皆さんただいまです お鍋つくって片付けてたらえらく時間が…
それでは長らくお待たせいたしました…
After Story ”猫”
… 猫を飼ったことはありますか?
最初に一つ言っておくと、猫を飼うのはとてもとても大変です。
まず一つ目に、猫は主人の心臓をよく縮めてくれます。
主人「あれ… みこー?どこ行ったんだろ… みこー!おーい!」
ガタッ…
主人「ん…?上…?」
ガラガラッ… タッタッタッ…
みこ「ん…にゃぁ~…!はぁー… いいお天気…」
主人「お、おいみこ!そんなとこにいたのか!屋根には上るなって言っただろー!」
ピクッ
みこ「あー…見つかっちゃった… だって~… すっごくお天気がよかったんだもん… 今降りるよー」
主人「人間の女の子は屋根なんか上らないの!ほら!気を付けてな!」
みこ「はぁ~い… おっ… にゃ…!」
グラッ…!
主人「み…みこっ…!危ない!!!!!!!!」
みこ「ふにゃっ…!!!!」
主人「っ!!!!」
クルクルクル… シュタッ!
みこ「… んー… ちょっとふらついちゃったから… 80点っ!上出来上出来♪」
主人「………お前って奴は…」
ペシンッ!
みこ「今度は一緒に日向ぼっこしよーね♪」
主人「…… 家の中でならな… はぁ…」
とこんな具合に… 生まれながらの軽業師のような動物なんです。
おかげで毎日寿命が縮まる思いです。
そして二つ目、猫はとてもグルメです。
主人「いただきまーす」
みこ「いっただっきまーす♪」
カチャカチャ…
みこ「ぅにゃっ!!! ねーこれあっついよぉー…」
主人「まだ熱いか?お前のために随分置いておいたんだぞ… 少しは熱い物も食べられるようになりなさい」
みこ「ぅー… はぁい… ふーっ ふーっ… ふーっふーーーーーっ…」
主人「… ほら… これ使って」
みこ「ん?あ…!すごーい!!肉球の形のうちわだぁー!!!やったー!!ありがとぉー!!!」
パタパタパタパタパタパタパタ…!!!!
主人「あんまり冷ましすぎたらおいしくないぞw しかしなぁ… これなんとかならないか?」
みこ「ん?なぁに?」
主人「… 料理全部に”にぼし”が入ってるんだけど…」
みこ「ほらほらっ、かるしうむかるしうむ♪ んーおいしー♪」
主人「… いただきます… ん…うまいな…」
気に入った物は毎日でも食べます 与えすぎには注意しましょう。
三つ目、猫はとても好奇心旺盛で 遊びが大好きです。
キョロキョロ… キョロキョロ…
主人「ん?どーしたみこ… 何か探し物か?」
みこ「ふんふん… どこだどこだっ…」
主人「駄目だ聞いてないな… その集中力を他に生かせないかね…」
カサッ…
みこ「みぎゃーーーっ!!!!」
ドタンバタン!!! ガシャーン!!!
主人「!!!!お、おいみこ何やって…」
みこ「とったー!!!!ねーみてみてみてみて!!とれたよとれたよ!みてみて♪」
主人「とったって… お前… それ…」
みこ「…?」
主人「ぎゃーーーーーーーー!!!!!!」
… ”獲物”は必ず主人に見せにきます 色々と覚悟もいるでしょう。
そして四つ目、猫は水が大の苦手です。
主人「みこー… お風呂はいっておいで?」
みこ「う… うんっ… はいるよっ… このテレビみてからでいい?」
主人「…だーめ。早く入りなさい」
みこ「はーい…」
トボトボ… ガチャン…
主人「(いい加減お風呂嫌い克服させないとな… お… ビールうまい…)」
ガチャ ヒョコッ
みこ「ね…ねぇ… あの… えっとね…? んーと…」
主人「…… わかったわかった… 頭が洗えないんだな… 今いくから待ってろ」
みこ「… ごめんにゃさい… ぅ…」
主人「わー馬鹿じっとしろ!!!!いたたたたた!!!!」
みこ「みぎゃーーーー!!!!!!!!!!」
… 言い忘れました。 爪はマメに切ってあげたほうがいいでしょう。
かなり痛い思いをすることになりますから…。
それからとても寒がりですから、部屋は暖かくしてあげてください。
主人「うーさみさみ… 早く帰ろう…」
ガチャッ
主人「ただいまー。あれ… みこ?お散歩かな?うー寒い…こたつこたつ…」
バサッ… グニュ…
主人「ftygふじおk!!!!なっ…なんだ!?」
バッ!!
みこ「zzz… ふにゅ… くー…くー…」
主人「………… 猫かこいつは… あ… 猫だったな… はぁ… こらー!!起きろー!!!」
みこ「rftgyふじ!!!ふにゃぁぁ!」
ゴツン!!! ズリズリ…
みこ「ふぇー… 人がせっかく気持ちよく寝てたのにぃー… あたまうっちゃった… イテテ…」
色々と大変な事ばかり書きましたけど、猫はとてもとても 義理深い生き物でもあります。
主人「みこ、魚屋でお魚買ってきてくれる?食べたいやつ買ってきていいから。あ、買いすぎるんじゃないぞ?」
みこ「おっさっかな♪おっさっかなぁー♪わっ!お…おいしそうにゃ…」
魚屋「らっしゃい!お、お嬢ちゃん可愛いね!おまけしちゃおう!」
みこ「えへへ~ありがとう♪それじゃぁねー… これとこれと、あとこれも!」
魚屋「はいよっ!魚が好きたぁーいい子だ!ほらよ!全部で1200円だけどサービスで1000円だ!」
みこ「ありがとーおじさん!!いやぁー小粋だねぇ~♪」
魚屋「あったりめぇよぅ!がははは!」
ニャーン… テクテク…
みこ「あ… おじさん!あと秋刀魚一匹下さい!」
魚屋「おうっ!秋刀魚かい!ほらよっ!」
みこ「はいお金!!それじゃぁまたっ!!あと…昔お魚もらってごめんなさーい!」
ダダダダダッ…!!
魚屋「あ…嬢ちゃん一匹分お金多いよー!!!!… いっちまった… 元気な子だねぇ…」
ぬこ友「(猫じい様… 腹へりましたね…)」
老猫「(ほんとじゃのう… おぬし魚をとってはこぬか)」
ぬこ友「(あそこの魚屋は無理ですよ… はぁ… グゥ~…)」
タッタッタッタッ…
みこ「まってまってー!!友ー!!おじーさーん!!」
ぬこ友「(あ… ぬこ…)」
みこ「はぁ…はぁ… やっと追いついた… はい、これ食べて。おいしいから!」
老猫「(ほほぉ… 綺麗な嬢ちゃんになったのう… )」
ぬこ友「(ありがとうぬこ!!!お前が幸せそうで… ほんとによかった…)」
みこ「… やっぱり… 言葉はわかんないや… でもなんとなく言ってる事はわかるよ?友… おじいさん…」
ぬこ友「(…ぬこ…)」
みこ「あたし… 色んな人に助けられた。友にも、おじいさんにも、色んな人に。だから今こうして… ここに居れるの。ほんとうにありがとうね」
老猫「(ふぇふぇふぇっ… 迷いのないいい眼じゃ… 元気で暮らすがよい…)」
みこ「… それじゃぁまたねっ!!二人ともいつでも遊びに来てよっ!!」
老猫「(まーた泣いとるのかこの馬鹿者は… )」
わがままで 自分勝手に生きている そんなイメージの動物かもしれません。
だけど、その心の中は 本当にあったかい愛情でいっぱいなんです。
カタカタカタ…
みこ「… ねー何書いてるの?」
主人「ん?ああ… 内緒だよw」
みこ「あー… ずるい… みこに言えない事なんだっ…」
主人「そんな事ないないw で、どうした?なんか用事か?」
みこ「んー… えっとねー… おひざで寝ても… いい?」
主人「… いいよ。 おいで、みこ」
みこ「… えへへ… ゴロゴロゴロ…」
主人「よしよし… これ書き終わったら、初詣でも行こうか」
みこ「ん♪あったかいかっこしなきゃねっ」
主人「お前がひっついてれば暖かいよw 大好きだよ、みこ」
みこ「くー… くー…」
主人「… 寝ちゃったかw さぁ、あとちょっとだっ!」
カランカラン… パンッパンッ
主人「…」
みこ「ふにゃ…?」
チョイチョイ… カランカランカランカランカラン!!!
主人「こらっ!!それは一回でいいの!ほら、神様挨拶するんだよ」
みこ「はぁい… 猫の神様あけましておめで」
主人「声には出さなくていい」
みこ「ぅにゅ…」
みこ「(猫の神様… なんだかこうして手を合わせてるのが不思議です… 今でも信じられません。でもこれは現実なんだって、いつもご主人様に怒られます。
あたしがこうして人間になれたのも… ご主人様の家に居着いたのも… 全てに意味があるんですよね…? あたしは今本当に幸せです…。
誰かに愛される事が こんなにも暖かい事なんだって… わかったから…。 どうかこの幸せが… ずっとずっと続くように見守っていて下さい…。)」
主人「よーし… いくか。何お願いしたんだ?」
みこ「秘密だよっ♪何お願いしたの?」
主人「そうだなー… 仕事が上手くいくようにってお願いしたな」
みこ「にゃ…?それだけ…?」
主人「何?他に何が…」
みこ「もういいー!!!ばかーーーー!!!!!!神様にさっきのお願いやめにしますっていってくるー!!」
主人「わー待て待て待て!!!冗談だよ… ほらこっち向いて」
みこ「にゃ…」
主人「はぁ… 俺はお前とずっと一緒に居たい。 願いはただそれだけだよ。みこ」
みこ「……ばかぁ…」
ギュウウウウ…
主人「はははww よーし甘酒でも飲んでかえるかー」
みこ「あーのみたーい!飲んだ事にゃい!」
主人「すいませーん甘酒二つ!… ありがとー はいよ」
みこ「わーいわーい!いっただきまーす!!」
主人「あ… みこ!それあつ…」
『み… みぎゃーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!』
… とても魅力的な生き物、猫… 僕はそんな猫がとても大好きです。
もう猫が居ない生活なんて想像できません。
ただそこに居るだけで 幸せになれる。
猫の魅力は… そんなところにあるのだと、僕は思います。
ふらりと町を歩いている時 ふと、猫の声に耳を傾けてみてください。
もしかしたら あなたの耳に 猫の声が 聞こえるかもしれませんよ…。
コラム ”幸せな猫の飼い方”
了
カチャリ
「ふぅ… さて… 散歩にでもいこうかな」
「… うん♪」
~FIN~
これで一応みこと主人のお話はおしまいです なんだかまたgdgdと長くなってしまいました…
こんな話に罵倒らしい罵倒もなく、本当に嬉しい限りです。
もしかしたらまたどこかで、こんな話を書いてみるかもしれませんので、その時はまた暫しお付き合い下さい。
本当に ありがとうございました。 1
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