。ごめんなさいっ。
ごべんなさい~。うううっ。もう腹筋とか云いませんからっ。
ちょ、ちょっと男さんと遊んでみたかって言うかっ。
ああ言えば、その……。一緒にちょっとだけでも
お話できるかもって……。うう」
男「何回なのさ?」
侵入女「えぐっ。うぐっ」
男「めそめそうざいなー。で、何回なのよ?」
侵入女「へ?」
男「おうし座メンヘラ26歳の落札価格って
腹筋にして何回なのよ?」
侵入女「え? へ?」
男「……」
侵入女「あ、あの……」
男「ん?」
侵入女「その、それは……」
男「何回?」
侵入女「えへっ。えへへへへっ」
男「ごまかし笑いするなよ。半べその癖に」
侵入女「ち、ちがいますよっ。布団の中なのに
なに言ってるんですかっ。見えてるわけでもないのにっ。
これは血の涙ですっ」
男「キモッ!」
侵入女「で、でも、それじゃ。その、それっていうのは
つまり、言ってみれば、世間で言うごにょごにょ的な……」
男「なんかむかつく」
侵入女「ゆくゆくはわたしも男さんのペンチ的な愛情で
独占的な堆積物にしていただけるという未来が」
男「やってこない」
侵入女「そうなんですかっ!?」
男「永遠にやってこない」
侵入女「ちょっとがっかりです」
男「がっかりする暇はない。お前はこれから毎日毎日
俺にご褒美を与える仕事が待ってるんだ」
侵入女「毎日ですかっ」
男「毎日だ」
侵入女「それはそのぅ。ペンチもないような変態的なことですか?」
男「その辺は応相談だな」
侵入女「うううっ」ぎゅぅっ
男「じゃぁ、最後の出題だ。さぁ、言ってもらおうか。
おら、落札価格は腹筋で何回なんだよっ!?」
侵入女「は、は、はいっ! それはですねっ!
男さんだから、特別に特別な、大、大サービスですがっ
腹筋にして…………」
好きなだけ、腹筋をしてくれ。
おわりっ!
おわりなのか?
おう、終わりだぜ。
えろえろーんな期待もあったかもしれんとは思うんだが
エロ方向に行くとこのキャラの味は保てないと思われたので
それはみんなの脳内おかずに任せるぜ。
台詞系スレ+腹筋すれハイブリットみたいな感じで
楽しんでかけた。この女は比較的書きやすいな。
長台詞があるほうが書きやすいみたいな。
途中中抜けあったのに保守してくれたやつありがとうな。
お前らいいやつ。ママレードサンドやる。
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