……
女「よみ終わりました」
男「お疲れ様でした。では仕事をしてください」
女「さて仕事とはなんのことやら」
男「仕事をしないならお引取り願おう」
女「ごめんなさい」
男「大体、漫画家の家にくるやいなや
いきなりこたつで横になってその漫画家の
原稿を読み漁るアシスタントなんて聞いたこと無いですよ」
女「ご立腹ですね」
男「それなりにね」
女「でも仕事はできるので安心してください」
男「それはよかった」
女「ええ。履歴書に同封しておいたものは
目を通していただけましたでしょう」
男「見ました。背景もそれなりにかけるみたいで」
女「一応、美大行ってましたから」
男「一年でやめたとあるが」
女「やめてくださいセクハラです」
男「そうですか、それではこの、性別・男とある事についても
触れたらセクハラになるのでしょうか」
女「ああ、それは出来心で。触れないでいただきたい」
男「正直に言ってしまうと、それはとても困る」
女「些細な事じゃないですか男とか女とか」
男「しかし、いろいろ困る」
女「何がでしょう」
男「まず、俺が描くのはエロ漫画だ」
女「わかってますよ」
男「そのようですね。で、募集するアシスタントは一人」
女「ええ。雑誌に書いてありました」
男「つまり基本俺との二人の作業になるということだ」
女「わかってますよ」
男「そういう点で俺は数通の応募の中からこの絵と
24歳男、っていう点であんたを選んだわけだが」
女「兄の写真と名前と年齢を使ってよかったです」
男「そうか、この写真のさわやかイケメンはお前の兄か」
女「あんまり似てないね、とよく」
男(そんなことはどうでもいい)
女「なんなんですかもう。
大人の男と女が部屋で二人きりで汗や汁の飛び散る
エロ漫画を描く事のなにが問題なんです」
男(わかってるだろお前……)
男「ああそうだな。もうどうでもいい。
とりあえず今はこの原稿を完成させなければならんのだ。
今後どうするかは後だ、さっさと手伝ってもらうぞ」
女「もちろん、私はそのつもりです。
そもそもぎゃあぎゃあ騒いでいるのは先生だけで」
男「……」
女「それに、大丈夫です」
男「何が大丈夫なんだ」
女「先生は童貞だから大丈夫です」
男「……」
女「さっ、原稿完成させますよー
がんばりましょう童貞先生! 」
男(この女……原稿終ったら犯してやる……)
……
女「あのー、先生」
男「なんだ」
女「ここなんですけど、両手とも右手になってます」
男「おっと、治しておいてくれ」
女「カキカキ…)これでどうでしょ」
男「ふむ、ありがとう」 (いろいろと心配していたが、確かに仕事はできるらしいな)
女「あ、先生ここも間違えています」
男「ん、どこだ? 」
女「おっぱいを揉まれただけでこんなビショビショには
ならないと思うんですよね」
男「……!!! 」
女「先生?」
男「お前何言ってんだ。それはフィクションだからだろ。
腐れマ○コが。神聖な二次元の世界に口はさむんじゃねえよ三次の分際で」
女「……!! 」
男「……!」
女「……」
男「あ……」
女「……」
男「あ、その……」
ムギュ
男(…ムギュ?)
女「確かにフィクションと現実を混同してしまうのは
間違っていました。謝ります」
もぎゅっわしっもみゅっもみゅっ
男「いや、いやいやいや」
もみっもみっもみっ
男「何だこの状況」
女「先生に私の乳をわっしわっしと揉ませています」
男「何故だろう」
女「やってみたら出るかもしれないですし」
男「何がだろうか」
女「いやらしい汁がですよ」
男「……わ、わかった。俺が悪かった言い過ぎた
だから俺の手を開放し……」
女「先生顔真っ赤ですよ」
男「だ、黙れ……」
男「……」
女「……」
もみゅっもみっもみっ
男「……どうだ、出そうか」
女「うーん、今のところは……あ、でも」
男「む」
女「……なんかすっごい気持ち良いので
出そうな気配は……」
男「……そうか。出たら仕事だからな……」
女「もちろんです。……っ、ふぁ」
男「こ、こら、変な声を……って、なんだそのやらしい顔は! 」
女「先生の、てつきすっごい……やーらしいんですもん……ぁっ……」
男「……く、くうう……もませてるのはお前だろうが……」
女「……あれれ、私はもう手離してますよ?」
男「……う、うぬぬぬう……」
もみっもみゅっもみゅっ
男「……」(早く仕事してぇ……でもこの感触はやめられねえ……!)
女「……ぁっ……」
女「ふ……ゃぁっ……おっぱいきもちいいよぉ……」
男「う、うおおおい。何言ってんだお前は!何言ってんだお前は!」
ばっ
女「あれ、……なんだ、もう止めちゃうんですか」
男「お前が変な事言うからだろうが! し、仕事、仕事すっぞ!」
女「やだなもう。先生の漫画のセリフじゃないですか」
男「ばっ……!! 」
男(道理で聞き覚えがあるわけだぜ!)
女「こういうこと、言って欲しいんじゃないんですか?」
ずいっ
男「おおう!! 谷間寄せつつ近づいてくんじゃねえ!」
女「やだなもう。そんなに嫌わないでくださいよ。
私だってそんなにあからさまに拒絶されると傷つきますよ」
男「OK,わかったから仕事を……」
女「思ったんですけど、先生の漫画のヒロインって
こう、男が半ば無理矢理……ての多いですよね」
男「……」(なぜこんな女に俺の性癖を……)
女「童貞にしては珍しい傾向ですよねー」
男「む、どういう意味だね」
女「いや、大概童貞のエロ妄想って淫乱女が無理やりって
相場が決まってますから」
男「そうか、それならこれがまさにそれだな」
女「え?」
男「いや、なんでもない。まあ俺のは仕事だからな。
同人ならいざ知らず。商業となるとやっぱり好きには描けんさ」
女「そうですねえ、先生同人時代と結構作風変わってますもんね」
男「ああ、あの頃はよかったな。
需要なんて関係ねえって感じで……ん」
男「なんでお前俺の同人時代なんて知ってるんだ」
女「そ……そりゃあ私、先生のファンですから」
男「……何故目を逸らす」
女「やだなあもう。そんな。
スクール水着の鬼と呼ばれたお方が何をそんな」
男「うおおおおおおお!!!てめえ!!なぜそれを知ってる!!
なぜ俺の同人時代の通り名を知ってる!!」
女「わあ、すごい反応・やっぱりスレで見た噂は本当だったんだ」
男「スレ……だと」
女「スクール水着の鬼と呼ばれるのが嫌で同人引退したとか
書いてありましたよ。先生のスレッドに」
男(誰だか知らんがどこでそんな情報を……!!
本当なだけに怖い……!!)
女「先生、顔が青いですよ」
男「……ゴホン。ところで、俺のスレッド、と言ったが」
女「ええ。今は確かpart8970です」
男「やたら伸びてるなオイ……」
女「先生のスレは発売日にzipがうpされますから」
男「……よくわからんが……
本スレでしかも発売日にzipうpとかあるのか……」
女「ええ。同人時代の作品もよくzipでうpされてたりしますよ」
男(一応同人時代の事は非公式にしてるんですけどね)
女「ありがたいですよ、古本屋になんか行ってもなかなか
手に入らないのもあったりして」
女「ちなみにパスは殆どがdouteiです」
男「……OK、今すぐスレタイを教えてもらおうか……
(ぶっ潰しにいってやんよ……」
女「え?○○××ですけど」
男「なんだと……そりゃ同人時代の……」
女「ええ、スレッドは同人時代から引き継がれてるみたいですねえ」
男「なんと……」
男(それじゃあ同人引退した意味が無いじゃあないか……)
女「見てみます?スレッド」
男「……」ゴクリ
男「……ああ、ちょっと見せてもらおうか……」
9 名前:名無しさん[] 投稿日:2009/02/24(火) 13:54:45.27 ID:OGpZAAP40
zipzizpzip
10 名前:名無しさん[] 投稿日:2009/02/24(火) 13:54:46.24 ID:UqEeu0+tO
前スレ>>998
ああ。マジで童貞本領発揮だな
11 名前;名無しさん[] 投稿日:2009/02/24(火) 13:55:26.01 ID:OGpZAAP40
うpマダー
12 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2009/02/24(火) 13:55:30.10 ID:uHOXXFsxO
おい早くzipつーか本人見てるんだろ?てめーzipうpしにこいよ
クソ漫画見てやってんだからよ
男「これはひどい」
男「……」
女「……」
男「……」
女「あれ、先生泣いてるんですか? 」
男「……荒らしてやろうと思ってたら規制食らってた……」
女「先生……
……AAまで用意してたのに……」
男「……うぐっ……うえっ……うええ……」
女「……原稿、書きましょう先生……」
……
男「……」
女「……」
女(先生に死相が……
まずい……ここは私がなんとかしなくては……)
女「先生」
男「……なんだよ、……ってぶほぁッ! お前なんていう! 」
女「水着じゃないから恥ずかしくないもん! 」
男「違うぞ、お前なんかそれ違うぞ……! 」
女「だってこの部屋、ちょっと暑いんですもん 」
男「だからって何故前をはだけさせる……!
わかった、エアコンの温度下げるから、早くボタンを……! 」
女「ゃあん……そんな乱暴に脱がせないでくださいぉ……」
男「ぬ、脱がせてるんじゃねえ着せてるんだろ!
ああもう、動くなクソ、上手く止まら……」
女「///……先生の手が胸に……」
男「……く、くうう! も、もういい!!お前自分でとめろ!
俺はエアコンを……」
ガタッ
男「うおっ」
女「!! 」
男「……あ、す、すまん、これは。つまづいて、つい、その、」
女「……それで、先生の顔が私の胸に埋まっていると……」
男「……そういうことだ……
そして俺がその体制のまま動けないのはお前が俺の
顔に手をまわしているからだ」
女「先生、こんなとらぶるみたいなやりかたしなくても……
もう……男のひとってしょうがないなぁ」
男「とらぶるとか言うんじゃねえ……
そんで俺を解放してくれ…いくら俺でもなんかいろいろげんか……」
女「せ、先生しゃべらないでください、くすぐった……
プチッ
女「あ」
男「お」
女「す、すいません
ブ、ブラのホック外れちゃいました……」
男「!!!!」
男「……」
女「……えっと……」
男「……」
女「先生? 」
男「頼むから……ホックを……止めてくれ。
俺は目を閉じているから……早く頼む」
女「は、はいい」
パチッ
男「……ふ、ふうう……」
女「……ふう……」
女(少しやりすぎた……
い、今のはさすがにちょっと恥ずかしかった……///)
男「……ピンク……」ボソッ
女「!!! 」
女「私のち……み、見たんですね!先生のエロ!ど変態!!
ばか!童貞のくせに!うわあああん」
男「ちって……ち、ちげーよ!!
ブ、ブラジャーの色だろうがアホ!俺はちゃんと目つぶってたわ!!」
女「本当に……? 見てない? 」
男「み、見てない!」
女「……な、ならいいですけどっ! 」
男「……ピンクなんだお前のち……」
女「……な……っ!!(かああ」///
女「黙れ変態!原稿!原稿描きますよ!!もう!!」
男(お、女ってわかんねえ!!
じゃあ俺は寝させてもらうぜ
続きは起きてあったらやる
ID:Hb4JczSU0 は童貞だからこの先が書けないという立派なオチつき
じゃあおれが書くよ
……
男「ふー、とりあえずひと段落ついたな……」
女「お疲れ様です」
何かに取り憑かれた様に描いてましたね」
男(描いてないと思い出しそうだったからな……
おかげで予定よりだいぶ早く終わりそうだ)
女「先生ったら……
よっぽど集中してたんですね。
…・・・途中私が一人ではじめても見てくれないんですもん……」
男「な……なんだと……」
女「……嘘に決まってるじゃないですか。
私だってちゃんと仕事してましたよこの変態が」
男「……」
女「さて、お茶でも入れましょうか」
男「ああそうだな。コーヒーは台所のシンクの下の棚だから」
女「把握しました! 」
ガチャッ
男「おう、遅かっ……」
女「……」
男「ど、どうした……おま、その格好は……」
女「実は……
お湯をわかそうとやかんにお湯を入れたんですけど」
男「お、おう……」
女「盛大にこぼしまして……」
男「そうか……
それで、なぜ頭からつま先までびしょぬれなんだ……」
女「いや、それを3回ほど繰りかえりまして」
男「OH……どうやらお前は筋金入りのバカらしい……」
女「……すいません。でもお湯はしっかり入れましたよ。ジャーン! 」
男「うん、いいにおいだ……しかし何故カップ麺を……」
女「あ、あれ?カップ麺じゃなかったでしたっけ……」
男(……コーヒー……)
男「まあいいや、腹へってたし……食おうか、カップ麺」
女「はい先生、おはしをどうぞ」
男(何故……何故さいばし……)
女「ふう、いただきまーす」
バッシャーン
男「……」
女「……」
男「……」
女「あ、……すいません先生。
そうだ、げ、原稿は無事ですか!?原稿は!」
男「……原稿は幸いにも無事だが……
俺は頭からラーメンまみれだ……」
女「よ……よかった原稿が無事で 」
男「お前……とりあえず布巾を……もってこいアホが・・・…」
女「まあまあ先生そう怒らずに。
ずぶ濡れ同士仲良くしましょうよ。ね」フキフキ
男「ああ……そういえばお前もずぶ濡れだったな。
そしてそんなところは拭かんでいい」
女「えー、でも……」ガチャガチャ
男「そして何故脱がそうとする。
もういい。俺は風呂に……」
女「お風呂……。私も入りたいです」
男「お前はお湯だから後でいいだろうが。
ほれ、このタオルでふいておけよ。
着替えは俺があとで用意してやるから」
女「では一緒に入りましょう」
男「なんと」
男「お、お前頭大丈夫か。ではじゃねーよ」
女「……あたし、おにーちゃんのいろんなとこあらいt……」
男「うおおおおお!!よし!わかった。おまえ先入れ!」
女「すごい反射神経ですね。
先生、自分の漫画のセリフちゃんと覚えてるんだ」
男「……」
女「じゃあ先にお風呂入らせてもらいますね」
男「……」
女「覗いちゃやですよ?」
男「覗かねーから早く入ってこいよ……」
……
男「ふう……行ったな」
男「さて、女が風呂入ってる間に着替えを用意せねばな……」
男「着替えっつっても……俺の部屋には女もんの服なんて
あるわけねーしな……」
男「ああそうだ。担当が置いてった衣装がこの袋に……」
~なんか変な汚れのついた体操服~
男「ああそうだこれ……
資料にとローションやらなんやらぶっかけたやつだ……」
男「担当(男)と二人でテンションあがっちまって
最後にはスティックのりまで登場する始末」
男「いくらなんでも……これはないよな……」
~切り裂かれたセーラー服~
男「これは……胸の部分が大胆に切り裂かれているな」
男「装備してもステータスはなんら変わらないだろうな」
男「まあ体操服よりはマシだろうが
これもいくらなんでもな……」
男「そしてスク水……!! 」
男「……のみ! 」
男(どこかの誰か言ったとおりになったわけか……)
男「……無い……よな」ゴクリ
男「しかたない……ここはなにか適当に俺の服を……」
……
男「おい女、ここに着替えとタオル置いておくぞ」
女「すいません、ありがとうございま……」
ガチャ
女「あ」
バタン
男「あばばばばば!!何故ドアを開ける!」
女「す、すいません。ついです、つい」(そんなにすごい形相でドア閉めなくても……)
保守すまね、ありがとう
今からやる
ガチャ
女「ふう、すっきりしました。
服まで貸してもらっちゃって、ありがとうございます」
男「……」カリカリカリ
女「先生?」
男「……」
女「あれ、無視ですか?ひどいなあもう」
男「お前に構ってると原稿がいつまでも終わらん……!」カリカリカリ
女「だからって無視はひどいですよ」
男「……ほら、これとこれとこれベタもよろしく」
女「風呂上りくらいゆっくりさせてくださいよ」
男「そうか、では帰れ」
女「もう、わかりましたよ。
おとなしく仕事しますよっと……」
男「最初からそうしろよ」
女「……はいはい、よいしょっと」
男「……」
女「……」
男「おい……なぜ俺の股に座る……
……お前の椅子はあっちだぞ……」
女「わー、なんかラーメンのにおいがする席だなぁ。
よーし、仕事仕事」
男「お前にここにいられると俺が仕事できないんだが」
女「……」カリカリ
男「……おーい」
女「……」カリカリ
男「……まさかの無視ですよ……」
男「わかった。この席はお前に譲ってやる。
俺はお前の席で作業するからどいてくれ」
女「いやです」
男(……なんだこいつ)
女「ここの席落ち着くんですもん。
もう私ここじゃないと作業できない……!」
男「ええいもう!! どけっつってんだろうがこ……」
女「いゃー(棒)そんなに乱暴に……」
男「……!」
女「……」
男「……!!!!……」
女「せ、先生?くすぐった……」
男「お……お前……なんでブラしてないんだ」
女「おや、ばれちゃいましたか」
男「……なぜしていないんだろうか」
女「だって、先生替えの下着用意しててくれてないんですもん」
男「そんなもんあるわけねえだろうが」
女「濡れた下着もう一回着るのって気持ち悪いですし」
男「いやわかるけど」
女「私寝るまえは基本ノーブラですし」
男(……永遠に寝ててくれ……頼むから)
女「まあさすがに下はちょっと恥ずか……」
男「……下……だと」
男「お前……下もはいてないのか……」
女「……あ」////
男「……!!!!」
女「もー、そんないやらしい目でみないでください」
男「み、見てねえよ! 」
女「えへへー、それ」グイグイ
男「おお、お、押し当てるな!! お前つけてないんだろうが! 」
女「だからいいんじゃないですか」
男「なにがいいんだ」
女「着ないエロより着るエロス と偉い人も言ってますよ……」
男「そ……それは……
俺のプロデビュー一号の漫画についた煽り……!」
女「……着ないエロより着る……エロス」ニヤニヤ
男「ニヤニヤすんな!! 煽り考えてるのは俺じゃないから!! 」
男「というかお前いやに詳しいな俺に!! 怖いわ!!」
女「まあ、私先生のファンですから」
もういいや。やるよ
男「ファンならあんなスレ見るなよな……そして
zip落とすなよな……ちゃんと金出して買ってくれよ……」
女(まだスレの事引きずってるようだ……)
男「……ああもう、頭いてえ、そしてラーメンくせえ。
俺ちょっと風呂入ってくるわ……」
女「そうですか。なら私も一緒に」
男「……お前はさっき入ったろうが。仕事してろよ」
女「はいはい。仕事しますよ」
男(はいはいって……)
……
男「ふう……ようやくラーメンから開放されたぜ……」
男「さて、タオルタオル……」
女「はいどうぞ先生、タオルですよ」
男「お、気が利くな。ありが……」
男「……!!!おお、お、おま!!なぜここにいる!!
何故脱衣所で待機している!! 」
女「先生、お風呂場に入るとき
着替えもタオルも持ってなかったみたいなので」
男「!!……」
女「あ、別に覗いてたわけじゃないですよ。
このタオルを渡そうと。それだけです。マジで」
男「……よし、とりあえずここから出ろ。部屋に戻れ」
女「えー」
男「出ろ、そのぶーって口やめろ腹立つ」
女「……はいはい、出ますよ」
バタン
男(もうやだなにこの女……)
……
男「……」カリカリ
女「……」カリカリ
男「ごむ」
女「はい」
男「……」カリカリ
女「……」ベタベタ
男(なんだ……風呂上がってからやけにおとなしいな)
男(静かなのはいいが不気味だ……)
女「……先生」
男「お、おう?」ビクッ
女「いや、私ずっと考えてたんですけど……」
男「? 」
女「先生ってAVとかそういうの要らなくていいですよね 」
男「……」
男「……は?」
女「いやー、だってこれだけ一人で描けちゃうんですから
一人でする時もこう自分で……」
男「まて。まてまてまて。それ以上言うな。
そして静かにしてると思ったらそんな事考えてたのか」
女「ええ。ベタ塗りながら考えてました」
男(頼むから仕事に集中してくれ……)
女「で、どうなんです先生」
男「……何がだよ」
女「……」
女「……よいしょ」
男「これは……
……どういうつもりかね」
女「答えてくれたら先生の股から自分の席に
戻って仕事を再開しましょう、というつもりです」
男「……」
女「……」
女「さて、このヒロインを全部ふたなりにする作業に戻るか」
男「まてまてまて。わかったから。わかったからどけ」
女「……」
男(……喋るまで意地でもどく気は無いらしいな……)
女「……」
男(……うわぁ、なんという期待に満ちた目……)
男「えーっとだな……他の漫画家はどうなのかは知らんが……
俺は……しない……というか、できない、な。うん」
女「……できない?それはつまりぼ……」
男「うおおおおおい。やめい言うな!ぼとかいうな!
女の子が言ってはいけないんだ!」
女「顔真っ赤ですよ」
男「う、うううるせえ……」
女「でも不思議だなあ。こんなすけべな漫画描いてて
何も思わないなんて」
男「プロなんてそういうもんだと思うぞ……
いちいちムラムラさせてたら仕事にならんからな」
女「そういうもんですか」
女「……」
男(なぜ露骨にガッカリした顔してるんだこいつ……
そしてどく気配は無し……と)
男「……お前はどうなんだよ? 」
女「どう?」
男「そうだよ。お前だって絵描くんだろ?
エロ絵描いたりとかもしてんだろーし、どうなんだ?」
女「あー……。そうですね。確かにエロ絵は描きますが
自分で描いたのとなるとなかなか」
男(そうか、やっぱり描いてるのか)
女「あ、見ます?」
男「あ?今持ってるのか?」
女「ええ! いつ自分を売り込めるチャンスが
訪れるかわかりませんから。自慢のカットは数枚」
男「ほう。それは是非見せてくれ」
女「えー」
男(お前自分で今見ます?って……)
女「どうしてもみたいって言うなら
〝このいやらしい雄犬にいやらしい絵を見せてください女様〟
って言って私の足を舐めてください」
男「……」
女「……」
女「……冗談ですよ冗談」チェッ
男「そうか。冗談なら早く足とデジカメを下げろ」
……
女「ほい、どうぞ」
男「お。おう。すごい量だな……」
女「厳選の3百枚です。残りはカバンの中に」
男「……数枚じゃなかったのか」
女「ええ。量だけは描くようにしてます。
上手くなるには量を描けとスレッドで……」
男「スレッド……」
女(先生……スレって言葉だけで欝になるほどに……
こいつは重症だ……)
男「うまい……うまいがなんか……不自然だな」
女「不自然?といいますと」
男「いや、なんというかエロくないというか
動いて見えないというか」
女「……!! 」
男「あ、すまん偉そうに。いや、うん普通に上手いと思……」
女「それだ……!!」
女「私、インターネットとか写真とか雑誌とか
そういうものの模写しかやってないんです」
男「……そうか」
女「こう、ナマをちゃんと見てデッサンするっていう、そういう練習が
必要だったんですよ」
男「……まあ、そうだな。間接がどう動くとか
どういう動きするとかは直接見ないと……」
女「そうでしょ?」
男「そういう点ではやっぱ目で見て描くのは
いい練習になるかもな」
女「そうでしょうとも」
男「で……その鏡はどっから持ってきたんだ」
女「あ、気にしないで。先生は仕事を続けてください」
男「……」
男(……仕事してくれ……)
女「こう……ここから指がこう入って……もみゅっと……」
男「……何してんだよ」
女「おっぱいを揉まれているシーンを
実演しそれを鏡で見つつ描く練習しています」
男「OK、家に帰って自宅で一人でやろうか」
女「ここがこうしわが出来て……うーん、難しい……」
男(もういいや……こいつのことは放っておこう……)
男「……」カリカリ
女「……難しい、なかなか……うーん……」
男「……」ケシケシ
女「……なんでうまくいかないのか……おかしいな……」
男「……」
男「左手で揉んで……右手で描けばいいんじゃないか」
女「あっ……あぁ……なるほど」
男(……気づいてなかったのか)
女「あー。でも……なんか違う……」
男「……」カリカリ
女「……」ジイー
男「な、なんだよ……」
女「先生はなんで童貞でおっぱいもないのにこんなに
上手にエロ生々しく描けるんですか」
男「知らんがな……」
女「それっ」
わしっ
男「うおお!!」
もみっ……もみっ……
女「うーむ……」
男(……なんだこれ……何故俺が胸を揉まれている……)
女「違う……私が求めているおっぱいは
こんなに硬くない……もっとこう……やわらかくて……」
男「なんだそりゃ……自分のを揉めばいいだろう……」
女「はーあ……
先生、もうちょっと太ったほうがいいですよ」
男「……」
……
女「ふあああ……」
男「……」カキカキ
女「眠いと思ったらもうこんな時間ですよ先生」
男「……そうだな」カキカキ
女「二人っきりで初めての朝を迎えましたね」
男「そうだな」カキカキ
女「……」
女「寝ないんですか、先生」
男「眠いなら寝ていいぞ。なんとか間に合いそうだし。
俺もこれが終わったら寝る」ケシケシ
女「いえ、今日はだいぶサボりましたし終わるまで頑張りますよ」
男「そうか」カキカキ
女「……」ベタベタ
男「……あ」
男「そうだお前、これからどうすんだ? 」
女「しばらくこちらで働かせていただく予定だったのですが。
なんですか、来て一日でクビ宣言ですか」
男「違う、今日の話だ。帰るのかそれとも」
女「泊まっていきますよ」
男「……」
女「……帰れと?」
男「……生憎、前のアシ(男)が使ってた汚い布団しかないぞ……」
女「では、毛布をいただけば私はそれで」
男「ソファーで寝るのか?」
女「いえ。……よいしょっと」
女「ふう」
男「ちょっと待て……何故俺の股に……」
女「おやすみなさい先生。ぐう」
男「おいこら……まだ原稿は途中だぞコラ……」
男「……おいこら。起きろよ」
女「……ぐう」
男「……ああもう最悪だ……
椅子の構造上こいつをどかさないと俺は移動すら出来ない……」
男「しかしこいつは起きる気配が……」
女「くう……zzz」
男「しかし……女の髪っていい匂いすんな……」
女「……」ムニャムニャ
男「……」
男「……はっ」
男「何考えてるんだ俺は……
おいこら、起きろ、おい。起きろって」
女「……ゃあー。変なとこさわらないでくださいよぉ」
男「さわってねえよ!」
女「もう……変態……でも……声でちゃ……」
男「これは……寝言……だよな……?
寝言……目閉じてるしな……寝てるんだよな?」
女「……ぎゅー」ギュウ
男「……!!!……だ……抱きつくなおい……」
女「……ムニャムニャ」
男「おきてるだろ、おい、こら」
女「……ぐー」zzz
男「離れ……く、くそ、お前ノーブラだろうが……!
これは余裕でアウトだ……!! あ……アウアウ!! 」
女「……」zzz
男「……やわらかいな……」
男「……寝てるなら、あれか……無理やり引き剥がしても……
起こしたら悪いしな……うん……」
男「ふうう……」
女「……」zzz
男「……どうするか……こいつ」
女「……ぐー」
男「ちょっと頭が弱いとこはあるし……
ちょっとドジだし……仕事は妨害するし……」
男「確かに可愛いとこはあるけど……」
女「……」zzz
プルルルルル
男「……あ、担当からだ」
男「あ、もしもし担当?」
男「あ。新しいアシスタント来ましたよ」
男「えー…」
男「はい……まあ……無いですね」
男「はい、普通に無いです」
男「はい、また募集お願い……。はい、すいません
いえ、はい、またお願いします。うん。じゃあ、はい」
男「ふう……」
おわり
~数ヶ月後~
男「……で、俺はお前をクビにしたはずなんだが」
女「確かにクビにされました」
男「なぜ俺の家に居座っているんだろう」
女「そりゃあ……」
女「私たちが結婚したからに決まってるじゃないですか」
男「あ、そうだったな。アハハハ」
男「……」
男「あ、もしもしおまわりさん?なんか変な女が……」
女「まあまあ落ち着きましょう男さん。
落ち着いて受話器を置きましょうか、ね」
BAD END
1はよく頑張ったよ
乙
>>1乙
やっと寝れる!
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誰も見なくていい幼女「まぁ、頭でも撫でていきな」ぬこ「あーあ… あたしが人間の女の子だったらにゃぁ」男「…願いを叶えてくれるのか?」猫「にゃー」俺が美少女だったらお前たちにご奉仕してやるのに・・・侵入女「え、えへへ。始めまして。ストーカーです」
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姉汁
絵師:ID:l6Xp+y5e0 腐女子彼女。
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