アーニャ「……ヒック」ポロポロ
ガチャ
ジノ「よう!……ってどうしたんだアーニャ!?」
アーニャ「ジノ……」
ジノ「何か食べ物にでも当たったのか?! それともアーニャがとっておいたプリン食べたのばれちゃったのか?!」
アーニャ「ジノ……」
ジノ「なるほど、ブログがねぇ」
アーニャ「ジノ何か知らない?」
ジノ「いや全く」
アーニャ「……そう」
ジノ「そんなに大切な物だったのか?」
アーニャ「……うん」
アーニャ「……」
アーニャ「……うぅ」
ジノ「な、泣くなよ……」
コンコン ガチャ
スザク「やあ!入るよ」
スザク「……って、何しているんだジノ!!」
ジノ「え?」
スザク「いやぁ、ごめんごめん! てっきり2人がおかしなことしてると勘違いしちゃったよ」
ジノ「……まったく。俺とアーニャはおかしなことするような仲じゃないって」
アーニャ「……」
スザク「あはは、それもそうか!」
アーニャ「……」
ジノ「そうだって」
アーニャ「……何、おかしなことって」
スザク・ジノ「え!」
アーニャ「何?」ズイ
スザク「それは……き、きっと楽しいことだよ!ね、ジノ!」
ジノ「お、おう」
アーニャ「……それじゃわからない。要点を400字以内で」
ジノ「そんなことより!一応スザクにも聞いておいたらどうだ、アーニャ」
スザク「そうか……アーニャのブログが……」
アーニャ「スザク何か知らない?」
スザク「……ごめん」
アーニャ「……そう」
ジノ「うーん、手詰まりかぁ」
スザク「そうでもないよ、ジノ」
アーニャ「!」
スザク「僕に考えがある」
アーニャ「……どういうこと、スザク」
スザク「僕の脳をフルスロットルで高速回転したところ1つの推理が浮かんだ」
アーニャ「……ごくり」
ジノ「すげぇなスザク! で、結論はどうなんだ?」
スザク「そう急がないでよ。いいかい、アーニャのブログの存在を知る者はそう多くない」
スザク「そしてこの入学して間もない時期だ。つまり……」
アーニャ・ジノ「つまり……?」
スザク「犯人は生徒会メンバーの中にいる!」
アーニャ「生徒会……」
ジノ「おいスザク、これは少し酷くねえか?」
スザク「分かってるさ。でもこれしか考えようがないんだ」
アーニャ「……会長は卒業、リヴァルはそんなことする人じゃない。でも……」
スザク「そう……ルルーシュだ……」
アーニャ「……ルルーシュ」
ジノ「どうしてルルーシュが出てくるんだ?」
スザク「その理由は、言えない。でもルルーシュが一番怪しいのは確かなんだ」ギリ
ジノ「だとよ。どーするアーニャ」
アーニャ「……」
アーニャ「……明日、直接聞く」
3年教室
アーニャ「……ルルーシュ、いない」
女生徒A「ねえ、見たところ中等部の子だけどここに探し物?」
アーニャ「……うん、ルルーシュ君を」
女生徒A「ルルーシュ君?それならさっきトイレの方角にいった気がするけど」
アーニャ「……ありがとう」
女生徒A「? どういたしまして」
男子トイレ
ルルーシュ「早くナナリーが幸せに暮らせる世界を創らなければ」
ルルーシュ「ナナリー、ナナリー……!」
アーニャ「おはよう、ルルーシュ君」
ルルーシュ「ああ、おはよ……ん?」
アーニャ「おはよう」
ルルーシュ「ほわあっ!?」
カシャ!
アーニャ「……驚いた顔、記録」
ルルーシュ「どうしてアーニャ様が男子トイレに!」
アーニャ「アーニャでいい」
ルルーシュ「分かった……じゃなくて!」
アーニャ「?」
ルルーシュ(こんな場面を見られでもしたら俺はシスコンの上ロリコンのレッテルを……)
ルルーシュ「話があるならついて来てください」
ガチャ
ルルーシュ「ここなら誰にも聞かれることはない」
アーニャ「……どうして、屋上?」
ルルーシュ「ああ、これは癖なので気にしないでくれ」
ルルーシュ「それで、なんです?話って」
ルルーシュ「……」
ルルーシュ(くだらない!心配して損をした気分だ!)
ルルーシュ「それは、残念だったですね……」
アーニャ「ルルーシュ、何か知ってる?」
ルルーシュ「いや、力になれそうもないな」
アーニャ「……そう」
ルルーシュ「でも何故俺が犯人だと?」
アーニャ「推理した人がいた。名前は言えない」
ルルーシュ「……そうですか」
ルルーシュ(スザクめ!)
アーニャ(……これでまたふりだし。スザクは役に立たない)
ルルーシュ「……」
ルルーシュ「……俺の考えで良ければ聞かせますけど」
アーニャ「!」
アーニャ「教えて」
ルルーシュ「簡単なことですよ。犯人はブログに載せられた画像が他人に見られたくなかったのだろう」
アーニャ「……なるほど」
アーニャ(さすがルルーシュ。スザクとは違う)
ルルーシュ「それじゃ俺は行きますよ」
アーニャ「……ありがとう、ルルーシュ君」
ルルーシュ「いえ。あと、こんなことはもうやめてくださいね」
バタン
アーニャ「……」
アーニャ「……嫌われた?」
カチカチ、カチカチカチ
ガチャ!
ジノ「おっす!」
アーニャ「……」
カチカチ、カチカチ
ジノ「何してんだ?」
アーニャ「……記録。今までの」
カチカチカチカチ
ジノ「で、どうだった?」
アーニャ「……ルルーシュじゃなかった。でもヒントをくれた」
ジノ「なるほどね。確かにアーニャは何でも撮っちゃうからな」
アーニャ「……」
カチカチカチカチカチカチ
ジノ「ん、アーニャ、もしかして不機嫌?」
アーニャ「……別に」
カチカチ、カチカチカチカチ!
ジノ(打つスピードがいつもよりワンテンポ早い! これはかなり不機嫌だぞ)
ジノ「なあ、何があったか知らないがアーニャの悩みなら何でも相談に乗るぞ」
カチカチカチカチ ピタ
アーニャ「……ありがとう、ジノ」
アーニャ「……実は」
ガチャ!
スザク「やあ!2人とも揃ってるね」
アーニャ「……」
スザク「? どうしたんだい?」
ジノ「何でもないさ。スザクこそどうしたんだ?」
スザク「いや、仕事が思ったより早く終わって。2人の顔が見たかったのさ」
ジノ「全く、お前はいい奴だな!」バシバシ!
スザク「いてて……それで、結果はどうだったんだい、アーニャ」
スザク「やっぱりルルーs」
アーニャ「知らない」
カチカチカチカチカチカチ
すまん飯食ってくる。保守お願いします
ジノ「……という訳だ」
スザク「なるほど、ルルーシュの言うこともわからなくもないね……」
スザク「……」ギリッ
ジノ「あ、アーニャ俺も手伝うから見せてくれよ」
アーニャ「……ありがと」
スザク「あ! 僕も手伝うよ!」
アーニャ「……勝手にどうぞ」
ジノ「うわー、いっぱいあるな。あ、俺のまで」
ジノ「ちなみにいつ撮ってるんだ?」
アーニャ「……隙あらばいつでも」
スザク「アーニャ! 何で僕の写真は変な瞬間のしかないんだい?!」
アーニャ「……偶然」
スザク「嘘だ! 狙ってるとしか……ひどいよ!」
ジノ「どこから撮ってるんだ?」
アーニャ「……それは内緒」
ジノ「うーん、本人が見られたくなさそうな画像がありすぎて判断するのが難しい」
アーニャ「そうなの?」
スザク「自覚なしみたいだね」
ジノ「俺はむしろスザクが犯人な気がしてきたくらいだ」
スザク「違うよ! 確かに動機は十分だけど……」
ジノ「冗談だって……ん、なんだこれ」
ジノ「これってルルーシュの弟の……えっと」
スザク「ロロだ」
ジノ「でも何で男子トイレなんかで?」
アーニャ「入ったら偶然いたから記録した」
ジノ「あちゃー、これは犯人はロロかも分からんね」
スザク「条件も合うね! ロロはルルーシュの弟だし」
アーニャ「?」
アーニャ「……だめ? どうして?」
ジノ「そりゃあトイレを覗かれたら怒るだろ」
スザク「やり返したくなる気持ちも分からなくはないね」
アーニャ「?」
アーニャ「……」
アーニャ「!」
アーニャ「……なら、ルルーシュも」
ジノ「ルルーシュがどうかしたのか?」
ジノ「そりゃあトイレ覗かれちゃルルーシュも怒るさ」
スザク「今回ばかりは僕もルルーシュに同情するよ……」
アーニャ「……どうして?」
ジノ「そうだな、例えばアーニャがトイレにいたとする」
アーニャ「うん」
スザク「アーニャは女の子だから個室に座ってることになるね」
ジノ「それで……んー、スザクが何食わぬ顔で上から覗いていて挨拶をしてきたらどうするよ?」
スザク「えっ!」
アーニャ「怒る。隙あらばモルドレッドで踏む意気で」
スザク「ええっ!」
ジノ「まあ、そういうことだ」
アーニャ「……どういうこと?」
ジノ・スザク「えええっ!」
また少し離れる。30分くらいしたら戻ると思う
ジノ「とにかくダメなんだって」
アーニャ「だめ……」
ジノ「わかったか?」
アーニャ「……うん」
スザク「とにかく明日はロロに聞こうか」
アーニャ「1人で行く」
ロロ(なんだろう……ずっと誰かに付けられている気がする)
テクテク
てくてく
ロロ(やっぱり! 誰だろう?)
ロロ(兄さんだったら嬉しいけど兄さんはそんなキャラじゃないし)
ロロ(一番やりそうな会長は卒業したし)
ロロ(もう少し様子を見よう。もしかしたら気のせいかも)
ロロ(まだ付いて来る。いっそのこと振り返りたいけど……)
テクテク てくてく
ロロ(何だかすごい圧力を感じる)
ロロ(気づいていると気づかれたら終わり……何か変な感じ)
ロロ(一度止まってみよう)
テクテク ピタ てくてく ぴた
ロロ(バレてないつもり?)
テクテク てくてく
ロロ(しつこいな……もしかしたら悪戯ではない?)
ロロ(ついに人気のない場所まで来てしまった)
ロロ(……よし!)
ロロ「誰です?バレていますよ」くるり
アーニャ「おはよう、ロロ君」
ロロ「え!」
ロロ(ナイトオブ6!? 何故……まさか!)
ロロ「もう撮られませんよ」ササッ
アーニャ「……違う」
ロロ「え?」
アーニャ「……前はごめんなさい。もうしないから」
ロロ「ええ、分かればいいんです」
アーニャ(ジノがこう言えって言っていたけど……何で謝るんだろう)
ロロ「なら、何の用です?」
アーニャ「個人的な用事」
ロロ(重要なこと? 僕が騎士団にいることはバレていないはず)
ロロ(もしかしてバレた?バレたのなら……殺るしかない!)
ロロ(でもまた兄さんの約束を破ることに……)
アーニャ「!」
アーニャ「……」
カシャ!
アーニャ「悩んでる顔……記録」
アーニャ「……あ」
ロロ「言ったそばから撮らないでください!」
アーニャ「……ごめんなさい」
ロロ「まあいいですよ。撮るだけなんでしょう?」
アーニャ「?」
アーニャ(ブログを知らない?)
アーニャ「……またハズレ」
アーニャ「さようなら」
ロロ「ええ!」
アーニャ(……また手詰まり)
アーニャ(今はルルーシュと仲直りが先?)
アーニャ(……でも仲直りのしかたが分からない)
アーニャ「仲直り……」
コツン
アーニャ「?」
アーニャ「……雑誌?」
アーニャ「……」ペラ
コンコン ガチャ
ジノ「おっす!」
アーニャ「……」ペラ
ジノ「どうだった?」
アーニャ「またハズレ」
ジノ「そっか、残念だったな。ちなみに何してんだ?」
アーニャ「読書」ペラ
ジノ「珍しいな」
アーニャ「……」ペラ
アーニャ(ジノなら、仲直りの方法……)
アーニャ「……ねぇジノ」
ジノ「ん?」
ガチャ!
スザク「やあ!」
スザク「そっか違ったのか……」
アーニャ「……ねぇジノ」
ジノ「ん?」
アーニャ「仲直り、どうしたらできる?」
ジノ「仲直り? ルルーシュのことか?」
アーニャ「……」
ジノ「普通に謝ればいいと思うけど」
アーニャ「謝る……」
アーニャ「ジノ」
ジノ「ん?」
アーニャ「……ありがと」
アーニャ「じゃあ行ってくる」
スザク「待ってアーニャ!」ガシ!
アーニャ「……何、スザク」
スザク「危ないよ! 僕もついていく!」
アーニャ「何で?」
スザク「それは……ルルーシュ、だからだ」
アーニャ「?」
アーニャ(スザクは邪魔)
アーニャ(1人で行きたい。でもどうすれば)
アーニャ(……そうだ。本に書いてあった……)
~アーニャ脳内~
アーニャ「大事な用だから1人で行きたいの」
アーニャ「お願いスザク」
スザク「……わかった」
・
・
アーニャ(……いける)
アーニャ「スザク、これは大事な……」
スザク「やっぱりダメだよ!」
アーニャ「!」
スザク「アーニャはラウンズとはいえ女の子なんだよ! 絶対に離さないからね!」
アーニャ(この反応は予想以上……)
作戦その2
アーニャ「離して!」バシ!
スザク「うわっ」
アーニャ「私、しつこい男の人って大嫌いなの」
スザク「でも……」
アーニャ「私、あなたよりルルーシュの方がタイプなの」
スザク「ふえぇ……」
アーニャ「じゃあね、さようなら」
・
・
アーニャ(……完璧)
アーニャ「……スザク離s」
スザク「絶対1人じゃ行かせないよ!」
アーニャ「……」
アーニャ「……スザク、痛い」
スザク「あ、ごめん」
アーニャ(……今)
パシ、ダッ!
スザク「あ、待って!」
ジノ「何だこの本」ひょい
ジノ「……こんなものどこで拾ったんだアーニャの奴?」
ルルーシュ「ふふ、不思議だな」
ルルーシュ「俺は幻覚を見ているようだ」
C.C.「独り言か?気持ち悪いぞルルーシュ」
ルルーシュ「誰のせいだと思っている!この部屋はなんだ!?」
C.C.「? ルルーシュの部屋だ」
ルルーシュ「じゃあこの散らかりようはなんだ! どうしたら部屋にいるだけでこうも散らかせる!」
C.C.「私は魔女だからな」
ルルーシュ「くっ……もういい」
C.C.「ああそうだルルーシュ」
ルルーシュ「何だ?」
C.C.「このインターネットというやつ、最近見つけた私のお気に入りのページに繋いでくれないのだが」
ルルーシュ「俺が知る訳ないだろう……ん、このページどこかで」
ピンポーン
ルルーシュ「おや? 誰か来たようだ」
C.C.「今咲世子はいないぞ」
ルルーシュ「分かっている俺が行く」
アーニャ「……呼び鈴、鳴らしたけど何を言うか考えてない」
アーニャ「どうしよう」
アーニャ「出会い頭に謝るのはおかしい?」
アーニャ「……」
アーニャ「早く決めないと。あの本を参考に」
~アーニャ脳内~
ガチャ
ルルーシュ「いらっしゃい……あれ、アーニャじゃないか」
アーニャ「あの……こんばんは、ルルーシュ君」
ルルーシュ「こんばんはアーニャ。何の用かな?」
アーニャ「えっと、この前の屋上のことなんだけど……」
アーニャ「ごめんなさい……」
ルルーシュ「いいよ、それにわざわざ謝ってくれなくても」
アーニャ「でも」
ルルーシュ「それに俺の方こそ怒ったりして悪かった」
ルルーシュ「これからは遠慮せずどんどん俺を撮ってくれ!」
ルルーシュ「ちなみに俺は貧乳派だ愛してる」ガバッ!
・
・
アーニャ「……完璧」
アーニャ「……シミュレーションは完璧。後は待つだけ」
アーニャ「決まってしまうと今度は待ち遠しい」
ルルーシュ「はい、今開けます」
アーニャ「!」
ガチャ
ルルーシュ「ん?」
アーニャ「……こんばんは、ルルーシュ君」
ルルーシュ「あ、ああ……」
ルルーシュ(何故アーニャがここに?もしや俺の核心に迫ったのか?)
ルルーシュ「な、何の用かな……?」
アーニャ「個人的な用。この前の続き」
ルルーシュ(この前? もしや俺の幼少期の写真のことか?)
ルルーシュ(俺が皇族であることがバレた? やばいぞ……)
ルルーシュ「……」
アーニャ「?」
すまん少し休む
再開
>>274 アーニャ(……予定通りに進まない)
アーニャ(残念。少しだけ)
ルルーシュ(ここは無理にでも逃げるしかない)
ルルーシュ「すまない、用事があるんだ。悪いけどまた今度にしてくれないかな?」
アーニャ「それは困る」
ルルーシュ「俺も困るんだ!」ダッ!
アーニャ「……逃げた?」
ルルーシュ「俺としたことが外に逃げ出すとは……」
ルルーシュ「早く中に戻って引き籠もろう」
ゴゴゴゴ……
ルルーシュ「ん、なんだ……」
モルドレッドアーニャ「待って」
ルルーシュ「ほわぁっ!?」
ルルーシュ(やはり俺を捕らえに来たのか!)
ルルーシュ「簡単には捕まらんぞ……」ゴソゴソ
便利スイッチ ポチッ
ルルーシュ「開け、回転扉!」
モルドレッドアーニャ「!」
モルドレッドアーニャ「……壁に消えた?」
IDちげーよ
>>459 接続切ったからID変わった
ルルーシュ「ぜぇ……ぜぇ……」
ルルーシュ「……ふぅ、こんな時のために非常扉を作っておいて正解だったな」
ガチャ!
C.C.「どうしたルルーシュ、慌てても良いことなどないぞ」
ルルーシュ「今すぐここを出るぞ。俺の秘密がバレたかもしれない!」
C.C.「ほう、大変だな。それとこのインターネットだけどな」
ルルーシュ「そんなことはどうでもいい!」
C.C.「どうでもよくない。これは私の最近のお気に入りなんだ」
C.C.「えっとほら、ブログというやつか」
ルルーシュ「ん? 待てC.C.詳しく話してみろ」
C.C.「なんだいきなりおかしな奴だな」
ルルーシュ「いいから」
C.C.「この中身か? お前の学校の人間の写真がいっぱいあったぞ」
ルルーシュ「見れなくなったのはいつだ」
C.C.「つい数日前に決まっているだろう? 馬鹿かお前は」
ルルーシュ(やはりこいつが言っているのはアーニャのブログ……)
ルルーシュ(俺は何か大きな勘違いをしている気がしてきたぞ)
ルルーシュ(個人的な用……この前……屋上……はっ!)
ルルーシュ(もしやアーニャは謝りに来ただけ?)
ルルーシュ「おいC.C.そのページで何か弄ってないだろうな?」
C.C.「ああ、なんかずっと色々押してたらおかしくなった。ページが」
C.C.「私は時間だけはたくさんあるからな!」
ルルーシュ「お前のせいか!」
モルドレッドアーニャ「……」
モルドレッドアーニャ「……何で逃げる?」
モルドレッドアーニャ「……私が嫌いだから?」
モルドレッドアーニャ「……」
モルドレッドアーニャ「……それは嫌」
ピピピピ……
モルドレッドアーニャ「熱源反応……2人……どっちかがルルーシュ」
モルドレッドアーニャ「もう1人は誰?」
モルドレッドアーニャ「……見れば分かる」
ゴン! ガラガラガラ
C.C.「おい、今何か音が」
モルドレッドアーニャ「おしまい。鬼ごっこは」
ルルーシュ「壁を壊して接近だと? もうすぐそこに」
C.C.「おい何が起こっている」
ルルーシュ「お前のせいで大変なことになっているんだよ!」
ルルーシュ「アーニャは常識に欠けている。4連ハドロン砲を撃ってきかねんぞ」
C.C.「冗談じゃないぞ! 跳ね返せルルーシュ!」
ルルーシュ「できるか!」
ルルーシュ「仕方ない。お前を売るぞ」
C.C.「なっ!裏切る気か!?」
ルルーシュ「ふふははははっ! 世の中自分が全てなんだよ! そしてナナリー!!」
ルルーシュ「せいぜいアーニャに踏まれるがいい!」
C.C.「私が死なないと思って好き勝手言うな!」
ガタン!
モルドレッドアーニャ「見つけた」
アーニャ「逃げちゃだめ、ルルーシュ」
ルルーシュ(ナイトメアから降りた? 攻撃する気はなかったのか)
ルルーシュ「何だろう、さっき気付いたのだが俺は勘違いをしていたみたいだ。すまない」
アーニャ「……その人は誰?」
C.C.「!」
ルルーシュ「えっと、その……アーニャのブログの犯人だ。隠していてすまない」
アーニャ「!」
アーニャ「……本当に?」
ルルーシュ「そうだ」
アーニャ「……どうして?」
C.C.「わ、悪気は無いんだ」
C.C.「ただ、面白かったからお礼にコメントというところを押し続けていたらだな……」
アーニャ「!」
アーニャ「……」
アーニャ「……ありがとう」
C.C.「え?」
アーニャ「その気持ちが嬉しい」
C.C.「お…おお……一緒にピザパーティーをしよう! 待ってろ!」ダダッ
アーニャ「?」
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