父「ほら、サンタさんからのクリスマスプレゼントだぞ」
母「ちょうど電信柱の所で見つけた捨ておにいちゃんよ」
兄「えっと……はじめまして」
妹「おにいちゃん…」
兄「あっ、はい…一応そう言う事になるんでしょうか?」
妹「そうだよ!あなたは私のおにいちゃん、それで私が妹」
兄「きみが妹…」
妹「はじめまして♪」
兄「はい…よろしくお願いします」
妹「おにーちゃーん!ご飯だよー!!」
兄「はい、すぐに行きます」
――タッタッタッ…
妹「えっと、これがおにいちゃんの茶碗ね」
兄「……あれ?おじさんとおばさんは…」
妹「ん?お父さんたちは仕事だよ?」
兄「そうなんですか」
妹「ほとんど家に帰ってこないけどね。お正月も海外で家にいないし」
兄「それは淋しいですね…」
妹「そんな事ないよ。私にはおにいちゃんがいるし♪」
兄「でもやっぱり……」
妹「それにお母さんがいると部屋がびしょびしょになるんだもん」
兄「それは大変ですね」
妹「そだっ!おにいちゃんは何か好きな物ある?」
兄「僕はお米さえあれば満足ですけど…」
妹「お米…?」
兄「はい。贅沢を言うなら…たくわんがあれば最高です」
妹「たくわん……ハンバーグとかは?」
兄「!!と、とんでもないです!そんな上流階級の人間にのみ許された食べ物…!」
妹「じょーりゅーかいきゅー?」
兄「つまり、僕のような人間には到底食べる事の出来ないものと言う事です」
妹「ふーん……じゃあ今夜はハンバーグね♪」
兄「!!このこ…ばけものか……!」
妹「そうと決まれば早速お買い物ね!」
兄「僕達だけでですか?」
妹「平気だよ。私、もう小学校でも高学年だもん!」
兄「立派ですね…僕がそれくらいの時は公園で鳩の餌を――」
妹「いこっ♪」
兄「はい」
妹「えっと、お肉お肉~」
兄「g98円……一人どれくらい食べるものなんでしょうか?」
店「そうだね、お兄さんなら200g~300g、そっちのお嬢ちゃんならその半分くらいかな」
兄「と言う事は…少なく見積もっても300円弱……!!」
妹「すみません、この和牛とアグー豚の合挽きミンチ400gください♪」
兄「なっ……!あの、そっちはg500円ゾーンですよ!!」
妹「へ?でも、こっちの方が美味しそうだから…」
兄「でもお金が……」
妹「大丈夫♪このカードがあれば何でも買えるんだって♪」
兄「そんなカードで肉が…?俄かに信じられません…」
兄「買えた……」
妹「ね♪言ったとおりでしょ?」
兄「すごいですね、どう言う仕組みなんでしょうか?」
妹「しくみは分からないけど…でもすごいでしょ♪」
兄「はい。きみは欲しい物は何でも買えるんですね」
妹「んー…そうでもないよ」
兄「?カードがあるのにですか?」
妹「うん…たとえばアレ」
兄「駄菓子屋さん?」
妹「うん。あそこはね、カードが使えないんだって」
兄「そうなんですか…」
妹「でもあの店には他では売ってないお菓子がいーっぱいおいてあるの!…だから一度食べてみたいなぁ…って」
兄「なるほど…」
妹「ただいまー」
兄「はい、おかえりなさい」
妹「あれ?一緒にお出かけしてたのに?」
兄「はあ…一応ただいまと言われたので」
妹「そっか……じゃあ、おかえりなさい、おにいちゃん♪」
兄「はい、ただいま戻りました」
妹「……あはは♪なんだか変な感じ」
兄「そうですね…なんだか変な感じです」
母「……っ!!」
父「ん?どうした?」
母「なんか知らないけど…濡れたw」
妹「おにいちゃん、パン粉取って」
兄「はい」
妹「牛乳いれてー」
兄「はい」
妹「卵いれてー」
兄「はい」
妹「抱っこして」
兄「はい」
妹「あとは焼いたら……はい、出来上がり♪」
兄「これが…ハンバーグ……!」
妹「トッピングで目玉焼きものせちゃうよー♪」
兄「もはや芸術の域ですね…」
妹「ごちそうさまー♪」
兄「まさか食べる描写がないとは驚きです」
妹「ねー」
兄「僕なんて口の中が黄金に光ってましたよ」
妹「うん、そのあと良く分からない事を言ってたもんね」
兄「すみません、ミスター味っ子世代で」
妹「ううん、美味しいならそれで良かった♪」
兄「はい、今まで食べた料理で一番美味しかったです!」
妹「えー♪そんなの大袈裟だよーw」
兄「いえ、少し前まで小石とか草を主に食べてましたから」
妹「じゃあ片づけちゃうね♪」
兄「はい」
妹「おにいちゃん、お風呂入ろー♪」
兄「あっ、すみません。僕から異臭がしましたか?」
妹「?なんだかよく分からないけど…夜はお風呂に入るんだよ?」
兄「毎日ですか?……でも冬場は冷たいですよ?」
妹「お風呂はあったかいよ?」
兄「お水なのにですか?」
妹「ううん、お風呂はお湯が出るよ」
兄「……あっ!そうでしたか!ずっと公園の噴水を使ってたので忘れてました」
妹「じゃあ一緒に入ってお風呂の使い方教えてあげる♪」
兄「はい、お願いします」
妹「暖房付けておいたからあったかいよ♪」
兄「本当ですね」
妹「えっと…これをこっちにひねるとお湯が出るの」
兄「奇跡ですね」
妹「で、体を流したらこの湯船につかる!」
兄「これだけあれば当分は飲み水に困らないですみますね」
妹「おにいちゃん、湯船…そっち座って♪」
兄「こう…ですか?」
妹「うん、それでね、こうして……私はおにいちゃん椅子♪」
兄「もたれかかって座ってるだけですけど」
妹「いいの……ふぃ♪良いお湯加減♪」
兄「極楽極楽です」
妹「おにいちゃん、背中流してあげる♪」
兄「そんな事したら死んじゃいます」
妹「ちがうよ~!背中を洗ってあげるって言ってるの♪」
兄「でも、僕は薄汚れた豚のように汚いですから」
妹「平気だよ!今だってこうやってひっついてるのに」
兄「それは僕の腐ったエキスをきみの澄んだ綺麗な――」
妹「もう分かったから椅子に座って!」
兄「こうですか?」
妹「うん!じゃあゴシゴシあらっちゃうからね~!」
兄「お手柔らかにお願いします」
兄「あの……大丈夫ですか?」
妹「ん?どうしたの?……ごしごし」
兄「いえ、汚水とか出てませんか?僕の体」
妹「おすい?…んー、良く分からないけど……綺麗になったと思うよ?」
兄「そうですか…大気汚染とか問題になってますからひやひやしてました」
妹「じゃあ交代ね♪次は私の体洗って♪」
兄「分かりました。ごしごし洗いますね」
妹「わぁっ!ちょ、ちょっとまっておにいちゃん!」
兄「はい?」
妹「私、肌が弱いから手で洗って」
兄「了解しました」
妹「ふふ……あははっ、」
兄「はい、バンザイしてください」
妹「うん、バンザイ……あははっ!ダメっ、そこくすぐったい!あははっ、」
兄「こんな所でくすぐったがって……足の裏なんて洗ったら笑い死んじゃいますよ?」
妹「だ、だいじょうび!」
兄「だいじょうび?…すでに大丈夫じゃなさそうですが……」
妹「さぁ!どんとこいだよ!」
兄「じゃあ……こしょこしょ…」
妹「えぇ!?あっ、あははっ!だめっ、それ…ちがっ……あははッ、くすぐった…ぃ」
兄「なんだかお風呂って楽しいですね」
妹「た、楽しいけど、おにいちゃ、もう…あはっ、くすぐっちゃダメ~!!」
妹「はぁ……なんだか、サッパリしたけど疲れちゃったねw」
兄「そりゃあれだけ笑えば疲れますよ」
妹「もうー!お兄ちゃんがくすぐったりするからだよっ!」
兄「すみません、足の裏を見せられたのでつい」
妹「よーし、明日は私がこちょこちょしちゃうんだから!」
兄「返り討ちにしてやります」
妹「あーあ、早く明日になればいいのになー」
兄「そんな時は寝るのが一番ですよ。目がさめれば明日です」
妹「…………それもそうだね!さすがおにいちゃん、頭いい♪」
兄「それではまた明日、おやすみなさい」
妹「えっ…あ、うん……おやすみなさい、おにいちゃん♪」
妹「…………うーん」
妹「……うーん」
妹「…………」
妹「そうだ、おにいちゃんにお部屋の説明してあげなくちゃ!」
妹「そのついで!…そのついでに一緒に寝る事になることになるかもしれないから…」
妹「一応枕を持って……」
妹「うーん…でも、一人で寝れない子供扱いされるのもヤダなぁ……」
妹「何かいい考え…………そうだ!」
――コンコンッ…
兄「はい?」
妹「あ、あのね!あっちの私の部屋、雷がひどくて……だから寝れなくて…!」
兄「…そうですか。幸いコッチの部屋は晴れているのでよかったら一緒に寝ますか?」
妹「えっ?あ…そう…?んー…し、しかたないなぁ、おにいちゃんは。一緒に寝てあげる♪」
兄「はい、お願いします」
兄「それは?」
妹「これは私の枕!私、枕が変わると寝れないの」
兄「それは旅行とか大変そうですね。僕なんて段ボールさえあれb――――」
妹「おにいちゃんのお布団あったかい♪……えいっ!冷たい足をくらえ~!」
兄「いいんですか?そんな事して」
妹「え?なに……きゃっ、やっ…!あははっ、ダメっ!もうくすぐっちゃ……きゃははっ」
兄「不用意に足の裏を見せるからです。…それそれ」
妹「ご、ごめんなさい、あはっ…もう、許して、あははははっ」
兄「では許します」
妹「はぁ…はぁ……、も~!」
母「……ハアァ!!」
父「海外でも母さんのレーダーはビンビンだな」
妹「私、おこった!」
兄「怒らないでください」
妹「ううん、もうすっごく怒ってるんだから!」
兄「どうしたら許してくれるんですか?」
妹「だから……腕枕。…してくれたら機嫌治るかも…」
兄「でも、枕が変わると眠れないって…」
妹「してくれないならもっと怒るんだからっ!」
兄「怒った顔も可愛いですね」
妹「えっ!?…って、お世辞言ってもダメ~!!」
兄「では…すこし硬いかも知れませんがどうぞ」
妹「……うん!しかたないから許してあげる♪」
兄「仕方なくてすみません」
妹「すー…すー……」
兄「やれやれ…枕変わっても熟睡ですね」
妹「んにゃ…ちゃ……」
兄「ん?寝言ですか?」
妹「おに……ちゃん…」
兄「はい」
妹「お母さん……どうして…濡れる……」
兄「それは秘密です」
妹「むにゃむにゃ……お母さ…それ以上……家が……沈む…」
兄「さすがに見る夢のスケールも大きいですね」
妹「ん……んー…」
兄「おはようございます」
妹「あれ…?おにいちゃ……そっか、私寝ちゃったんだ」
兄「腕枕して30秒で夢の中でしたよ」
妹「うん、すっごくよく寝れたよ♪…もう枕が変わったら寝れないかも♪」
兄「君が良く寝れるならいつでも腕を提供しますよ」
妹「本当っ!?…って、おにいちゃんはいつまで私を『きみ』って呼ぶの?」
兄「…妹ちゃんとかの方がいいですか?」
妹「そうじゃなくて…名前で呼んでよ♪私の名前は霞!」
兄「霞ちゃんですか?」
妹「うん、ちなみにお母さんの名前は洪水だよ」
兄「ぴったりのお名前ですね」
妹「――でね、おばあちゃんの名前は濁流で、それからそれから…」
兄「きみの名前は普通で良かったですね…」
妹「ちがうよ!きみじゃなくて霞!」
兄「ああ…そうでしたね。霞はふつうの名前で良かったですね」
妹「うん!霞かびしょ子で迷ったらしいけど」
兄「本当に霞で良かったですね」
妹「ねぇねぇ!今日は何してあそぼっか♪」
兄「僕が霞くらいの時はもっぱら野草を食べ――」
妹「そうだ!ゲームしよう!」
兄「はい」
妹「えへへ、実はお父さんには内緒で買っちゃったんだ♪」
兄「それは……」
妹「零!」
兄「子供はやっちゃだめみたいな事書いてますよ?」
妹「おにいちゃんがいるから平気だよ♪」
兄「僕もまだ規定年齢を満たしてないんですが――」
妹「平気平気、二人足したら20歳以上だもん!」
兄「……そう言われればそうですね。…でも、怖いのをすると夜寝れなくなりますよ?」
妹「大丈夫だよ~!今日は一人で寝れるって約束するから!」
妹「はぁー…まだ心臓ドキドキいってる……」
兄「夢に出たとかで寝れなくなりますよ?」
妹「だ、大丈夫だもん!絶対今日は一人で寝れるもん!!」
兄「そうですか。では僕は部屋に戻りますね」
妹「う…うん……」
――――夜…
コンコン…
兄「だから言ったんです…」
妹「おにいちゃん…?」
兄「怖くて寝れないんで一緒に寝て良いですか?」
妹「おにいちゃんって怖がりなんだねw」
兄「あれを怖がらない方がどうかしてます…」
妹「よしよし♪私がおばけから守ってあげますからね~♪」
兄「子供扱いしないでください」
妹「ん?そんな事言っていいの?」
兄「なにがですか?」
妹「私あっちの部屋にいっちゃおうかなー♪」
兄「!!…お、落ち付いてください。二人でいた方が安全です」
妹「じゃあちゃんとお願いして♪」
兄「……一緒にいてください」
妹「あははっ、なんだかおにいちゃん…かわいいねw」
妹「おにいちゃん、まだ怖い?」
兄「!!…と、突然話しかけないでください」
妹「手……握っててあげる」
兄「是非お願いします」
妹「まだ震えてる……そんなに怖かった?」
兄「いえ…だいぶ平気です……」
妹「じゃあ…震えがおさまるまでギュってしてあげるね」
兄「く、くっついてた方が温かいですからね、別に怖いとかじゃなく、保温的な意味で――」
妹「うん…だからギュー!ってしてあげる!!」
――バキッ!!
兄「あの、すごくありがたいんですが……もう少し優しくお願いします…」
妹「ごめんなさい、緊張しちゃって…」
妹「……なんだかドキドキするね」
兄「はい、あのムービーは失禁ものでした」
妹「そうじゃなくて!…こう、ギュってしてたら…ドキドキしない?」
兄「はあ…特には」
妹「……」
兄「でも、」
妹「…?」
兄「霞はいい匂いがしますね」
妹「そうかな?……スンスン」
兄「それに、すごく柔らかいです」
妹「えぇー、私ふとってないよ?」
兄「はい…でも、女の子は柔らかいんだと思います」
妹「……私の体、気持ち良い?」
兄「はい」
妹「おにいちゃんの体は硬いね…♪」
兄「まださっきのゲームで……文字通り背筋が凍ってるんでしょうか?」
妹「うーん…なんて言うか……鍛えてて硬いって感じかな?」
兄「日々がサバイバルでしたから…」
妹「おにいちゃんが硬いから…私の体が柔らかくて気持ち良いのかな?」
兄「うーん…頭が混乱してきましたね」
妹「ねぇおにいちゃん、私の体…どこが一番柔らかい…?」
兄「そうですね…しいて言えば……ここでしょうか?」ムニッ…
妹「痛い痛い…ほっぺつままないで~!」
兄「僕の体はどこが一番硬いですか?」
妹「ここか…な……!」グニッ
兄「い、痛いです!腹筋上から二つ目もがないでください…!」
妹「んー…痛い……って、…あれ?もう朝…?いつの間に寝てたんだろう…」
兄「スピー…すぴー……」
妹「おにいちゃんはまだ寝てるのかぁ…昨日なかなか寝付けなかったのかな?」
兄「すー……」ギュッ…
妹「ん?…おにいちゃん、そんなに手を強く握ってたら私動けないよ?」
兄「すーすー……」
妹「本当に怖がりなんだから……あっ、そうだ」
妹「昨日の質問……私の一番柔らかい場所…ほっぺじゃなくて、」
妹「……んっ、ちゅ…」
妹「…………ぷはっ、…唇が正解と思うよ…?」
妹「……胸が唇より柔らかくなったら…今度は胸を触らせてあげるね♪」
兄「すかぴー……」
母「あなた、お水、このままじゃ脱水症状になるw」
そう言う事で夕飯作ったりしてくるっふふぁ
長時間ありがふっふぁ
妹「これはサンタさんに書いた手紙なんだから見ちゃダメだよ!」…続き
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最新おすすめスレです><【5:30】妹「お兄ちゃん……」【5:30】妹「お兄ちゃん……」後日談誰も見なくていい
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