(*‘ω‘ *) 猫と恩返しのようです -5日目の終わり-
- 2008/11/26
- 10:43
(*‘ω‘ *) 猫と恩返しのようです
これでもう寝落ちの心配は無いはず!
という訳で再開します、皆様に感謝感謝。
という訳で再開します、皆様に感謝感謝。
川 ゚ -゚)「こんな所で何をしてるんだ? ワカッテマス」
( <●><●>)「貴女がここにいるだろうと思って、やってきました」
川 ゚ -゚)「ふむ、何か用か」
( <●><●>)「ええ」
学校の昼休み、ちょうどハインとちんぽっぽが出会っている頃、ワカッテマスはワカッテマスで問題を抱えていた。
川 ゚ -゚)「大した物は無いぞ、図書室だからな」
昼休みの図書室は、図書委員のクーと、クーに会いに来たワカッテマスしかいない。
( <●><●>)「最近、困ってるんです」
川 ゚ -゚)「kwsk」
( <●><●>)「何て言えば良いのでしょう、自分でも自分がよく分かりません」
川 ゚ -゚)「お前名前の割にそんな事言うなよ……」
( <●><●>)「良いじゃないですか……」
( <●><●>)「気になる人が、いるんです」
川 ゚ -゚)「ふむ、女か」
( <●><●>)「そうですけど……最初はただ心配なだけだったのに、段々放っておけなくなって……」
川 ゚ -゚)「ほう、実に興味深い」
(;<●><●>)「からかわないで下さいよ……でも、その人とはまだ会ってから一週間も経ってないんです」
川 ゚ -゚)「だから?」
( <●><●>)「だから……まあ何だか自分がおかしくなったんじゃ……」
クーには、言いたくても言ってやれなかった。
それはもう、その人の事が好きなんだ、と。
しかしクーはその反面、無自覚であろうと人を好きになったワカッテマスに、嬉しさが込み上げた。
川 ゚ -゚)「よし、お祝いだ」
(;<●><●>)「はっ?」
川 ゚ -゚)「だからお祝いだ、小岩井じゃないぞ」
(;<●><●>)「そ、そういう問題では……」
川 ゚ -゚)「じゃあ今日お前ん家な」
(;<●><●>)「え、ちょっクーさん!?」
クーがそう言って帰ろうとした瞬間、予鈴が鳴った。
川 ゚ -゚)ノシ「んじゃまた」
(;<●><●>)「……」
ワカッテマスは一人取り残され悶々としていた。
从#゚∀从「ちんぽっぽちゃん待ってー!」
(;*‘ω‘ *)「いっいいいいやですっぽー!!」
ハインは猫撫で声でチェーンソーを振り回しちんぽっぽを追い掛けていた。
昼間なので人通りの少ない住宅地はハインにとってまさに絶好の場所。
从#゚∀从「ちょっと消すだけだからさー! 良いよねー!?」
(;*‘ω‘ *)「良くないですっぽ――!! しかもそれ消すっていうか殺す方面ですっぽ!!」
(;*‘ω‘ *)「そ、それに私は恩返ししなきゃいけないんですっぽ! まだ消える訳にはいかないんですっぽー!」
从#゚∀从「恩返しィ!?」
(;*‘ω‘ *)「そ、そうですっぽ! ワカッテマスさんがいなかったら死んでたんですっぽ!」
从#゚∀从「…………」
ちんぽっぽが振り返って止まる。
ハインもチェーンソーを持ちながらその場で止まった。
(;*‘ω‘ *)「そ、それに今日やっと気付いたんですっぽ! 私はワカッテマスさんが好きなんだって!」
从 ゚∀从「……」
(;*‘ω‘ *)「だ、だけどワカッテマスさんは私の事覚えて無いし、あと三日四日くらいしか時間が無いんですっぽ…………」
从 ゚∀从
从 ;∀从 ブワッ
(;*‘ω‘ *)「!?」
从 ;∀从 イイハナシダナー
(;*‘ω‘ *)「……え?」
从 ;∀从「感動したっつってんの! オレは感動した!」
何か急に泣き出した閻魔様。
案外涙脆い良い奴なのかもしれない。
ハインはチェーンソーをしまうと、ちんぽっぽの肩をがしっと掴んだ。
从 ;∀从「よし! 頑張れよ!」
(;*‘ω‘ *)「は、はいっぽ」
从ぅ∀从 ゴシゴシ
从 ゚∀从b「じゃあ閻魔様はいつも何処かから見守っているぞ! さらば!」
(;*‘ω‘ *)「えっ!?」
じゃあ何で来たんだよ、と突っ込みそうになった時。
从 ゚∀从「と言いたいところだが腹が減った! ちょっと何か食わせて!」
(;*‘ω‘ *)「えー…………」
(*‘ω‘ *)「……どうぞっぽ」
从 ゚∀从「おー、林檎だ!」
(;*‘ω‘ *)(これしか作れないとは言えないっぽ)
从 ゚∀从「いっただっきまーす!」
結局ちんぽっぽはハインを家に呼ぶはめになった。
しゃくしゃくと林檎を頬張るハインを見て閻魔様って自由だなと感じる。
从 ゚∀从「はー食った食った、ありがとー」
(;*‘ω‘ *)(食べるの早いっぽ……)
从 -∀从「さて、閻魔様はさっさと去るとしようじゃないか」
時は既に三時、学校もそろそろ終わる頃である。
ワカッテマスもきっともうすぐ帰って来る。
(;*‘ω‘ *)(出て行こうって決めたのに結局これだっぽ…………)
从 ゚∀从「……お?」
と、ハインが玄関のドアを開けるとそこには学校から帰ってきたワカッテマスとクーがいた。
( <●><●>)「……ど、どちら様で……」
川 ゚ -゚)「お祝いだお祝いだー……って誰だ」
从 ゚∀从「え、閻魔様かなー?」
从 ゚∀从(ん? この男の方がワカッテマスか?)
从∀゚ 从「ちんぽっぽー、こいつがお前の好きなワカッテマスー?」
(;*‘ω‘ *)「ちょっ、ハインさん!」
(;<●><●>)「は?」
川 ゚ー゚)(なるほどな)
从∀゚ 从「あ、その反応は当たりかー!」
从*゚∀从b「初めまして! 閻魔様ことハイン様です! よろしくな!」
(;<●><●>)「は、はあ……」
川 ゚ -゚)「ああ、よろしく」
从 ゚∀从「ではお邪魔虫は華麗に去って行くんだぜ! またな!」
そう言うとハインは家から飛び出して行った。
(;<●><●>)「え、あの人何しに来てたんですか……」
川 ゚ -゚)「いやあ面白い人だったな」
(;*‘ω‘ *)「ちょ、ちょっとそこでばったり出会って昼飯をご馳走したんですっぽ……」
(;<●><●>)「閻魔様とばったりって……」
川 ゚ -゚)「……さて、どうやらお祝いは今度になりそうだ、またな」
( <●><●>)「え? い、いや有り難いんですが……」
川 ゚ -゚)「有り難いとは失礼な……しかし私はそれでも帰る、急用ってやつだ」
(;<●><●>)(今日は厄日なんだか何なんだか……)
川 ゚ -゚)「じゃ、またな」
クーはこの後の二人に期待しながら、ハインと同じ様に去って行った。
( <●><●>)「で、結局残されたのは私達二人と……」
(;*‘ω‘ *)「…………」
(;*‘ω‘ *)「きゅ、急に出て行っちゃってごめんなさいっぽ……」
(;<●><●>)「い、いえ気にしてませんよ……無事で何よりですが」
(;*‘ω‘ *)
(;<●><●>)
玄関先の沈黙。
お互い何を話せば良いのやら、と必死で思考を巡らせる。
(*‘ω‘ *)「……ワカッテマスさんおかえりなさいっぽ」
( <●><●>)「ただいま、ちんぽっぽさん」
五日目終わりです、もう本当色々駄目かと諦め掛けてた……。
もうちょっとしたら六日目投下します、今日で終わるのかすっごい不安。
もうちょっとしたら六日目投下します、今日で終わるのかすっごい不安。
猫と恩返しのようですまとめ
第1話:(*‘ω‘ *) 猫と恩返しのようです
http://lovevippers.blog.2nt.com/blog-entry-288.html
第2話:(*‘ω‘ *) 猫と恩返しのようです-綺麗になった部屋-
http://lovevippers.blog.2nt.com/blog-entry-289.html
第3話:(*‘ω‘ *) 猫と恩返しのようです -雨は止まない。 -
http://lovevippers.blog.2nt.com/blog-entry-290.html
第4話:猫と恩返しのようです -モヤモヤした気持ち-
http://lovevippers.blog.2nt.com/blog-entry-291.html
第5話:(*‘ω‘ *) 猫と恩返しのようです -ハインリッヒ高岡-
http://lovevippers.blog.2nt.com/blog-entry-292.html
第6話:(*‘ω‘ *) 猫と恩返しのようです -5日目の終わり-
http://lovevippers.blog.2nt.com/blog-entry-293.html
第7話:(*‘ω‘ *) 猫と恩返しのようです -6日目の終わり-
http://lovevippers.blog.2nt.com/blog-entry-294.html
第8話:(*‘ω‘ *) 猫と恩返しのようです -エンディング-
http://lovevippers.blog.2nt.com/blog-entry-295.html
ラスト:(*‘ω‘ *) 猫と恩返しのようです -真・エンディング-
http://lovevippers.blog.2nt.com/blog-entry-296.html
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