男(どうしよう…
なんか震えてるから見捨てるわけにはいかないし…)
幼「…」ガクガク
男(とりあえず、コンビニに用事あって出てきたんだからついでに暖かい飲み物を買ってきてあげようか…)
幼「…」ガクガク
「いらっしゃいませー」
男「さて…とりあえず今週号のやる夫シリーズはと…あったあった」
男「あの子にはコンポタでいいかな?」
幼「…」ガクガク
「ねえ、君なにしてんのー?」
幼「!!」ビクッ
「こんな処に1人でいたら危ないよー?」
「お兄ちゃん達とおいでー?」ニヤニヤ
幼「…」ガクガク
「へへへ」
がしっ
幼「!!」
「つーかまえた」
幼「いやーーーー!!」
「お、おい…こいつ気絶しやがったぞ」
「や、やばくね?」
男「おい、お前ら何をしてるんだ!?」
「!?…お前には関係なくねー?」
「何?正義のヒーローのつもり?」
男「…自分の妹に手を出そうとしてる奴等を見逃すわけにはいかないだろ?」
「あんたこいつの兄貴なんか?」
「妹にこんなコスプレをさせてるなんて頭おかしいんじゃね?」
男「それこそお前らには関係ないだろ」
「チッ…しらけちまった」
「妹っての嘘なんだろー!?」
男「関係ない…」
男「殴りたいなら殴れよ」
男「その時は…わかってるよな?」
「ケッ…つまんねーの」
男「見ず知らずの子のために何してんだ俺は…」
男「とりあえず、いったん家に連れてって警察に行こう」
幼「…」
「こんな子にしてもらえるなんてワシは感激じゃ~!」
幼「…」
「ひっひっひっ…お代官様にはいつもひいきにしてもらってますからねえ」
「うちの義娘ならいつでもお貸ししますよ?」
「こいつはワシ専用の娼婦にする!!」
幼「…いや」
「ひっひっひっ…」
「ほれ…こちらへこぬか!」
幼「い、いや…いやーーーーーーーー!!!」
幼「!!」ガバッ
男「おっ?やっと起きたか」
幼「…」キョロキョロ
男「ここは俺の家だよ」
幼「…」ジーー
男「心配しなくても何もしてないさ」
男「で、だ」
男「あんな所で何をしてたんだい?それに甲冑を着てるんだい?」
幼「…」
男「だんまりか…」
男「まあ、見ず知らずの男に心を開けってのが無理あるよな」
男(今のままで警察に行っても同じかな…少し様子をみるか)
男(と、いうか俺の言葉は通じてるのかな?)
男「俺の言葉は通じてる?」
幼「…」コクン
男「じゃ、何か喋ってくれよ
じゃなきゃわからん」
幼「…ここは…ここはどこですか?」
男「やっと喋ってくれたか
ここはさっきも言った通り俺の家だ
君はなんであんな所にいたんだ?」
幼「…わかりません」
男「わからない?」
幼「…はい」
男「ふむ…
とりあえず、会話は可能なみたいだし警察に連れていくか」
男「その前に君の名前は?
ちなみに俺は男だ」
幼「…幼女です
…警察ってなんですか?」
男「なんと
警察を知らないとは」
男「この国を多分だけど守ってる人たちの所だよ」
幼「そう…ですか…」
「……」
男(会話が続かんない)
グーーー
男・幼「…」
男「とりあえずは飯だな」
男「よし
今日も絶好調毎日うまいうまかちゃん」
男「食べないのか」
幼「…得体の知れないものを口には出来ません」
男(ラーメンも知らないのか…)
男(警察に連れってたらなんか面倒だからもうちょっと家においとくか
それに家に幼女が居るってのも夢のシチュエーションだしな)
男「とりあえず、その片っ苦しい甲冑を脱いだらどうだ?」
幼「…いつ敵が現れるかわからないためそれは出来ません」
男(敵ってなんなんだ?)
男「そ、そうか」
幼「それに…」
男「?」
幼「それにあなたの事もまだ信用したわけじゃないですから」
男「ハハハ…」
幼「…」ジーーー
男「…」
幼「…」ジーーー
男「…なあ?」
幼「!!」ビクッ
男「無理に信用しろとは言わないけどずっと睨むのは止めてくれないかな?」
幼「…殿方はいつもそうやって女子を惑わします」
男「はあ…」
男「おっと
もうこんな時間か」
男「お風呂…って言ってわかるかな?」
幼「…はい」
男「なら話は早い
入っておいで?」
幼「嫌です」
男「はあ…
じゃ、先に入るね」
幼「…」
男「ふー
さっぱりした」
幼「…」ジーーー
男「ん?」
幼「…」ジーーー
男「入りたくなったの?」
幼「…」コクン
男「案内してあげるから入っておいで」
幼「…覗かないでくださいね…」
男「大丈夫大丈夫(覗きてーーー!)」
幼「…あの人…なんで何もしてこないんでしょうか…」
幼「もしかしたらあいつ等とは違うのでしょうか」
幼「…いえ
今はきっと油断させて後で豹変するに違いないです」
幼「男は皆敵です…」
男「さて…そろそろ晩御飯の準備をするか
幼女も何か食べるだろ?俺の知ってる限りじゃ昼から食べてないんだし」
幼「…いらないです」
男(ふむ…それなら食べたくなるようなご飯でも作ってやるか)
男「よし、出来た」
幼「…」グーー
男「ほら、お腹すいたんだろ?」
男「怪しいものなんていれてないよ」
幼「…先に食べて下さい」
男「(釣れたなこれは)わかった」パクパク
男「うん、我ながら会心の出来だ」
幼「…」テクテク
男「お?食べる気になったか?」
幼女「…」コクン
男「ほら、幼女の分だ」
幼「ありがとうございます」
男・幼「…」パクパク
幼「…グス…ヒック」
男「!?」
男「ど、どどどどどうした?」
幼「久しぶりの温かいご飯に感動しちゃっただけです」
男「そ、そうなのか」
男(いままで、どんな生活してたんだ?)
男「美味しかったか?」
幼「…」コクン
男「それは良かった」
男「さて、と…」
幼「ヒッ!?」
男「?
どうしたんだ?」
幼「い、いえ…なんでもないです」
男「??」
男「まあいいか…」
男「そういえば親御さんはどこにいるの?」
幼「……」ギュッ
男(やっぱり地雷だったかな…)
幼「…」
男「言いたくないなら無理には聞かないよ」
幼「…」
男「それじゃ今日はもう寝ようか」
男「俺は車で寝るから幼女はあの布団で寝て良いよ」
幼「…」
男「俺が信じれないなら鍵は家の中に置いとくから中から鍵でもしときな?」
男「それじゃ」パタン
幼「久しぶりのフカフカなお布団です…」
幼「とても気持ちいいです」
幼「あの方は悪い方ではないような…
いえ…騙されません
絶対に裏があるはずです」
男「ぶえっくしょん!!!!
あー寒い」
幼「…枕らしき布が柔らかすぎて違和感です」
男「あれだよな…」
男「甲冑を着てて警察もうまかっちゃんも知らないっておかしいよな」
男「まさか、この時代の人間じゃ…」
男「やめよう
可愛いからそれで良しとしよう」
男「明日は幼女の着替えを一式買いに行くか」
「綺麗な体じゃのー!」
「それはもちろんですよお代官様」
「なんせあの血筋の娘ですから…ひひひひ」
「ひゃっはっはっはっ!
ワシらにたてつきむざむざ殺されたた上に娘は陵辱されて…
さぞ悔しかろうのー!!
ワシらにたてつかなかったらこんな事にはならなかったのにのー!」
「ひっひっ…まさにその通りですな!
まあ、あの馬鹿共のおかげでこうやって楽しめるんですかいいじゃないですか」
「そうじゃのー!」
幼「…父上や…」
「なんじゃ?」
幼「父上や母上の悪口を言うなーーーー!!!」
幼「ハッ!」ガバッ
幼「はあ…はあ…はあ…」
幼「夢…だったみたいです」
幼「…」キョロキョロ
幼「それにしてもこの地は一体どこなんでしょうか…?」
幼「外は妙に明るいし異常なぐらいにうるさいしですし」
幼「確か、あいつ等の所を逃げ出して…それからしばらく走ってそれからそれから…」
幼「それから…突然雷が落ちて目の前が真っ暗に…」
幼「もしかして…死んでしまったのでしょうか」
幼「だとしたら父上や母上はこの地のどこかにいるんでしょうか」
幼「明日、あの方に聞いてみましょう」
男「困った」
男「非常に困った」
男「鍵を渡して中から鍵をさせたまでは良かったが中に入る術がない」
男「…」ガサゴソ
男「財布もない」
\\\
幼「ん…うん…?」
幼「昨日、あの方が閉めた扉がゴンゴン鳴ってます」
男「幼女ー
起きてたら
あけてくれー」ボソボソ
幼「困りましたね
開けろと言われましてもどうしたらいいのか全くわかりません」
男「開け方を教えてなかったな
すまない」
幼「…」
男「また、だんまりか…」
幼「あ、あの…」
男「どうした?」
幼「この地に父上と母上はおられるんでしょうか?」
男「幼女の?」
幼「はい」
男「俺は幼女の両親の顔を見たことがないからなんとも言えないな」
幼「そう…ですか」
男「とりあえず、ここら辺を探したいならその格好はまずい」
幼「…そうなんですか?」
男「ああ」
男「だから、今から服を買ってくる
ちょっとばかし待っててくれ」
幼「……わかりました」
男「行ってきます」がちゃり
幼「…行ってらっしゃい…」
幼「ああは言っていたけどきっと仲間を呼びに行くつもりです」
幼「今のうちに逃げます」
幼「…」ガチャガチャ
幼「うう…」
幼「開け方がわからないです…グスッ」
男「さて…服を買いに出たのはいいがどんな服がいいのだろう」
男「あんまりうろうろしてると通報されるからな」
男「以前、幼女をガン見してたら警備員に注意されたから下手に長居はしない方が賢明だろう」
男「でも、悩むな…」
男「白ワンピに麦藁帽子と無難な選択か…ワンサイズでかめのブカブカで温かさを優先するか…」
男「と、言うよりこの時期に白ワンピに麦藁帽子はないな
もう少し暖かくなってからにしよう」
男「趣味全開でメイド服や猫のキグルミを…
いやいや、それだと外に出れないではないか」
男「以前、幼女をガン見してたら警備員に注意されたから下手に長居はしない方が賢明だろう」
男「でも、悩むな…」
男「白ワンピに麦藁帽子と無難な選択か…ワンサイズでかめのブカブカで温かさを優先するか…」
男「と、言うよりこの時期に白ワンピに麦藁帽子はないな
もう少し暖かくなってからにしよう」
男「趣味全開でメイド服や猫のキグルミを…
いやいや、それだと外に出れないではないか」
ここから
男「白ワンピに麦藁帽子と無難な選択か…ワンサイズでかめのブカブカで温かさを優先するか…」
男「と、言うよりこの時期に白ワンピに麦藁帽子はないな
もう少し暖かくなってからにしよう」
男「趣味全開でメイド服や猫のキグルミを…
いやいや、それだと外に出れないではないか」
男「とりあえずいつも凝視してる幼女と似たような服を買ってみた」
男「下着を買う時にあの時の警備員がいたから危なかった」
男「実際問題、服に関しては以前オークションで落とした体操服(ブルマ)を一度着てほしいものだがな」
男「ただい…なんで端っこで丸くなってるんだ?」
幼「…仲間を呼びに行ったんじゃないんですか?」
男「…?
変なことを言う幼女だな」
男「俺は服を買って来ると言ったんだぞ?
約束は必ず守る」
幼「…あなたは敵じゃないんですか?」
男「もちろん(色んな意味では世間一般からは敵視されてるがな)」
幼「…」
男「ほら
幼女の服だ」
幼「…いらないです」
男「どうしてだ?」
幼「…少しだけあなたを信用出来たから話します」
男「うむ」
幼「私は既に死んでる身です
だからこそ、この地に来ました」
男「なんと(ボクっこじゃないのが残念)」
幼「死んでる私が服を選ぶ必要はありません」
男「とりあえず待て」
幼「はい?」
男「その理屈だと俺も死んでるのか?」
幼「そう…なりますね」
男「落ち着け幼女よ
俺は死んでもいないし幼女も死んでない」
幼「でも、私はあの時雷に打たれて…」
男「雷?
ここ2か月ぐらいは雷どころか雨さえ降ってないぞ」
幼「…え?」
男(甲冑といい、うまかっちゃんを知らないことや警察を知らない事…
雷に打たれた事…
なんだ?何が起こってる?
こんな事が実際にあるのか?
だとしたら…幼女は…幼女は…)
男「幼女はタイムスリップでもしたのかもな」
幼「タ…イム…ス…リップですか?」
男「ああ」
男「そうとしか考えられない」
幼「タイムストリップってなん…ですか?」
男「なんか凄い違う事になってるからねそれじゃ
タイムスリップね」
幼「はあ…」
男「信じれないかもだけど幼女は時間を超えてここに来ちゃったって事
状況からみると過去から未来に来たってことになるね」
幼「…え?…え?」
男「頭にクエスチョンが出るのは俺も同じさ
こんな事が実際に目の前でおこるなんて想像すらしてなかったよ」
幼「つまり…どういう事…ですか?」
男「つまり幼女は元々いた時代からかなり時間が進んだ所に来ちゃったって事
言い方は悪いかもしれないけど幼女の知ってる人は居ないし幼女を知ってる人も居ない」
幼「それじゃ…あいつ等もいないの…?」
男「?
あいつ等って誰の事かわかんないけど幼女の知る人は居ないよ」
幼「居な…い…フエッ…ヒック…うわーーーん!」
男「うおっと!?」
男「こりゃしばらくは泣きやみそうにないな…」
幼「…ヒック…グス」ゴシゴシ
男「落ち着いたか?」
幼「はい…お見苦しい所をお見せしてしまって申しわけございません」
男「謝らなくて良いよ」ポンポン
幼「!」ビクッ
男「おっと、悪い」
幼「いえ…こちらこそすみません」
男「…良かったら差支えない程度でいいから幼女の事教えてくれないか?」
幼「…」
男「まだ信用されてない…か(性癖バレたかな)」
幼「…話します」
男「え?
幼「私の素性…今までの事を全て話します」
男「驚いた…そんな酷い事をされてたのか…(いくら俺でもそれはねーよ)」
幼「はい」
男「とりあえずまとめてみようか
幼女は良いとこの血筋だったと」
幼「はい…」
男「んで悪いことえおしてる奴を裁こうと親御さんが向かったら返り討ちにあって財産から土地から全て奪われたそして…」
幼「…父上と…グス…母上は…グス」
男「オーケー
この話は飛ばそう
そして肝心の幼女は養子として叔父さんの家に行ったけどその叔父さんは悪い奴等の仲間だったと」
幼「…」コクン
男「そして幼女はその悪い奴らに気に入られて…」
幼「…」ガクガク
男(そりゃ人が信用できなくなるわな…特に男は…)
男「まあ、なんだ…その…うまくは言えないけど」
幼「…?」ガクガク
男「今の時代は安全だ
仮に何かあっても俺が守ってやる
今すぐ信じてくれとは言わない
これから時間をかけてゆっくりと信じてくれ」
幼「…はい…ありがとうございます…男さん」
男「出来ればお兄ちゃんって呼んでくれた方が…」
幼「え?」
男「いや…なんでもない」
男「とりあえずあれだ
いつでも俺を頼ってきていいからな
俺は幼女が心を開くのを待ってるから」
幼「…」トコトコ
男「…?」
幼「…」ポフッ
男「おお?」
幼「今だけ…今だけ全部忘れて甘えて良いですか?」
男「…もちろん」
幼「ヒック…グス…うわーーーーーん!!!!父上ーーーー!!母上ーーーーー!!」
男「ヨシヨシ」ナデナデ
男(まだまだ子供だもんな。頑張ってきたんだろう…すごく辛かったんだろう
それを必死に堪えてきたんだよな
これからはちゃんと守ってあげるからね
なんにせよ…その叔父と親玉には殺意が沸くな)グッ
男(後…幼女に抱きつかれて嬉しいのだが甲冑が地味に痛い…)
幼「スー…スー…」
男「泣き疲れて寝ちゃったか…」
男「…ここが幼女の安心できる場所にしてあげないとな」
幼「スー…スー…」
男「……」
幼「スー…スー…」
男「ほっぺにキスぐらい良いよね?」
男「いや…駄目だ
真のロリコンは幼女に手を出しちゃいけない」
男「しかし…
逃げ出したは良いが幸か不幸か逃走中に雷に打たれるとは…」
男「明日は幼女と一緒に買い物に行くか」
男「……地元だと捕まるかも知れないから離れた場所にしよ」
「よ…じ…幼…幼女」
幼「ち、父上…?」
「幼女、寝すぎですよ?」
幼「は、母上」
「私の顔に何かついてますか?」
幼「良かった…夢だったのですね…」
「どうしたんだ幼女?」
幼「いえ、なんでもありません父上」
幼(良かった…きっと悪い夢でも見てたんですね…)
「大変だー!!」
父「どうしたんだ!?」
「春ノ浦の奴等が先手をとって攻めてきました!」
父「なんだと!?」
幼「…う…そ」
父「母!!幼女を連れて逃げろ!」
母「そんな!?あなたはどうされるおつもりですか!?」
父「私は…少しでも時間を稼ぐ」
父「それに民にのみ戦をさせて主である私が先陣をきらぬでどうするか!」
幼「嫌…嫌…」
母「…わかりました…どうかご無事で」
幼「嫌です!父上!行かないで下さい!!」
父「幼女…私の愛する娘よ…どうか生き抜いておくれ…
母!後は頼んだぞ!!!」
幼「嫌ーーーーー!!!!」
「茶番はそこまでにしてもらおうか!!」
父「な!?もうここまで来ていたのか!!?」
「ふははははは!!死ねーーーー!!」
父「くそ!!」
母「幼女!!」
幼「嫌ーーー!!母上ーーーー!!父上ーーー!!」
幼「ハッ!?」
男「グー…グー…」
幼「夢…ですか…」
幼「父上…母上…」
男「今日は幼女の服を買いに行きます」
幼「ます」
男「地元じゃいろいろとやばいので離れた場所に行きます」
幼「…?なんで危ないんですか?」
男「一部の人間しか理解してくれない趣味だからだ」
幼「そうですか」
男「そうなんだ」
男「街に出るにあたって幼女に言いたいことがある」
幼「なんですか?」
男「外に出たらっ…てかこれからはなるべくお兄ちゃんと呼んでくれないか?」
幼「お、お兄ちゃん?」
男「そうだ!」
幼「それでは、兄上様とお呼びします」
男「オーケー。でも様はつけなくていい(それはそれで萌える!!)
男「後、いい加減甲冑を脱いで買ってきた服を着てくれ」
幼「兄上、兄上」
男「なんだ?」
幼「この、鉄の塊は物凄く速いんですね」
男「なんかどこかで聞いたようなセリフだな」
幼「…」ウィーン
男「窓を開けるな、窓から体を出そうとするな
これで五回目だぞ」
男「街に来ました」
幼「…」ポカーン
男「幼女よ、物凄く新鮮なのはわかるが大口をあけてポカーンとするのは止めてくれ
幼「も、申し訳ございません、兄上」
男(間抜け面に俺がハアハアしてしまう)
幼「何か言いましたか?」
男「いや、それは気のせいというものだ」
その悪代官は実は男の先祖で
幼女とタイムスリップした過去で
男「俺はいなかったことになるがこいつさえ倒せば幼女は辛い想いしなくていいんだ!」
幼女「兄上さまぁーッ!!」
な展開を考えたが、よく考えたらタイムパラドックス発生するなぁだめじゃん
と通勤中に妄想しちまった
男「服を買う前にお弁当食べましょう」
幼「ましょー」
男「わざわざ作らなくても良かったのではと俺は思うが」
幼「違う時代とはいえ、やはり他の人が作った食べ物はまだ怖いのです」
男「まあ仕方ない」
男「これからは完全に自炊生活だな」
幼「兄上は料理がお上手ですね」
男「そうか?」
幼「はい。とても美味しいです」
(^p^)「・・・・!」
幼「あちらに変な顔をした人が居ます…」
男「それなら俺は嬉しいぞ
おっと、一緒に外でごはん食べた記念に写真でも撮ろうか」
幼「写…真?」
男「ああ
その場の映像を記憶してくれる機械だ
幼女のワンピース姿があまりに可愛いってのもあるしな
今日は暖かくて良かったよ」
幼「か、可愛い…//」
男「はい、おにぎり持ったままで良いからこっち向いてー」カシャ
幼「なんか恥ずかしいです…」
男「あははは(可愛いハアハア)
男「さて、お腹が膨れた所で買い物に行きましょうか」
幼「行きましょー」
男「幼女はどんな服が欲しい?」
幼「私の時代とは着るもが全然違うので何とも言えないです…」
男「まあわかっていたがな」
幼「わかっていて質問したんですか?」
男「うん」
幼「切り伏せますよ?」
男「ごめんなさい」
男「ってかその短刀どこから出した」
男「子供服売り場です」
幼「…」ポカーン
男「予想はしてたがやはりポカーンとするんだな」
幼「す、すみません
あまりに色とりどりすぎて…」
男「まあいい
この中から自分の気に入った物を選んでおいで」
幼「良いんですか!?」
男「うん」
幼「ありがとうございます!」
男(いつの時代でも女の子は女の子か)
幼女「兄上!これ、どうですか?」
男「うん、良いと思うよ(に、似合いすぎだハアハア)」
男「あらかた、決まったな」
幼「はいです」
幼「でも…なんか兄上に悪い気がします…」
男「気にするでない
俺が好きでやってることだ」
幼「本当にあるがとうございます」ペコリ
男「お礼なんて良いって」
幼「兄上」
男「どうした?」
幼「あの服は私たちの時代の服にそっくりです」
男「ああ着物か(ふむ)」
男「幼女」
幼「はい?」
男「買うから行くぞ」
幼「良いんですか?」
男「もちろんだ」
幼「嬉しいです!」
男「この子が着れそうな着物ってありますか?」
「んーー…申し訳ありません
ちょっと難しいですね」
男「それじゃ、オーダーメイドなら作れますか?」
「それなら寸法と希望の色等を申してくれたら一か月くらいで出来ます」
男「それじゃお願いします」
「かしこまいりました」
男「幼女」
幼「はい?」
男「あの、お姉さんに自分が欲しいと思う着物を教えてきなさい」
幼女「わかりました兄上」
男「今日は楽しかったか?」
幼「はい!とても楽しかったです!」
幼「まるで…」
男「…?」
幼「い、いえ。なんでもありません」
男「それならいいけど…」
幼「また行きましょうね兄上!」
男「ああ」
幼「約束ですよ」
男「約束だ」
幼「次が楽しみです!」ウィーン
男「だから窓を開けるな」
着物を見て「似ている」と言うのなら幼女がいた時代は平安時代だな。
それではおやすみなさい
ガンガって完結させます!
男「幼女最高!」
男「晩御飯のおかずを買いに来ました」
幼「これが今の市場なんですか?」
男「ああ」
男「さて、今日は何を作ろうかな」
男「幼女は何が食べたい?」
幼「兄上の御勧めでおねがいします」
男「ふむ」
男「時代は違えどお子様に大人気なあれを作るか」
男「ただいま」
幼「ただ…いま?」
男「うん
それで良いんだよ
はい、もう一度?」
幼「ただいま帰りました」
男「うむ
おかえりなさい」
幼「えへへ…
暖かく帰りを迎えられるなんて久しぶりです」
男「今は、ここが幼女の家なんだからね」
幼「はい!」
幼「兄上、兄上」
男「ん?」
幼「何を作っているのですか?」
男「出来てからの楽しみだよ」
幼「そうですか
私も何かお手伝いします」
男「幼女は向こうの部屋でTVでも見てていいよ
じゃないと秘密じゃなくなちゃうから」
幼「そうですか…」
幼「…テ…レビってなんですか?」
男「これだよ」
幼「…?」
幼「これで何を見るのですか?」
男「…」ピッ
「今日も始まりました!VIPの実況コーナー!!」
幼「ヒッ!?」
男「逃げるな逃げるな」
男「…そして刀を下ろせ」
幼「こんな小さな箱の中にいっぱい人がいます」
幼「苦しくないんでしょうか?」
幼「顔が大きくなったり小さくなったり…」
幼「…不気味です」
男「出来たぞ」
幼「…」
男「…?どうした?」
幼「…なんですかこれは」
男「カレーという食べ物だ」
幼「…これが食べ物ですか?
どうみても…厠でするべきあれですよね?」
男「予想通りの反応ありがとう」
男「なんで、そこでキレて俺に刀を向ける」
男「違うから食べてみろ」
幼「うう…」
男「ほら、スプーンだ」
幼「なんだかおたまが小さくなったみたいですね」
男「これはおたまじゃない」
男「これでこうやって食べるんだ」ムシャムシャ
幼「……」
男「うん、美味しい」
幼「……」パク
幼「もう一度食べても良いですか?」
男「幼女よ…それで4杯目だぞ?
別に構わんが」
男「よし、腹も落ち着いてきたから風呂にはいるとするか」
幼「そうですね」
男「先にはいるか?」
幼「いえ、兄上からどうぞ」
男「そうか
では、行ってくる」
幼「はい」
男「さて…なんか凄い音がしたから急いで出てきたらなんでTVが真っ二つなんだ?」
男「そして幼女はなんで端っこで包まって震えてるんだ?」
男「ふむ…
いきなり怖い顔が出てきて驚いてしまったと」
幼「…グス」コクン
男(オカ板特集でも見たんだろうな…)
幼「…申し訳ございません」グス
男「良いよ良いよ
どのみち捨てるやつだったし」
男「とりあえず、お風呂に行っておいで?」
幼「…はい」パタパタ
男「今夜から幼女の下着が見放題だ」ハアハア
男「それでは寝ますか」
幼「はい」
男「鍵の開け方は覚えたね?」
幼「はい」
男「よし、それじゃおやすみ」スクッ
幼「…」ニギッ
男「…?」
幼「…」
男「ああ…怖いんだね」
幼「…」コクン
幼「スー…スー…」
男「寝付いたか」
男「なんだかんだでやっぱり子供だもんな」
男「…明日は幼女のいた時代を探りに図書館にでも行ってみるか」
幼「スー…スー…」
男「可愛い寝顔しちゃって…」
男「…」
男「盗撮、盗撮」パシャ
幼「…嫌…嫌だ…」
男「ん?」
幼「い…や…来ない…で…」
男「…夢の中でも追われ続けてるのか…」
幼「父…上…母…上…助け…て…」
男「…大丈夫、傍にいるよ」ギュッ
幼「兄…上…スー…スー…」
男「…」
幼「おはようです…」
男「おはよう
その涎まみれの口元を洗ってきなさい
水道の使い方をこうだよ」
幼「…ふぁい」ゴシゴシ
男(あの涎は瓶詰にして家宝にすれば良かったな…
まあ、明日があるさ)
平安時代か…
名前を尋ねる=求婚なんだよな。
万葉集ではいきなり天皇がナンパしている詩から始まる。
「君の名前教えてくれへん?え、あぁごめんごめんまず先にこっちが名前を名乗らないとね!僕は天皇、この国で一番えらい人だよ☆」
…良い時代だな。
幼「昨日は不思議な夢を見ました」
男「ほう」
幼「あいつ等に追われてて物凄く苦しかったです」
男「…」
幼「でも、突然手が現れて私の手を掴んでくれました
とても…とても暖かかったです…」
幼「その手に引かれると、とても綺麗なお花畑に景色が変わりました
眩しくてしばらくは目を開けなかったです
なぜかその間、何かに包まれてました
でも、不思議と恐怖は無くとても安心できました」
幼「目を開いて抱きしめてくれてた人を見ると…兄上が抱きしめてくれてました」
男「…」
幼「兄上はずっと私を抱きしめたまま大丈夫とずっと言ってくれてました
周りを見渡すとあいつ等の姿はなくて…グス…」
幼「物凄く幸せ…ヒック…でした…」ゴシゴシ
男「…」ポンッ
幼「…グス」
男「過去形じゃなくてこれからもずっと幸せだから安心しな」
幼「兄…上…ううう…グス」
男「ヨシヨシ」ナデナデ
男「俺はちょっと調べ物があるんで出かけてきます」
幼「着いていったら駄目なんですか?」
男「野暮用だからね
家でおとなしく待っててなさい」
幼「うー…」
男「うっ…そ、そんな可愛い顔しても駄目なものは駄目」
男「それじゃ行ってきます。誰か来ても絶対に反応しちゃ駄目だよ?」パタン
幼「…いってらしゃいませ」
男「今のは危なかった」
男「さて…お前が歴史に詳しくて助かったよ」
友「まさか男が歴史の事を教えてくれとか言い出すなんて驚きだよ」
男「ちょっと興味が出てきただけだ」
友「まあそう言うな。それで何から教えたら良い?」
男「甲冑を着るような時代っていつぐらいだ?」
友「まあ大まかに言うと戦があってた頃だね」
友「でも、その後でも鑑賞用やら武士のたしなみ?みたいなもので軽くて薄いものが作られたりもしてるよ」
男「ふむ…この家紋はわかるか?」
友「うーん…どっかで見たことがあるような気がしないでもないんだけど…」
男「思い出してくれ」
友「いきなりは無理だよ
1つ言えるのは歴史マニアな僕にも分らない家紋だって事
恐らく物凄く無名なところだよ」
男「そうか…ありがとう」
友「何かわかったら連絡するよ」
男「頼む」
友「そんじゃ報酬をもらいますか」
男「待て、何の情報も…と言いたいが頼れるのがお前しかいないから仕方なしとしよう」
友「まいどー」
幼「兄上遅いです…」イジイジ
男「ただいまー」
幼「!」タタタッ
幼「兄上!おかえりなさいませ!」ギュッ
男「グハッ、…ただいま(ムハー!妄想だけの展開だった事が現実に!)」
幼「兄上?どうして鼻息が荒いんですか?」
男「気にするな」
男「それより、なんでまた甲冑を着てるんだ?」
幼「ここを触ると変な感じがします…うぅん…」
男「そういえば幼女よ」
幼「はい?」
男「幼女の住んでた所の地名…場所の名前はわかるか?」
幼「大居ノ浦ってところです」
男「そうか、ありがとう(後で友に教えておこう)」
男「今日はハンバーグを作ってみました」
幼「なんかとても美味しそうな匂いです」
男「それでは…」
男・幼「いただきます」
男「幼女…服にソースがかかりまっくてるぞ…」
男「今日は1人で寝れそうか?」
幼「…」フルフル
男「オーケーわかった」
幼「おやすみなさいです」
男「ああ、おやすみ」カチッ
幼「スー…スー…」
男「寝付くの速いな」
幼「はぁ…お腹がすきました」
(^p^)「・・・・!」
幼「(なんかあの人の顔 怖いです…)」
(^p^)「おじょうちぁんかわいいれすwwww」
幼「ひっ!」
(^p^)「おじょちゃんにてんすのやいたパンあげまする」
幼「えっ でも…(他人が作った物は食べれません…)」
(^p^)「さっきからおなかなってるれす」
幼「(ちょっとだけなら…)」
幼「1つ…いただけますか?」
(^p^)「んひひwwwてんすの焼いたパンはおいしいれすよwwwwww」
幼「(このパン…涎がついてます…)」
幼「あ、ありがとうございます…それでは…」
(^p^)「どこ行くの」
幼「えっと…今から家に戻ります」
(^p^)「500えん」
幼「えっ?」
(^p^)「てんすのパン1個500えんにまります」
幼「えっと…お金持ってないんで…これ返します」
(^p^)「返品だめ」
幼「うぅ…」
(^p^)「はやくお金払うます」
幼「持ってないです…」
(^p^)「それなら体で払うしかないれすwwwww」
幼「えっ?」
(^p^)「いいからこっちにくるれすwwwww」
幼「きゃっ!(兄上…助けて!)」
男「しかし見事に服を汚しまくったな」
男「幼女よ…
喜んでくれるのは嬉しいがはしゃぎすぎだ」
男「まあ、そんな所も子供らしくて俺は好きだけどね」
男「おい
>>307 俺の妹に何してやがる(俺でも我慢してるのにいい!)」
男「…」ブルル
男「友からか」ピッ
男「…な、なんだと?」
男「幼女がなぜ時を越えてあそこに居たのか…」
男「予想はしていたが…」
幼「スー…スー…」
男「この土地の過去の事だったのか」
男「ん?また友からだ」
男「面白い話があるから明日会おう…か…」
男「明日は幼女を連れて遊園地に行こうかと思ったのに…」
男「幼女の事の方が優先だな」
男「あいつの面白い事ってのはだいたいくだらない事だしな」
男「とりあえず返信と…
『だが断る』
よし寝よう」
幼「おはようございま…スー…」
男「はいそこ
そんな萌え萌えな姿を俺に見せないように」
男「早く顔を洗っておいで」
幼「はいです…」ゴシゴシ
男「しまった
涎の瓶詰忘れてた」
(^p^)「それならぼきがしておきましたwww」
男「さて、今日は楽しい所に行きます」
幼「楽しいところですか?」
男「うむ」
幼「どんなところですか?」
男「着いてからのお楽しみだ」
男「今日はちょっと肌寒いからこのゴスロリチックな洋風メイド服で行こうか」
幼「真黒な服ですね」
男「だからこそ良いんだ」
幼「そうなんですか?」
男「そうなのだ
しかも動きやすさを重視してるから変にゴテゴテしてなくて尚且つ暖かいという代物だ」
幼「それって凄いんですか?」
男「俺内部では凄い」
\\\\
男「着きました」
幼「こ…ここが楽しいところですか?
男「そうだ」
幼「なんか…悲鳴みたいなのが聞こえてくるんですが…」
男「行ったらわかるさ」
男「大人一枚と子供一枚お願いします」
幼「…」ガクガク
「きゃーーーーーー!!」
幼「!?」ビクッ
「いやーーーーー!!」
幼「!!?」ビビクッ
幼「あ、兄上~…」
男「どうした?」
幼「皆さん物凄く叫んでますけどここは公開拷問所ですか?」
男「なんつー表現を…」
男(いきなり速いのは無理だろうからあれから行くか)
友「計算通りです」
男「身長制限を忘れてた」
幼「なぜかホッとしました」
男「…」
男「よし
あそこに行ってみよう」
幼「あの怖い絵が描かれてるところですか?」
男「ああ」
幼「嫌です」
男「中は怖くないから大丈夫、大丈夫」
幼「…本当ですか?」
男「ああ」ニヤリ
男「まさか、また短刀を持ってきてるとは思わなかった
ゾンビの首が切れたぞ。機械だったから良かったけど」
幼「うう…兄上の嘘つき…グス」
男「ごめんごめん
まさかあんなに怖がるとは思わなかったんだ」
男(泣き顔の幼女も可愛いな)ハアハア
男「この通りごめんって」
幼「兄上なんて知りません」プイッ
男(困ったな
…そうだ!)
男「幼女、ちょっと待ってろ」
幼「…グス?」ゴシゴシ
男「ほら」
幼「これは…なん…ですか…?」
男「アイスクリームだ」
幼「アイス…クリーン?」
男「いや、意味がわからないからね
アイスが透け透けなの?アイスが滑ってるの?」
男「まあいいや
ほら、食べてみな?」
幼「それは食べても大丈夫なんですか?」
男「もちろん
先に俺が食べてあげるよ」パクッ
男「うん、肌寒い日に食べるアイスも美味しい」
幼「…」パクパク
幼「美味しいです!」
男「そうだろそうだろ?」
男「あ、ほら早く食べないとアイスが溶けるぞ?」
幼「冷たくてそんなに早く食べれないです」
男(よく考えたら幼女と間接キス!?
ひゃっほーーーー!!)
男「ああ、ほら口の周りがベトベトじゃないか」フキフキ
幼「すみません」
男(な、なんかエロい…目の前でこんな光景が繰り広げられるとは…生きてて良かった)
男「あ、写真撮ろうか」
男「幼女はアイス食べてていいよ」
幼「はい」
男「それじゃ撮るよー」カシャ
男(これでまた一枚、幼女フォルダの中身が…じゃなくて幼女との思い出写真が出来た)
幼「やっぱり、それを向けられると恥ずかしいです」
男(その恥じらい顔貰った!!)カシャ
男「さて、次はこれに乗ろうか」
男「今度は本当に怖くないよ」
幼「…」ジーーー
男「本当だって」
男「ほら、乗ってる人たちを見たらわかるよ」
幼「…」チラッ
男「ね?
寧ろ楽しそうだろ?」
幼「…」コクン
男「それじゃ、乗ろうか」
男「ほら、この真ん中の丸い輪っかを持って?」
幼「こう…ですか?」
男「そうそう」
男「それをグルグル回したらこの乗り物も回るよ」
幼「んしょ、んしょ…」ググググ
男(力んだ顔も萌えるなー)ハアハア
幼「んしょ、んしょ…」グル…グル…
幼「!
回りました!兄上!回りました!!」
男「はははは、もっと勢いよく回したり逆に回したりも出来るからやってごらん?」
幼「はい!」グルグル
男「楽しいかい?」
幼「楽しいです」グルグルグルグル
男「…」
幼「キャッキャッ!!」グルグルグルグルグルグル
男「…回しすぎだ…うっぷ…」
幼「兄上…申し訳ございません」ペコリ
男「もう元気になったから大丈夫だよ」
幼「うう…」
男「ほら、この通り元気さ!」
幼「それなら良かったです!」
男(ご飯前で良かった…リバースはしなかったぜ…)
男「昼飯です」
幼「です」
男「今日はサンドイッチを作ってみました」
幼「このパサパサしたのがご飯ですか?」
男「うむ」
男「それでは…」
男・幼「いただきます」
男「こら、トマト無しばっかり食べるな」
幼「兄上、兄上」
男「どうした?」
幼「あの、大きな丸い輪っかはなんですか?」
男「観覧車だな」
幼「観覧車?」
男「うん」
幼「ゆっくりとグルグル回ってますがあれは楽しいのですか?」
男「まあ、あれは景色を楽しむって感じだな」
男(もう幼女が乗れるのも数少なくなってきたし日も暮れてきたからこれでお終いにするか)
男「高いところ平気なら乗ってみるか?」
幼「はい!乗ってみたいです!」
幼「高いです高いです!!
雲さんに手が届きそうなぐらい高いです!!」
男「ははは、案外届くのかもな」
幼「本当ですか!?」
男「だからと言って外に出ようとするな」
幼「夕陽が綺麗です…」
男「…」ゴソゴソ
幼女「…」
男「幼女」
幼「はい?」カシャ
幼「キャッ!?」
男「はは、いつも写真を撮るときは笑顔がぎこちなかったから不意をつかせてもらった」
幼「いきなり光ったので驚きました」
男「今度は普通に撮るよ」
男「うん、手は膝に…そうそう…よし
それじゃ撮るよ?」
幼「はい」
男「…」
幼「プッ、兄上なんですかその顔は」
男「はいシャッターチャンス」カシャ
男「楽しかったな」
幼「はい、とても楽しかったです」
男「またいつか来ような?」
幼「はい!」
男「次はあの速い乗物に乗ろうな」
幼「絶対に嫌です」
男「えー」
男「まだ、隠し持ってたのか
その短刀」
なんとなく
>>366を昔っぽい言葉で脳内変換してみたら
幼女「たこうたこう!雲河にも届く高さでおじゃる!!」
俺の中の幼女が大変になった保守
男「ほら、この股の間のモノを握って?」
幼「? こう…ですか?」
男「そうそう」
男「それを上下に動かしたら兄上はとても喜びます」
幼「んしょ、んしょ…」ニギニギ
男(気持ちいいなー)ハアハア
幼「んしょ、んしょ…」シコシコ
幼「!
大きくなりました!兄上!大きくなりました!!」
男「はははは、もっと勢いよくしごいたり先っぽをいじったりもやってごらん?」
幼「はい!」シコシコ
男「楽しいかい?」
幼「楽しいです」シコシコシコシコ
男「…ハァハァ」
幼「どうしました兄上?息が荒いですよ?」
男「…上手すぎだ…うっ…」
男「幼女!もっと早くしごいて!」ハァハァ
幼「はい!(兄上の様子が変です…顔が真っ赤でとても苦しそう…)」
男「ハァハァ…あぁっっ!!!」ビュビュッ
幼「!!?(兄上の股の間のモノから白いドロドロが飛び出しました!)」
男「ハァハァハァハァハァハァ」
幼「兄上…大丈夫ですか?(白いドロドロを吐き出したら元気がなくなってしまいました…)」
幼「兄上…申し訳ございません」ペコリ
男「もう元気になったから大丈夫だよ」
幼「うう…」
男「ほら、この通り元気さ!」ビンビン
幼「それなら良かったです!」
男(オナ禁前で良かった…一線は越えなかったぜ…)
幼「兄上、兄上」
男「どうした?」
幼「あの人達がやってる、男の人の股の間のモノを女の人が舐める行為はなんですか?」
男「フェラだな」
幼「フェラ?」
男「うん」
幼「ゆっくりとペロペロ舐めてますがあれで殿方は喜ぶのですか?」
男「まあ、あれは快感を楽しむって感じだな」
男(もう俺の子種も数少なくなってきたし日も暮れてきたからこれでフィニッシュにするか)
男「くわえ込むの平気なら舐めてみるか?」
幼「はい!兄上が喜ぶなら舐めたいです!」
幼「硬いです大きいです!!
兄上のモノが喉の奥に届きそうなぐらい大きくなってます!!」
男「ははは、俺の短小です届くのかもな
すっごく気持ちいいよ」
幼「本当ですか!?じゃあもっと頑張ります!」 チュパチュパ
男「う…そろそろ出るよ」
幼「…んっ!」ドクッドクドク
男「ハァハァ。気持ちよかったよ。それは飲んじゃいな」
幼「兄上に喜んで貰えて嬉しいです!
このドロドロちょっと苦いですね…」
男「だからと言って外に出そうとするな。ちゃんとゴックンしなさい」
幼「眠いです…」
男「あれだけはしゃげば眠たくもなるだろう」
幼「…スー…スー…」
男「あ、こら
湯につからなくてもいいから汗だけでも流してから寝なさい」
幼「…はい…です…スー…」
男「明日は友との約束だな」
男「…」
幼「…兄上…戻り…スー…」
男「普通は眠気が飛ぶはずなんだがな」
幼「…」ゴシゴシ
幼「……」
幼「…スー…スー…」
男「立ったまま寝るなんてなんて器用な事を」
男「朝です」
幼「…おはようございます」ゴシゴシ
男「今日は、友人と約束があるからちょっと出かけてくるね」
幼「はいです」
男「おとなしく待っているように」
幼「…はいです」
男「出る前にその顔は反則だろう…」
友「やあ」
男「お前は相変わらず自分が言い出した時間を守れないんだな」
友「すまない、すまない」
男「それで?面白い話ってなんだ?」
友「うん、それなんだけどね
…恐らく言葉で説明するよりこれを見てもらった方がはやいかな」パサッ
男「字がいっぱいでめまいがするんだが」
友「ほんと、文字に弱いね」
男「うるさい
それでこれがどうしたんだ?」
友「ここを見て?」
男「ふむふむ…」
男「…!?」
友「ね?面白いだろ?」
友「あうあうww」
男「お前は相変わらず自分が言い出した時間を守れないんだな」
友「ぼきてんすwww、ぼきてんすww」
男「それで?面白い話ってなんだ?」
友「あうあうwwぼきのてんすみてほしいれすww」パサッ
男「毛がいっぱいでめまいがするんだが」
男「大居ノ浦合戦…大居ノ浦の跡取り…」
男「そして…消えた少女」
男「所々文字ぬけになってるがこれはなんだ?」
友「ああ、それはまだ僕も訳せてない部分だよ」
友「それでも男を呼び出したのは…」
友「その消えた少女の部分についてだよ」
男「!?……なんでそんな事で俺を呼び出したんだ?」
友「…ほら、男が初めて歴史に興味を持ってくれた時代だからこのミステリーを一緒に味わいたくてね」
男「…この消えたってただの行方不明か何かだろ?」
友「僕も最初はそう思ったんだけどね」
男「……」
友「…と、言いたいところだけどかなり急いでたからその辺りもその先も全然訳せてないんだ」
友「でも、消えた少女ってわざわざ記されてるぐらいだ
だからなんかミステリー臭がしてね」
男「…そうか」
友「…」
男「…」
友「とりあえず…また、何かわかったら連絡するよ」
男「…ああ、頼む」
友「あ、ここの代金よろしく~」
男「はいはい」
友「それじゃまたね」
男「ああ、またな」
友「…ただの行方不明…ねえ…」
男「ただいまー」
幼「!」トタタタタ
幼「おかえりなさいませ!兄上!」ガバッ
男「はうっ!
…た、ただいま」
男「な、なぜ、また甲冑を…?
…当たっちゃいけない所に……」ピクピク
男「帰ってくるのが思ったより早かったからお出かけしましょう」
幼「お出かけですお出かけですー」
男「ってな訳で着替えてきなさい」
幼「はいです」トテトテ
男(そういえば、生着替えを一度も見てないなあ…)
幼「兄上、着替えてまいりました」
男「それじゃ行くか」
男「…」
幼「…?」
男「…」ガシッ
幼「キャッ!?」
男「案の定、短刀を持ってたか
3本もどうやって隠し持ってたんだ?」
男「ゲームセンターに来てみました」
幼「うるさいですー」
男「とりあえず、見て回ろうか」
幼「うるさすぎて頭痛くなってきました」
男「なんと」
幼「でも、我慢します」
男「頭が痛いなら仕方ない」
男「別の場所に移動しよう」
幼「ごめんなさいです」
男「しょんぼりしなさんな」
幼「うー…でも…」
男「でもじゃないです(しょぼくれてる幼女!鼓動が高鳴るぜぇい!!!!!)
男「頭痛いのとれた?」
幼「はい」
幼「迷惑おかけしました」
男「…」
男「てい」パチン
幼「あうっ」
幼「何をするんですか、兄上」
男「でこピン」
幼「そうじゃなくて…」
男「おっ、人形劇とは今時珍しいな」
幼「あれは何ですか?」
男「人形が劇をしてくれるんだよ
見てみるかい?」
幼「はいです!」
幼「亀さん頑張れです!」
男「…」
幼「今です!今が勝機です!!」
男「…」
幼「やった!亀さんの勝利です!」パチパチ
男「…」
幼「見ましたか!?兄上!?
亀さんがうさぎさんに勝ちましたよ!」パチパチ
男「亀さん凄いなー
勝ったなー」
男(ああ…この純粋さが眩しすぎる!!)
男「晩御飯のおかず選びです」
幼「ですー」
男「今日は焼き魚にしてみましょう」
幼「兄上の作られる料理は美味しくて大好きです」
男「俺の事は?」
幼「大好きです」
男「ありがとう(ああ、もう!!食べちゃいたい!!)」
幼「えへへ//」
警「む?あの男は…」
警「君」
男「は…うげっ…あの時の警備員…」
警「警備員じゃなく警察だと何回言ったらわかるんだ?
こんな幼い子を連れて……遂に実行しちゃったのか?」
男(やっかいな奴に見つかったな…)
警「聞いてるのかね?」
男「あ、はい。この子は俺の妹です」
警「本当かね?」
幼「兄上、この方は誰ですか?」
男「ああ…俺の知り合いだよ」
幼「そうなんですか。兄上がいつもお世話になっております」ペコリ
警「…どうやら本当のようだな。今回は見逃すがあまり子供をガン見するなよ?あと、犯罪は犯すんじゃないぞ?」
男「はは…それじゃ」
幼「それでは失礼します」ペコリ
警「幼女を堂々と連れまわせるっていいなあ…」
男「ただいま」
幼「ただいま帰りました」
男「おかえり」
幼「兄上もおかえりなさいです」
男「それじゃ、俺はご飯の支度をするから幼女はお風呂に行っておいで?」
幼「わかりました」トテテテテ
男「…」シャー
男「…」ゴシゴシ
男「…」ザバー
男「あ、やば…妄想してたら鼻血が…」
幼「あがりました」
男「うむ、ご飯出来てるぞ」
幼「はいです」
男「それでは…」
男・幼「いただきます」
幼「…」パクパク
男「…」パクパク
幼「…兄上」
男「ん?」
幼「喉が痛いです」
男「うん、定番だね」
男「はい、ご飯を噛まずに飲んで?」
幼「そんな行儀の悪い事は出来ません」
男「…」
男「…明日からトマトがメインの料理にします」
幼「!……」ゴックン
幼「喉が痛いのなくなりました」
男「よろしい」
男「気づけばもうこんな時間か」
男「幼女はもう寝なさい」
幼「はいです。兄上お休みなさいです」
男「ああ、おやすみ」
友『その消えた少女の部分についてだよ』
友『僕も最初はそう思ったんだけどね』
男「まさか…な…」
男「考えすぎだな。俺も寝るか」
男「おはよう」
幼「おはようございます」
男「はてさて…今日は何をしようかね」
男「そういえば友の持ってきた文章をみたらこの時代とは明らかに文字が違ったな」
男「って事は幼女はこの時代の文字が書けないって事だよな」
男「…よし」
男「幼女」
幼「はい?」
男「今日はこの時代の文字を教えよう」
幼「わかりました」
男「嫌がると思ったんだが案外あっさりと…(嫌がる姿で萌えたかったのにいいいぃぃぃぃ!!)」
男「五十音表を買ってきました」
幼「これがこの時代の文字ですか?」
男「ああ、出かけ先でよく見てただろ?」
幼「確かにそうですね」
男「正直、人に物事を教えるのは苦手だから分かりにくかったら言ってくれ」
幼「はいです」
男「正しい書き順なんて覚えてないから書き順は適当でいいや」
男「これが『あ』だ」
幼「…」カキカキ
男「今日はまだ始めたばかりだから『さ行』まで頑張ろうな」
幼「もっといっぱい覚えたいです!」
男「でも、勉強しすぎても頭の中の整理が出来なくなるよ?」
幼「兄上、お願いします!」
男「う、む…わかった
だが、なんでそんなにはやく文字を覚えたいんだ?」
幼「ひ、秘密です!」
男「結局昼過ぎまで勉強してしまった」
幼「結構覚えれました」
男「それは、良かった」
男「さて、昼飯を食べれなかったからお昼御飯を買いに行きましょう」
幼「お腹すいたです」
男「なぜ、もっと早くその状態に気付いてくれなかった」
男「お昼は何にしようかな」
幼「兄上に会った時、兄上が食べてたのが食べてみたいです」
男「ふむ、それならあんな手抜きじゃなくてしっかりしたものを作ろうか」
友「あれ?男だ」
友「横にちっこいのがいる…」
友「やあ」
男「!!!…と、友」
友「買い物かい?」
男「あ、ああ」
幼「兄上、こちらのお方はどなたですか?」
男「俺の友人の友だ」
友「初めまして、お譲ちゃん」
幼「初めまして」ペコリ
友「男…ついに犯罪に手をって…兄上?」
男「あ、ああ。俺の妹だ」
友「あれ?男に妹なんていたっけ?」
男「遠縁のな」
友「ふーん」
男「俺らは急いでるから先に行くぞ?」
友「うん、またね」
友「嘘つき…親戚とは縁を切ったって言ってたくせに…」
警「幼女…羨ましいいいぃぃぃ!」
男(危なかった…)
「あ…え…」
男(まさか友がいるとはな…)
「兄…上…」
男(まあ、誤魔化しきれただろう…)
幼「兄上!」
男「うおっと
どうした?」
幼「さっきからお呼びしてるのに全然気付いてくれないです」プー
男「すまない、すまない(頬を膨らましちゃらめええぇぇぇ!)」
男「んで、どうしたんだ?」
幼「兄上、それはなんて名前の料理なんですか?」
男「これか?これはラーメンだ」
男「俺が最初に食べてたやつよりも美味しいのを食べさせてやるからな」
幼「楽しみなのです!」
男「出来ました」
幼「煙があがってます」
男「のびる前に食べましょう」
幼「のびるんですか?」
男「説明は後だ」
男「小皿に移してあげるからちょっと待ってね」
男「そして、こうやって食べる!」ズゾゾゾゾゾ!
幼「は、はい」ズゾ…
男「どうした?」
幼「…熱いです」
男「フーフーしてあげるからこっちにおいで」
幼「はいです」トテテテテ
男「…」フーフー
男「これなら食べれるかな?
アーンして?」
幼「アーン」パク
男「どう?熱くない?美味しい?」
幼「丁度いいです!美味しいです!」
男「なら、良かった」
男(幼女のラーメンにフーフーしてアーンしてあげちゃった!!ハアハアハア!!生きててごめんなさい!!)
男「なんか、今日は日差しが気持ちいいな」
幼「は…い…」ウトウト
男「眠たいか?」
幼「ちょっと…眠たいです」ゴシゴシ
男「お昼寝してきな?」
幼「…は…い」
男「おやすみ」
幼「…」
男「どうした?」
幼「…」トテテテテ ポフッ
男「ぅえぃ!?」
幼「兄上の膝枕で寝る…ので…す。お休…み…です。スー…スー…」
男(俺、もう死んでもいい!!!死因はキュン死でお願い!!!)
男「だんだんと暑くなってなってきたな」
男「そろそろ帽子買ってあげなきゃな」
幼「スー…スー…」
男「最近、ずっとうなされてないな」
男「…力になってあげれてるんだろうか?」
幼「…んー…兄…上ぇ…」
男「…」ナデナデ
幼「んっ…大…好き…で…す…スー…スー…」
男「…ふふ」
男「…寝すぎました」
幼「…ました」
男「晩御飯のおかずを急いで買ってくるから待ってなさい」
幼「はいです」
男「ごちそうさまです」
幼「ごちそうさまです」
男「さて、勉強の続きをしましょう」
幼「はいです」
男「いつの間にノートを丸々一冊使ったんだ?」
幼「…」ウトウト
男(あれだけ寝たのにまだ寝足りないのか)
男「もう、寝なさいな?」
幼「おやすみなさいです…」ゴシゴシ
男「ああ、あやすみ」
男「さ…てと
明日は幼女の帽子を買いに行くか」
男「友から連絡ないのが不気味だな…」
男「今日は帽子を買いに来ました」
幼「きましたー…帽子ってなんですか?」
男「頭にかぶる物だよ」
幼「そうですか」
男(意味もわからずに復唱したのか…可愛いから良いけど)
男「最近、あの警備員に見られてる気が…って堂々と双眼鏡使ってんじゃねえよ」
男(あいつも同類だったのか…)
男「さて、個人的に麦藁帽子を着用してほしいんだが幼女が好きなのを選んでいいよ」
幼「いっぱいありすぎてどれを選んだらいいかわかりません」
男「自分でこれが良いっての選んだらいいさ」
幼「それじゃあ…これが欲しいです」
男「オーケー、わかった(麦藁帽子きたあああぁぁぁ!!)」
警「なるほど、良いセンスだ」
男「そろそろ出来てるだろうから帰りに着物を取りに行こうか」
幼「はいです」
男「すみませーん」
「お待ちしておりました
注文の品はすでに出来上がってます」
男「ありがとうございます」
男「…ふむ
男「幼女、ちょっと着てみてくれないか?」
幼「ここで…ですか?」
男「うむ」
幼「わかりました」
男「すみません、良かったら着付け手伝ってあげてもらえないでしょうか?」
「かしこまりました」
男「…」
幼「兄上…」
男「おっ、着た…か…」ポカーン
幼「どうされたんですか?
やはり変ですか?」
男「……」ポカーン
幼「兄…上…?」
男「可愛い…」
幼「え?」
男「可愛いぞ幼女!似合ってる!!うん!!」
幼「え?え?…あ、ああありがとうございます」ペコリ
「肌が白いので軽く紅とチークだけ塗らせていただきました」
男「うん!良い!!とても良い!!」
幼「兄上…恥ずかしいです//」
男「写真を撮りたいんですけどそういうセットとかありますか?」
「申し訳ございません」
「セットはあるのですが…肝心の撮影の担当がただいま留守でして…」
男「自分で撮るんで貸してもらえないでしょうか?」
「かしこまりました」
「こちらです」
「後、こちら貸出で傘と下駄を貸出てますが使用しますか?」
男「はい、お願いします」
警「…室内だと幼女タソが見えないじゃないか」
幼「兄上…こんな感じですか?」
男「ああ」
男(傘と下駄装備で萌え力アップ!!)
男「はい、傘を肩にかけて…そうそうそう
んで体は向こうに向けて顔だけを…そうそう!良いね良いねえ!!」カシャカシャ
男「次はそのまま体をこっちにむけて」
幼「こう…ですか?」
男「そうそう
だからと言って顔もそのまま動かさなくて良いよ」カシャカシャ
(写真の撮り方が担当より上手!!)
男・幼「ありがとうございました」ペコリ
「ありがとうございました、またのご来店をお待ちしております」
男「楽しいかったなー」
幼「私は恥ずかしかったです」
男「ははは、まあ良いじゃないか」
幼「ですね」ギュ
男「!?…」
幼「兄上の手…大きいですね」
男「普通だよ」
男(あまりの驚きで心臓が止まりそうになった…)
男「ん?」ブルブルブル
男「…友からメールだ
何々…!?」
幼「兄上、どうされたんですか?」
男「い、いやなんでもない」
男「はやく帰ろうか」
友「えっちぃことしようぜ」
幼「たただまです」
男「はいおかえり」
男「幼女、悪い
俺はちょっと急用が出来たから出てくるな?」
幼「…わかりました」
男「いってきます」パタン
幼「いってらっしゃいです」
男「急がなければ」ダッ
友『全部、訳せたよ
それに伴って大事な話があるからいつものお店に来てほしい』
友「やあ」
男「…」
友「とりあえず、座って」
男「…」トスッ
男・友「……」
男「全部……訳せたって本当か?」
友「本当だ」
友「そして、全部訳して…そして…」
友「そして、憶測…というよりほぼ確信に近いという自信を持って言わせてもらう」
男「…ああ」
友「あの子はこの時代の子じゃないね?」
男「…お前らしくもないな。的がはずれるなんて」
友「おや?違ったのかい?」
友「それじゃ、質問を変えようか
なんであの時妹だって嘘をついたんだ?」
男「あれは…」
友「僕は男の性癖を知ってるしだからといって敬遠する気もない
それは知ってるよね?」
男「ああ…」
友「じゃ、なんで嘘ついたの?」
男「…」
友「だんまりかい?黙り込むって事は認めたって事だよ?」
男「…」
友「他にもあるよ?」
友「男は以前僕に言ったよね
親戚とは縁を切ったって」
男「…」
友「それに僕が男の挙動不審を見ぬけないと思ってる?」
男「…いや」
友「ふう…とりあえずこの前の訳の説明にいこうか」
友「今、何月何日?」
男「7月…19日だ…」
友「それじゃ、あの子が男の目の前に現れた日が7月12日だね」
男「!!?」
友「これね、全部訳したら消えた時…そして……」
男「……」
友「戻ってきた時が記されてるんだ」
男「……」
友「日付やらなんやら解析するのにかなり骨をおったよ」
男「…幼女が帰る…だと?」
友「…ああ、それは紛れもない事実だ」
男「は、はは…そんな事があるわけないだろ
幼女は俺の妹なんだ…」
友「事実を認めたくないのはわかる
僕が嫉妬してしまいそうなぐらい仲良さそうだったもんな
だがな…これはどうしようもできないんだ…」
男「仮にだ…仮にそうだとしても俺は幼女を離さない!!」バン!!
「…」ザワザワ
友「…馬鹿な事を言うな
前にも言ったと思うがここら一帯はあの子の時代の未来だ」
友「男の願いが通じてあの子が帰らなくて「うるさい!!」
友「…」
男「…すまない」
友「今日はまともに話が出来そうにないね」
男「…すまん」
男・友「……」
友「帰ろう。今日は僕がもつよ」
男「……」
男(幼女が…元の時代に…帰る…だと?)
男「…」ブルブルブル
男「…友からか」
友『タイムリミットは後2週間
8月の1周目の土曜…正確に言うと8月3日になった瞬間』パタン
男「…帰ろう…幼女が待つ家に」
幼「兄上遅いです…」イジイジ
幼「今日は特に遅いです」
ガチャ
男「ただいま…」
幼「!」
幼「兄上!おかえりな…さ…」
幼「……」
幼「…そんな悲しいお顔をされてどうしたんですか?」
「そうだ!俺も一緒に過去へ行こう」
男「なんでもないから大丈夫だよ」
幼「嘘です」
男「本当だって…」
幼「…」
男「ほら、いつも通りさ!!だから大丈夫だよ!
さて、今日の晩御飯の支度をしますかね」
幼「兄上…」
幼「スー…スー…」
男「…」パタン
男「…あいつは冗談であんな話をしない…
ってことはやっぱり本当なのか?
くそっ!!!」
男「せっかく笑えるようになったんだぞ!?夢でもうなされなくなったんだぞ!?」
男「なんで…なんでだよ…畜生…」
幼「雨です」
男「雨だな」
幼「いっぱい降ってます」
男「ああ、いっぱい降ってるな」
幼「お出かけできません…」
男「こんなに雨が憎たらしいものに見えたのは初めてだ」
幼「今日も雨です」
男「降り続けてるな」
男「買い物に行こうか」
幼「はい!」
男(ここに太陽より眩しい子がいる!俺の汚れた心じゃ耐えきれません!!)ビクン!ビクン!
幼「兄上?」
男「今日は炒飯を作りましょう」
幼「久しぶりのお買い物だから楽しいです!」
男「久しぶりって昨日一日来なかっただけじゃないか」
幼「あ」
男「どうした?」
幼「あの帽子…兄上に買ってもらってから一度もかぶってません」
男「この雨は来週いっぱいまで降るらしいからなあ」
幼「はやく晴れてほしいです
そして帽子をかぶって兄上とお散歩したいです」
男「だな」
男(なんだよ…天気までも俺らの邪魔をする気なのか…!!)
>>681 >
> 男「今日は炒飯を作りましょう」
>
> 幼「久しぶりのお買い物だから楽しいです!」
>
> 男「久しぶりって昨日一日来なかっただけじゃないか」
>
> 幼「あ」
>
> 男「どうした?」
>
> 幼「あの帽子…兄上に買ってもらってから一度もかぶってません」
>
> 男「この雨は来週いっぱいまで降るらしいからなあ」
>
> 幼「はやく晴れてほしいです
> そして帽子をかぶって兄上とお散歩したいです」
>
> 男「だな」
>
> 男(なんだよ…天気までも俺らの邪魔をする気なのか…!!)
>
男「幼女よ」
幼「はい」
男「ババ抜きでもしないか?」
幼「ババ抜きってなんですか?」
男「それはな…」
幼「6回連続で私の勝利です」
男「おかしい
もう1回勝負しよう」
幼「スー…スー…」
男「一日が物凄くはやく感じる…」
男「俺はやはり幼女にこの事を伝えなくてはいけないのか?」
男「辛い現実を…」
男(言えずにグダグダと過ごしてたら1週目の土曜になってしまった…)
幼「兄上、今日は雨がいつもより少ないです」
男「本当だな」
男「帽子はかぶれないけど少し散歩に行こうか」
幼「久しぶりのお散歩です!」
男「今度は使い方あってるな」
男「幼女には合羽を着せてみた」
幼「なんですかこの服は?」
男「雨の日に傘をささなくて良いという優れた代物だ」
幼「とても便利です」
男「後、これな」
幼「これはなんですか?」
男「長靴だ」
幼「長靴?」
男「普通の履物より長いから足が濡れなくてすむという優れた代物だ」
幼「便利な物ばかりです」
男(長靴に合羽姿…良い!!ハアハア!!)
幼「顔が冷たいです」
男「顔が濡れるのを忘れてた」
男「こっちにおいで」
幼「はいです」
男・幼「…」
幼「ビショビショです」
男「水たまりではしゃげば当然です
ほら、帰るよ」
幼「ヘックチ」
男「ほら、風邪を引かないうちにお風呂に入っておいで」
幼「はいです」
男「体を温めるために今日の晩御飯は湯豆腐にしよう」
男「あと、1週間か…」
男「…」ブルブルブル
男「…友か」ピッ
友『こんばんは。夜分遅くにすまないね』
男「そこは良い
何か用か?」
友『もちろん
用がなかったらこんな時間に電話しないよ』
男「…お前は昔嫌がらせで深夜に電話してきたことがあっただろう?」
友『そんな事あったっけ?』
男「…切るぞ」
友『ごめんごめん』
友『あの子は寝てるの?』
男「ああ、寝室で爆睡中だ」
友『そう…
……あの話はした?』
男「…」
男「その話題なら電話切るぞ」
友『待って待って。まさか言わないままお別れするつもりなの?』
男「だから幼女は俺の妹なんだからお別れも何もない」
友『まだ、そんな事言ってるんだ…
頑固なのもいいけどちゃんと言っておかないと後で後悔するのは男だからね』
男「…俺はもう寝る」プッ
友「…」プープー
友「…おやすみ」
男「やっぱり話さなくちゃだよな…」
男「…」ピッ
男「…」プルルルル
男「もしもし?」
男「おはよう」
幼「おはようございます」
男「今日は友の所に行ってくるんで待っててくださいな」
幼「私も行きたいです」
男「今度連れてってあげるから今日は我慢して?」
幼「…はいです」
男「ごめんな?」ポン
幼「兄上が謝る事はないのです」
男「それじゃ、行ってくる」
幼「いってらっしゃいませ」
友「やあ」
男「…よう」
友「男から電話きっておいてその直後にかかってくるとは予想外だったよ」
男「すまんな」
友「それで?話ってなんだい?」
男「幼女の事でだ」
友「…やっぱりね」
男「ああ…お前の言うとおり幼女は過去から来た」
友「それを今、僕に話してどうするの?」
男「どうもしない
今日はその話よりもっと大事な話があるんだ」
友「なんだい?」
男「俺は……俺は幼女について行く」
友「…」
男「驚かないんだな」
友「うん、だって予想していたからね」
男「だったら話は早い」
男「どうやったら幼女についていけるか教えてくれ」
友「無理だよ
僕は科学者でもなければ発明家でもないんだ」
友「ましてや、仮に男がついて行けたとしてついて行ったらそれこそ未来がおかしくなってしまう」
男「幼女が、悲しむ未来なんて変えてやる」
友「ほんっとに熱中したら周りが見えなくなるよね
…僕がいつあの子が悲しむ未来だなんて言った?」
男「え?」
男「違うのか?」
友「まあ、まくし立てた僕も悪いんだけどね」
男「ど、どういう事だ?」
友「これをしっかり読んでごらん?」パサッ
男「…」
男「………」
男「…!!
こ、これは…」
友「ああ、そうだ」
友「あの子は戦に勝ったんだよ」
男「そ、そうなのか…」
友「後、この戦の勝敗をあの子に話しては駄目だからな」
男「なんでだ?」
友「勝ち戦だとわかってしまうと手を抜かないように心掛けてもどうしてもどこかで手を抜いてしまうんだ」
友「だからさ…」
男「…わかった」
男「……本当に勝ち戦なんだよな?」
友「本当だ」
男「…わかった
…近いうちに話してみるよ」
友「ああ、そうするといい」
男「ありがとう」
友「お礼よりここの支払いを頼む
この前かっこつけて支払いをしたら今月ピンチになってな」
男「すまない」
友「気にするな」
男「それじゃ、何かあったら連絡するよ
またな」タッ
友「ああ…」
友「勝ち戦…か
どうしてあんな嘘をついてしまったんだろうな…」
男「勝ち戦…
幼女と別れるのは死ぬほど嫌だが幼女が幼女の時代で幸せになれるのならその方がいいよな…」
男「あ…れ…?
幼女が…ヒック…幸せに…グスなれるとわかっ…てるのに…なん…で涙が出てくるん…だろう?」ゴシゴシ
男「クッ…!!」
幼「やっぱり兄上遅いです」イジイジ
幼「友さん綺麗な人でしたからね」
幼「…なんか、胸の奥がモヤモヤします
幼「……」
幼「兄上…早く帰ってきて下さい」
男「こんな顔じゃ帰れないな少し休むか…」
男「雨…止んでくれるかなあ…」
男「最後の土曜は幼女にとって一番の思い出にしてやるんだ」
男「だから…」
男「絶対晴れてくれよ」
男「ただいま」
幼「!!」トテテテテ ポンッ
幼「おかえりなさいませ兄上!!」ギュッ
男「ただいま
なんか、これが普通になってきたな」
男「留守番の時は甲冑を着てるのも見慣れたしな」
友「いきなり呼び出したかと思うといきなりババ抜きか
僕は昨日、あの後調べ物をしていて疲れてるんだ」
男「まあ、俺とお前の仲じゃないか」
友「それより、僕はなんでずっと睨まれてるんだ?」
男「さあ?」
幼(この人見てると胸のモヤモヤが強くなります)
男「あ、ちょっと飲み物買ってくるね」
幼「行ってらっしゃいです」
友「おう」
幼「…」ジー
友「…」
幼「…」ジー
友「…なあ」
幼「!!」ビクッ
友「なんでさっきから僕の事を睨んでるんだ?」
幼「……兄上と一緒に居る時間をとるからです」
友「へ?」
幼「兄上は私だけの兄上なのです」
友(子供の特有の独占欲ってやつか
男…愛されてるな)
男「ただいま」
幼「おかえりなさいです兄上!!」トテテテテ ポンッ
男「おっと」
幼「兄上は私だけの兄上なのです」ギュー
男「????」
友「ふふふ」
友「さて、私はそろそろ帰るかな」
男「もう、帰るのか?晩飯ぐらい食べて行けよ」
友「…」クイッ
男「…?」
幼「…ムー」
男「…オーケー、わかった
またな」
友「おう
邪魔したな」
幼女「」トテトテトテ ポンッ
幼女「」ギュ
良い ここが堪らなく良い
>>1はロリコンのツボ判っているな このロリコンめ
男「朝です」
幼「おはようです」
男「はいおはよう」
男「今日は文字テストをします」
幼「します」
男「幼女よ…勉強熱心なのは良いがノートを使い果たしたら言ってくれ…」
男「今日のお昼はパンを作りましょう」
幼「パンってなんですか?」
男「サンドイッチの周りのやつだと思ってくれたら良い」
幼「わかりました」
幼「…こんなにカチカチじゃなかった気がします」
男「すまん、純粋に失敗した
ラーメン作るから今日はそれで勘弁してください」
男(夕方か…晩のおかずもすでに買ったから話すなら今しかないな)
男「幼女よ」
幼「はい?」
男「大事な話がある」
幼「…はい」
男「…幼女は…幼女は元の時代に帰りたいと思うか?」
幼「…」
男「今回はだんまりじゃ駄目なんだ
しっかりと答えてほしい」
幼「…兄上は私がいるのが迷惑になったんですか?」
男「!!
そんな事…そんな事あるわけないだろう」
幼「それでしたら…なんでそのような質問を?」
男「…幼女は…幼女は」
男「後、数日で元の…元の時代に戻ることになるんだ」
男・幼「…」
幼「そう…ですか」
男「すまない…」
幼「なんで兄上が謝るんですか?」
男「…」
幼「兄上が謝る必要はないです
それより私が謝りたいぐらいです」
男「…」ナデナデ
幼「残された時間はいっぱい遊んでくださいね?」
男「もちろんだ!!」
男(何も力になってあげれない己の無力さが悔しい)
タイムリミットまで後3日
男「幼女よ」
幼「はい」
男「こいつでまた勝負だ」
幼「…いいですよ」
男「また、一度も勝てなかった…」
男「今日の晩御飯はロールキャベツです」
幼「なんか緑がいっぱいです」
男「それじゃ…」
男・幼「いただきます」
男「美味しいか?」
幼「はい、美味しいです」
男「おかわりならまだあるからな」
幼「…」スッ
男「早速ですか」
幼「スー…スー…」
男「実質的には後、2日か…」
幼「スー…スー…」
男「…幼女…」
男「今日は買い物にきました」
幼「きました」
男(ふむ…毛糸か…よし)
幼「兄上…その毛の山はなんですか?」
男「正直買いすぎたと反省してる」
男「さて、幼女よ
久しぶりに甲冑を着てくれないか?」
幼「…?わかりました
ちょっと待っててください」
男「オーケーありがとう
それじゃお風呂にはいっておいでー?」
幼「はいです」
幼「最近兄上は寝るのが遅いですね」
男「ちょっと片付けなくちゃいけないことが多くてな」
幼「…明日は一緒に寝てくれますか?」
男「…もちろんだ」
幼「約束です」
男「約束だ」
幼「それでは私は寝ます
おやすみなさいです」
男「ああ、おやすみ」
男「さて…今から数時間でこれをしあげなくてはいけないのか
なぜ、もっと前に気がつかなかった
俺の馬鹿」
男「……ってかいま幼女と約束したのって…」
男「ふふふふふふふ……ふふふふ…」
男「結局、睡魔には勝てなかった」
幼「兄…上、おはよう…ございます」ゴシゴシ
男「ああ、おはよう」
幼「今日はなんだ…かまだ寝…足りない…です」ゴシゴシ
男「今日はゆっくりしときなさい」
幼「も…う一度寝て…きてもいい…ですか?」ゴシゴシ
男「うん、寝ておいで?(寧ろそっちの方が好都合)」
幼「おやす…みなさ…いです…スー…スー…」
男「今のうちに完成させるか」
男「…」ブルブルブル
男「友からだ」
友『ここなら誰も来ることもないし元の時代に戻った時に安全な場所に居るはずだ』
男「わざわざ…調べてくれたのか…ありがたい
『ありがとう』…と
送信」
男「さあ、作業に戻るか」
幼「おはようございます」
男「おそようございます」
幼「兄上」
男「ん?」
幼「今日はちょっと行きたいところがあります」
男「ほう、どこだい?」
幼「……」
幼「兄上と初めて会ったあの場所です」
幼「ここです」
男「ここだな」
幼「なんだかもうずっと前の事のように思えます」
男「はは、本当にそうだな」
幼「あの時…」
男「…」
幼「あの時、私を見つけてくれた人が兄上で本当に良かったです」
男「そう言われると純粋に嬉しいよ」
幼「本当にありがとうございます」ペコリ
男「照れるからやめよう」ナデナデ
男「今日は幼女と会ってそして幼女が初めて食べた料理を作ります」
幼「そういえば、その料理の名前を聞いてませんでした」
男「出来てから教えるよ」
幼「いじわるです」プー
男「その前に先にお風呂に行ってきなさい」
幼「はいです」
男(最後の最後まで覗けなかったな…ちくしょおおおぉぉぉ!!)
幼「あがりました」
男「ふむ」
男「今日は俺もそそくさと入りますか」
幼「いってらっしゃいです」
男「はいよ」
男「さて、さっぱりした所で料理を開始しますかね」
幼「楽しみです」
男「出来ました」
幼「なんて名前の料理なんですか?」
男「オムライスだ」
幼「オム…アイス…?」
男「新種のアイスみたいだなそれ」
幼「お星さまがいっぱい書かれてます」
男「明日、晴れますようにって想いを込めて書いてみた」
幼「明日…晴れるといいですね」
男「うむ、まったくだ」
幼「美味しいです」
男「それは良かった」
男「最初はこれで食べてくれなかったらどうしようかと思ったぞ」
幼「今となってはいい思い出です」
男「いっちょ前に立派な事言ってから」
男「そういえばトマトは駄目なのにトマトケチャップが大丈夫なのはなんでだ?」
男「就寝です」
幼「おやすみするのです」
パチ
バサッ
男「…」
幼「…兄上」
男「ん?」
幼「寂しいので手を握ってていいですか?」
男「ああ、もちろんだとも」ギュッ
幼「えへへへ」
幼「…兄上」
男「どうした?」
幼「大好きです」
男「俺も大好きだぞ」
幼「スー…スー…」
男「お約束のパターンですね」
>>808じゃなくてこっちでお願いします
男「俺も幼女の事大好きだぞ」
幼「スー…スー…」
男「お約束のパターンですね」
男「朝です」
幼「おはようございます」
男「はい、おはようさん」
幼「…」トテテテテ
パサッ
幼「!」
幼「兄上!晴れてます!晴れてます!!」
男「おー
やったなー」
幼「はいです!」
幼「呪いが効きました!!」
男「ちょっと待て
お祈り…な」
男「朝ごはんはみそ汁とご飯でオーソドックスにきめてみました」
幼「美味しいです」
男「うむ、食べたら着替えてすぐにお出かけだ」
男「麦藁帽子を忘れるなよ?」
>>813 >幼「呪いが効きました!!」
>
>男「ちょっと待て
>お祈り…な」
まじないとも読むのでそれでもいいかもね
幼「どこに行くんですか?」
男「とっても綺麗なところ」
幼「…?」
幼「うわー…」
男「はははは凄いだろ」
幼「す、凄いです凄いです!!」
男「これが俺ののみ知っている…」
男「海が見えるひまわり畑だ」
幼「キャッ!キャッ!」
男「あんまり走り回るなよー?」
男「転んだら白いワンピなんだから汚れが目立つぞー?」
トテッ
男「あ」
男「ほら、いわんこっちゃない」
幼「えへへ…
でも、痛くないです」
男「草がクッションになってくれたみたいだからな」
幼「海からの風が気持ちいいです」
幼「ひまわりさん達も海風で楽しそうに踊ってます!!」
男「なんか、詩人だな…」
男「よし。それじゃ、記念撮影といきますか」
男「待てよ?」
男「まずは楽しそうに遊んでる幼女から撮るか」
男「よし、幼女
ひまわりさん達と戯れてこい」
幼「はい!行ってきます!!」
男「うん、これはこれで良いかもな」カシャカシャカシャ
トテッ
男「あ、また転んだ」
男「それじゃ記念撮影といきますか」
男「うん、その位置で良いよ
手は後ろで組んでーよしよし」
男「じゃー撮るよー?」
男「…」
幼「プッ…兄上また、変な顔を」
男「…」カシャ
男「よし、海も青空もひまわり畑も全部はいったな
我ながらの撮影術だ」
幼「兄上も遊びましょー!?」
男「おー!今から行く!」
男「ハァ…ハァ…つ、疲れた…」
幼「キャッ!キャッ!」
男「幼女は元気いいなあ」
男「今、何時だ?
…もう昼か
そろそろご飯にするか」
男「幼女ー!そろそろ昼飯にするぞー!?」
幼「はーい!今から戻りまーす!」
男「普通のお弁当を作ってみました」
幼「いっぱい入ってます!」
男「それでは…」
男・幼「いただきます!」
男「だから、トマトを避けるな」
男「ふー食った食った」
幼「ほら!兄上も行きましょう!!」グイグイ
男「オーケーわかった」
男「それじゃ、先にあそこのひまわりにタッチした方の勝ちだ!」
男「よーいドン!!!」
楽しい時間は過ぎるのがはやいです
ずっと兄上とこうして遊んでいたいです
男「おー…日が沈んでゆく…」
幼「…」
男「そろそろ帰ろっか?」
幼「…はいです」
男「その前に写真を現像しに行こう」
男「写真も現像してご飯もかって帰りつきました
男「ただいま」
幼「おかえりなさいです」
幼「…」
男「…?」ポンッ
幼「た、ただいまかえりました」
男「はい、おかえりなさい」ナデナデ
男「さて、幼女は風呂に行っておいで?」
男「その間にご飯作っておくから」
幼「…はいです」
男「元気なくなってきたな…当り前…か」
男「今日は幼女のお気に入りのカレーです」
幼「…」
男「嬉しくないのか?」
幼「…嬉しいです」
男「…大丈夫大丈夫…ちゃんと最後までそばにいるから」ナデナデ
幼「…はい」
男「おーこの写真綺麗に撮れてるぞ?
ほら、幼女見てみ?」
幼「これはアイス…クリームを食べてる時ですよね?」
男「そうだよ
ほら…これなんか…クスクス」
幼「あー!いつの間に寝顔を!!」
男「あまりに可愛かったんでな…クスクス」
幼「兄上の馬鹿!」
男「これはいいんじゃないか?着物を着た時に撮ったやつだ」
幼「これが私ですか?」
幼「全然、別人みたいです」
男「これはさっきのひまわり畑で撮った写真だぞ」
幼「こんなにいっぱい…?」
男「自然体を撮りたかったんでな」
このまま時間が止まればいいのに…
そしたら幼女と離れずにすむんだ…
ピピピピピピピ
男「……」
幼「……」
男「時間だ…」
追いついたwktk
この前同じマンションに住んでる幼女に挨拶したら「こんにちはぁ」って挨拶してくれた
ロリコンじゃないのに不覚にも萌えた
幼「…準備できました」
男「…うむ
それじゃ行こうか」
男「ここか…こりゃまた奇怪な場所を見つけたものだ」
幼「…兄上」
男「ん?」
幼「本当にもうお別れなんでしょうか?」
男「…」
幼「…」
男「幼女…よく聞いてくれ」
幼「…はい」
男「幼女がいた土地…つまり大居ノ浦はこの辺一帯なんだ」
幼「!!」
男「友に調べてもらったんだ…
そして…」
幼「…」
男「文献みたいなものには幼女の失踪…そして…」
男「そして…幼女が戻ってきたこと」
幼「…」
男「つまり幼女は帰らなければ…」
幼「いやです!!!!!」
男「…」
幼「兄上と一緒に居たいんです!!
兄上と一緒に笑いたいんです!!
兄上にまだいっぱい、いっぱい教えてもらいたいんです!!
向こうに戻ったら私はまた一人ぼっちです…
そんなのはもう嫌です!!!
あいつらにまた辱めをうけさせられるのも嫌です!!!!
兄上と離れたくないです!!!!」
男「幼女…」ガシッ
男「俺も、幼女と離れたくない!
でも…でも、幼女は戻らなくちゃいけないんだ」
男「きっと待ってくれる家臣がいるはずだ
幼女の味方だって絶対にいるはずだ」
幼「嫌…ヒック…です…!!
うわーーーーーーーーん!!兄上兄上ーーー!!!」
男「クッ…」ギュー
男「大丈夫…幼女は1人じゃない…
使い古されたセリフだけど…
俺は幼女の事を絶対に忘れない
いつまでも心の中で生き続ける
幼女も忘れないでいてくれるだろ?」
幼「は…い…忘れま…せん…ヒック」
男「おれはこの時間を超えた奇跡を忘れない」
男「そうだ…幼女これを…」
幼「これ…グスは…何…ヒックです…か?」
男「俺の自画像人形と幼女の人形だ」
男「幼女は絶対に悪い奴等に負けないっておまじないをしておいた」
男「俺のおまじないが効くのは知ってるだろ?」
幼「は…い…ヒック」
男「大丈夫、幼女は絶対に勝てる!」
幼「うわーーーーーん!!!!!」ギュー
男「あ、幼女…足が…」
幼「嫌です!!嫌です!!
兄上と居たいです!!!」
男「…わがままを言わないでおくれ?」
幼「トマトも食べます!窓を開けたりもしません!!良い子にするから…ヒック
離れたく…ないです…」
男「…きっとまた会えるさ…そういうおまじないもしといたから」
幼「本当…ですか?ヒック」
男「本当だ」
幼「約束…ヒックです…グス」
男「ああ、約束だ」
幼「それじゃ最後にもう一度ギュッってしてください」
男「ああ…」ギュッ
男「…またな」
幼「は…い…」
男「最後は笑ってくれた方が嬉しいぞ」
幼「兄上も…笑ってください」
男「・・ああ」ニコッ
幼「それじゃ…きっと…またどこかで会いましょう」ニコッ
ヒュッ
男「…戻ったか」
男「きっと、また…どこかでな」
男「1人になるとずいぶん部屋が広く感じるんだな…
フッ…幼…女…ヒック」
男「いたたた…
あのまま寝ちまったのか…」
男「…」ブルブルブル
男「友から…?こんな朝早くに珍しいな」ピッ
男「もしもし」
友『男!!大変だ!!テレビをつけてみろ!!』
男「テレビを?」カチッ
男「な、なんだと?」
「本日大変貴重な文化遺産が発見されました
二対の毛糸の人形と手紙です
手紙はすべて平仮名ですが現代の文字である事にかわりまありません」
男「な、なんて書いてあるんだ!?」
「えー
あ、に、う、え、だ、い、す、き、で、す
わ、た、し、は、か、ち、ま、し、た
兄上大好きです
私は勝ちました
と書かれてるみたいですね」
男「は、はははは…」
友『おどろプッ
友「おーい?」
男「そうか…勝ったのか…良かった…良かった」
コンコン
男「誰だ…?こんな時に…」
友「あの文献の続きを発見して解読が終わったから教えようと思ったのに…
面白そうな事になりそうなんだがなあ」
コンコン
男「はいはい、ちょっと待って下さいね」ガチャ
友「戦が終わった後手紙と人形を厳重に保管するように伝えたあと
…少女がまた失踪かクスクス」
「兄上ーーーーーーーーー!!!!」ガバッ
男「!!…相変わらず甲冑が痛いぞ…
……………幼女」ギュッ
fin
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